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令和元年度 教育福祉環境委員会

 第2回委員会 (6月20日)
出席委員 勝村孝行委員長,新田茜副委員長,菱沼和幸委員,池田正文委員,小松豊正委員,玉造由美委員,石橋保卓委員
市執行部 【生活環境部】
生活環境部長(齋藤秀幸),次長兼水道担当(鈴木勉),参事兼まちづくり協働課長(武石誠),参事兼市民課長(鈴木利勝),参事兼水道課長(萩原勇),生活環境課長(田辺武弘),保険年金課長(武川俊郎),市民会館長(櫻井浩司)
【保健福祉部】
保健福祉部長(小倉俊彦),次長兼福祉事務所長(菊地正樹),参事兼高齢福祉課長(田村幸生),社会福祉課長(桜井信康),社会福祉課副参事人権推進担当(小河原修),こども福祉課長(萩原正晴),健康増進課長兼石岡保健センター所長(武井理江子),健康増進課長補佐兼地域医療対策室長(飯田昭憲)
【教育委員会事務局】
教育長(櫻井信),教育部長(豊崎康弘),次長(吉澤房江),参事学校統合担当兼学校教育担当(倉本明),参事兼教育総務課長兼学校統合担当(神谷一美),教育総務課副参事学校統合担当(細谷和彦),教育総務課指導室長兼学校統合担当(関美智子),生涯学習課長(廣瀬義人),文化振興課長(原田和宣),中央公民館長(宮部善仁),スポーツ振興課長(大久保英明),学校給食課長兼石岡給食センター所長(小林浩之)
議会事務局 庶務議事課主任(大石美智子)

勝村委員長)ただ今から,教育福祉環境委員会を開会いたします。
 本日の委員会は,令和元年度になり,初めて説明員として執行部に出席を求め,委員並びに執行部との情報の共有化,そして今後の円滑な委員会審査のため,開催するものでありますので,よろしくお願いいたします。
 それでは,最初に委員の自己紹介をいたします。
 初めに私から申し上げます。
 教育福祉環境委員会委員長の勝村でございます。よろしくお願いいたします。
 この後,各自自己紹介をさせていただきます。

新田副委員長)副委員長,新田茜です。よろしくお願いいたします。

菱沼委員)菱沼和幸でございます。よろしくお願い申し上げます。

玉造委員)玉造由美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

池田委員)委員の池田正文でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

小松委員)委員の日本共産党小松豊正です。どうぞよろしくお願いいたします。

石橋委員)委員の石橋保卓です。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)教育福祉環境委員会は,以上7名の委員でございますのでよろしくお願いいたします。
 本日の議題は,お手元の協議案件書に示すとおり,当委員会に付託されました議案の審査であります。本日の委員会の進め方でございますが,はじめに,付託された陳情の審査の陳情第一について現地調査を実施し,調査終了後に案件の審査を行いたいと思います。
 次に,本日の審査に当たり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしましたとおりであります。
 この際,お諮りいたします。本日の議題であります付託された陳情第1の審査の参考とするため,これより委員派遣による施設の現地調査を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 暫時休憩いたします。

―休憩(現地調査)―

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 これより議事に入ります。
 初めに,事務分掌及び執行体制についてを議題といたします。執行部においては,生活環境部,保健福祉部,教育委員会事務局の順に自己紹介とあわせて,説明を求めます。なお,発言は挙手によりこれを許します。
 初めに,生活環境部から説明願います。

生活環境部長)生活環境部長の齋藤です。昨年に引き続き教育福祉環境委員会の所管事務を担当しますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 私からは,生活環境部資料,生活環境部概要に沿って,ご説明させていただきます。
 表紙をお開きいただきまして,1ページは職員配置図でございます。生活環境課,まちづくり協働課,市民課,保険年金課,2ページに移りまして水道課,市民会館の5課1館体制で,昨年同様65名体制となってございます。
 続きまして,3ページから6ページにかけまして,各課の事務分掌となってございます。詳細につきましては,各担当課長から,自己紹介を兼ねて,ご説明申し上げさせていただきますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。以上です。

次長兼水道担当)4月の人事異動によりまして,生活環境部次長兼水道担当を拝命いたしました鈴木と申します。どうぞよろしくお願いをいたします。
 私の職務といたしましては,部長の補佐をはじめ,部の取り組むべき事業並びに部内各課の業務が円滑に遂行できるよう連絡調整を図り,適切な進行管理に努めてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼まちづくり協働課長)引き続き,まちづくり協働課長を務めさせていただきます武石と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 資料の1ページ目にお示ししております職員配置でございますけれども,まちづくり協働課の職員配置は,私,それから今年度から再任用職員である参事まちづくり担当1名が配置されているほか,課長補佐1名,係長1名,課員3名のかっこ5ということでお示ししておりますが,私と参事まちづくり担当を含めまして,総勢7人の体制で事務を執行しているところでございます。
 ページを送っていただきまして,3ページをご覧いただければと思います。3ページの下の欄から,次のページにかけまして,まちづくり協働課の事務分掌を示してございます。1市民憲章推進活動の支援に関すること,以下,全部で17項目が私どもの事務分掌となってございます。
 まちづくり協働課からは以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

参事兼市民課長)生活環境部参事兼市民課長の鈴木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは,お手元の資料に基づきましてご説明申し上げます。
 初めに職員配置でございますが,1ページをご覧下さい。上から三段目にございます市民課職員ですが,私のほか,課長補佐1名,係長2名,課員7名の計10名にて業務を遂行いたしております。
 次に,市民課所管事務分掌でございますが,資料4ページ目をご覧ください。記載のとおりでございますが,住民基本台帳事務,戸籍事務等18項目ございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼水道課長)4月の人事異動によりまして,生活環境部参事兼水道課長を拝命いたしました萩原と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 はじめに,資料2ページの上段をご覧ください。水道課の職員配置でございますが,私のほか,課長補佐1名,係長1名,課員6名の計8名により,八郷地区の上水道業務を行っております。
 続きまして,資料5ページの中段をご覧ください。水道課の事務分掌でございますが,水道事業の計画及び工事に関することからその他水道業務に関することまでの15項目でございます。
 以上が,水道課の職員配置及び事務分掌でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

生活環境課長)4月の人事異動で生活環境課長を拝命いたしました田辺でございます。
 初めに,資料1ページのほうをご覧いただきたいと思います。生活環境課の職員配置でございますが,私のほか,課長補佐1名,係長2名,課員7名,計11名により業務を遂行してございます。
 次に3ページをご覧ください。生活環境課の事務分掌でございますが,1環境美化及び環境保全の企画調整から23再生可能エネルギーに関することまでの23項目と24部の庶務に関することが事務分掌になります。
 以上が生活環境課の職員配置及び事務分掌でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

保険年金課長)保険年金課長の武川です。どうぞよろしくお願いいたします。
 初めに,職員配置でございますが,1ページをご覧ください。
 保険年金課は,私のほか,課長補佐2名,係長4名,課員16名の計23名で業務を遂行しております。         
 次に,保険年金課の事務分掌でございますが,4ページ下段から5ページをご覧いただきたいと思います。
 保険年金課の事務につきましては,大きく分けて4つございます。
 一つ目といたしまして,事務分掌の1番から9番の国民健康保険にかかる資格管理や給付,保険税の賦課徴収,保健事業などでございます。
 二つ目は,番号が重なりますが9番から11番の医療福祉費受給者の資格管理や医療費の支給など,自己負担分の一部を助成するマル福制度でございます。
 三つ目は,12番から15番の後期高齢者医療制度にかかる資格等の届け出や保険料の徴収,保健事業などでございます。
 四つ目は,16番から19番の国民年金にかかる資格の届け出や各種申請受け付けなどの業務でございます。
 保険年金課からは,以上でございます。よろしくお願いいたします。

市民会館長)石岡市民会館長の櫻井と申します。昨年に引き続きよろしくお願いいたします。
 それでは,市民会館の所管事務について説明させていただきます。
 まず最初に,お手元の資料の2ページをご覧ください。市民会館の職員配置でございますが,館長,課員1名の2名体制でございます。続きまして,5ページ目下段から6ページ上段をご覧ください。市民会館が所管する事務は事務分掌に記載されておりますとおり,市民会館の管理運営に関すること,他5項目となっております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,生活環境部については,終結いたします。
 次に,保健福祉部から説明願います。

保健福祉部長)保健福祉部長の小倉でございます。昨年度に引き続きましてよろしくお願いいたします。
 それでは,資料に基づきまして,令和元年度保健福祉部の概要についてご説明させていただきます。
 まず,1ページをお開き下さい。保健福祉部の組織図でございます。職員135人,内再任用職員5人で4つの課で構成されております。上から社会福祉課,高齢福祉課,こども福祉課,健康増進課でございまして,今年度から健康増進課内に地域医療対策室を設置しております。担当及び人員は記載のとおりとなってございます。
 職員配置図につきましては,2ページから4ページのとおりとなってございます。
 事務分掌につきましては,担当部長から自己紹介と合わせましてご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

次長兼福祉事務所長)4月1日付けの人事異動によりまして,保健福祉部次長兼福祉事務所長を拝命いたしました菊地でございます。次長として部長の補佐をはじめ,部内各課の業務が円滑に遂行できるよう,連絡調整等を図り,適切な進行管理に努めてまいりたいと存じますので,どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼高齢福祉課長)保健福祉部参事兼高齢福祉課長の田村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは,高齢福祉課所管分の事務分掌についてご説明いたします。
 お手元の資料5ページから6ページをご覧いただきたいと思います。 高齢福祉課の事務分掌は,大きく分けて4つになります。1点目といたしまして,高齢者の生きがいづくりや高齢者世帯及びひとり暮らし高齢者の援護,老人クラブ等高齢者団体の育成,指導など高齢者福祉施策全般に関する業務でございます。
 2点目が,地域包括支援センタ-に関する業務といたしまして,地域支援事業や介護予防支援事業をはじめ,高齢者への総合的な支援を行う業務でございます。
 3点目が,介護保険室が所管いたします介護保険制度の運営にかかる業務でございます。
 4点目といたしまして,ふれあいの里石岡ひまわりの館が所管いたします,施設の維持管理並びに運営に関する業務でございます。
 高齢福祉課の事務分掌のご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

社会福祉課長)保健福祉部社会福祉課長の櫻井でございます。昨年度に引き続きよろしくお願いいたします。
 社会福祉課の事務分掌につきまして,説明させていただきます。
 お手元の令和元年度保健福祉部の概要の5ページをご覧ください。
 社会福祉課の業務につきましては,1から17まで記載してございますが,大きく分けまして3つになります。1つ目は,障害者支援に関する業務です。2つ目は,生活保護法に関する業務です。3つ目は,民生委員,児童委員,戦没者遺族,日本赤十字,人権推進,生活困窮者の支援などの社会福祉に関する業務でございます。
 以上が社会福祉課の事務分掌でございます。よろしくお願いいたします。

社会福祉課副参事人権推進担当)社会福祉課副参事人権推進担当の小河原と申します。よろしくお願いいたします。
           
こども福祉課長)こども福祉課長の萩原と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 こども福祉課の事務分掌につきまして,ご説明させていただきます。
 令和元年度保健福祉部の概要6ページをご覧下さい。
 こども福祉課の業務につきましては,1から16まで記載してございますが,大きく分けますと2つに分かれます。
 1つ目は,児童手当の支給並びに児童扶養手当の支給事務,それに母子等の自立支援及び家庭相談等の業務でございます。
 2つ目は,市立保育所5か所の運営と事務補助及び民間保育所や認定こども園への委託事務とそれぞれの施設が行う各種保育等のサービスに係る補助事業などの業務でございます。
 そのほか,児童館,児童センターの運営に係る業務がございます。
 こども福祉課からは,以上でございます。よろしくお願いいたします。

健康増進課長兼石岡保健センター所長)健康増進課長兼石岡保健センター所長の武井でございます。昨年度に引き続きよろしくお願いいたします。
健康増進課の事務分掌につきまして,ご説明させていただきます。
 保健福祉部の概要7ページをご覧ください。健康増進課の事務分掌につきましては,母子,成人及び健康増進事業に関すること,献血事業,栄養改善指導,予防接種に関すること,また,今年度から地域医療対策室が新設されたことに伴いまして,地域医療体制の整備,地域医療を担う人材の確保に関すること等を含めまして,計19項目の事務事業について担当してございます。
 以上が,健康増進課の事務分掌でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,保健福祉部については,終結いたします。
 次に,教育委員会事務局から説明願います。

教育長)教育長を仰せつかっております櫻井でございます。昨年度に引き続きまして,どうぞよろしくお願いいたします。 
 事務分掌及び執行体制につきましては,部長以下説明をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
            
教育部長)教育部長を拝命しました,豊崎でございます。昨年度は次長職でしたが,教育委員会事務局内で持ち上がりとなりました。どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは,教育委員会事務局の組織,機構についてご説明させていただきます。
 説明資料,令和元年度教育委員会事務局概要の1ページから2ページをご覧ください。
教育委員会事務局の職員配置図を記載してございます。教育委員会事務局は,教育総務課,生涯学習課,文化振興課,中央公民館,スポーツ振興課,学校給食課の5課1館をもって構成されております。本年度は,再任用職員10名を含め,全員で91名の職員構成となっております。
 次に,各課の事務分掌でございますが,3ページから5ページに記載しております。これらにつきましては,各課長から説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

教育次長)4月の人事異動によりまして,教育委員会事務局次長を拝命いたしました吉澤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 部長の補佐役をはじめ,教育委員会に関します業務が円滑に遂行できますよう,部内外の連絡調整に努めてまいりますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。

参事学校統合担当兼学校教育担当)4月1日付けの人事異動によりまして,教育委員会事務局参事学校統合兼学校教育担当を拝命いたしました倉本 でございます。
 学校教育の充実に取り組んで参ります。よろしくお願い致します。

参事兼教育総務課長兼学校統合担当)参事兼教育総務課長兼学校統合担当を務めさせていただきます神谷と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 私から,教育総務課の事務分掌についてご説明申し上げます。
 資料教育事務局概要の3ページをご覧ください。
 1の教育委員会の会議に関すること以下,28の事務を担当してございます。
 内容といたしましては,教育委員会の規則の制定,改廃など教育委員会の庶務に関すること。学校予算の執行計画及び経理に関すること。小中学校施設の整備及び維持補修に関すること,また,教材教具の整備及び管理に関すること。小中学校管理備品の整備及び管理に関することなどが主な業務となってございます。
 よろしく願いいたします。
 
副参事学校統合担当)教育総務課副参事学校統合担当の細谷と申します。主に学校統合,再編を担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 
      
指導室長兼学校統合担当)4月1日の定期人事異動により,教育総務課指導室長兼学校統合担当を拝命いたしました関と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは,指導室担当の事務分掌につきましてご説明申し上げます。
 初めに,指導室担当の事務分掌でございますが,資料3ページをご覧ください。
 指導室でくくられた1項目目,学校教育の計画,経営及び生徒指導に関することからはじまりまして,一番下の教職員の表彰に関することまでの12項目でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
   
生涯学習課長)生涯学習課長の廣瀬でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
 私から生涯学習課の所掌事務につきましてご説明申し上げます。資料の4ページをご覧いただきたいと思います。1の生涯学習の企画,調整及び推進に関すること。以下,14の事務と中央図書館,1の図書館の管理,運営に関すること。以下,7つ,計21の事務を担当しております。
 よろしくお願いいたします。
        
文化振興課長)文化振興課の原田と申します。昨年度に引き続きまして,どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは,文化振興課の所掌事務でございます。資料の4ページをご覧いただきたいと思います。中ほどにお示しいたしましたとおり,1の芸術文化の企画及び推進に関すること以下,9つの事務を担当しております。
 よろしくお願い申し上げます。
        
中央公民館長)中央公民館長の宮部でございます。引き続きまして,どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは,中央公民館の事務分掌及につきまして,ご説明申し上げます。
 初めに,中央公民館の事務分掌でございますが,資料4ページをご覧下さい。
 中段下に記載されております1項目目の公民館の管理,運営に関することから3項目の事務を担当しております。
 中央公民館からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
         
スポーツ振興課長)スポーツ振興課長の大久保と申します。昨年に引き続きよろしくお願いいたします。
 スポーツ振興課の事務分掌につきまして,ご説明いたします。
 はじめに事務分掌でございますが,資料の4ページの下ほどをご覧ください。
 1項目目の社会体育,スポーツ・レクリエーション計画及び実施に関することから社会体育施設の総合調整に関することまでの7項目と国体推進室の事務分掌としまして,国民体育大会の開催に係る各種事業の推進及び調整に関すること。その他国民体育大会に関することの2項目になります。
 どうぞよろしくお願いいたします。
       
学校給食課長兼石岡給食センター所長)引き続きまして,学校給食課長兼石岡給食センター所長を務めさせていただいております小林でございます。よろしくお願いいたします。
 それでは,学校給食課所管事務について,ご説明いたします。
 資料の5ページの学校給食課の欄をご覧いただきたいと思います。
 学校給食課の事務分掌は,9項目記載してございます。石岡と八郷の2つのセンターを所管しており,大きく分けますと管理運営と調理業務の2つに分けられます。給食提供数は,石岡が日平均約4,000食,八郷が約2,000食となってございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
 
勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。
  
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,教育委員会事務局については,終結いたします。
 以上で,事務分掌及び執行体制については終結いたします。
 次に,議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第74号令和元年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)の 計2件について,一括して議題といたします。
 本案について,初めに執行部から説明を求めます。
 なお,本案の説明の順番は,保健福祉部所管,教育委員会事務局所管の順でお願いいたします。

参事兼高齢福祉課長)議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,高齢福祉課所管分について,ご説明いたします。
 歳入歳出補正予算事項別明細書の16ページ,17ページをご覧いただきたいと思います。
 はじめに,歳出についてご説明いたします。
 上から2段目の,款3民生費,項1社会福祉費,目3老人福祉費,節28操出金の特別会計操出金でございます。介護保険特別会計介護保険料低所得者軽減事業費操出金は,2019年10月の消費税率が10%に引き上げられることに合わせまして,低所得者対策として,介護保険料の負担軽減が更に強化されることとなり,第1段階だけでなく,第2段階,第3段階についても軽減することになりました。これに伴いまして,歳入となる保険料が減少してしまうことから,当初軽減分との差額分といたしまして,3,573万円を補填するため補正するものでございます。
 続きまして,同じく14ページ,15ページをご覧いただきたいと思います。
歳入についてご説明いたします。
 1番上の,款15国庫支出金,項1国庫負担金,目1民生費国庫負担金,節1社会福祉費負担金の介護保険料低所得者軽減事業費負担金2分の1につきましては,ただいま,歳出でご説明いたしました,介護保険料の軽減強化に伴うもので,軽減額の補填といたしまして2分の1を国が負担することから,国の負担額を1,786万5,000円増額するものでございます。
 次に,3段目の,款16県支出金,項1県負担金,目1民生費県負担金,節1社会福祉費負担金につきましても,介護保険料の軽減強化に伴うものでございます。軽減額の補填として4分の1を県が負担することから,県の負担額を893万2,000円増額するものでございます。
 一般会計補正予算の説明は以上でございます。
 続きまして,議案第74号令和元年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)について,ご説明いたします。
 補正予算事項別明細書の36ページ,37ページをご覧いただきたいと思います。
 上段の,款1介護保険料,項1介護保険料,目1第1号被保険者保険料,説明欄の第1号被保険者保険料につきましては,介護保険料の軽減強化に伴うもので,軽減額分の介護保険料が減少することから3,573万円を減額するものでございます。
 続きまして,下段の,款7繰入金,項1一般会計繰入金,目5低所得者保険料軽減事業費繰入金につきましては,先ほどの第72号議案でご説明いたしました,軽減強化に伴う介護保険料収入の減少分を補填するため,3,573万円を増額するものでございます。
介護保険特別会計補正予算の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

こども福祉課長)議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,こども福祉課所管につきましてご説明いたします。
 補正予算書16ページ,17ページをご覧下さい。
 歳出からご説明いたします。款3民生費,項2児童福祉費,目1児童福祉総務費の職員等人件費 18万3,000円につきましては,今年の10月から消費税率が引き上げられることに伴い,子どもの貧困に対応するため,国の臨時,特別の措置として,児童扶養手当の受給者のうち,婚姻歴の無いひとり親に対しまして,1万7,500円の支給を児童扶養手当に上乗せすることになったことから,その臨時,特別給付金給付に関する事務量の超過に対する時間外勤務手当を補正増するものでございます。
 つづきまして,1行下の児童措置費の児童扶養手当臨時,特別給付事業 186万8,000円につきましては,先ほど説明した臨時,特別給付金給付を実施するにあたり,給付する給付金等について補正するものでございます。
 次に,歳入のご説明をいたします。補正予算書14,15ページをご覧下さい。
 歳入の款15国庫支出金,項2国庫補助金,目2民生費国庫補助金,節2児童福祉費補助金,母子家庭等対策総合支援事業費補助金10分の10,205万1,000円の増額につきましては,歳出の職員等人件費と児童扶養手当臨時,特別給付事業の増額に伴い補正するものでございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

健康増進課長)議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)における健康増進課所管の補正予算につきまして,ご説明申し上げます。
 補正予算書16ページ,17ページをご覧ください。歳出でございます。
 上から4段目の款4衛生費,項1保健衛生費,目1保健衛生総務費,節19負担金補助金及び交付金,保健衛生一般事務費の19地域医療推進事業補助金864万円の補正増でございます。
 内容につきましては,石岡市医師会病院において,乳がん検診のレントゲン検査で使用している,マンモグラフィ検査機器の更新に係る費用の補助でございます。
 補助の理由といたしましては,石岡市医師会病院所管のマンモグラフィ検査機器が,使用開始から17年が経ち,メンテナンス契約も終了となったため,機器の更新が必要となりました。
 石岡市では,市民の方対象の乳がん検診の医療機関検診を石岡市医師会病院に委託しておりまして,機器の整備することで,検査の精度を維持し,乳がんの早期発見,早期治療を図ることを狙いとしております。
 予算額864万円の算定根拠につきましては,過去の医療機関等への補助実績を踏まえまして,機器の整備費総額2,160万円のうち,2分の1の1,080万円に,石岡市医師会病院の受診患者数の市町村占有率から石岡市の割合8割を乗じた額で算定いたしました。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

指導室長)議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,教育総務課指導室所管につきましてご説明を申し上げます。
 初めに,歳出よりご説明いたします。
 18ページ,19ページをご覧ください。1番下,款10教育費,項1教育総務費,目2事務局費,節8報償費でございますが,学びの広場サポーター74名分の報酬が107万円となってございます。事業の詳細について説明いたします。本事業は県の事業である学びの広場サポートプラン事業を受けたものでございます。小学校では夏休み期間中に小学校の4年生,5学年の子どもたちを対象とし行ないます。内容は算数における四則計算等を中心とした基本問題と,習熟度に応じた活用問題の解法を通して,知識技能の定着を図るものでございます。中学校におきましては,1年生と2年生の生徒を対象として,数学の基礎的,基本的な学習内容の定着を図るため,補充的な学習を行います。教材は,小,中学校ともに,県が作成した学習教材を使用いたします。方法としましては,小学校は1日2時間で,5日間実施いたします。中学校は1日3時間で,3日間実施いたします。実施にあたりましては,非常勤講師や大学生,退職教員等のサポーターが学級担任と協力して児童生徒を支援いたします。今年度は小学校47名,中学校27名の計74名がサポーター登録をしてございます。役務費として,その他保険料6万円が計上されております。こちらは74名分のサポーターの傷害保険料の掛金でございます。
 次に歳入についてご説明いたします。補正予算書の14ページ,15ページをご覧ください。下から3段目の款16県支出金,項3委託金,目6教育費委託金,節1教育総務費委託金,113万円を計上させていただいております。こちらは,学びの広場サポートプラン事業に係る県からの補助率10割の委託金でございます。
 説明につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。
  
勝村委員長)以上で説明は,終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑は,挙手によりこれを許します。質疑はございませんか。

菱沼委員)補正予算について何点かお聞きしたいと,確認の意味でねお聞きしたいと思います。
 先ほどの介護保険,特別会計の3,573万円ということでご説明がありましたが,これは対象者は現状何名いらっしゃるのかお伺いしたいと思います。

参事兼高齢福祉課長)お答え申し上げます。補正予算計上時の軽減対象者ということでございまして,先ほどご説明さし上げましたが,今回は第1段階から第3段階までの人数ということで申し上げます。まず第1段階が4,078人,第2段階が1,484人,第3段階が1,274人,合計いたしまして6,836人が今回の軽減強化に伴う人数でございます。以上です。

菱沼委員)次にですね,学びの広場サポートプラン事業ということで,説明がありましたけれども,これはあくまでも県の事業を受けてですね,石岡市でも行うわけですけども,実際県としてはですね,学びの広場サポートプラン事業というのは,いつから始まっているのでしょうか。

指導室長)申し訳ございません,お答えいたします。
 手元に資料がないもので,小学校につきましては今ちょっとお答えできないのですが,中学校につきましては,平成26年度から始まっております。申し訳ございません。以上でございます。

菱沼委員)この学びの広場サポートプランということで,県の作成した学習教材を用いて学習する場を設定し,1人1人にお応じたきめ細やかな指導ができるよう支援することにより,算数,数学の基礎学力の確かな定着を図りますということで,県の事業の趣旨でございますけれども,石岡においてもですね,先ほどありました通り,小学生が47名,中学生が27名,計74名の方が登録されて学びのサポーターとして行っているということでありますけれど,実際そういう中で,近年の申込数としては,その推移としては,分かっているでしょうか,お伺いしたいと思います。

指導室長)お答えいたします。
 基本的には5年生と6年生の子どもたちのクラス数,中学生のクラス数に応じてサポーターの数を計上しておりますので,クラス数推移に伴ってのものになります。

菱沼委員)そうしますと,実際この74名ですけれども,学力の向上に向けた1つのサポートプランだと思いますけれども,教育委員会として,やった後ですね,どのような把握をされているのかお伺いしたいと思います。

指導室長)お答えいたします。
 県といたしましては,このサポート授業に入る前の事前のテスト,終わった後の事後のテストがございます。その後期間を置きまして,1月にまたテストを行いその経過の定着度合をみていきます。市としましてはそちらのデータを把握することで,子ども達の学習の定着度合いを把握しているところでございます。
 先ほどのお答えできなかったところですが,ここで申し上げてもよろしいでしょうか。小学校の方の学びの広場サポート事業の方は,平成21年度に始まっています。申し訳ございません。

菱沼委員)この学びの広場の拡充と共にですね,そのクラス数によってですね,人数もある程度制限されるわけですが,成績の向上が目指せるようにですね,努力していただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。以上です。

玉造委員)15ページの児童福祉費補助金でございますが,205万1,000円で,母子家庭等対策総合支援事業費補助金10分の10となっておりますけれど,これにつきましては,婚姻していない家庭という説明があったんですが,もう一度詳しいご説明をお願いいたします。

こども福祉課長)お答えいたします。
 対象となる未婚の方につきましては,法律上ですね婚姻をしたことがないという方が対象となります。以上でございます。

玉造委員)それは,その項目であっていますか。未婚の方の臨時特別給付ですか。母子家庭の対策支援事業であってますか。お伺いします。

こども福祉課長)お答えいたします。
 こちらにつきましては,母子家庭等対策総合支援事業補助金でございます。以上でございます。

玉造委員)申し訳ございません。この,婚姻をしていない方の子育てということだと思うんですが,これは1家庭といいますか,子どもさんの数で,これは1家庭の補助額というそういったものについてお伺いできますか。

こども福祉課長)こちらにつきましては,父または母,いずれか1名に対して1万7,500円でございます。以上でございます。

玉造委員)未婚でございますが,父または母1名に対して1万7,500円ということでございますので,これまではこういった方に対しましての支援というのは行われていなかったのか,今回だけ臨時特別給付ということで,今回補正で出ておりますけれど,これから続いて継続されるかどうかお伺いいたします。

こども福祉課長)現時点で申し上げさせていただきたいと思います。こちらの給付金につきましては,今年の10月に消費税が上がることに伴いまして行われる給付金でございますので,今回限りかと考えてございます。以上です。

玉造委員)そうしますと,これは父あるいは母の方からの申請があった方に限り臨時特別給付ということでございますが,そういった申請があった方にのみ給付されるものなのかどうかお伺い致します。

こども福祉課長)お答えいたします。
 こちらの手続につきましては,8月実施予定の児童扶養手当の現況届受付けの際に併せて申請手続きを行っていきたいと考えてございます。以上でございます。

玉造委員)そうしますと,この届を出した人だけが,そういった消費税が上がることによる特別の給付を申請ができるということで理解してよろしいかお伺いいたします。

こども福祉課長)委員おっしゃる通りでございます。こちらにつきましては,児童扶養手当を受給している方で,かつ婚姻していない親を対象としています。以上です。

玉造委員)児童扶養手当を申し込んだ方ということでございますが,それはお子さんを育てている方,100%になるかどうか分かればお伺いいたします。

こども福祉課長)こちら児童扶養手当につきましては,所得制限がございますので,100%ということにはならないと思います。以上でございます。

玉造委員)どうもありがとうございました。以上です。

勝村委員長)ほかに質疑はございませんか。

新田副委員長)私から1点だけ確認のためお伺いしたいんですが,17ページの地域医療推進事業補助金の864万円ということで,先ほどの説明の中で,乳がん検診のマンモグラフィの検査機器更新するにあたっての費用補助ということなんですけど,今現在の石岡市の乳がん検診の,全体の受診率についてお分かりであればお答えいただきたいと思います。

健康増進課長)乳がん検診の受診率についてお答えいたします。乳がん検診におきましては,超音波検査とマンモグラフィ検査の2つの方法がございまして,合わせた数の実績で申し上げます。平成29年度におきましては石岡市は受診率で申しますと,12.7%ございます。平成30年度におきましては,13.1%となってございます。以上でございます。

新田副委員長)ちなにみにマンモグラフィの受診者数がどれくらいか分かればお願いいたします。

健康増進課長)マンモグラフィ検査の受信者数でございますが,平成30年度におきましては集団の検診の場合ですと722名,医療機関検診の場合ですと529名,合わせて1,251名の方が受けていらっしゃいます。以上でございます。

新田副委員長)ありがとうございます。受診率がアップするようにこれを機にまた努めていただきたいと思います。以上です。

勝村委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第72号令和元年度石岡市一般会計補正予算(第1号)のうち,当委員会の所管に係る部分,議案第74号令和元年度石岡市介護保険特別会計補正予算(第1号)の計2件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第76号石岡市朝日スポーツ交流施設条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について,初めに執行部から説明を求めます。

スポーツ振興課長)スポーツ振興課から,議案第76号石岡市朝日スポーツ交流施設条例の一部を改正する条例を制定することについて,ご説明申し上げます。
 この改正案は,令和2年度より石岡市朝日スポーツ交流施設に指定管理者制度を導入するため,石岡市朝日スポーツ交流施設条例の一部を改正するものでございます。
 改正箇所につきましては,3枚目の新旧対照表をご覧ください。条文中の別表におきまして,左側が改正前,右側が改正後となっております。改正後の表になりますが,10条を11条とし,第9条の次に指定管理者による管理等を加えます。
 第10条に教育委員会は,地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき,法人その他の団体であって,教育委員会が指定するもの,以下,指定管理者という,に施設の管理を行わせることが出来る。2指定管理者に行わせることができる管理の業務の範囲は,次のとおりとします。施設の使用の許可に関すること。施設及び設備の維持管理に関すること。前2号に掲げるもののほか,教育委員会が必要と認める業務。3指定管理者が施設の管理を行う場合における利用料金は,別表に定める額の範囲内において,指定管理者があらかじめ教育委員会の承認を得て定めるものとする。4教育委員会は,指定管理者が施設の管理を行う場合においては,利用料金を当該指定管理者の収入として収受させる。5施設の管理を指定管理者に行わせる場合におけるこの条例の規定の適用については,この条例の規定中使用料とあるのは,利用料金と,第3条から第8条までの規定中教育委員会とあるのは,指定管理者とする。
 以上が説明でございます。よろしくお願いいたします。
 
勝村委員長)以上で説明は,終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は,挙手によりこれを許します。質疑は,ございませんか。

石橋委員)スポーツ交流施設,どういったところを今,指定管理者として想定されているのかをお伺いいたします。

スポーツ振興課長)現在,朝日里山学校がNPO法人アグリやさととして指定管理としています。そういった中で,今回の朝日スポーツ交流施設は施設が隣接しているため,利用者の利便性の向上と経費の削減が見込めるということで,今回同じような施設管理にNPO法人アグリやさとを考えております。以上です。

石橋委員)今回の改正の中でですね,使用料の収入は指定管理者というようなことになっていますが,それ以外に市の方から指定管理料としては発生するのかどうかお伺いをいたします。

スポーツ振興課長)指定管理料としまして99万2,000円を年間見込んでおります。そういった中で,使用料金が18万円ということで,年間117万2,000円の中の指定管理料としまして99万2,000円を見込んでおります。以上でございます。

勝村委員長)ほかに質疑は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第76号石岡市朝日スポーツ交流施設条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第77号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について,初めに執行部から説明を求めます。

こども福祉課長)議案第77号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明いたします。
 お手元にお配りしております参考資料の条文新旧対照表の3ページから5ページをご覧ください。今回の改正は,国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い,条例中の法律の引用条項を改正するものでございます。
 改正の主な内容ですが,0歳から2歳の乳幼児を預かる小規模保育事業,家庭的保育事業,事業所内保育事業,居宅訪問型保育事業の家庭的保育事業等4類型の事業に関する一部改正でございます。
 まず,3ページの第6条第4項及び第5項の改正については,家庭的保育事業に係る連係施設の確保義務が緩和されたことによりまして,受け入れ施設の拡大がなされました。
 続きまして,4ページをご覧ください。第45条第2項の改正につきましては,家庭的保育事業に類する満3歳児以上の児童を受け入れる保育所型事業所内保育事業所についても,連携施設の確保義務が緩和されたことによりまして,受け入れ施設の拡大がなされました。
 続きまして,4ページから5ページをご覧ください。付則第2条第2項の改正については,保育所等の連携施設等からの食事の提供について,一定の要件を満たす事業者及び施設からの食事の提供を受ける外部搬入施設につきまして,これまで対象となっていなかった,家庭内で実施している家庭的保育事業者以外の施設についても拡大されました。
 同じく,5ページをご覧ください。付則第3条の改正につきましては,本則の改正と合わせまして,特例保育所型事業所内保育事業者についても,連携施設に関する経過措置が適用猶予期間5年から10年に延長されたというものでございます。
 説明は以上です。ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

勝村委員長)以上で説明は,終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑は,挙手によりこれを許します。

小松委員)この問題につきましては,私は全体会議における議案質疑でも質疑を行いました。そして資料もいただきまして,石岡市内には事業所内保育事業者,これに該当するのはないと,石岡には認定されていないところが1か所あるということなんで,色々調べてみたんですけどもう一度確認したいんですけど,これは私の考えは都市部を中心として様々な病院の看護師さんなど,事業所で働く方々の子どもさんの保育を実施しているわけですけれども,そういうところの保育士が自由に保育活動ができるように,今までは0歳から2歳児までやって,3歳児と保育をやるところを連携してそういうところを確保してですねやるべきと言ってきたと思うんですが,やはりそういう枠を規制を外して自由に保育,事業者のほうでできるようにということでやったといくことで理解するんですが,そういう理解でよろしかったでしょうか。

こども福祉課長)お答えいたします。こちらの基準でございますが,そもそも0歳から2歳の乳幼児を預かる施設に対する一部改正でございます。先ほどもご説明いたしましたとおり,連携施設について緩和されたことによりまして2歳までいた事業所からですね,3歳に上がるにあたりまして受け入れ施設として拡大がなされたという認識でございます。以上でございます。

小松委員)私どもも色々調べてみましたが,やはり子ども子育て支援法ということで保育の場合は基本的には行政なんですね,責任をもって保育を,子どもを育てるということで,そのことから少し規制緩和されてきたという面もあるんですが,そういう点で私どもは批判的な態度をとっているんですが,しかし実際の現場現場でそれぞれの事情がありまして,あるようですねこれはね,ただそういうことで現場に即して実際に考えて,より多くの方が保育をできる受けられるというふうに考えることも実際の現場ではあるようです。そういうふうにですね私もですねこの間各事業所の状況などを調査してみました。そのことを申し上げておきたいと思います。

勝村委員長)ほかに質疑は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第77号石岡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議案第78号石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。
 本案について,執行部から説明を求めます。

参事兼高齢福祉課長)議案第78号石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについて,ご説明いたします。
 提案理由でございますが,今回の改正は,国の介護保険法施行令等の一部改正に伴い,低所得者対策として介護保険料を改正するものでございます。
主な内容でございますが,所得の低い第1号被保険者第1段階から第3段階の者の保険料について,減額賦課することとし,第1段階の年額保険料3万540円を2万5,450円に,第2段階の年額保険料5万900円を4万2,410円に,第3段階の年額保険料5万900円を4万9,200円とするものでございます。なお,軽減した分の財源につきましては,国が2分の1,県が4分の1,市が4分の1を負担するものでございます。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は,終わりました。
これより質疑に入ります。
 質疑は,挙手によりこれを許します。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で質疑を終結いたします。
 これより討論に入ります。討論は,挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。
 議案第78号石岡市介護保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案は,「原案可決すべきもの」と決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で議案の審査を終結いたします。
 暫時休憩いたします。午後1時30分より再開いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 次に,陳情第1石岡市立東幼稚園の廃園に伴う施設利用に関する陳情を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要等について説明を求めます。
 
事務局)事務局から説明いたします。
 陳情第1石岡市立東幼稚園の廃園に伴う施設利用に関する陳情における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
 まず,受理の経緯でございますが,4月8日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,石岡市東大橋の東大橋区長, ○○様(個人名)でございます。
 次に,陳情の概要でございますが,石岡市立東幼稚園の廃園に伴う施設利用について,地元東大橋区の要望により,地域繁栄の拠点集会場として使用させていただきたいとの陳情でございます。
 説明は以上でございます。

勝村委員長)ただ今事務局から,受理の経緯等について説明がありました。
 先ほど,審査の参考とするため現地調査を行いましたが,審査をするに当たり,陳情に記載された内容を踏まえまして,施設の現状と今後の利活用等について,執行部より説明を求めます。

参事兼教育総務課長)
それでは私の方から,旧東幼稚園の現状と利活用についての考えについて,ご説明をさせていただきます。
 旧東幼稚園につきましては,昭和50年度に創設された幼稚園でございまして,木造の園舎でございます。敷地等の面積につきましては,建物敷地が約800平方メートル,園庭,運動場でございますが,約1,500平方メートルで,合わせて2,300平方メートルとなってございます。この内の建物でございますけれども,園舎につきましては,保育室と,教室ですね,教室職員室を含めた保育室等と,遊戯室等となってございまして,こちら遊戯室の一部については,昭和51年に増設をされてございます。保育室等につきましては平成元年に一部改築を行っているところでございます。こちら幼稚園につきましては平成30年3月末をもって閉園をしてございます。閉園後の利用でございますが,閉園以前から毎年8月頃に行われます,地元の青年会が主催しますお祭り,こちらに運動場を利用していたという経過がございます。こちらは閉園後も昨年も利用されているところでございます。その他の利用については現在のところない状況でございます。
 次に,利活用の考え方でございますけれども,現在市のほうでは公共施設につきまして,公共施設の総合管理計画に基づく,個別施設計画を整備中でございます。こちらで市内の公共施設のあり方について総合的な観点で見直しを進めております。旧東幼稚園につきましても,この個別計画の中での考えでございますが,遊休資産として位置付けまして,公用目的での施設の利活用,または,民間への売却,譲渡等を含めて一定期間検討しまして,公共施設としての存続をさせないというような決定となった場合には,速やかに除却をするという考えを持っているところでございます。 
 説明は以上でございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。次に,本件についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いします。

菱沼委員)教育委員会からですね,東幼稚園についての説明をいただきまして,ありがとうございます。
 今回の陳情ということで,4月に東大橋区から出されているわけでございます。説明の中で建築された年月日,それから改修の状況等,また面積もですね全てありました。また,今後の方向性についてもあったわけですけれども,そういう中で,この50年に建設ということでありますので,安全対策を考えたときに,耐震診断というのは,実際行われてきたのかお聞きしたいと思います。

参事兼教育総務課長)耐震診断は行われたのかというご質問でございますが,こちらについても耐震診断については行われておりません。建物としては先ほどご説明申し上げましたように,昭和50年に建てられた部分,それから昭和51年に増設された部分については,新耐震基準以前の部分でございます。ただ,教室等につきましては,平成元年に一部改築されておりますので,それ以降の建物ということになってございます。
以上でございます。

菱沼委員)そうすると平成元年に教室関係はね改築したということは分かりますけれども,その以前の建物の耐診をされていなければ,されるとすると費用はどれくらいかかるのかお伺いします。

参事兼教育総務課長)耐震診断をした場合の,いくらかかるということでございますが,正確な見積りが出ているわけではございません,まあ建物によって変わるとは思いますけれども,これまで教育委員会の施設での耐震診断をやった例からいたしますと,こちら木造の建物でありまして,担当の方で見込んだ額としては,約200万円程度かなというところで見込んでいるところでございます。

菱沼委員)実際にですね耐震診断ってやっぱり必要になってくると,もしね今後,その先ほど今後の方向性においてですね,個別施設計画に基づいて,実際公共的な部分で使うんであれば必要だし,もしそれが可能でなければ民間に売却という話もされておりましたけど,実際そういう中でね特に東大橋区においては,今まで使ってきた公民館は施設がかなり老朽化してて,そういう中では是非ともお借りしたいという部分はあるというのは,私も重々分かるんですけど,一番はやっぱり安全対策が講じられていないと,もし何かあった時に地域住民の方を巻き込んでの事件事故に繋がる可能性があるので,しっかりこの安全対策をやっていかなければいけないのかなと思っているところでございます。そういう中では,まあ耐震診断がいいのかどうか分かりませんけど,安全の確保ができなければ,なかなか難しい現状もあるのかなと思っているところであります。
 それと,遊具についてなんですけれど,遊具も運動場といいますか広場にあったわけなんですけど,その遊具の点検というのは最後にいつ頃に点検されているのでしょうか,分かればお尋ねします。

参事兼教育総務課長)遊具の点検でございますけども,今の時点でいつ最終的な点検をされたかという部分については,申し訳ございませんが,把握してございませんが,閉園後については点検はされてはいない状況でございます。

菱沼委員)実際にですね,この東大橋区からの使用目的4点ございます。一つ現在の集会場は古く手狭となっているため,地区の集会場として利用する。一つ災害時の一時避難所として利用する。一つ高齢者のイベントいこいの場に使用する。一つ若い父母の皆様より子供達の遊び場,公園として残してほしいとの要望が届いている,というような状況の中でね,私としては安全を確保した段階で,この東大橋区の皆さんと協議をしてですね,貸していければいいのかなと思っているところでございます。これについては,すぐにですね結論が出るわけではないと思いますので,私としては前向きな部分での継続審議を求めるところでございます。私のほうからは以上です。

勝村委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

池田委員)この陳情の趣旨を踏まえまして,先ほどの個別計画としての考え方というのが示されました。この使用目的4つございますが,公用目的にあたるかどうかをお伺い致したいと思います。

参事兼教育総務課長)今回の陳情につきましては,その東大橋区からの要望ということであがっております。公用目的ということですけども,公共施設として使う場合といたしましては,広く市民一般に使う施設として公共施設という形のものがあるかと思うんですが,今回の陳情に基づく,仮に地元で使用するとなった場合のその利用の施設の形態と思うんですけれど,その使い方によってはその施設の位置づけ,どういった性格の施設となってくるか,更にそうなった場合の管理については,一概に公共施設としての使い方となるのかどうかという部分も含めまして,関係部署等との協議も必要となってくる部分はあるかと思ってございます。以上でございます。

池田委員)一番大事なのは,この施設の利用の目的が,その公用の目的に合致しているかどうかというのが,一つ前提としてあるわけで,それがまず精査されることと,それと願意の2番目に災害時の一時避難所として利用するということが謳われていますが,今の現在の建物敷地の中で,災害時の一時避難所として使用に耐えられるかというのも一つ疑問になるのですが,そちらの見解もあわせてお伺いしたいと思います。

参事兼教育総務課長)今回の使用目的の中で,災害時の一時避難所というような利用の趣旨がございますけれども,避難所として活用できるかどうか,建物としてはございますので,雨風等をしのぐという部分については,そういう部分については利用は可能かと思いますけども,ただ先ほど別の委員からございましたように,建物の安全性が確保できて初めて避難所として活用できるかなという考えは持ってございますので,そういう意味からしますと,建物が残っていればほんとの一時的な雨風をしのぐような施設なのかなというところで,避難所として的確かどうかということでは安全性の問題からはちょっと即答は出来ないところでございます。

池田委員)それでは,公民館としての機能としての側面からお伺い致します。まず,隣接するところに公民館の分館が存在してますが,もしここを地域の要望に沿って考えた時に,それとの整合性についてはどうか公民館のほうからお伺いしたいと思います。

中央公民館長)東大橋分館につきましてお答えいたします。東大橋分館も含めまして現在,個別施設計画のほうを作成している状況でございます。この中でこれまでの東大橋分館の築年数を考えますと,老朽化がたいへん進んでございまして,耐用年数も消化している状況でございます。将来的には,この部分をほかのところに移すということであったりとか,面積を拡大していくといったところは現在のところは検討はしてございません。以上でございます。

池田委員)それではこの東大橋地区の周辺の類似施設についてお伺い致します。

中央公民館長)東大橋地区には現在,類似地区公民館と呼ばれる公民館が4つ,地域の方によりまして運営また管理の方をされている状況でございます。内訳を申しあげますと,上親和公民館,こちらはやはり昭和52年築の平屋建で約57平方メートル,また東大橋下坪公民館は昭和56年築で約80平方メートル,東大橋曲松公民館,こちらは現在の東大橋分館と同じで66平方メートルでございます。
 最後に,本日現地調査の時に通りました,香取公民館こちらのほうが94.80平方メートル,こちらが一番大きな公民館となってございます。以上でございます。

池田委員)築年度が後半抜けていましたが,築年度はいつだったのかお伺い致します。

中央公民館長)大変申し訳ございません。香取公民館一番最後ですが,昭和56年築の木造スレート葺平屋建でございます。以上でございます。

〔「結構です。」との声〕

勝村委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

石橋委員)ただ今の質疑に関連してなんですが,陳情の中で現在の集会場は古く手狭でというような文言が使われております。まあこの東大橋分館の部分を示しているのかなと感じるわけですけれども,分館の利用状況と言いますか利用率というのはどのようになっているのか,把握してましたらお聞かせいただきたいと思います。

中央公民館長)はい,お答え申し上げます。現在の東大橋分館につきまして,平成30年度の実績からまず申し上げます。利用件数としましては57件利用していただいております。利用者数としては451名,平成29年度は利用件数が51件,利用者数は520名,平成28年度は利用件数が61件,利用者数は731名というかたちで推移してございます。以上です。

石橋委員)はい,ありがとうございました。いずれにしろ分館の方についてはそれなりの利用がある。かと言って施設もかなり老朽化がはげしいと,まあ今日現地で観ましたけど,かなり古いものだなと印象は受けたんですが,その分館の方の先ほど個別施設計画の話が出ましたけども,分館と廃園になった東幼稚園という部分の,それぞれの施設の将来設計と言いますか個別計画という部分をもうちょっときっちり行政側として方向性を示した上で,まあそうしませんと地元の方々のお願いという部分もなかなか受入れられないところも出てくるのかなという気がしますので,そういったところを踏まえまして,早めの結論と言いますか,行政側としてのですね結論が必要になってくるのかなと思います。そういったもの含めて継続をしながら慎重に検討すべきものではないかなと私は考えております。以上です。

玉造委員)ただ今,東地区類似公民館4つありますということなんですが,そこの利用状況はどのようになっているのかお伺い致します。

中央公民館長)類似公民館につきましては,地域の方が運営管理をされているということでございまして,中央公民館の方で類似公民館の方の人数でありましたり,稼働日数等を把握してございません。申し訳ございません。

玉造委員)それでは,現在東幼稚園の方は廃園になる前から青年部が8月のお祭りで運動場を使用していたというご説明がありましたが,ではどのようにして手続と言いますか利用していたのかお伺いいたします。

参事兼教育総務課長)青年会での利用の手続でございますが,こちら利用する前に利用の申請を出していただきまして,手続きをとっていただきまして使用をしていただいているというような形でございます。

玉造委員)お祭りで運動場を利用していたということですが,どのようなお祭りが行われていたのか,お伺い致します。施設とかを利用していたのか,そういったところをお伺い致します。

参事兼教育総務課長)お祭りの中身自体詳細までは把握しておりませんが,納涼祭ということで夏まつりですかね,納涼祭ということで使われてまして,使用自体は運動場のみの使用となってございます。以上です。

玉造委員)この陳情からはちょっと離れてしまうと思うんですが,先ほど現地の方も視察に行ってまいりましたけど,廃園になって1年ということでございますが,中には使用できるものとかが複数あったかと思います。備品ですとか,石岡市の財産となる備品の管理につきましてはどのように1年間やって来たのかお伺いしたいと思います。

参事兼教育総務課長)先ほど現地ご覧いただきまして,確かに机とか書籍とか残ってございました。廃園に伴いまして必要な物使える物ですね,そういう物については必要な部署において運んで使用してもらっているところでございますけども,今残っているものについては,特に別の所で保管しているという所もございませんので,そのままその建物の中で保管しているような状況でございます。以上です。

玉造委員)ありがとうございます。まあ,石岡市の財産である備品の管理は,一つ一つしっかりと管理して,使える物を1年間放置するというのではなくてそれを利用するということでやっていただきたいと思いますので,その点是非お願いしたいと思います。
 また,この陳情にある件につきましては,慎重に進めて行ってもらいたい,協議していってもらいたいと思いますので,お願い致します。以上です。

小松委員)今日も見てきたんですけども,東幼稚園の跡地ですね,広いところでございますけども,今全体として市民の要望に応えるということは非常に大事なんですけども,市として公的な施設,これはやっぱり再配置再利用,そういう立場で今検討中かと思うんですけども,これはどういうふうに現在考えておられるのかお伺い致します。

参事兼教育総務課長)市の公共施設の今後の考え方ということでございますが,先ほど説明の中で申し上げましたように,市としては今現在公共施設の総合管理計画に基づいて,それぞれの施設の個別計画を策定中でございます。こちらにつきましては現在ある市の公共施設の例えば機能を統合して,空いた施設の部分については,その他の利活用する,もしくは,全体的なコスト削減のために除却をするというような形で,それぞれの部署において計画の方を策定されているところであると考えております。市全体としてはこの計画に基づいて,公共施設の今後のあり方の総合的な見直しを図っているというところであると思っております。以上です。

小松委員)要するに,そういう再利用再配置ということで考えている最中であると,そういう中でこういう陳情が出たと,そういう点で言うと,まだ市としてはこれがいいんじゃないかとか,そういうふうには至っていないと,検討中の中でこういうことが起こって来たと,そういう理解でよろしいでしょうか。

参事兼教育総務課長)それぞれの部署において,それぞれ所管している施設についての今後のあり方を検討しているというところであると考えてございます。

小松委員)了解しました。

菱沼委員)個別施設計画なんですけど,当初様々な部署から今年の9月までには策定したいということで話しありましたけども,個別施設計画ができる時期なんですが,いつ頃を考えているでしょうか,お尋ねします。

参事兼教育総務課長)委員さんからございましたように,各部署今年の9月を目途に個別計画施設計画のほうを策定中かと思います。この東幼稚園につきましては,保育所幼稚園個別施設計画の中で,東幼稚園についての先ほど私の方で申し上げた考え方をお示ししてございまして、こちらについては私の記憶ですが,平成29年度の委員会において,その案の概要について作成した担当課のほうからは,一度ご説明されているのかなということで記憶してございます。以上でございます。

菱沼委員)施設の部分は今の段階で廃園になっているんですけども,施設の有効の利用も含めてですけれど,今後その辺をどのように,先ほどの説明にもありましたけども,それを明確にしていかないと東地区の方にもですね,きちんと説明していかなければならないことが出てくると思うので,その方向性と言いますか,その部分において教育委員会として,こういうふうにしていくと,ある程度明確化してもらえればですね,その地域住民の方とのやり取りもしていけるのかなと思っているんですけれど,そこら辺の方向性についてもう一度聞きたいと思います。

参事兼教育総務課長)閉園後の方向性というところでは,答弁が先ほどと重なってしまうところはございますけれど,遊休資産として位置付けまして,公共的な利用,それから,民間への売却譲渡等を含めて検討していきたいというところでございまして,今のところこういう形で公共施設として再利用していくというような考えまでには至っていない状況で,今後東幼稚園の施設については,ただ今申し上げました考え方に沿ってどのような方向にもっていくかについては,更に情報収集して検討していく必要が有ると思っております。以上でございます。

菱沼委員)それにおいては,しっかりと協議していただいて,またご連絡いただきたいと思います。お願い致します。以上です。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

新田副委員長)午前中に皆さんと一緒に現地調査に行ってまいりまして,隣接していた分館なんですが,あの分館というのはどういった経緯でできた分館なのか,もし分かればお伺いしたいと思います。

中央公民館長)東大橋分館につきましては,先ほど申し上げました昭和52年の建築ということでございまして,相当年数が経っているのですが,当時どのような経緯で建築に至り,また管理のほうが市の方になっているのかということにつきましては,大変申し訳ございませんが把握はしておりません。以上でございます。

新田副委員長)今使用しているのは地区名までは分からないのですが,東地区分館の周辺の方々が利用されているということですよね。

中央公民館長)はい,委員さんご指摘のとおりです。

新田副委員長)なかなか皆さまから沢山意見が出ている中で,いざ使うとなると耐震の問題があったりとか,改修ももちろん必要になってくると思いますし,使うとなれば現在使用している分館はどうなるのかといった意味でも位置づけをしっかりしていかないという思いがあるので、なかなか現段階での判断は難しいのかなと私も思います。

池田委員)ちょっと先ほど聞き漏らした確認の意味でお伺い致します。平成30年度にその分館の使用回数が57回で451名の利用,平成29年度が51回で520名の利用,平成28年度が61回で731名の利用と説明がありました。主な使用団体について把握されておればお伺い致します。

中央公民館長)主な使用団体といたしましては,詩吟会のほうがサークル活動といたしまして大部分をしめてございます。あと一部につきましては東大橋区,区の地域利用ということと,東大橋地区資源保全活動組織役員会ということで年に数回ご利用いただいているところでございます。大部分につきましてはサークル活動であります,詩吟会のほうでご利用いただいているような状況でございます。

〔「しみん,しぎん」との声〕

中央公民館長)失礼いたしました。サークル活動で詩吟です,詩吟会,発音が悪くて申し訳ございません。詩吟会でございます。詩を読む詩吟でございます。失礼しました。

池田委員)そうするとまあ,この50回ないし60回の使用の主だったものについては東大橋詩吟会が主に使っていると,そのほかに地域利用あるいは水田の維持管理組合ですか,そういった形で数回使っているということでよろしいですか。了解しました。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)この件につきまして皆様から様々なご意見をいただいたところでございます。しかし,この件につきましては更に検討が必要かなと考えております。
 この際,お諮りいたします。
 本件については,更に調査検討する必要があることから,継続審査といたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で本件を終結いたします。
 次に,陳情第2高校3年生(18歳)までの医療費助成制度を求める陳情 を議題といたします。
 本件について,事務局から受理の経緯及び陳情の概要等について説明を求めます。

事務局)陳情第2高校3年生(18歳)までの医療費助成制度を求める陳情における,受理の経緯及び概要等の説明を申し上げます。
 まず,受理の経緯でございますが,5月28日に提出され,同日付で受理いたしております。提出者は,石岡市石川の新日本婦人の会石岡班代表,○○様(個人名)ほか358名でございます。
 次に,陳情の概要でございますが,医療費助成制度の対象年齢につきまして,昨年18歳までに拡大された入院とともに,通院におきましても,対象年齢18歳まで拡大を求めるものでございます。
 説明は以上です。

勝村委員長)ただ今事務局から,受理の経緯等について説明がありました。
 審査をするに当たり,陳情に記載された内容を踏まえまして,当市の状況等について執行部より説明を求めます。

保険年金課長)当市の医療費助成制度の状況等につきまして,ご説明いたします。
 まず初めに,制度の概要でございますが,医療費助成は,県の医療福祉費支給制度,通称マル福と呼ばれておりまして,0歳の乳幼児から18歳までをひとくくりにして小児と区分し,その他に,母子,父子のひとり親家庭,妊産婦,重度心身障害の方が,必要とする医療を容易に受けられるよう,医療機関窓口での一部負担金を公費で助成し,医療費の負担を軽減する制度でございまして,県の助成制度を基本とし,県の助成対象に該当しないところを,市の単独事業として助成している制度でございます。
 この度の陳情は,これらのうち18歳までの小児にかかるものでございまして,具体的には,県の助成対象は,これまでに段階的に対象を拡大し,現在は,外来通院が0歳から小学6年生まで,入院は,先ほどの説明にもありましたが,昨年10月の拡大により,0歳から高校3年生相当の18歳までが対象となりまして,年齢要件に加え,所得が一定以下という所得制限を設けております。
 この県の助成対象に対し,市も段階的に拡大し,現在,市単独事業の対象は,外来が,中学1年から中学3年生,入院については,県の方で18歳まで対象としておりますので,市は対象としておりませんが,県の制度には,外来・入院ともに所得制限がありますので,所得制限により,県の助成に該当しない方を,市の単独事業で対象とし補っております。
 さらに,昨日まで予算特別委員会でご審議いただきました,令和元年度一般会計には,結婚・子育て応援プロジェクトの一つとしまして,本年10月から外来の対象を,高校3年生相当の18歳まで拡大する予算を計上させていただいております。
 令和元年度予算の議決を賜りますと,0歳から18歳までの全ての方が,県又は市の制度対象となり,外来通院,入院の助成が受けられることとなります。
 次に,医療機関窓口での自己負担金についてでございますが,当市は,県の制度を基本に,市単独事業も同様としております。
 外来は,1日600円で月2回まで,月額上限1,200円,入院は,1日300円,月額上限3,000円でございまして,月額上限を超える部分は,自己負担は頂かない,なし,となってございます。
 なお,調剤薬局,処方された薬につきましては,自己負担はございません。
 陳情の中で,無料化についても触れておりますが,当市の場合,1日600円等の自己負担がありますので,完全無料ではございませんが,月額上限を超える部分や薬については,自己負担がありませんので,経済的負担の軽減につながっていると考えております。
 次に,県内市町村の状況についてでございますが,県内で,外来・入院の両方を18歳まで拡大している市町村数は,本年4月より拡大した,那珂市,河内町,美浦村の3市町村を含め,4月現在33市町村となっております。
 さらに,学生のみ20歳まで対象としている境町を含めますと,県内44市町村のうち,34市町村,77.3%が拡大しております。
 また,18歳ないし20歳まで拡大している34市町村のうち,外来,入院の両方の自己負担金をなし無料としている市町村は,4月現在,7市町村となっております。
 医療費の助成につきましては,子育て支援の一つでございますが,一方で,少額な負担や無料であるがゆえに,一部の患者の過度な受診や,過剰な検査,投薬による医療費の増加が懸念されております。
 また,先日の予算特別委員会での答弁と重複いたしますが,無料化した場合,令和元年度予算ベースで,さらに約7,700万円の一般財源が必要となる見込みでございまして,これとは別に,業務量増加に伴う人件費等も必要となって参ります。
 無料化となりますと,公費負担が増加しますので,一律に完全無料化を当てはめることにつきましては,財源の確保や近隣市町村の動向を含め,慎重に検討していく必要があると考えています。
 当市の状況等につきましては,以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。次に,本件についてご意見等がございましたら,挙手によりお願いします。

小松委員)この陳情詳細に何度も読みましたけども,ここで述べているのは,ここに書いてありますように7割のところですでにですね,18歳高校三年卒業するまで,県が昨年10月から実施した入院費の助成制度がやられているわけですけれど,石岡市では中学3年生まで外来通院,薬代ですね,そうなっているので,これを私は外来,通院,薬,これをやはり7割ほかの実際と同じように引き上げてもらいたいという趣旨で書いていると理解しておりまして,ここには完全無料化とか負担金とか全部無くせと言うわけではなく,非常に私は妥当なものではないかということと,実際のやはり子供さんをかかえる家庭でみますと,この提言が非常に役に立つと,359名ですか,ということで非常に適切なと言いますかそういう点ではね,やれる範囲での陳情だと思うので,是非やはり私の意見としては保護者の方々の意見に応えるべきではないかと考えます。以上です。

石橋委員)私の頭の中を整理するためにお伺いしたいのですが,ここで文言の整理をしたいんですね。医療費の助成制度という部分で,陳情趣旨の部分で医療費の無料化ということが出てきます。それと助成制度,同じものなのかそれとも意味が違うものなのかもう一度ご説明いただければと思います。

保険年金課長)陳情の中には無料化という表現がございますけれども,一部の市町村では入院と外来両方の自己負担を無料にしているところもございます。
 助成と無料化についてですが,金額の一部を助成するのか,また全額を助成するのか,全額を助成する場合はそれが無料化ということになりますので,金額の度合いといいますか,そういった違いでございます。以上でございます。

石橋委員)よく分かりました。
それともう1点,年齢の区分なんですけども,18歳高校3年相当ということなんですけども,高校生を卒業した時点で制度の対象から外れるのか,それから18歳までとなると高校卒業した後まで該当になるのか,それから有職少年といいますか,16歳というか中学卒業した後で就職したそういう青少年にまで今回のような制度に該当するのかどうか,そういった制度の説明をお願いします。

保険年金課長)ただ今委員さんからありました年齢についてでございますけれども,学校に行っている行っていないは問いませんでして,年齢で該当不該当を判断しております。委員おっしゃるように,すでに社会人として活躍されている方もいらっしゃいます。この制度の中で高校生相当の年齢という表現につきましてはですね,例えば未就学児,小学生,中学生という形でこれまで年齢を表現しておりましたので,そういったところで高校生相当の年齢18歳までという形でご説明を差し上げておりますけれども,実際には年齢で判断しております。以上でございます。

石橋委員)そうしますと所得制限という部分で先ほどご説明がありましたけれど,それはあくまでも保護者を対象とした所得制限,本人に収入があっても18歳未満であれば,助成の対象になるという理解をしてよろしいのでしょうか,お伺いします。

保険年金課長)基本的には所得制限は,委員おっしゃるとおり,保護者の方の所得で判断するわけでありますが,先ほど,そのすでに働いている方ということがございましたが,これにつきましては,確認次第またお答えさせていただきたいと思います。ちょっと保留とさせていただきたいと思います。

石橋委員)それではですね,その部分と併せてお調べいただきたいのは,通常であれば皆さんどんなご家庭でも国民健康保険や社会保険の方へ加入をなさって,なかなか無保険の方っていらっしゃらないと思うんですけども,無保険の方が医療機関にかかられた場合全額自己負担です。そういった場合,窓口での負担を助成をするということになりますと,そういった部分も含めて,全額自己負担の部分も含めた助成制度の対象になるのかどうか,無保険の方にですね,内容をお伺いしたいと思います。

保険年金課長)無保険の方につきましては,この助成制度は該当しませんと言いますか,申請ができないことになっております。国民健康保険や社会保険等に入った上での助成制度という形になっております。以上でございます。

勝村委員長)ほかにご意見等はございませんか。
 暫時休憩いたします。10分程度といたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 ほかにご意見等は,ございませんか。

菱沼委員)陳情第2高校3年生,18才までの助成制度を求める陳情について再度ですね確認の意味でお伺いしたいのですが,あらゆる説明をいただいているのですが,確認の意味でこの陳情項目に対してですね,石岡市として令和元年度一般会計予算の中にですね,医療福祉支給費拡大分として4,210万6,000円というわけで計上されているわけでありまして,これが今後,予算が可決した時に石岡としてこの分を達成できるのかお尋ねしたいと思います。

保健福祉課長)お答えいたします。今定例会に提案させていただいております,一般会計予算の方の議決をいただければ,陳情にあります18歳までの医療費助成については実現できるという状況でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼委員)そうしますと,ここに記載があります無料化の分においては,願意は達成できないという状況になると思いますが,そこの部分,当市においては無料化ということではないと思いますので,無料化の対応は出来てないということで,確認の意味でお伺い致します。

保健福祉課長)無料化につきましては,委員がおっしゃるように,外来ですと1日600円,入院ですと1日300円等の負担金を払っていただくことになりますので,無料化につきましては今回は実施しないという状況でございます。

勝村委員長)ほかにございませんか。

小松委員)今の表現の問題は,この文章はね,専門家が書いたものではないと思うんですよ,私は、専門家がね,一字一句吟味して書いたものじゃなく、女性の団体の方々が書いたので,その中で陳情項目にあるように医療費助成制度を作ってくださいよと,ほかでやっているように。ここに主があって,完全無料化とかなんて言ってないから,その点は非常にそういうふうに理解するのが当たり前だと思います。以上です。

勝村委員長)ほかにございませんか。

保健福祉課長)休憩前の石橋委員さんからのご質問で保留にさせていただいた分につきまして,ご答弁を差し上げたいと思います。
 所得制限の判断でございますけれども,既に就業されていらっしゃる社会人の方につきましては,その方ご本人の所得で判断するという状況でございます。大変失礼いたしました。よろしくどうぞお願いいたします。

石橋委員)はい,ありがとうございました。そうしますと,本人の所得の如何によっては助成の対象にもなるというふうに理解をしてよろしいですか。

保健福祉課長)はい,お答えいたします。はい,その辺につきましては,委員からございました通りでございます。

〔「はい分かりました」との声〕

勝村委員長)ほかにご意見等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)それではこれより討論に入ります。
 討論は,挙手によりこれを許します。
 討論は,ございませんか。

小松委員)色々,専門担当課長からですね詳細説明があり,また、委員からの議論もあり,それでまあ,本当に子どもの貧困の問題,様々な問題が指摘されている中で,健やかにやはり高校3年生,18歳までですね,医療費に心配することなく,育ってほしいという願いは誰も持っているわけであって,これがやはり茨城県も,それから石岡市も,そのため努力してまいりました。1つの到達として完全無料化とはいかないと思う,つまり,窓口負担まではとはいかないけれどもですね,非常に意味のある陳情であり,これは堂々と是非私はですね,陳情を採択して,そして,やっぱり市民の期待にこたえるよう,議会がですね,そういう意思を明確にする上でも,陳情採択を是非やっぱりお願いしたいと思います。以上です。

勝村委員長)ほかに討論は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で討論を終結いたします。
 これより採決に入ります。陳情第2,高校3年生(18歳)までの医療費助成制度を求める陳情を採決いたします。
 本件は,起立により採決いたします。お諮りいたします。本件は,採択とすべきものと決することに賛成の委員の起立を求めます。

-賛成者起立-

勝村委員長)起立少数であります。よって本件は,不採択とすべきものと決しました。以上で本件を終結いたします。
 以上で本委員会に付託されました案件の審査は,すべて終了したわけでありますが,これらにかかる委員長報告の取扱いについては,委員長にご一任願いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,所管事務の調査といたしまして,個別施設計画案についてを議題といたします。
 執行部においては,生活環境部,保健福祉部,教育委員会事務局の順に説明を求めます。
 なお,発言は挙手によりこれを許します。
 初めに,生活環境部から説明願います。 

参事兼まちづくり協働課長)私どもまちづくり協働課におきましては,現在,石岡市コミュニティセンター,それから,まちかど情報センターの個別施設計画の策定を進めているところでございますが,今回その計画のポイントにつきましてご説明申し上げます。
 なお,この個別施設計画でございますけれども,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものでござまして,本日ご説明を申し上げたのち,有識者等で組織される石岡市公共施設等総合管理計画委員会における審議,それから,パブリックコメント等を経ながら,本年9月を目途に策定を進めて行く予定でございます。
 それでは,お手元の石岡市個別施設計画のポイントについて生活環境部という,まあこちらの資料でございますけどもご覧いただきたいと思います。
 表紙を返していただきますと,最初に03概要石岡市コミュニティセンター等個別施設計画案という資料がございます。
 この資料には,私どもで所管しております石岡市コミュニティセンターに加えまして,経済部農政課で所管の関川地区と三村地区のふれあいセンターが合わせて掲載されておりますけれども,私からはコミュニティセンターについてのみご説明を差し上げたいと思います。
 はじめに,四角の枠に囲われた部分がございますけども,基本的な考え方をお示ししございます。詳細についてはお目通しをいただきたいと思いますが,南台,鹿の子,杉並の3つのコミュニティセンターにつきましては,各施設とも,地元住民の皆様が運営委員会を組織し,指定管理者となって運営をしてございまして,市民協働の観点からも重要なモデルと考えてございますので,今後も存続することとしてございます。
 なお,このうち鹿の子コミュニティセンターにつきましては茨城県所有の建築物でございますので,長期的視野に立った施設の方向性につきましては,今後,県と調整することとしております。
 また,杉並コミュニティセンターにつきましては,保健センターの一部を使用している関係から,基本的には保健センターと同じ方向で進みつつ,他の施設との複合化も引き続き検討していきたいと考えております。
 次に,その下の,1対象施設でございますが,南台,鹿の子,杉並の各施設につきましての,名称,所在地,延床面積,建築年度,構造をお示ししてございます。
その下の計画期間につきましては,来年度から令和11年度までの10年間としております。
 その下の3対策の優先順位の考え方でございますが,優先順位1番として,利用者の安全安心を確保するため,施設の劣化等に対する施設修繕を行う,優先順位2番として,環境対策やいっそうのバリアフリー化について対応することとしてございます。
 裏面に返していただきまして,4として個別施設の状態等でございます。各コミュニティセンターにつきましては,いずれも耐震安全性は確保されてございますが,杉並コミュニティセンターは建築後30年以上が経過して老朽化が進んでおりますので,大規模な改修工事など,早急な対応が必要となってございます。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期をお示ししてございます。
 上位計画である石岡市公共施設等総合管理計画におきましては,既存の建築物を標準で60年間,躯体の健全性調査の結果が良好な場合には80年間使用することを目標としてございまして,建物の性能が確保できる状態を維持するため20年周期で修繕,改修を行うこととしています。
 したがいまして,3つのコミュニティセンターのうち,建築物が茨城県所有の鹿の子を除きまして,南台と杉並のコミュニティセンターにつきましては,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図りまして,建物を長期的に活用していきたいと考えてございます。
 対策の実施時期につきましては,表の丸印をつけた年度に実施してまいりたいと考えてございますが,これらにつきましては今後の財政事情,または他事業等との調整によりまして,変更される可能性がございますので,ご承知おきをいただきたいと思ってございます。
 また,その下の6対策費用でございますけれども,真ん中の鹿の子につきましては,参考として書かせていただいておりますのでご了承いただきたいと思います。また,これらの単価でございますが,地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますことから,実際の事業費とは異なる可能性がございますので,あらかじめご承知おきいただければと思ってございます。
 最後の7今後の対応方針でございますが,これまでご説明したことを総括した内容となってございます。杉並につきましては,築30年以上が経過して老朽化が進行していることから,大規模改修などの早急な対応が必要であること。南台,鹿の子につきましては,バリアフリー,環境対応,この環境対応につきましては,環境にやさしいハード整備ということの意味でございますが,これが未完了であり,計画的な改修,効率の良い設備の導入などの対応が望まれる,としてございます。
 ただし,鹿の子につきましては,県との調整を要することは,従前ご説明申し上げましたとおりでございます。
続きまして,お手元の同じ資料でございますが,20の2として概要レクリエーション施設観光施設個別施設計画案という資料をご覧いただきたいと思います。
 この資料には,私どもで所管しておりますまちかど情報センターほか,石岡市公共施設等総合管理計画においてレクリエーション施設観光施設として位置づけられた施設が一括して記載されてございます。
 はじめに,四角の枠で囲われた基本的な考え方でございますが,太いゴシック体の見出しがいくつかあるうち,下から2つ目の見出しに「観光案内,まち蔵藍及びまちかど情報センターは存続するとございますとおり,まちかど情報センターにつきましては,今後も,市街地周遊観光の拠点として,重要な役割を果たしてまいりたいというふうに考えてございます。
 次に,1対象施設でございますが,上から6番目でございますが,まちかど情報センターの所在地,延床面積,建築年度,構造をお示ししてございます。
その下の2計画期間につきましては,先ほどのコミュニティセンターと同じく,来年度から令和11年度までの10年間とさせていただいております。
 裏面に移っていただきまして3対策の優先順位の考え方でございますが,まちかど情報センターに関するものといたしましては,優先順位1番として,多くの利用者が,安心安全に利用することができるよう施設の劣化等に対応する。優先順位2番として,より集客力のある施設とするため,施設の魅力向上やバリアフリー化を図るとしてございます。
 ただし,その下の4個別施設の状態等という項目がございまして,いくつか,ブランクの行で区切れておりますけれども,その下から2つ目に,まちかど情報センターはから始まる部分をご覧いただきたいと思います。
 まちかど情報センターにつきましては,民間の方から借り上げている施設でございますので,当市が直接改修を行うことは想定してございません。ただし,運営上,何らかの必要が生じた場合につきましては,その内容に応じて賃貸人と協議してまいりたいと考えてございます。
 次のページをご覧いただきますと,5対策の内容と実施時期,6対策費用などの記載がございますけれども,まちかど情報センターは,基本的に市による改修は行いませんので,こちらに記載はございません。
 ページ一番下の,7今後の対応方針でございますが,まちかど情報センターに関係するのは,上の行,現状維持を基本方針とするだけでなく,より集客力の高い施設となるよう管理運営を行うの部分が該当する者としてご理解いただきたいと思います。
 まちづくり協働課からの説明は以上でございます。

市民会館長)私からは,市民会館個別施設計画のポイントについてご説明申しあげます。
 それでは,お手元の資料最後のページをご覧下さい。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。個別施設計画策定の参考とするため,市民アンケートを実施したところ,市のシンボル,市の顔等,市民の自慢できる施設として市民会館を必要と思っている方が68%でございました。
 また,建設については単独館で建替えるが46%。複合文化施設として建替えるが9%で,合わせて55%の方が新築を望んでいる結果でございました。
既存の場所は道路が狭隘で一方通行のためイベント時は,渋滞し近隣市民の方への影響も生じていることから,道路アクセス環境等も踏まえ建設場所は公有地の中から検討したいと思っております。
 さらに,財源確保の面では複合施設として整備することにより,公共施設等適正管理推進事業債の複合事業の有利な起債申請が可能となるため,他の公共施設と合わせて移転複合文化施設として整備する方向で考えているところです。
 また,他自治体との連携協力などについても視野に入れる必要もあります。
 さらに,文化活動の拠点・誰でも使いやすい施設,市民が文化活動参加,交流が身近にできる施設となることも目指していきたいと思っております。
 その下1の対象施設でございます。
 名称,市民会館 所在地,総社一丁目2の5,延床面積,4,621.30平方メートル,建築年度,昭和42年度築51年,構造,RC造りでございます。
 その下2には,計画期間を示しておりまして令和2年度から令和11年度までの10年間としております。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方を示しておりまして,施設設備の充実としております。
 その下の4には,個別施設の状態を示しており,1つ目は,オーデトリアム棟でIs値0.41と構造耐震判定指標を下回る耐震性能が確保されておりません。
 2つ目は,建築基準法第12条に基づく調査結果において,建物外部内部・避難誘導施設で要是正13箇所あり,うち既存不適格との判定が7箇所吊り天井に触れ止めや斜め材がない等があります。
 3つ目は,特に空調設備において,オーデトリアム棟が昭和43年の設置から51年が経過しているがこれまで一度も設備更新していません。また,管理棟は最終更新が平成8年で22年が経過していて,機器基盤や部品等は廃番又は製造されていないため修理は非常に難しい状況です。
 続きまして5,6には,対策内容と実施時期,対策費用を示しております。
 石岡市公共施設白書では,建設時より51年以上経過している施設については建て替え時期が近いことから,大規模改修は行わずに60年が経過した年度に建替えることとしています。
 なお,対策内容と実施時期につきましては,今後の財政事情や他事業等との調整により変更される可能性がありますが,令和5年度に基本実施設計,6から7年度の2年間で建設,建設費用は既存面積で試算して18億4,852万円となっております。
 また,単価につきましても地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますで,実際の事業費とは異なる可能性がありますので,あらかじめご承知おきください。
最後の7には,今後の対応方針をお示ししております。
 計画の趣旨を全庁的に共有し,関連する部署と共通認識で庁内横断的に取組を行うとともに,事業の優先順位の決定効率的な予算配分などについて,協議調整を図って行く必要があります。
 また,今後の対応上の問題として先程,個別施設の状態で述べた1つ目の耐震性能が確保されていない施設である。耐震改修促進法では平成28年度までに改修に努めること。未改修施設は公表することとなっており,現在,市のホームページにおいて公表しています。2つ目の建築基準法第12条定期調査結果で既存不適格と判定された天井部位については,平成25年7月の改正で天井脱落対策に係る一連の技術基準告示が公布され,この技術基準により天井について脱落防止策を行うことが義務付けられました。こうしたことは建設当時の法令には適合していたものの,その後の法改正等により現行法には適合しなくなったもので,法的には支障はないが安全性が担保されないことから既存不適格建築物と判定されます。しかしながら,建築物の設置者管理者は建築物の構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するよう努めなければならず,特に不特定多数のものが利用する建築物等は,一旦事故が発生すると大事故につながる恐れがあることから,より一層安全面を確保する必要があり,これらを怠り運営し続けることは避けられる事故に対し,未対応となっていることから設置者管理者は道義的責任の観点から賠償責任が生じる可能性が大いにあるものと考えられます。このような状態の中で,ホール利用時における緊急時の避難体制を強化し対応を図って参りました。
 耐震診断を実施してから5年が経過していることからさらにIs値が低下していることも考えられます。また,法定耐用年数も経過している点や,建築基準法第12条による定期報告調査結果などを考慮すると利用者の安全確保のための改修が必要であり,さらに,各種設備,空調給排水衛生も劣化がかなり進行していて突発性の事案が発生する危険度はかなり高いと考えられます。
 ここ最近,民間イベント会社が市民会館のホールを利用し寄席や歌謡ショーを開催する機会が増えている状況で,万が一,市民会館の瑕疵によりイベントが中止となった場合,チケットの払い戻しや,会社の信用を失ったなどを理由に損害賠償を求められる可能性も大いに考えられると思っております。
県内の市民会館,文化ホールにおける最近の事例を申し上げますと,龍ヶ崎文化会館は昭和60年開設,築34年,施設の安全性向上のため平成31年4月から令和元年9月まで休館とし,大ホールの天井脱落防止策工事及び照明のLED化更新工事を実施。下妻市民文化会館は昭和51年開設,築40年,老朽化が著しく各種設備の劣化も進行しているため,令和元年12月まで運営し令和2年1月を以って閉館と伺っております。市民文化会館と公民館を地域活性化の中核拠点として,令和4年の完成を目指し地域交流センターとして整備する方針を公表しております。
 以上が市民会館個別施設計画のポイントについての説明でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

石橋委員)私の方から何点かお伺い致します。
 まず,コミュニティセンターの部分でですね,南台のコミュニティセンターにつきまして,今後バリアフリー化,大規模改修化を図るという内容でありましたけれども,あそこ結構下の道路から施設の方に入ってくるのに階段と何段か高くなっているわけですけれど,そういった部分でのバリアフリー化,そういう部分の改修を図る改修になるのかどうかお伺いをいたします。

参事兼まちづくり協働課長)南台のコミュニティセンターにつきまして,駐車場側からは車椅子等であがっていただけるスロープがございましたけれども,ご指摘のとおり道路側,歩道から直接あがっていただくといううえでは,現在階段のみという状況になっておりますので,更に使い勝手のいい形にできればと思っております。また,玄関につきましても,たたきがございまして,そこで靴をぬいでいただいてあがっていただいておりまして,そういったものにつきましても車椅子の方にはご不自由をおかけすると思いますので,改修に際しましてはそういった改修も行っていきたいと考えてございます。以上です。

石橋委員)資料に示されましたですね,見積り額と言いますか金額でどこまで対応できるのかなと疑問を持ちましたので,お伺いをいたしました。
 次に,まちかど情報センターの方でございますけども,まちかど情報センターも説明の中でありましたように借り物であります。年間340から350万ですかね,使用料を払っている部分があるわけです。開設以来30年以上にはなるかなと思いますが,そういった部分,存続という方向性を今回おしめしになりましたけども借地というか家賃として払っているかと思います。そういった部分今後どういうふうに解消なさっていくのかお考えをお伺いいたします。

参事兼まちづくり協働課長)まちかど情報センターにつきましては,ご指摘のとおり建物借り上げ料として375万9,000円,それから逆側の駐車場がございますけども借地料として年間約48万円を計上させていただいているところでございます。これらにつきまして,石岡市として例えばこちらを買収させていただくですとか,そういったことはなかなか難しいのかなと判断してございまして,一方でまちかど情報センターの場合,あの場所に市の施設として今現在のような性格の施設を置かせていただいていることに大きな意味があるというふうに捉えてございますので,建物につきましては現在のお借りする形で存続させていただく形で当面は考えてございます。以上でございます。

石橋委員)そこら辺の事情はよく理解するわけです。とは申しながらですね,まちかど情報センターについては,当初開設の目的が本当に達成されているのかどうかが私非常に疑問に思っているところです。もうちょっとですね,広く沢山の利用者が利用すべき目的で開設した部分であったのかなというふうに感じがするわけですけども,まあ指定管理者でお願いをしている部分もありますので,踏み込んだ表現をしますと,特定の方々だけで利用がされているのかなと,なかなか広く一般の利用に供するという施設がなされてないのではないかなという印象を持つわけです。今回のこの優先順位の考え方という部分が広く実行されるのであれば今後の施設の存続とかですね,施設の改修という部分ではかなり意味のあるものになってくるのかなと思いますけども,積極的にこの優先順位を本当に最優先にですね,施設の本来の目的が実現されるようになお一層運営の努力をお願いをしたいと思います。 
 それから市民会館,館長の方から本当に詳しいご説明をいただきまして,理解をいたしました。今後の,対策内容と実施時期というところで,令和5年度のところでの基本設計,実施設計,翌年令和6年から7年にかけての建設工事というような計画が示されたわけです。その中で課長の説明の中で,耐震化の部分それから建築基準法に対する不具合の部分,そういう意味で利用をしていただく市民の方々に行政として何かあった時に責任が果たせるのかどうかという部分を考えますと,今回示された計画の年度があまりにも遅すぎるのではないかなという感じがします。まあ担当のほうとしては,市総合的にですねほかの部署との関連も勘案しながら,財政部門とも相談をしながらという関係でこういう計画が出されたのだと思うんですけども,もうちょっとこれが前倒しでできるようにお願いしたいなと思います。
それから余計なことかもしれませんけど,他市との連携とのお話もありました。しかしながらやはり,文化施設を他市に依存をしますと,それこそやはり市の衰退に加速度がつくのではないかなという感じがします。やはり複合文化施設として文化の中心として早急な整備が必要だと思いますので,その辺はもっと努力をしていただきたいなと思います。

池田委員)私からも市民会館の個別施設の計画について1点だけお伺い致します。
 ただ今館長から言われていたことは当然認識をしていまして,いわゆる耐震が足りない建物に対して行政が人を集めることについては,一言でいえば行政の不作為以外の何物でもないと思っております。建て替えの方向ということで示されたわけですが,この中で,公共施設等適正管理推進事業債ということが出てまいりますが,この事業債の詳細の内容につきましてお伺いいたします。

市民会館長)申し訳ありませんが,手元に資料がございませんので,後日お答えしたいと思います。すみません。

池田委員)その有利な起債が可能ということでありますので使えるものは当然利用していきながら先ほど石橋委員が申してましたとおりなるべく事業そのものの前倒しを図って速やかに対応されることを私も切に希望するものであります。資料は後ほどご提出願います。

菱沼委員)私からも石岡市の市民会館ということで,再三再四に亘りまして,予算決算も含めてですね,この市民会館のあり方について質疑をさせていただきました。今回個別施設計画が出されまして,それについてはしっかりと私も真摯に受け止めながらですね行かなきゃいけないなと思っているところでございます。今,石橋委員また池田委員からも話がありましたけれども,この分においては,あの昨日,一昨日もですね新潟,山形地震ということでありました。震度6強でございます。いつ地震が起きるか分からないという状況の中で,こういう状況においてですね,様々な事業を市民会館でやっていくことが実際どうなのかなと,安全安心の観点からすればね,確かに耐震の部分が実際こういうふうになっているので,現状,担当としては令和5年から6年,7年という状況で進めて行きたいという話でしたけれども,私は前から言っているとおりですけども,市民の文化施設というのは重要であります。いち早くやっぱり先ほどの言った起債ですね,その部分もしっかり算出していただいて,早めのですね改修建て替えの部分を是非とも推進していただくと同時にですね,市民の皆さんにも現状,市民会館のあり方というのを知ってもらわなきゃいけないと思うんですね。それが私は大事な事かなと思っているので,そこらも踏まえて今後もしっかり検討していっていただきたいと思いますので,これは強く要望しておきたいと思います。以上です。

市民会館長)先ほど池田委員のご質問の公共施設等適正管理推進事業債についてなんですけど,要件としましては延べ床面積の減少を伴う集約化,複合化事業であること。個別施設計画に位置付けられた事業であること。起債充当率は90%となっております。以上でございます。

池田委員)資料が揃わないとということだったものですから,私もインターネットでただ今検索したところです。
 集約化複合化の事業ということで,対象事業3つほどありまして,平成30年度で4,320億円,これ国全体でですね,この金額が令和5年度6年度あたりになってきますと,減少してくる可能性も十二分にありますので,より早い事業の推進を図られていただきたいと併せて要望しておきたいと思います。

勝村委員長)ほかにご質問はございませんか。

玉造委員)ただ今ご説明をいただきました,市民会館の個別施設計画でございますが,このオーデトリアム棟でIs値0.41で構造耐震判定票を下回る耐震性能が確保されていない施設。また,空調設備はオーデトリアム棟が昭和43年設置から51年が経過して機器基盤や部品等は廃盤又は製造されていないため修理は困難というようなことで,現在使用していないところもあったかと思うんですけれども,駐車場とか現在使用していない場所とか状況はどのようになっているかお伺い致します。

市民会館長)お答えいたします。構造耐震判定指標と言いまして平成25年度耐震診断を市民会館は実施しております。その中で耐震指標を市民会館はIso0.75と定めまして診断いたしました。その中でオーデトリアム棟とはホールを指しております。ホールで一応吹き抜けになっておることから,全体的に診断をしたんですけど,今回ゾーニング調査,各階層で診断をした結果,その中で地下から3階までの中で0.56ということで結果が出ております。その中でもゾーニング調査の結果一番低かった駐車場が0.41と公表しております。そのほかは0.56ということで,法律の中では0.6ということですので,ある程度近いということで躯体のほうはある程度大丈夫なのかなということで,避難体制を強化しながら現在も運営している状況でございます。空調機機器基盤がないということですけども,先ほどホールの方では51年が経過している中でも部品の方は実際ありませんので代用品でやるか,それとも,更新をするしかないという状況になってございます。管理棟の方においても,平成8年度から22年度が経過しておりますので,メーカーのほうで,もう,基盤とかそういう部分に対しては製造していないという状況になっております。昨年度第一会議室とエントランスホールが壊れまして,全国のパナソニックのメーカーに確認したところ,残念ながらもう在庫はなしということなんで,今後万が一なった場合は,対処方法も緊急に対応していかなければならないということであります。以上です。

玉造委員)ありがとうございます。使用を中止している場所はありますか。

市民会館長)お答えいたします。
 使用を中止している場所は,現在のことろありません。

玉造委員)今回,石岡市民会館個別施設計画ということで,正式な耐震の結果が出たということだと理解しておりますけども,直ちに市民にお知らせして使用を中止するだとか,そういうお考えについては今のところあるのかないのかお伺いをいたします。

市民会館長)運営する立場としては現状を維持,耐震補強の工事ではなく先ほど言ったように12条の方で防止策で,そちらを対処しながら短期的でも必要かなと思っております。以上です。

玉造委員)現在,成人式ですとか色々と使用している状況ですが,これを一つ一つをほかの場所を使うということが可能かどうかお伺いをいたします。

市民会館長)お答えいたします。
 現在ですが,市民会館で700名以上を使用しながらやっているイベントは,市の事業では成人式でこれがだいたい800名程度,ただ,参加者が2割くらい来られませんので,だいたい今のキャパであれば十分可能なところでありますけども,先ほど玉造委員が言った代替施設といったそういった施設では,石岡の管内の中では中央公民館がホール590名が確保しておりますので,万が一市民会館がダメな場合には,そちらの検討も協議をしていく必要があると思っております。以上です。

玉造委員)大変厳しい状況で,直ちに使用を禁止するべきと考えますが,そういったことが大変困難な事と思われますがそういったことに関して,執行部とか庁舎の中で検討会とかそういった会議といったものを開くお考えについてお伺いいたします。

中央公民館長)先ほど申し上げましたが,計画の趣旨を全庁的に共有し,関連部署と共通認識でこれから対応してまいりたいと考えております。

池田委員)先ほどの公共施設等適正管理推進事業債,これ私,今ネットでひいてまして,期間が定められております,まあ老婆心ながら申し上げますと,これは5年間で平成29年から平成33年度,令和3年度までの期間が設定されておりまして,充当率90%,元利償還金50%に対する交付税処置も当然令和3年度までですので,この予定で行きますと令和5年度に基本設計実施設計,建設が令和6年7年度と申しますと,有利な事業債も当然活用できなくなる可能性がありますので,こちらは本当に可及速やかに対応されることが望ましいと思われますのでよろしくお願いいたします。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,生活環境部については終結いたします。
 次に,保健福祉部から説明願います。

社会福祉課長)社会福祉課から,石岡市障害福祉施設個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 まず,この個別計画は,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものです。
 すべての公共施設について,本日,ご審議いただくほか,今後,有識者等で組織する石岡市公共施設等総合管理計画委員会における審議やパブリックコメント等を経て,令和元年9月までに策定されることになります。
 それでは,お手元の石岡市障害福祉施設個別施設計画のポイントについてをご覧頂きたいと思います。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。この計画では,身体・知的・精神障害者を支援する三つの施設を対象として策定しております。それぞれの施設が,地域生活支援や職業訓練を行っており,当市の障害者支援策として重要と考えておりますので,今後移転や,改修を行いまして存続して参ります。
 その下1の対象施設でございます。初めに地域活動支援センターけやきの家でございます。所在地は国府四丁目5番3号,延面積は227平方メートル,建築年度は昭和34年度,鉄筋コンクリート造りでございます。
 次に,障害者福祉作業所ゆりでございます。所在地は柿岡2300番地,延面積は197平方メートル,建築年度は平成21年度,木造でございます。
 最後に障害者福祉作業所ひまわりでございます。所在地は大砂10527番地6,延面積は184.25平方メートル,建築年度は平成11年度,鉄筋コンクリート造りでございます。この施設は,ひまわりの館との複合施設となってございます。
 その下の2には,計画期間をお示ししておりまして,2020年度から2029年度までの10年間としております。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししておりまして,優先順位①利用者の安全安心を確保するため,施設の劣化等に対する施設修繕を行う。優先順位②さらなるバリアフリー化を目指す。としてございます。
 続きまして4には,個別施設の状態等をお示ししておりまして,けやきの家については,耐震診断の結果安全性が確保されておりません。
 ゆり及びひまわりについては,安全性が確保されております。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期,対策費用をお示ししております。
 上位計画である石岡市公共施設等総合管理計画では,既存の建築物を標準で60年間使用し,躯体の健全性調査の結果が良好な場合には80年間使用することを目標としており,建物の性能が確保できる状態を維持するため20年周期で修繕,改修を行うこととしております。
 地域活動支援センターけやきの家については,八郷総合支所等に移転を予定しております。しかし,八郷総合支所有効活用事業における支所複合化の協議の結果,計画変更もございます。
 障害者福祉作業所ゆりは,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいります。
 対策につきましては,2022年度に防水,外壁改修,給排水の改修などの中規模改修を予定しております。
 障害者福祉作業所ひまわりは,ひまわりの館個別施設計画に沿った改修を予定しております。
 続きまして6には,対策費用をお示ししております。なお,対策内容と実施時期につきましては,今後の財政事情や他事業等との調整により,変更される可能性があります。また,単価につきましては,地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますので,実際の事業費とは異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。
最後に7には,今後の対応方針をお示ししております。
 障害福祉施設は,3施設ともに存続し安全安心なサービスが提供できる施設を維持してまいりますが,人口減少による利用者の減少を見据えながら,集約化についても継続して検討してまいります。
 以上が,障害福祉施設個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。
よろしくお願い致します。

参事兼高齢福祉課長)高齢福祉課から,石岡市高齢福祉施設個別施設計画案のポイントについて,ご説明いたします。
 まず,この個別施設計画は,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものでございます。
 それでは,お手元の概要石岡市高齢福祉施設個別施設計画案についてをご覧いただきたいと思います。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。
 ふれあいの里石岡ひまわりの館,地域包括支援センター,特別養護老人ホームのぞみは,存続といたします。
3施設は同一敷地に設置されている施設で,ひまわりの館は,本市における高齢者,障害者等の福祉事業の効果的運営と組織的活動を推進し,市民の健康増進,娯楽,教養のための便宜を供与するために設置されておりまして,館内に地域包括支援センターを置き,高齢者が要介護・要支援状態になることを予防するとともに,地域の高齢者の総合相談,権利擁護や地域の支援体制づくり,保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援しております。
 また,特別養護老人ホームのぞみは,日常生活で常時介護を必要とし,かつ,居宅においてこれを受けることが困難な老人を擁護し,老人福祉の増進を図るため,老人福祉法に基づき設置されております。当市では高齢福祉施設について,高齢者福祉の情報発信基地,健康,生きがい,交流の拠点施設として長寿命化を図りながら,公共施設として存続するものでございます。
 次に,農村高齢者センターについては,八郷総合支所有効活用事業により移転することを前提に,現在協議中でございます。
 農村高齢者センターは,地域社会との交流及び健康の増進を図り,老後生活を健全で豊かなものとする社交の場を確立することを目的として設置されておりますが,八郷総合支所の空きスペースの有効活用事業により,現状の目的だけでなく,多機能施設におけるコミュニケーション創出施設としての役割を担うため,移転するものでございます。
 次に,1の対象施設でございます。1番目として,ふれあいの里石岡ひまわりの館,所在地が大砂10527の6,延床面積が5,145.72平方メートル,平成11年度建築の鉄筋コンクリート造でございます。
 次に,地域包括支援センター,所在地が同じく大砂10527の6,延床面積が194.80平方メートル,平成11年度建築,鉄筋コンクリート造でございます。
 次に,農村高齢者センター,所在地が柿岡2155番地,延床面積が610平方メートル,昭和63年度建築の鉄骨造でございます。
 次に,特別養護老人ホームのぞみ,所在地が大砂10527の6,延床面積が2,098平方メートル,平成12年度建築,鉄骨造でございます。
 次に,2の計画期間でございます。2020年度から2029年度までの10年間としております。
 次に,3には,対策の優先順位の考え方をお示ししております。①といたしまして,高齢者福祉施設として,利用者が安全,安心に施設を利用できるよう施設,設備の安全確保を最優先する。②としまして,施設の機能を維持していくための老朽化対策,としてございます
 次に,4個別施設の状態等をお示ししております。ふれあいの里石岡ひまわりの館は,新耐震基準施設のため,安全性は確保されております。
 次に,裏面をご覧いただきたいと思います。
 5には,対策内容と実施時期をお示ししております。
上位計画である石岡市公共施設等総合管理計画では,既存の建築物を標準で60年間使用し,躯体の健全性調査の結果が良好な場合には80年間使用することを目標としており,建物の性能が確保できる状態を維持するため「20年周期」で修繕・改修を行うこととしております。
 ふれあいの里石岡ひまわりの館,地域包括支援センターは,計画的な修繕・改修,予防保全を行うことで長寿命化を図りまして,建物を長期的に活用してまいります。
 対策につきましては,2022年度に,建築後20年が経過することから,防水,外壁改修,給排水ポンプ改修などの中規模改修を行なうこととしております。
 次に,農村高齢者センターにつきましては,八郷総合支所有効活用事業によりまして,八郷総合支所に移転を予定しており,現在,協議中でございます。
 次に,特別養護老人ホームのぞみにつきましては,平成29年度に防水改修工事を実施したため,当面,修繕の予定はございませんが,今後も,定期的な調査を行い,必要に応じて修繕を行っていく必要がございます。
 なお,対策内容と実施時期につきましては,今後の財政事情や他の事業などとの調整により,変更される可能性がございます。
 続きまして,6には,対策費用をお示ししております。ふれあいの里石岡ひまわりの館の対策費用として,4億2,325万1,000円を見込んでおります。
なお,単価につきましては,地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますので,実際の事業費とは異なる可能性がありますことを,あらかじめご了承いただきたいと思います。
 最後に,7としまして今後の対応方針及び対応上の課題をお示ししております。
 高齢者福祉施設として運営していくための,利用者の安全・安心の確保と,公共と民間の役割を明確にしながら,将来のニーズをとらえ,今後の高齢者福祉サービスのあり方を継続的に検討するとしてございます。
 また,農村高齢者センターの移転につきましては,今後の八郷総合支所複合化の協議結果によっては,計画変更もあり得るということを合わせてご報告させていただきます。
 以上が,石岡市高齢福祉施設個別施設計画案のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願いいたします。

こども福祉課長)こども福祉課から,石岡市立児童館等個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 まず,この個別計画は,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものです。
 すべての公共施設について,本日,ご審議いただくほか,今後,有識者等で組織する石岡市公共施設等総合管理計画委員会における審議やパブリックコメント等を経て,令和元年9月までに策定することを予定してございます。
 それでは,お手元の石岡市立児童館等個別施設計画のポイントについてご覧ください。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。
児 童館は複合施設子どもの森における重要施設の一つとして建替えを検討していく,児童センターは存続すると計画しております。児童センターにつきましては存続すると計画しております。
 その下1の対象施設でございますが,1といたしまして,児童館,府中五丁目7番33号,延床面積は165平方メートル,建築年度は昭和38年度,構造は軽量鉄骨造でございます。
 次に,2児童センターは,旭台三丁目9番21号,延床面積418平方メートル,建築年度は昭和55年度,構造は鉄筋コンクリート造でございます。
 その下の2には,計画期間をお示ししておりまして,2029年度までの10年間としております。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししておりまして,①としまして建て替えを進める,長寿命化やバリアフリー化を行う,②として利用者の安全確保のため,耐震基準を満たしていない施設の改修を行うとしてございます。
 その下の4には,個別施設の状態等をお示ししておりまして,児童館の安全性についは,耐震安全性に不安がある,児童センターの安全性については,耐震安全性は確保されているとなってございます。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期,対策費用をお示ししております。
 上位計画である石岡市公共施設等総合管理計画では,既存の建築物を標準で60年間使用し,躯体の健全性調査の結果が良好な場合には80年間使用することを目標としており,建物の性能が確保できる状態を維持するため20年周期で修繕・改修を行うこととしています。
 まず,児童館につきましては,基本的な考え方で説明した通り建て替えを計画しており,立替え経費として5,445万円と試算しました。  
 次に,児童センターにつきましては,存続を計画しており,計画的な修繕・改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用していきたいと考えております。その改修経費といたしまして1億2,551万円と試算しました。
 なお,単価につきましては,地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますので,実際の事業費とは異なる可能性があります。あらかじめご了承いただければと思います。
 6には,今後の対応方針をお示ししております。
 まず,児童館は現在進められている子どもの森構想の中で,駅周辺地域の適地において,保育所等と併せて整備する。
 児童センターにつきましては大規模改修を行い,長寿命化やバリアフリー化を行うが,今後も引き続き社会情勢や住民ニーズを把握し,複合化について継続的に検討していくことといたしました。
 最後の7には,今後の対応上の課題といたしまして,児童館は複合施設子どもの森における重要施設の一つとして検討する必要があることから,子どもの森構想として,機能面や整備等について,将来の市のまちづくり,グランドデザインを踏まえた調査が必要であると考えてございます。
 以上が,石岡市児童館等個別施設計画のポイントについての説明でございます。よろしくお願いいたします。

健康増進課長)健康増進課から,石岡市保健施設個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 まず,この個別計画は,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものでございます。
 すべての公共施設について,本日,ご審議いただくほか,今後,有識者等で組織する石岡市公共施設等総合管理計画委員会における審議やパブリックコメント等を経て,令和元年9月までに策定されることとなります。
 それでは,お手元の石岡市保健施設個別施設計画のポイントについてをご覧頂きたいと思います。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。
 石岡保健センターは,大規模改修(バリアフリー化等)を実施し,長寿命化を図る。
 八郷保健センターは,中規模修繕(現状回復)を実施する。でございます。
 その下1の対象施設でございますが,まず,1つ目の施設は,名称,石岡保健センター,所在地,杉並2の1の1,延面積,2,125.79平方メートル,
 建築年度,昭和54年度,構造,RC造でございます。階層は,地上2階,地下1階でございます。
 次に,2つ目の施設は,名称,八郷保健センター,所在地,柿岡2750,延面積,1,743.28平方メートル,建築年度,平成8年度,構造,RC造でございます。階層は,地上2階になっております。
 その下の2には,計画期間をお示ししておりまして,2029年度までの10年間としてございます。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししておりまして,①利用者の安全安心の確保と保健施設としての衛生面の確保のため,老朽化対策を優先する。特に,築年数が39年となる石岡保健センターの大規模改修が第一となる。また,八郷保健センターも今後の長寿命化を考慮すると,早めの中規模修繕を実施する。②バリアフリー対策の改修について,石岡保健センターでは土足化対応の床改修,エレベーターの設置等大規模な改修が必要となる。八郷保健センターにおきましても一部手すり設置や点字ブロック等対策が必要となっている。としてございます。
 その下4には,個別施設の状態等をお示ししておりまして,2つの施設とも建築物躯体部分の耐震安全性は確保されております。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期,6には対策費用をお示ししております。
上位計画である石岡市公共施設等総合管理計画では,既存の建築物を標準で60年間使用し,躯体の健全性調査の結果が良好な場合には80年間使用することを目標としており, 建物の性能が確保できる状態を維持するため20年周期で修繕・改修を行うこととしています。
 まず,石岡保健センターは,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいります。
 対策につきましては,2021から2022年度にかけて,屋根改修,断熱化等を含む防水,外壁改修,給排水ポンプ改修,昇降機設置,空調設備の更新,屋外キュービクルの更新などの大規模改修を行なうこととしています。
 次に,八郷保健センターも,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいります。
 対策につきましては,2022年度に防水,屋根及び外壁改修,給排水ポンプ改修などの中規模改修を行なうこととしてございます。
 なお,対策内容と実施時期につきましては,今後の財政事情や他事業等との調整により,変更される可能性がございます。
 また,単価につきましては,地域総合整備財団の更新単価を採用しておりますので,実際の事業費とは異なる可能性がございますことをご了承ください。
 最後に7には,今後の対応方針をお示ししております。早急に施設の移転や複合化の検討を進める。
 また,今後の対応上の課題として,石岡保健センターの空調設備及びキュービクルの老朽化が深刻なため,早急な対応を要します。特に,空調設備は,修理不能のため,故障すると保健事業ができなくなる恐れがございます。そのほか,保健センターの修繕や改修時に保健事業を実施する代替施設を確保する必要があります。
 以上が,石岡市保健施設個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願い致します。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等は,ございませんか。

玉造委員)農村高齢者センターについては,八郷総合支所有効活用に移転する,協議中とありますが,今後,八郷総合支所に移るのかお伺いいたします。

参事兼高齢福祉課長)お答えいたします。農村高齢者センターの今後でございますが,現在組織改編ですとか,本庁が新しくなって議会がこちらに移転して,八郷総合支所に空きスペースができるということから,支所のスペースの有効活用というお話がございました。元々のおおもとの計画の中で,今後施設の総量を減少するという話の中で担当課の方から農村高齢者センターについても,その空きスペースの中に移転ができないかという話がございまして,協議の場の方に担当者が出席してまいりまして,今後これまで協議を続けてまいりました。現状で支所総務課の方の常任委員会でのご報告になろうかと思いますが,そちらの中で現在協議をしておりまして,そちらのいただいた情報によりますと,4月以降も支所にさらに空きスペースができたような状況もありまして,その状況等も再確認等も含めまして,協議を進めるというところが現状こちらに示されておりまして,協議の内容によっては変更もありうるというような意味合いでご説明がありましたので,現在私どものほうといたしましては,内容によって改めて協議をさせていただくというところで進める段階でございまして,現状では移転を予定するため協議中とことだけしかご答弁できないような状況でございます。

玉造委員)現在の農村高齢者センターは,例えば耐震とか利用できないといった理由があるのかお伺いいたします。

参事兼高齢福祉課長)お答えいたします。
 農村高齢者センターにつきましては,現在も通常に貸出といいますか,使用につきましては問題なく,利用者の方にはご使用いただいております。以上でございます。

玉造委員)使えるということでございますし,まあ中の,トイレの洋式化ですとかそういったものもしてある部分がございますので,使っている市民の方のご意見をしっかりとよく聞いて使用できるものであれば使えるような形でやっていただければと思いますので,よろしくお願いします。

勝村委員長)ほかにございませんか。

菱沼委員)私から石岡の保健センターについてお伺いいたします。実際ですねかなり老朽化が進み大規模改修を行わなければならないということで,2020年度に長寿命化実施計画,2021年2022年度で修繕バリアフリー化をしていくという状況でありますけども,実際長期の部分で回収をしていかなければならないということでありますけども,今までここに来られてた方々が代替の部分の施設がですね非常に重要になってくるのかなと思うんですけども,先ほども代替の部分において検討しているという話がありましたが現状どうなんでしょう,実際ここ改修工事やって使えなくなった時に,代替の部分というのが実際どのように今後の事も踏まえてですね,考えているのかお伺いいたします。

健康増進課長)代替え施設の事につきましてご答弁申し上げます。
 保健センターが修繕等で使えなくなった場合の事業の展開ですが,ある程度の面積,それから,駐車場等が必要となってございますから,今考えられるのはふれあいの里ですとか,または八郷保健センターで一部を実施するというような考えで検討しているところでございます。以上です。

菱沼委員)その部分においてはですね,市民の皆さんにもご不便をかけないようにですね,しっかりと内部で協議をしていただいて,市民の皆さんにもしっかりと周知もある程度方向性も決まった段階でしっかりとした周知をよろしくお願いします。以上です。

勝村委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,保健福祉部については,終結いたします。
 次に,教育委員会事務局から説明願います。
 
教育部長)教育委員会施設多数ございます。今まで説明あったようにこの計画ですが,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合計画に基づくものでございます。それから,今後ですが審議やパブリックコメントを経て本年9月までに策定されることになります。それから計画においては,10年度ということでほかの施設と同じですので,ここの部分は削除して各説明を行いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

参事兼教育総務課長)教育総務課から,旧有明中学校体育館個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 初めに基本的な考え方でございますが,旧有明中学校体育館につきましては,今後も存続することとしております。こちらの体育館につきましては,柿岡中,有明中,八郷南中の統合に伴いまして閉校となっておりますけれども,体育館については統合の際の要望等もございまして有効活用を図っているところでございます。また,その校庭等につきましても,市民の方々の運営によるイベント等が開催されているところでございます。
 次に対象施設でございます。こちら旧有明中学校体育館につきましては,瓦会地区の小塙地区にございます。延面積1,046平方メートルで,昭和45年に建てられた鉄骨造の施設でございます。
 次に一つとびまして3の対策の優先順位の考え方でございます。
優先順位の1としまして,利用者の安全安心を確保するため,施設の劣化等に対する施設修繕を行い,次いで2といたしまして,環境対応やバリアフリー化への対応を挙げております。
 次に4個別施設の状態等でございます。この施設につきましては,平成12年度に耐震工事及び大規模改修工事を実施しておりますことから,耐震安全性は確保されているところでございます。
 次に5の対策内容と実施時期,また,6には対策費用をお示ししております。
 旧有明中学校体育館につきましては,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいりたいと考えてございます。対策につきましては,令和2年度に屋根や外壁,給排水設備の改修などの中規模改修を行なうこととしています。こちらにつきましては,今後の財政事情や他事業等との調整により,変更される可能性もございます。
 最後に7の今後の対応方針でございます。先ほどご説明いたしましたように,令和2年度に中規模改修を行いまして,施設の原状回復を行うこととしております。
 また,当該体育館につきましては,今後,小中学校の再編計画によりまして学校施設の再利用が検討課題となってまいります。このことから,これに合わせて,今後の活用方法についても継続して検討してまいりたいと考えてございます。
 説明は以上でございます。

生涯学習課長)生涯学習課から,石岡市勤労青少年ホーム,石岡市図書館,石岡市レクリエーション施設,石岡市児童クラブの4つの個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 まず,石岡市勤労青少年ホーム個別施設計画のポイントについてをご説明いたします。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。勤労青少年ホームは,勤労青少年以外の利用者のニーズがあるため,市民のいきがいづくりの場として施設を存続させる。市民のいきがいづくりのための施設として運営方針の見直しを進めながら,他の類似施設との複合化を検討していく。
 その下1の対象施設でございます。
 その下の2には,計画期間をお示ししてございます。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししておりまして,①利用者にとって安心安全な施設であることを第一に考え,また利用者へのサービス向上のため,施設の老朽化等に対する修繕と設備の更新を行う。②利用者のニーズに応じた部屋の機能的な配置と設置当初から変化してきた利用者のニーズに応えられるよう,施設の運営方針の見直しを検討する。としてございます。
 その下の4には,個別施設の状態等をお示ししております。勤労青少年ホームは,勤労青少年ホーム棟に関して,耐震診断調査において主体構造以外の設備に修繕が必要な箇所が指摘されているため早急な修繕が必要とされている。体育館は,耐震診断調査において2階鉄骨造屋根部分に所要の耐震性能が確保されていないため,早急な修繕が必要とされている。
 5には,対策内容と実施時期。
6 には,対策費用をお示ししております。
勤 労青少年ホームは,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用していきます。
対策につきましては,令和3年度にホーム棟及び体育館の耐震改修工事,令和7年度に躯体健全性調査,令和8年度に長寿命化改修実施設計,令和9年度に長寿命化改修工事を行なうこととしています。
 なお,対策内容と実施時期につきましては,今後の財政事情や他事業等との調整により,変更される可能性があります。
 また,単価につきましては,実際の事業費とは異なる可能性があります。
 最後に7には,今後の対応方針をお示ししております。
 勤労青少年ホームは,耐震改修工事を行い,施設の安全性を確保します。その後長寿命化改修を行い,耐用年数を伸ばします。また,施設の運営方針の見直しや他の類似施設との複合化を継続的に検討していきます。
 また,今後の対応上の課題として,市民の生きがいづくりの施設として運営方針を見直した場合,利用料金体系について検討していく必要があります。
 次に,石岡市図書館個別施設計画のポイントについてご説明いたします。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。
 石岡市中央図書館は存続する。また,多機能型施設を目指す。石岡市中央図書館は茨城県内最古の図書館として地域の図書館をリードする立場にあり,
 130周年を迎える本年,平成29年度に開館した,こども図書館本の森と併せ将来像を個別施設計画として策定します。
 東地区公民館,城南地区公民館内の図書室は継続して存続する。
 中央公民館図書室は八郷総合支所の有効活用のため支所2階フロアに移設して存続する。
 その下1の対象施設でございます。
 その下の2には,計画期間をお示ししております。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししております。①利用者の安全安心を確保するため,施設の劣化等に対する施設修繕を行う。②ユニバーサルデザイン化 された多機能型施設として建替えを目指す。③環境対応を進めるとしてございます。
 その下の4には,個別施設の状態等をお示ししておりまして,中央図書館及び各公民館図書室の安全性は確保されております。
 5には,対策内容と実施時期,対策費用をお示ししております。
 6には,今後の対応方針をお示ししております。
 石岡市中央図書館は旧合併特例債期限である令和7年度までに建替えを目指します。石岡市中央図書館の建替えについては他施設との複合化による多機能型施設を目指します。東地区,城南地区公民館内図書室は,多機能公民館の一部機能を担う施設として,サービスの充実に努めます。中央公民館内図書室は八郷総合支所2階フロアに移設し,果物や木材,植物等の専門書を備えるなど,石岡市中央図書館や地区公民館内図書室との棲み分けを行っていきます。市内の図書館機能について,地域バランスやICT機能,また,それぞれが個性を持つ等,限られた財源の中で,高度・多様化する利用者ニーズへの対応や地域特性にあったサービスの提供を目指す。
 また,今後の対応上の課題として,建替えの候補地選定やどの施設と複合化するのか検討する必要があります。
 続きまして,石岡市レクリエーション施設・観光施設個別施設計画のポイントについてご説明します。こちらは龍神の森キャンプ場分について,ご説明します。
 まず基本的な考え方としまして,龍神の森キャンプ場は,青少年のための体験野外活動施設として存続をさせる。利用者が安全に利用できるように,安全対策,修繕等を優先的に行う。
 1は対象施設でございます。
 2は,計画期間をお示ししております。
 3は,対策の優先順位の考え方でございます。①利用者が安全に利用できるよう,施設の劣化等に対する修繕を行う。②施設の効果的な宣伝並びに近隣公共施設との一体的な管理運営など施設の外部委託による効率的な運営を検討し,利用者の増加を図っていく。
 4には,個別施設の状態等をお示ししております。安全性につきましては,耐震安全性は確保されております。
 5には,対策内容と実施時期をお示ししております。
 6には,対策費用をお示ししております。
 7,今後の対応方針としまして,龍神の森キャンプ場の建設は,青少年が自然にふれあい,健全な育成を図る事を目的として設置されていた波付台キャンプ場の借地の解消及び施設の老朽化に伴い,代替施設として建設された経緯がある。今後も青少年の体験野外活動施設として存続させるが,管理運営についての,近隣公共施設風土記の丘と一体的な運営など,施設の外部委託については関係部署と協議・調整等を図って行く。
 今後の対応上の課題。青少年のための体験野外活動施設としてキャンプ場を存続させ,外部委託による近隣公共施設との一体的な管理運営を検討していく上で経済部所管の常陸風土記の丘との協議調整が課題となります。
 次に,石岡市児童クラブ個別施設計画のポイントについて,ご説明します。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししております。
 児童クラブは存続すること。小学校の統合再編を踏まえて集約化を検討すること。老朽化対策として大規模改修を行い,安全性を確保することの3点になります。
 1は対象施設でございます。市内19の全ての小学校の校舎内又は敷地内に設置されております。
 2は,計画期間をお示ししております。
 3に,対策の優先順位の考え方をお示ししております。①利用者の安全確保のため,老朽化対策を行う。②経過年数,耐用年数を基に順位付けを行い長寿命化やバリアフリー化を行う。②小中学校再編計画の実施に合わせて継続系統を行う。
 4に,個別施設の状態等をお示ししておりまして,すべての施設が,耐震安全性は確保されております。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期,対策費用をお示ししております。
 小学校校舎とは別に設置されている4つの施設については,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用していくことを基本としますが,小学校の統合再編を踏まえ,工程表によらず,修繕等の時期を変更する場合がございます。
 対策内容と実施時期につきましては変更される可能性があります。単価につきましても実際の事業費とは異なる可能性があります。
 最後に6には,今後の対応方針をお示ししております。
 小学校校舎内とは別に設置している,東小,北小,南小,杉並小の児童クラブについては,中規模修繕及び大規模改修を適宜行い,児童が安全に過ごせる環境を維持する。
小学校校舎内に設置されている児童クラブの改修は小学校に準ずる。
 小学校の統合再編の状況を踏まえて,集約化を進めることとなるため,統合先の児童クラブの需要によっては,施設の新設又は改築を行うことで児童クラブを存続していく。
 以上が,生涯学習課が所管します4つの個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願い致します。

文化振興課長)文化振興課からは,石岡市博物館等個別施設計画のポイントにつきまして,対象施設のうち所管施設でございます,ふるさと歴史館,農村資料館についてご説明申し上げます。
はじ めに,基本的な考え方をお示ししております。ふるさと歴史館については,本市の歴史などの紹介し出土遺物を展示する施設となります。当面の間は,現施設を利用していくこととしますが国指定史跡常陸国府跡に近接して立地しており,地下に遺構が存在する可能性も考えられます。将来的には出土遺物等を保管する,かつての給食センターを転用した文化財管理センターとの集約化を含めて,現施設からの機能移転及び他の機能との複合化について検討をしてまいりたいと考えております。なお,現在の施設は,将来的には公共施設から除却する方向で検討してまいりたいと考えております。
農 村資料館については,旧大増小学校地内に立地しております。かつて,この地域で使用された民具等が展示されています。施設は,八郷総合支所の有効活用の一施設として機能を移転することを基本とします。機能移転にあたっては,既存の公共施設の利活用の考え方や市の施策を勘案し,利用者の利便性に配慮しながら進めてまいります。なお,機能移転後の施設は,地元へ譲渡することにより,公共施設から除却することを検討してまいりたいと考えております。
い ずれの施設についても,既存の公共施設の利活用の考え方や都市機能施策との整合性等を考慮しながら,機能移転を進めることで検討してまいりたいと考えております。
 次に1の対象施設でございます。ふるさと歴史館及び農村資料館につきましては,ご覧のとおりとなってございます。
 次に2の計画期間でございますが,他の計画と同様10年間となってございます。
 次に3の対策の優先順位の考え方でございます。両施設とも第一に建物の健全性を確保するための躯体健全性調査を優先的に行い,劣化状況を把握することとします。第二に劣化状況に応じた老朽化対策や施設の修繕を行うこととしております。
次 に4の個別施設の状態でございます。石岡市公共施設白書においては,ふるさと歴史館について築40年以上と老朽化が進行しているため,大規模改修工事などの早急な対応が必要とされています。農村資料館については,外壁の塗装の劣化がみられますが,躯体は比較的,健全な状態と考えています。
 次に5の対策内容と実施時期でございます。次のページをご覧いただければと思います。ふるさと歴史館及び農村資料館については,令和2年度に躯体の健全性調査を行い,令和3年度にふるさと歴史館の中規模修繕を行うこととしております。農村資料館につきましては,調査後,必要な修繕を行うこととしております。
 次に6の対策費用でございます。ふるさと歴史館及び常陸風土記の丘に係る費用が掲載されていますが,ふるさと歴史館に係る中規模修繕の費用は1,688万円となっております。
 次に7の今後の対応方針をお示ししております。ふるさと歴史館については,本市の歴史や文化を紹介する施設として,既存の公共施設への機能移転又は他の機能との複合化を検討しながら,新たに拠点となる施設の確保を検討してまいりたいと考えております。機能移転後の施設は,小学校の関係者と協議しながら,公共施設から除却する方向で検討を進めてまいりたいと考えております。農村資料館については,八郷総合支所への機能移転を基本として協議しております。現施設は,地元に譲渡する方向で協議を進めてまいりたいと考えております。今後は,本市の関連計画や都市機能施策及び利用者の利便性を考慮しながら,計画の策定を進めてまいりたいと考えております。
 次に今後の対応上の課題でございますが,市内の遺跡から出土した遺物や書籍などにつきましては,旧給食センターを転用した保管施設である文化財管理センターで管理を行っているところでございます。現在,保管施設の老朽化が進んでおりますので,今後,展示施設との一体化や複合化について検討を進めていく必要があると考えております。
 以上が,石岡市博物館等個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願い致します。

中央公民館長)中央公民館から,石岡市公民館・地区公民館の個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 まず,この個別計画は,平成28年度に策定された石岡市公共施設等総合管理計画に基づくものです。
 はじめに,基本的な考え方でございますが,3点ございます。
 先ず,1つ目といたしまして,石岡地区4館,八郷地区8館を基本といたします。
 公民館は石岡市教育大綱に示された基本目標ふるさとに学び 夢にはばたく 輝くひとづくりのまちの実現に向け,生涯学習の推進を図るための地域拠点として位置付けるものであり,新たに造るから賢く使うに重点を置き進めてまいります。
 2つ目といたしまして,学習拠点と共に交流の場として確立といたします。
 地域の実情やニーズに応じた多様な学習機会の提供を行い,更には,地域の誰もが集える場として,地域コミュニティ醸成のためのサービスを総合的に提供する拠点として確立するための取り組みを行ってまいります。
 3つ目といたしまして,老朽化対策として大規模改修を行い,多機能型施設の構築を目指してまいります。
 既存施設や小中学校の跡地利用も含め,学習,地域活動機能の充実を図ることを重視した体制の構築を目指すものでございます。
 その下対象施設でございます。中央公民館から園部地区公民館までの,記載のとおりでございます。
 その下の3には,対策の優先順位の考え方をお示ししておりましております。優先順位①といたしまして,利用者の安全確保のため,耐震基準を満たしていない施設の改修を行います。優先順位②といたしまして,経過年数,耐用年数を基に順位付けを行い長寿命化やバリアフリー化を行います。優先順位③といたしまして,小中学校再編計画の実施に合わせて継続検討を行います。
 その下の4には,個別施設の状態等をお示ししております。14施設のうち,11施設については耐震安全性は確保されています。ただし,3施設葦穂,瓦会,東大橋分館の耐震安全性は確保されていません。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期をお示ししております。表中の林地区公民館からは,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいります。
 対策につきましては,令和2年度に健全性の調査,実施設計を行い,令和3年度に断熱化等を含む防水,外壁改修,バリアフリー化などの大規模改修を行なうこととしています。以降,東地区公民館から順次実施をしてまいりたいと考えております。
 続きまして,6には,対策費用でございます。2019,2020年の葦穂及び瓦会公民館につきましては,耐震改修の見積額,林地区公民館からの長寿命化の改修工事につきましては更新単価25万円で計算しております。
 最後に7には,今後の対応方針をお示ししております。今後10年間で,石岡地区,八郷地区館の耐震改修,長寿命化改修,バリアフリー化を行い,これまでの会議室等の使用条件にとどめず,柔軟な利用形態のとれる施設として,多機能型公民館としての活用を目指します。
また,今後の対応上の課題として,東地区公民館につきましては,借地料の適正化つきまして、議会,委員会においてたびたびご指摘を頂いているところでございます。当課といたしましても,地権者との減額交渉に臨んでいるところではございますが,複合化施設を検討しつつ,老朽化対策,立地等を含めた見直しを行っていくことから計画が変更になることも予めご了承ください。
 以上が,石岡市公民館・地区公民館の個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願いいたします。

スポーツ振興課長)スポーツ振興課から,石岡市スポーツ施設個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししておりますが,考え方をお示しします。
 利用率が高い施設は存続,利用率が低い施設は引き続き検討を行ってまいります。また老朽化対策を行い利用者にとって安全な施設にしてまいります。
 石岡市スポーツ推進計画に基づき,スポーツ施設の充実を図り,年間を通じて市民がスポーツに親しむことができる場の提供に努めてまいります。
 1の対象施設でございますが,1の染谷野球場をはじめとして,朝日スポーツ交流施設まで11の施設が,対象施設となっております。
 3として,対策の優先順位の考え方をお示ししておりまして,優先順位①としまして,利用者にとって安全かつ快適に利用できる施設とするため,施設修繕を行います。優先順位②としまして,様々な年齢層が利用できるように環境整備を行ってまいります。
 4としまして,個別施設の状態等をお示ししております。耐震安全性につきましては確保されております。
 石岡小屋内温水プール以外の施設につきましては,いずれも築20年を超えておりまして老朽化の進行が懸念されます。特に,八郷総合運動公園と石岡海洋センターにつきましては築30年超えておりますので,老朽化対策の検討が必要となります。
 続きまして,5の対策内容と実施時期,6の対策費用でございますが,スポーツ施設につきましては,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいりたいと考えております。
 対策につきましては,スポーツ施設のほとんどで,設備の改修,外壁改修,防水改修対策等を行ってまいりたいと思います。
 なお,石岡小学校屋内温水プールに関しましては,施設管理担当課がスポーツ振興課以外であるため,ここでは計上しておりません。
 さらに7でございますが,今後の対応方針をお示ししております。利用率が高い施設につきましては,改修,修繕を行いながら運用を行ってまいります。利用率が低い施設については,統廃合や運営の移管も考慮し,適切な運用を行ってまいります。誰もが利用しやすい施設とするために,バリアフリーやユニバーサルデザイン化の導入を検討します。市民の利便性や施設の稼働率を高めるため,広域連携についての検討を継続してまいります。
今後の対応上の課題としましては,テニスコートやサッカー場,野球場などは建物施設,トイレ,観客席,管理事務所等以外に係るグランド,フェンス,夜間照明等が,5の 対策内容と実施時期及び,6の対策費用に反映されておりませんので,別途費用が必要になってまいります。
今後の施設の利用状況の変化や,利用者からの要望等により計画にない対応が生じることがございます。
 サッカー場人工芝化改修工事につきましては,内容の検討を行い予算化を目指してまいりたいと思います。
 以上が,石岡市スポーツ施設個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願い致します。

学校給食課長) 学校給食課から,石岡市学校給食センター個別施設計画のポイントについて,ご説明申し上げます。
 お手元の石岡市学校給食センター個別施設計画のポイントについてをご覧ください。
 はじめに,基本的な考え方をお示ししてございます。
 現状では,石岡八郷とも配食時間,ルートを考慮すると共に存続という形になります。学校統合再編状況に併せまして,配送ルートの変更等対応しながら,継続的に集約化の検討をしてまいります。
 その下,1の対象施設でございます。上の段,石岡学校給食センター,下の段,八郷学校給食センター,記載のとおりでございます。
一つとばして3には,対策の優先順位の考え方をお示ししてございます。1としまして中規模改修現状回復を実施する。2としまして食器,備品,機器等の更新を行うということになってございます。
 続きましてその下4には,個別施設の状態等をお示ししておりまして,2施設とも,耐震安全性は確保されております。
 続きまして,5には,対策内容と実施時期,6に対策費用をお示ししてございます。2施設とも,計画的な修繕,改修,予防保全を行うことで長寿命化を図り,建物を長期的に活用してまいります。対策につきましては,八郷が2023年度令和5年度に屋根防水,外壁改修等を行いまして,石岡のほうは2027年度令和9年度に屋上防水等,中規模改修を行なうことと予定してございます。なお,対策内容と実施時期につきましては,諸事情や他事業等との調整により,変更される可能性がございます。
 最後に7には,今後の対応方針をお示ししてございます。
 両施設に関しましては,中規模改修を行いながら維持してまいります。設備器機類に関しましては,購入とリース比較検討してまいります。また,学校統合再編状況にあわせ2施設の集約化も継続して検討してまいりたいと思います。
 以上が,石岡市学校給食センター個別施設計画のポイントについてのご説明でございます。よろしくお願い致します。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

池田委員)まず,旧有明中学校の体育館の個別使用計画の中で市民への使用貸出有効活用とございますが,今現在どのような活用を図ら得ていて,実績はどのようなものなのか,まずお伺いいたします。

参事兼教育総務課長)お答え申し上げます。
 おもにスポーツ団体への貸し出しでございます。使用状況につきましては毎週毎日のように予約がされて利用されている状況でございまして,団体数にしまして12団体,使用人数にいたしますと255人の方の使用がございます。年間でございます。以上でございます。

池田委員)今回有明中学校の施設計画がうたわれていますが,それでは,城南中学校の同様の体育館ございますけども,これについては,計画そのものが存在しませんが,今現在の貸出状況,同じくどのようになっているのかお伺いいたします。

参事兼教育総務課長)城南中学校の状況でございますけれども,貸し出しの状況については,同じようにスポーツ団体への貸し出しがおもでございまして,数値につきましては今手元にございませんので,ちょっと答弁できない状況でございます。

池田委員)それでは,貸し出しをして施設を活用されることは大いに結構なんですが,それでは使用料など受益者負担についてはどのようになっているのかお伺いいたします。

参事兼教育総務課長)こちらの体育館につきましては,中学校の統合の際に閉校となった学校でありまして,その際の要望で今後も使用したいということでございまして,こちらの施設につきましては,今後の活用が,まだ継続で検討しているところでございますので,使用としては暫定的な使用ということでございまして,今のところ使用料等についてはいただいてない状況でございます。

池田委員)例えば,朝日小学校の体育館,これは現在,朝日スポーツ交流施設ということで今後指定管理者を入れながら使用料を取っているわけですね。それでは一方,使用料を取らず使用している施設もあるわけで,乱暴に取れという話ではないですけども,そういったことの整合性をですね,やはりはかっていく必要があると思います。なぜこういうことを申し上げるかというと,今後,学校の統廃合によって似たような事例がたくさん出てくるわけです。統廃合の時の保護者要望,市民要望だからいいんですよって言うことも理解は十分できるんですけども,今後ですねそういったことは予想されるわけでありますので,その辺の整理を是非していっていただければとそのように思うわけで今回質問させていただきました。それはそれで結構です。
 あと,スポーツ施設の個別施設計画の中で,染谷野球場ないし朝日スポーツ交流施設,これ11施設あるわけで,この中で市の施設のほかに借地が存在してると思いますけども,その借地の状況についてお伺いいたします。

スポーツ振興課長)まず借地の施設をご説明いたします。染谷野球場,それと少年スポーツ広場,小井戸運動広場,石岡市海洋センター,八郷総合運動公園の一部,以上が借地の施設となってございます。

池田委員)今後ですね,利用率が高い低いそれはあると思いますけど,今後存続していくんであれば,必要に応じて土地の,要は市有地として購入していく考えも同時に持っていかれた方が私はいいと思うんですね。利用者がいるから存続します,毎年毎年借地料が発生しますではなくて,優先度を考えながら,当然地権者の協力も無くてはなりませんけども,そういった方向性も,やはりこの施設計画の中で考えていっていただきたいと思います。これも答弁はいりません。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

小松委員)いくつか質問いたします。
 勤労青少年ホーム,これ非常に響きがいいわけですね。勤労,青少年の方が使う,そういうふうな響きがあるんですけども,そういうふうな名前の由来ということと,どういう特徴の使い方がされているのかお伺いいたします。そういう意味でですね。

生涯学習課長)お答えいたします。
 勤労青少年ホームは,設立当時は勤労青少年に対する施設でございまして,勤労青少年とは15歳以上30歳未満の勤労青少年を指します。現在利用している方なんですが,世代間をとおして色んな方が利用しております。余暇活動の場であったり,地域の交流の拠点とする場であったりします。おもな利用している団体等でございますが,スポーツ少年団,色んな同好会,地域の集まりごとで使われてございます。

小松委員)15歳から30歳未満の方が対象だったけれど,今は広がってきているということで,そうしますといわゆる市民会館とは違うんだろうけども,かなり様々な方から申し込みがあれば,あるいは個人ですね,貸していると理解していいんですね。何か制限があるんですか。この名前に相応しくないからどうだとかってそういうのはどうなんですか。

生涯学習課長)現在の所では制限等はございません。

小松委員)それは理解しました。
 それと,中央図書館の今後のあり方で多機能型という表現がありましたけど,多機能型とはどういう内容を指しているのか教えてください。

生涯学習課長)お答えいたします。
 多機能型とは,学習の拠点及び交流の場としております。

小松委員)今でも図書館というのは自分で学習するところがありますけども,そういう意味ではそういう機能があるんですけども,この場合はそういう図書館を利用している方が集団的に会合をしたり,集団的な学習会をやったり,そういうことを指すという意味なんですか。

生涯学習課長)集団的と言いますより,3階に会議室等がございます。そちらで講演会とか学習会をする機会等はございます。

小松委員)それは現在の中央図書館もありますよね,そういう3階に,会議の場あるんだけど,多機能型というのはもっと進んだ斬新なそういうことなのかと思ったんですがいかがですか。

生涯学習課長)今後ですね,中央図書館だけでなく地区の公民館図書室等なんかも含めて多機能型を目指していくということでございます。

小松委員)よく分かりませんけども,色々先進例は全国にはあるかと思うんで,そういうのも含めて作っていくと理解いたします。
 それから3つ目の問題はふるさと歴史館ですね,これは石岡小学校の一部分にございまして,非常に長い歴史を持つ貴重な部分だと思うんですけど,これはもっと石岡,歴史の里にふさわしく,もっと拡大したらどうかといつも考えがあるわけですがね,この構想については引き続きやるけども,除却するということでは非常に将来性がないということなので,今のやつを続けていってしかるべき条件を出すということではなく,ふるさと歴史館はこういうふうにやっぱりやるということが必要なんじゃないかなと思うんですよね,こういう機会にね。その辺はいかが検討されていますか。

文化振興課長)ふるさと歴史館につきましては,現在石岡の通史などを紹介したり,また,企画展などを催しながら使用しているところでございます。石岡市は大変歴史が古く,非常に様々な文化財がございます。そういった文化財を是非将来多くの方に見ていただきたい,知っていただきたいという中では,現在の施設は多少なりとも不足する部分があるのかなと感じております。将来的にこの文化財を多くの方に知っていただくために,今ある機能を別の施設に移しまして,もっとさらに拡大した形で歴史の方を紹介していきたいというような考えはございます。以上です。

小松委員)ですから個別計画の中に,今あるやつを修理するとかなくすとか,ということの中にですね,そういうやっぱり石岡にふさわしいそういうものがやっぱりこの際検討して作っていくんだということも打ち出した方がいいと思うんです。打ち出したらという提案なんです。

勝村委員長)暫時休憩いたします。10分程度といたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際,保健福祉部次長菊地君と地域医療対策室長飯田君については,所要により退席したい旨の申出があり,委員長において許可しましたのでご報告いたします。
引き続きご質問等はございませんか。

菱沼委員)先ほども質問ありましたけれども,石岡市博物館等個別施設計画のポイントについてということでご説明いただきましてありがとうございます。
 そういう中で私の中では石岡市というのは,歴史と文化の里ということで昔からですね常に言われてきているところでありまして,ふるさと歴史館を中核といたしまして,設備の拡充,そして最終的には石岡市に,奈良時代から1,300年の歴史があるという状況において,本当に重要文化財がたくさんある,給食センターにも資料がですね,遺跡の部分も含めてたくさんあるということについては,素晴らしいものをですね一つの部分に集約して,やっぱりある程度市民以外の方もですね,たくさんの方に来場していただいて,入場料をとったりですね,やっぱり維持管理もかかってきますので,そういう部分の整備を私はするべきだなと考えておりまして,ここにも今後の対応上の課題ということでね,ふるさと歴史館の機能移転にあわせて,出土遺物等の保管施設を集約化,他の公共施設と複合化することについて検討するという,私はこのことについては早めにですねすべきかなと考えているところです。そういうふうな意味ではここにね対策内容と実施時期ということで,ここにはねふるさと歴史館ということで,令和2年に躯体健全性調査,令和3年には中規模修繕ということで書いてありましたけども,そういう意味では総合的に見直しをしながらですね,しっかりとした整備をしてもらいたいと思います。この辺は要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
 あと1点,公民館個別施設計画についてですが,ここに東地区公民館ということで記載がありまして,2021年に健全性の調査と実施設計,それから2022年には長寿命化ということで3億2,207万8,000円ということで記載がございます。この最終的に今後の対応上の課題ということで記載がありますけども,東地区公民館については,同一地区に立地されている旭台会館等との複合化を検討しながら,老朽化対策や立地等を含め運営について見直しを行うということでありました。この部分についてもですね,もう間もなくですね,地権者との交渉等も出てくると思いますので,この部分もしっかりとですね,協議に協議を重ねていただいて,本当にこの整合性を図った上で複合化的な施設をですね造るにむけて進めていただければと思っているところでございます。その点について見解を述べていただければと思います。

中央公民館長)東地区公民館の借地料につきましては,これまで何度かご指摘をいただいているところでございます。私どもとしましては現在の所,土地を取得するというところが1番の最優先となってくるんですが,その次には借地料を値下げをしていただくと,その値下げにつきましても,以前もちょっと平成20年,23年に下げていただいた経過はあるようなんですが,やはり今回その値下げに向けまして,粘り強く交渉を重ねていきたいと考えてございます。以上でございます。

菱沼委員)是非ともひとつよろしくお願いします。私の方からは以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,教育委員会事務局については,終結いたします。
 以上で「個別施設計画(案)について」は終結いたします。
 続きまして,石岡地域の医療対策についてを議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

健康増進課長)それでは石岡地域の医療対策について,ご説明させていただきます。
 お手元の資料をご覧ください。
 まず,地域医療対策検討組織の再編でございます。
 本年度は,新たに,茨城県土浦保健所の所長,石岡市医師会や小美玉市,かすみがうら市,石岡市の3市の代表者,また専門的な見識を有するアドバイザー等からなる仮称地域医療対策検討委員会を組織する予定でございます。
 当該検討委員会では,昨年度実施いたしました石岡地域市民医療懇談会で課題とされました医師確保等の地域医療対策を検討してまいります。
 本年度の事業といたしましては,次の資料にお示ししておりますように検討委員会等を3回程度開催し,年内に今後の石岡地域の医療施策に係る方向性等を決定することを目指し,さらに,検討委員会等での意見を踏まえ,年度内に,石岡地域医療計画の策定等を予定してございます。
 以上が,地域医療対策室の地域医療対策事業でございますが,ここで,本年4月以降,調査,分析してきた石岡市の医療の現状につきましてかいつまんでご説明申し上げます。
 資料等をご覧ください。1受療データについてでございます。資料1につきましては小美玉市,かすみがうら市,石岡市3市の受療傾向について,2018年6月,1か月のレセプトデータを分析してございます。特徴といたしまして小美玉市におきましては,入院は,市内の医療機関の入院患者数22人と比較して,市外の医療機関への入院患者数は約8倍の167人となりました。外来は,市内と市外の医療機関の患者数が約3対5の割合でございます。かすみがうら市におきましては,入院は,市内の医療機関の入院患者数は0人なしになりまして,市外の医療機関への入院患者数は151人、外来につきましては,市内と市外の医療機関の患者数が約2対5の割合となっております。石岡市におきましては,入院は,市内の医療機関の入院患者数99人と比較しまして,市外の医療機関への入院患者数は約1.5倍の163人,また外来におきましては,市内と市外の医療機関の患者数が約8対5の割合となってございます。 小美玉市とかすみがうら市においては,入院,外来ともに市外の医療機関で多く受療する傾向がみられました。一方,石岡市におきましては,他の2市と比較しまして,市内で受療する患者が多い傾向にあり,特に,外来では市内で多く受療する傾向がみられております。
 資料1の2をご覧ください。石岡市におきましては,2018年の1年間のデータを分析してございます。入院につきましては石岡市医師会所属の医療機関に1,939件,受療率46.9%となりました。外来におきましては件数154,871件の内,石岡市医師会所属の医療機関105,023件,受療率は67.8%となっております。小児科外来につきましては78.2%,また小児科入院につきましては10%となっております。外来につきましては近くの石岡地域の医療機関を受診し,入院は土浦協同病院や県中央病院をはじめとする市外の病院を受診する傾向がございます。将来の人口動態推測から人口は減少していく想定でございますが,一定の医療の需要は見込まれております。現在は,市内の病院で受療できているものも,医師の高齢化などに伴いまして地域での受け皿が不足することが大いに懸念されております。
 次に資料2をご覧ください。緊急診療についてでございますが,初期救急,内科,小児科につきましては,休日,夜間対応を実施しております。ただし,平日夜間等は現在行っておりません。診療実績につきましては年々増加傾向がみられておりまして,現在9人の医師がローテーションで対応していただいておりますが,今後医師の高齢化などにより,維持が困難な状況の指摘がされております。
 3つ目救急搬送についてございますが,搬送先の状況におきましては,救急搬送先市内が約40%,また市外への土浦協同病院へは27.6%となっております。石岡地域で受け入れられる割合が今後も求められると考えられます。
 今後はさらなる分析等を行いまして,7月に設置する予定であります検討委員会で,県や専門的な見識を有するアドバイザーの方から助言をいただきながら,近隣市や医師会と協力連携しながら地域医療対策を検討してまいる所存でございます。
 報告は以上となります。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。
 ご質問等はございませんか。
 
〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 続きまして,石岡市立小中学校統合再編計画についてを議題といたします。 
 本件について,執行部より説明を求めます。

教育総務課副参事)私からは,石岡市立小中学校統合再編計画につきまして,ご説明させていただきます。
 資料につきましては,石岡市立小中学校統合再編計画についての概要版をもって説明させていただきたいと思います。資料の方は計画の本編と,それから,小中学校統合再編に関するアンケート調査報告を提出させていただきました。それではよろしくお願いいたします。
 石岡市の小中学校統合再編につきましては,石岡市小中学校統合計画審議会に小中学校の適正規模適正配置についての諮問しておりましたが,昨年9月に答申を得まして,今後は,その答申に基づきまして統合再編を具体的に進めていく予定でございます。
 3月にも経過報告をさせていただきましたけれども,これまでに答申の内容についての説明会の開催や答申書概要版の保護者世帯への配布,学校統合再編についてのアンケートの実施を行ってまいりました。また,庁内で組織します統合計画策定委員会を開催しまして,今回お配りさせていただきました,統合再編計画の策定をすすめてまいりました。
 統合再編計画の内容でございますが,概要版の1ページにはこれまでの児童生徒数の推移と今後の将来推計を示してございます。昭和57年および昭和61年の小学校7,799人,中学校4,043人のピークを境に平成31年では3,284人,中学校1,799人へと減少しております。現在の児童生徒数で集計いたしまして,さらに,小学校につきましても令和12年までの推計をいたしました。また今後も減少傾向にあることが分かります。小学校では令和6年までは出生から見た将来予測,令和7年以降は推移から見た将来推計でございます。
 2ページでは,学校の適正規模適正配置の基本的な考え方を示してございます。(1)の適正規模の基本的な考え方では小学校におきましては,クラス替えが可能な各学年2学級以上となる12学級以上が望ましいこと,中学校においては同様にすべての教科の担任が配置できる9学級以上が望ましいということとしております。あわせまして(2)番の適正配置の基本的な考え方では通学距離による考え方と通学時間による考え方,小学校にあっては概ね4キロ以内,中学校及び義務教育学校においては,概ね6キロ以内としてございます。時間につきましては小中学校の授業の時間を目安にしまして,バスの乗車時間,通学時間を概ね45分から50分の目安として考えるのが望ましいというふうに考えてございます。それから1番下の(3)のですね,小中一貫校による適正配置の考え方をあわせて示させていただきました。9年間を通じた教育課程を編成し,系統的な教育を実施できる学校教育制度,それを活かしまして今後多様化するICT教育や外国語教育活動への学校教育への対応と,それから小規模校ならではの課題を解消していくような考え方で進めてまいりたいと考えております。
 1枚おめくりいただきまして3ページ,4ページにつきましては具体的な統合再編の枠組みを示してございます。(1)は具体的な小学校の統合再編の枠組みでございまして,①番から⑤番までの5つの枠組みをお示ししております。1つ目は城南学校をはじめとする高浜小,三村小,関川小の南小学校への4校統合ということで,いずれにしましても学校を中心としたものでございます。それから府中小,北小の枠組み,それから瓦会小,恋瀬小の枠組みでございます。4番は柿岡小学校への葦穂小,吉生小への枠組みでございます。それから最後5番ですけれども,こちらは③番の瓦会小,恋瀬小の第1段階,それから葦穂小,吉生小,柿岡小学校の第1段階を経まして最終的に目指す,八郷地区の統合小学校への枠組みということでございます。こちらも当市の内容に沿った形で計画を進めて行くような予定でございます。
 それから1枚おめくりいただきまして,5ページ小中一貫校への統合再編でございます。2つの枠組みを示してございまして,石岡小学校と国府中学校の統合再編ということで,一貫校の再編でございます。あわせまして八郷地区に園部小,東成井小,園部中への枠組みとございます。2つの小中一貫校の設置を目指していくところでございます 。
6ページにつきましては,概ねこれからも減少傾向にない,いわゆる単独校の内容でございます。これまであります東小学校,杉並小学校,統合再編を終えました石岡中学校,それから八郷中学校,既存の府中中学校,こちらにつきましては,当面,統合再編の必要のない単独校として見込んでございます。
 これらを配置図にいたしました7ページでございますけれど,八郷地区の学区をお示ししたものと,それから石岡地区,これから統合再編に伴ってこのような形で再編をされるというようなイメージの図でございます。19の小学校,5校の中学校,合計24校が,将来的には5小,3中,それから2校の一貫校ということで,10校というところを考えてございます。最後のページにつきましては,統合再編において配慮すべき事項といたしまして,審議会から答申をいただいた内容でございます。保護者や地域住民との合意形成ということで,十分な説明を行っていくこと,理解と協力を得ながら機運醸成を図り進めて行くことでございます。それから通学等の支援ということで,統合再編によって距離が遠くなる所への配慮,それからバスなどの通学手段が必要な場合の過度な負担が生じないように配慮をすること。それから3番では学校施設の整備ということで,学校環境の改善,それから施設の機能向上を図ることでございます。そのほかご覧のとおりお示ししてございます。それから5番の統合再編計画の期間及び統合再編の時期でございますけれども,計画の期間としまして,31年度から40年度までの10年間を目安とするということでございます。それから再編の具体的な時期でございますが,まず初めに,先ほどありました優先度のAの部分,福祉学級の組み込まれている学校から順次進めて行くような予定でございます。
 計画概要につきましては以上ですけれども,これらに加えまして,本編では,学校別また学年別から見た将来推計を作成しております。
 また,答申についての説明会での主なご意見や1月に実施しましたアンケートの調査結果を付属資料といたしまして,計画書としてございます。
 今後のスケジュールですけれども,具体的に進めて行くわけですけども,これまでの中学校区単位の説明会に加えまして,本年は各小学校単位でのPTAの本部役員の皆様と話し合いをしながら,具体的な統合再編の準備委員会などを策定しまして進めて行きたいと考えております。
 私の方からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の報告につきまして,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

玉造委員)こちらの小中学校再配置予定図っていうところを見ますと,矢印でこちらの方向にっていうことで示してありますけれども,例えば,北小学校ですと,石岡地域への統合っていうようなことでございますが,これは例えば園部中学校の方が近いとか,そういった希望は受け入れられる予定なのかどうかお伺いをいたします。

教育総務課副参事)基本的には審議会の答申及び計画につきましては,北小学校の児童の皆さんにつきましては,こちらの府中小学校に統合再編というような一つの目安はつけてございます。
 こういった形で進めて行くわけですが,個別具体的に希望がある場合には,一定の教育委員会での指定校変更という手続きもありますけども,そういったところ照らし合わせて合致するものについては対応しますけれども,基本的には保護者の皆様にはこちらの形の当市の計画の方でお願いを今後してまいりたいと考えてございます。

玉造委員)はい,ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)ほかにございませんか。

小松委員)ここに書いてありますように,小学校は6学年ですから,2クラスで12学級が望ましいと。中学校は9学級で,全部の専門教科の担当が配置されるのが望ましいということにかいてありますけども,石岡小学校の入学式に行ったわけですけども,35人だったかな30人わったかな,1学級だった。このまま6年間同じ学校で同じメンバーでやるのかなと思うとですね,様々な人間関係とかがあって,そういう点での複数学級が必要だと思ったんですけども,少人数学級ですね,今は35人だと思うんですけど,30人学級だとか,それは全国的にそういう声があると思うんだけど,そういう可能性とか見通しとか,それはどうお考えになっているのか伺います。

教育総務課副参事)現在の制度ですと,小学校1年生及び中学校1年生につきましては,弾力化ということで35人学級の制度でございまして,それ以外の学年に関しましては40人の制度でございます。茨城県の弾力化の制度が,今,1年生についてはございます。今後もですねこの推計におきましても,今後,茨城県においても少人数学級が望ましいような見解がございますので,現在この推計におきましては35人学級で推計をしてございます。他県におきましても,そういった少人数学級の取組への成果効果というのが出てきているところでございますので,茨城県においても今後少人数学級が進められていくことは可能性としてあるのかなと考えてございます。以上です。

小松委員)私たちもそのような立場で考えてまいります。分かりました。
 
勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

菱沼委員)今ですね,石岡市立小中学校の統合再編計画についてのご説明がありました。1月にアンケートを取ったということでしたけれども,どのような内容があったでしょうかお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事)1月にですねアンケートの実施としてございます。趣旨としましては,この統合再編に関する答申の枠組みですとか考え方を示しまして,概要版といたしまして保護者,それから未就学児の世帯に概ね8,000ほど通知させていただきご覧いただきました。その中で回答いただいたのが2,200ほどいただきまして,その中でかなりの多くの方が個別自由意見を一生懸命書いていただいた状況でございます。様々なご意見いただいておりまして,やはり少人数学級は望ましいというふうな考え方もあれば,やはりある程度,クラス替えができて人間関係の固定化を解消してほしいという内容ですとか,それから大規模校ですとなかなか目が届きにくいような心配をされる方もいらっしゃいます。ですけれども総合的に見ますと,概ねこの統合再編については理解をしていただいているかなと考えています。アンケートの自由意見の方も今回お示しさせていただきましたので,後ほどご覧いただければなと思っております。以上です。

菱沼委員)ありがとうございます。そういう中でね今後避けて通れない小中学校のですね統合の再編であります。そういう中では今後もですね,ある程度は教育委員会としてのスタンスをきちんと持ってですね,きちんと地域住民,また保護者の方含めてしっかりと話していくことが重要かなと思っておりますので,ひとつよろしくお願いいたします。私の方からは以上です。

教育総務課副参事)追加で申し訳ございません。添付させていただきました小中学校統合再編に関するアンケート調査結果の報告ですけども,こちらの冊子ですと,統合再編についてどのように思われていますかということで質問の所ですけれども,理解できる,概ね理解できるというところが8割ほど超えてございます。それから具体的な統合再編についてこの枠組みについてどう思われますかという質問についても,理解できる,概ね理解できるというのがやはり7割8割ほど占めてございました。まだ理解できないというような内容は少数なところでございました。以上でございます。

勝村委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件については終結いたします。
 次に,その他の件といたしまして,社会福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。

社会福祉課長)社会福祉課からプレミアム付き商品券事業についてご報告いたします。
 この事業は,消費税,地方消費税率引上げが低所得者,子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに,地域における消費を喚起,下支えするため,国の100%補助によりプレミアム付き商品券の発行,販売等の事業を行うものでございます。対象者は,2019年度の住民税が非課税の低所得者の方と,2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子がいる子育て世帯の世帯主でございます。プレミアム商品券の購入限度額でございますが,低所得者の方が2万円まで,利用額は2万5,000円でございます。子育て世帯の方は金額は同額ですが,対象児の人数分購入が可能でございます。
 今後の予定でございますが,7月16日から商品券利用店舗の募集登録,低所得者の方は申請が必要なため7月下旬に,申請書の送付,子育て世帯については,申請は必要ございません。
 8月1日から12月20日までが申請期間,申請された方で対象者に決定した方には,9月中旬から商品券購入に必要な引換券の送付,子育て世帯にも同時期に,引換券を送付する予定でございます。
 商品券の販売は9月24日から1月17日,使用期間については,10月1日から1月31日を予定しております。
 以上がプレミアム付き商品券事業の予定でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)ここであらかじめ会議時間を延長いたします。
 以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,高齢福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。

参事兼高齢福祉課長)高齢福祉課から,ふれあいの里石岡ひまわりの館について,2点,ご報告させていただきます。
 1点目は,昨年6月,ひまわりの館入浴施設においてレジオネラ属菌が検出され,防止対策のために休館し,利用者の皆様にご迷惑をかけることとなりましたことから,湿度が高くなり,レジオネラ属菌が繁殖しやすくなる毎年6月をレジオネラ属菌発生防止強化月間としまして,徹底した維持管理を実施することといたしました。
実施期間を6月1日から6月30日の1か月間とし,配管の洗浄や,期間中は,入浴の心得を利用者に配布いたしまして,正常な浴室環境を保持すること,また,レジオネラ属菌に関する知識向上のため,職員を対象とした勉強会を実施する予定でございます。
 次に,2点目といたしまして,入浴施設の工事につきましてご説明いたします。
ひまわりの館のふれあい浴室につきましては,昨年のレジオネラ属菌が検出され,防止対策のため,土浦保健所の指導を受けながら,設備の改善,清掃等を行ってまいりました。土浦保健所の指導の際,浴槽内に水流を噴出するジェット装置,また,空気,気泡を噴出するバイブラ装置に関して,今後の継続について意見があったことから,この指導に基づいて,今年度,ジェット装置の一部改修と,バイブラ装置を廃止することといたしました。工事の内容といたしましては,ジェット装置については,空気の噴出を遮断し,お湯の循環だけにする改修を行います。また,バイブラ装置につきましては,浴槽噴出口の穴埋めと空気配管の切断等の工事を実施いたします。工事日程につきましては,夏季は利用者が減少いたしますので,7月以降の休館日を含む2日間,月曜,火曜日での工事を予定しております。利用者の皆様には,事前に館内でのお知らせ等を掲示しまして,また,市ホームページにも掲載し,周知を行いまして,ご理解,ご協力いただけますよう,努めてまいりたいと考えております。
 高齢福祉課からの報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,こども福祉課から発言を求められておりますのでこれを許します。

こども福祉課長)こども福祉課から,第2期石岡市子ども子育て支援プランについて,これまでの取り組みについて,報告をさせていただきます。
 計画策定にあたりましては,昨年12月5日から25日までの期間,市民の皆さんの子育てに関する生活実態や要望意見を把握するため,お手元に配布いたしました第2期石岡市子ども子育て支援プラン策定のためのニーズ調査を郵送により実施したところでございます。
 アンケートの対象者は,平成30年10月1日現在の市内在住就学前児童1,500人,就学児童1,000人,計2,500人が居る世帯を対象者といたしました。最終的に就学前児童700票,就学児童430票,計1,130票の回答があり,44.85%の回収率となっております。
 調査内容といたしましては,就学前児童,就学児童いずれも,大きく4つのテーマ子どもの育み支援,子育て家庭支援,様々な状況を抱えた子ども家庭の支援,地域の子育て環境整備に沿って,13項目の調査を行いました。1項目目は回答者の属性と家族の状況について,2項目目は子どもの育ちをめぐる環境,3項目目は保護者の就労状況,4項目目は平日の定期的な教育保育事業の利用状況,5項目目は地域の子育て支援事業の利用状況,6項目目は児童館児童センターの利用状況,7項目目は子育て支援サービスの利用,8項目目は病児病後児保育の状況,9項目目は不定期の教育保育事業や宿泊を伴う一時預かり等の利用,10項目目が小学校就学後の放課後の過ごし方,11項目目は職場の両立支援制度の状況,12項目目は子育てに関する悩みや不安感,育児の分担や虐待について,13項目目は総合的な満足度と今後の居住意向についての設問となっております。
 今回の調査結果から,第1のテーマ子どもの育み支援では産前産後における心のケア等へのニーズが高まっている, 地域によって近くに教育保育施設がない状況である,第2のテーマ子育て家庭支援ではワンオペ育児への負担感が強まっている,就学後の子どもの成長を促す放課後の過ごし方が求められている,第3のテーマ様々な状況を抱えた子ども家庭の支援では,相対的貧困と思われる世帯が増えている,第4のテーマ地域子育て環境整備では子育て支援が充実している反面,情報発信やPRが課題,子育て支援に関して分野をまたがる課題が出てきている中で,仕組みづくりや多機関の連携が必要などが分かりました。
 この調査結果については,今年2月21日に開催した第5回子ども子育て会議に報告し,計画の策定案,策定のためのご意見をいただいたところです。会議での主な意見といたしましては,出生数は減少していることから,どのような方策で解決していくのか,子育て支援センターの取り組み内容について,周知強化をしてはどうか,保育料無償化に向けた待機児童を出さないための方策が必要ではとのご意見をいただきました。
 5月30日に令和元年度第1回子ども子育て会議において,第2期石岡市子ども子育て支援プラン基本理念施策体系案を提示させていただいております。素案では,ニーズ調査及びヒアリング結果から導き出された現状と課題に対して,今後の子育て支援に対する将来像や施策体系案をお示しし,ご意見をいただいたところです。会議で出ました主な意見としましては,子どもの生活困窮問題に対する対策が必要,子育てに関する適切な情報発信が必要ではないか,といったご意見をいただいたところでございます。
今後は,これまでの会議で出ましたご意見や石岡みらい創造プロジェクトで目指しています安心して子どもを産み育てやすい環境を整え,子育て世代に魅力的なまちづくりを基本として計画素案の策定を行ってまいりたいと思います。
 なお,計画素案が策定次第ご報告させていただきたいと考えております。
 こども福祉課からは,以上でございます。よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

石橋委員)日付を見たらすでに終わっている調査ということなんですけれども,今回示されたのはその調査アンケート調査の内容だけということなのかと思うんですけども,今回このアンケートを出された意図は何なんでしょう。

こども福祉課長)これまで子ども子育て会議を2回おこなっております。その中で今回行ったニーズ調査,そちらについてお示しさせていただいて,その結果と経過を報告した次第でございます。以上です。

石橋委員)結果は報告になってないですよね。アンケート用紙だけですよね。

こども福祉課長)はい,委員ご指摘のとおり,今回資料としての提示はしてございません。以上です。

石橋委員)ですから今回このアンケートの用紙だけを資料として出した,その意図が分かりませんということをお伺いしてるんです。すでに結果が出ているという先ほどお話でしたよね。であれば結果も一緒に出してこそはじめてこのアンケートの,こういう形でアンケートをとって,こういう結果が出ましたよというひとつの完結したものが,われわれも確認ができるのかなと思うんですけれど,アンケートだけこう出されてこうやりましたといわれても,それじゃこのアンケートをやりましたという事実だけを我々に突き付けたということだけで終わりなのかなという気がするんです。ちょっと物事の運び方が乱暴なんじゃないのかなと感じがするんですけど,本来であればこういう出し方をするんであれば,実際アンケートを実施する前にこういう形でアンケートをやらせていただきますからという事前の相談という形で報告があってもしかるべきかなと私は思います。
 もう一つ最後に,アンケート結果が出ているということですけども,回収率は何パーセントだったのかお伺いいたします。

こども福祉課長)回収率でございますが,44.85%ございます。以上です。

石橋委員)はい分かりました。以後十分気を付けてください。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので、以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,健康増進課から発言を求められておりますのでこれを許します。

健康増進課長)健康増進課から,石岡市受動喫煙防止対策についての進捗状況をご報告申し上げます。お手元の資料石岡市受動喫煙防止対策についてをご覧ください。
 健康増進法の一部を改正する法律が平成30年7月25日に公布され,望まない受動喫煙の防止を図るため,多数の者が利用する施設等の区分に応じ,当該施設等の一定の場所を除き喫煙を禁止するとともに,当該施設等の管理について,権原を有する者が講ずべき措置等について定められました。
 この法改正を受け,石岡市では,市公共施設における受動喫煙防止対策としまして,令和元年7月1日より,原則,敷地内禁煙といたします。
 具体的には,中段の表に示しておりますが,①の,子どもや未成年等が利用する,保育所,園,小中高等学校,児童施設におきましては,以前から敷地内禁煙ではありますが,7月1日以降も,同様に,敷地内禁煙を継続いたします。
 ②の,市が設置管理する行政機関の庁舎,施設におきましては,現在はすべて建物内禁煙でありますが,7月1日以降は,原則敷地内禁煙となります。原則の意味でございますが,表のすぐ下の,米印1に記載してございます,特定屋外禁煙場所といたしまして,利用者がたばこの煙を吸わないように配慮された喫煙場所を設けることができるという例外規定があるということでございます。
 市の施設の中におきましても,第一種施設と第二種施設の2つの分類がございまして,第一種施設として該当する庁舎は,法律で定められる政策や制度の企画立案業務を行う施設といたしまして,具体的には市役所,八郷総合支所,消防本部等が該当となりまして,7月1日から敷地内禁煙を実施することとなります。
 市役所,八郷支所におきましては,各庁舎脇に,プレハブの喫煙所が特定屋外禁煙場所として設置されておりますが,健康増進業務の主幹課であります健康増進課,石岡保健センター,八郷保健センターにおきましては,特定屋外禁煙場所を設置しない方向で,現在規則を改正中でございます。
 残りの公共施設につきましては,第二種施設といたしまして,法律上は,来年度,2020年4月1日から,原則屋内禁煙となりますが,石岡市におきましては,原則敷地内禁煙を目標に検討しているところでございます。
 そのため,健康増進課では,市の施設を管理する主管課長を委員とした石岡市受動喫煙防止対策委員会を5月31日に開催し,全庁的な受動喫煙防止対策を推進するための取組の確認と,6月中に策定予定としております石岡市公共施設における受動喫煙防止対策ガイドラインの協議及び敷地内禁煙に伴う規則等の改正の確認等を実施いたしまして,健康増進法改正に沿って,各施設の体制が整うよう進めている状況でございます。
 健康増進課からは,以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,教育総務課から発言を求められておりますのでこれを許します。

教育総務課副参事学校統合担当)その他の案件としまして,私からは,石岡中学校施設設備外構工事につきまして,ご説明ご報告させていただきます。
 配布させていただきました資料をご覧ください。石岡中学校施設設備外構工事の概要でございますけれども,4,369万6,800円で請負をしてございます。工期につきましては,昨年の10月から繰越の事業といたしまして6月30日までとなってございます。
 内容につきましては,敷地内通路の拡幅工事とそれからあわせまして,今回ご報告されていただきます,東側の擁壁改修工事11メートルでございます。
 現在の状況でございましけども,工事全体のうち敷地内通路やそれらに付随します防球ネット工事等が完成してございます。一方東側擁壁の改修工事を予定してございましたけども,現在のところ工事中断している状況でございます。
 擁壁工事の内容と工事中断の経緯でございますけども,これまで統合再編に伴いまして色んな工事を行ってまいりましたけども,当該こちらの擁壁工事につきましては,改修前の既存の擁壁が老朽化によりまして亀裂が発生していることが判明しまして,また,今回の統合再編によりまして自転車置き場の増設,それから駐車場の確保の観点から擁壁の改修を実施しているところでございました。予定全体で33メートルのうち,22メートルにつきましては平成29年度に改修済でございまして,残りの11メートルを今回工事で予定しているところでございます。具体的には3月の末にですね,擁壁工事に着手,つまり既存の擁壁の撤去を始めたところ,隣接する土地所有者から擁壁工事についての,異議の申し入れがございまして,中止をしてほしい旨の申し入れがございました。
 理由といたしましては,擁壁の工事によりまして,圧迫感があるということが第1点と,それから,擁壁工事を進めるのであれば後退して構築してほしいということ,それから事前に工事の十分な説明をなされていないということを主張してございまして,これまでに私どもで改めて擁壁工事の必要性や工事内容について直接お会いいたしまして説明をしてまいりましたけれども,なかなかご理解をいただける状況ではございませんので,ここで一旦工事を中断している状況でございます。
 現在,擁壁工事の改修予定現場につきましては,中止の申し入れのあった段階で,すでに掘削に着手してございまして,降雨により崩落の危険性もございますので,現在は土嚢等によりまして安全措置を図っているところでございます。
 一方,工事請負契約につきましては,これから梅雨や台風の時期に入りまして,雨量が増すことで,地下水処理に時間を要すことや,また,豪雨によりまして危険が増すことなどから懸念されるため,請負業者と調整をはかりまして,工期の延長はしないで,現時点での工事内容の清算を行う予定でございます。
 今後は,近隣の土地所有者の方には,再度擁壁工事の必要性の説明をさせていただきまして,ご理解とご協力いただけるようお願いしていく予定でございます。
 また,残りの擁壁の部分につきましては,ご理解いただくなど協議が整った時点で改めて工事の発注をしたいと考えてございます。
 次ページにつきましては,平面図でございますが,まるで囲った石岡中学校の東側の擁壁の部分が対象部分でございまして,もう1枚おめくりいただきますと,角の部分が29年度で実施済みで,残りの11メートルは30年度分で予定しているところでございます。もう1枚おめくりいただきますと写真でございますが,①番につきましては改修前の状況でございまして,地下水や水回りが回ってございまして,擁壁自体が膨らんで倒れ掛かっている状況を改修するということで地盤改良も行っておりました。もう1枚おめくりいただきますと,掘削を始めた時点での現況の写真でございます。概ね高さが石岡中学校の地盤高とその下の所有者の方で5メートルほど,擁壁の高さでみますと4メートル半から5メートルの高さということで,この圧迫感によって,まあ説明がないということと,それから下がってほしいというような要望でございまして,今後さらに説明をしてまいりたいというふうに考えてございます。
 今回環境整備を進めていくにあたりまして,このような事案がございましたので,報告させていただきました次第でございます。以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,生涯学習課から発言を求められておりますのでこれを許します。

生涯学習課長)生涯学習課から石岡市立中央図書館創立130周年記念事業について,ご説明いたします。
 石岡市立中央図書館の前身である石岡書籍館は,明治22年9月9日に石岡尋常高等小学校現在の石岡小学校に2代目校長の手塚正太郎氏が校長室の一角に設置されてから,明治,大正,昭和,平成そして令和と5つの時代を経て,元号が変わって最初の年,令和元年に創立130周年を迎えます。
 この歴史と伝統のある石岡市立中央図書館を顧み,県内外に広く紹介するとともに,記念事業をとおして図書館に親しみをもってもらうことを目的として実施するものでございます。
 その事業内容は,記念誌の発行,講演会等の催し物,企画展展示の3つの柱で構成し,特に講演会には,著名な作家や随筆家,歌人などに出演をお願いし,また,セレモニーは,当市の大きなイベントと重ならないよう11月開催を予定し,市長と著名作家とのミニ対談なども計画してまいりたいと考えております。
 その他,文化,連歌,歴史,俳句の各講座や映画会,市内5中学校の代表によるビブリオバトルの実演など,130周年の冠事業として取り扱ってまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても,実行委員会を立ち上げ事業内容について決定してまいります。以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,文化振興課から発言を求められておりますのでこれを許します。

文化振興課長)文化振興課からは,特別史跡常陸国分寺跡保存活用計画の平成30年度までの進捗状況と今後の取り組みについて,ご報告させていただきます。
 それでは,お手元に配布いたしました常陸国分寺跡保存活用計画の進捗状況についてをご覧ください。1のこれまでの経過といたしまして,平成30年度の取組についてご報告させていただきます。
 10月13日に指定地内に財産を所有する方土地家屋の所有者や住所を有する方43名を対象に住民説明会を開催しております。住民説明会では,次の3点について周知させていただいたところでございます。1点目は,国指定地の範囲について。2点目は,指定地での家屋の新築増改築など際に,現状変更申請書の提出が必要となること。3点目は,地下の遺構を保護保存のため,計画策定後は現状変更の制限が明記されることでございます。
 当日は10名の方が出席し,住民のかたからは,文化庁の許可を得るまでの期間や,どの様な場合に現状変更の許可が必要なのか,などのご質問をいただいております。
 次に策定委員会でございますが,メンバーは,古代の国分寺に精通した学識経験者を2名。本市の文化財保護審議会から2名。そして指定地周辺の地元から4名を選任し,8名で構成をしております。
 第1回の会議では,これまでの発掘調査の経緯及び史跡の現状と常陸国分寺跡保存活用計画の検討範囲について報告し,協議いただきました。
 なお,本計画の対象範囲でございますが,資料の3ページをご覧いただきたいと思います。国の指定地をオレンジ色としまして,計画においては,Ⅰ区と設定しています。指定地の東側と南側の黄色の箇所はⅡ区としまして,古代の国分寺が広がっていたと想定される範囲を示しています。Ⅱ区は国の指定地ではございませんが,古代国分寺があったと思われる範囲のため,今後,保存方法について検討を進めていく必要がある場所となります。
 会議では,地元住民から現状変更の制限に対する税制面での優遇措置や周知を図るための住民説明会について開催要望がございました。また,国分寺跡を地域の人たちに知っていただくことが保存の基本ではないか。保存と活用を両立し,地域に誇れる文化財として欲しい。地域に文化財として理解してもらうと全体に盛り上がるのではとの意見を頂いております。
 資料1ページにお戻りいただければと思います。2回目の会議では,まず,1点目の常陸国分寺跡の本質的な価値につきまして,古代国分寺の遺構などから文化財の価値についてご意見を頂きました。恐縮ですが資料の4ページをご覧いただければと思います。これは現況の図面に国分寺の主要伽藍の位置を示したものでございます。赤の破線が国の指定地をしめしております。茶系の色の部分が古代国分寺の遺構を示しております。南から北へ,下から上へになりますが,中門,金堂,講堂が続き,西に中門から金堂に取り付く回廊と,さらに西に鐘楼があり,さらに,外側に区画溝がございます。金堂から東,右側でございます。若干,色が薄くなっておりますが,ここにつきましては想定の回廊と経蔵があることを示しております。
 会議の中で学識経験者の委員から,地下に金堂講堂の主要な遺構が残り,西側の回廊は古代国分寺の時代から動いていない礎石もあり,遺構が良く残っている。国家仏教の拠点としての様子が理解できる文化財である,などの意見をいただいております。今後,茶色で示したところは国分寺跡の重要な遺構であるため,保護の方策について,ご協議いただく予定となってございます。
 また,特別史跡の現状と課題につきましては,学識経験者から,価値及び現状変更の手続きの周知が不徹底であること。今後は判明していない伽藍の発掘調査を行い,必要に応じて追加指定を行う必要がある,とのご意見をいただいております。さらに,地元委員からは,指定地内に住んでいたが現状変更の必要性をはじめて知った。観光にウェイトを置き,基本的な保存や整備を疎かにしてきた。などのご意見を頂いております。
 資料の2ページをご覧ください。今年度に入りまして,5月22日に文化庁記念物課を訪問し,調査官に今後の計画策定の進め方についてご指導をいただいているところでございます。
 次に,2項目目の今後の課題としましては,史跡保護のための公有地化の計画を盛り込む必要がございますことから,土地の買い上げ要望に対する予算措置が必要となってきます。また,指定地内の植栽等の管理方法の調整や主要遺構を発掘調査で確認していくための人材配置などが課題となってきますので,関係課や関係者と協議しながら計画推進のための取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 今後でございますが,住民説明会の開催や庁内の関係課との協議を進め,今年度中に計画の策定を終了したいと考えております。
 また,住民説明会につきましては,7月下旬の開催を予定しております。本年度は指定地内の対象者だけでなく,周辺の住民の方も含めた形で実施したいと考えております 。
次に,3項目目のその他につきましては,今後,保存活用計画の策定が必要となる本市に所在する国指定文化財を参考までにお示ししてございます。
 残る6つの文化財につきまして,順次,策定を進めていく必要がございます。
 続きまして,石岡市文化芸術振興基本計画の進捗状況について,ご報告させていただきます。
 はじめに,本計画につきましては本来であれば,今回の常任委員会におきまして計画をお示しさせていただく予定でございました。しかしながら,ただ今,文化の継承と伝承の観点から計画の基本精神について作成をしているところでございますので,本委員会において,ご報告が出来ず,申し訳ございませんでした。今後,この点につきまして早急に作成を進めまして,次の委員会でご報告させていただきたいと思います。
 今回は,計画の概要版を作成しておりますので,お手元に配布しております資料により,ご報告をさせていただきたいと存じますので,どうぞよろしくお願いいたします。
それでは,資料をご覧いただければと思います。まず,資料の1ページをご覧ください。本計画の策定にあたりましては,国において平成13年に文化芸術振興基本法が施行されております。法律では,地方自治体において,法の基本理念を踏まえ,自主的かつ主体的にその地域の特性に応じた文化芸術に関する振興施策を策定し,取組を進めていくことが明記されました。茨城県においては,平成27年に茨城県文化振興条例が制定され,これらを受けまして石岡市文化振興基本計画の策定に取り組み始めたところでございます。その後,平成29年の法改正により文化芸術基本法が施行されております。少子高齢化グローバル化の進展等,社会状況が著しく変化する中で観光やまちづくり,教育,産業等の関連分野との連携を視野に入れた総合的な文化芸術活動の展開がより一層求められることとなりました。現在,本市の文化芸術活動を取り巻く環境を踏まえ,文化芸術に関する取組を実効的に進めるため,作業を進めているところでございます。
 次に,計画の位置付けでございます。本計画は,市の最上位計画である石岡かがやきビジョンや教育委員会の総合的な施策目標を定める石岡市教育大綱やその行動計画である石岡市教育推進計画との整合性を図るとともに,平成29年に改正された文化芸術基本法,平成27年に制定された茨城県文化振興条例などを勘案し策定するものでございます。
 計画期間は,令和元年度から令和4年度までの4年間といたします。社会情勢や市民ニーズ等を考慮しながら,必要に応じて見直しを図ってまいりたいと考えてございます。
 資料の2ページをご覧ください。文化芸術における現状と課題でございます。昨年7月に実施いたしましたアンケートの調査結果から,文化芸術に対する機会,文化芸術の情報,文化芸術の後継者,子ども若者に対する文化芸術の4点に関して現状と課題を把握しております。
 次に計画の基本的精神でございますが,私たちは先人から様々な文化や歴史,伝統など受け継ぎ,将来の人たちに伝承すべき責務を負っている立場であると考えております。これを踏まえまして,文化の継承と伝承という観点から,計画の基本的精神について作成を進めているところでございます。
 次に計画の基本方針でございます。本市の文化芸術における課題の解決に向け国の法律や県条例に沿いながら,石岡かがやきビジョンや石岡市教育大綱の理念と基本施策を踏まえ,交流と創造で文化芸術を伝えるまちを基本方針として掲げたところでございます。
 次に,4つの視点と重点目標でございます。本市の文化芸術を取り巻く課題の解決を図るため,4つの視点から重点的に取り組む目標を設定したところでございます。集う,発信する,支える,育むの視点から,それぞれ目標を定めまして,3ページの施策の柱につなげているところでございます。
 3ページをご覧いただければと思います。計画の目標と施策の体系でございますが,4つの視点に対する取組方針を定め,基本目標を具体化していくための5つの施策を設けて,観光,まちづくり,教育,産業等の関連分野を取り込み,作成したところでございます。
 1点目の基本目標集うにおいては,取組方針を文化芸術の活動者と鑑賞者が交流する場をつくり多くの市民が集う機会を提供することとしております。目標を実現化させるための施策を市民の自主的な活動やイベントの場の提供をはじめとした5つの柱として示しております。以下,2の発信する,3の支える,4の育むについて同様の考え方となります。
 4ページをご覧いただければと思います。文化芸術の取組みの推進体制について示しております。文化芸術活動の振興・推進にあたりましては,行政の他,市民,活動団体,民間事業者,学校,NPO法人,芸術家,各種団体等,さまざまな団体や組織との連携が必要となることから,ネットワーク作りを目指しながら,地域全体で文化芸術のまちづくりを推進していくことをお示ししております。
 以上が,計画の概要となります。今後は,早急に基本精神を作成しまして,7月にパブリックコメントを行い,多くの市民の意見を反映してまいります。その後は,8月に策定委員会で協議しまして,9月の常任委員会におきまして,ご報告させていただきたいと考えております。
 文化振興課からは,以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。

池田委員)私から1点,常陸国分寺跡保存活用計画の進捗状況についてということで,本日示されました資料においては,保存については読み取れるんですが,活用については今一つ読み取れないわけでございます。活用と一言で申し上げましても,その活用を活かしてうまく使うことこそが活用でございまして,そもそも活かしきれていない中それを使うことも難しいことだと思います。そこでその活用っていうのはどういうことなのか,その方向性や現状についてお伺いいたします。

文化振興課長)現段階では活用の部分につきましては,本年度3回の会議を予定しておりますが,そこで改めて方向性を示したいと思っております。今後の具体的にどのような活用策をしてくかということは,委員の皆様からご意見をいただきまして,最終的には整備というような方向づけなんかもされるかと思います。以上でございます。

池田委員)是非この常陸国分尼寺に含めまして全国各地に国分尼寺ありますけど,規模も東国の大国だった関係上大きなものでありますので,そういったもの最大限にですね活かしていただいて,更なる活用を模索していただければとそう思います。以上です。

勝村委員長)ほかにご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 続きまして,その他の件といたしまして,中央公民館から発言を求められておりますのでこれを許します。

中央公民館長)中央公民館からは昨年,平成30年7月26日に,教育福祉環境委員会の委員さんにもご出席を賜り,開講いたしました小幡みらい大学につきまして,その後の経過をご報告申し上げます。
 小幡みらい大学では,小幡地区公民館の館長をはじめ地域の方々により,ふるさと学習及び世代間交流,学習支援等と2つの目標を軸に活動してまいりました。
 ふるさと学習及び世代間交流では,石岡一高の甲子園出場に併せ,千羽鶴の製作を実施いたしました。小幡小学校の児童が,地区いきいきクラブの皆様と折り紙をとおし交流を図りました。地域の高齢者の方々が,児童に鶴の折り方を教え,また,高齢者が子供のころの小幡地区の様子,現在のようにゲームなどが無い時代にどのようにして遊んでいたかなどの話を児童に伝え交流を図りました。
 2つ目の学習支援でございますが,小幡地区の退職された先生方にご協力を頂き,夏冬春休みを利用しまして,公民館にて学習会を実施いたしました。学習会に出席した児童の延べ人数は,107名ではございますが,当初は児童を対象としておりましたが,冬休みからは,口コミで広がり,中学生の参加も見受けられるようになりました。
 最後に指導される先生方に於きましては,4名の先生方でスタートしたところでございますが,春休み終了時には,7名の方々にご協力を頂きまして,少しずつではございますが地域の広がりを見せているところでございます。
 中央公民館といたしましても,引き続きサポート体制を強いてまいりたいと考えてございます。ご報告は,以上でございます。

勝村委員長)以上で報告は終わりました。次に,ただ今の報告に対し,何かご質問等がございましたら,挙手によりこれを許します。ご質問等は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本件を終結いたします。
 その他の件で,ほかに発言はございませんか。

小松委員)時間がないんですけども,この際ですね,旭台公民館の駐車場を買う予算が今回なくなって,そのためにあそこの駐車場を使っていた方々が,止めるところがないとか色々大変な状況だという意見を聞いたことあるんですけど。その件はどのように対応していくのかお伺いします。

参事兼まちづくり協働課長)ご指摘のとおり今年度に入りまして,旭台会館,前年度まで借地してまいりました駐車場についてはお返ししたというような形になってございまして,敷地内の17台の駐車場で旭台会館を運営しているところございます。このような中で現時点,旭台会館が運営上,基本的に貸館でございますけども,部屋が空いておりましても駐車場の台数がお客様分確保できないという判断に立った場合には,使用自体をお断りしているというような状況でございます。なので,お客様がたくさんお出でになるにもかかわらず,駐車場が足りないという状況は生じていないのかなと理解してございますけども,そのような中で,利用者でこの4月期,5月期で申し上げますと,人数的には660人程度利用者の方が減っておられるという状況でございます。なお,お断りしている利用者の皆さんですけども,一般の利用者の方にはなるべくご利用いただけるような形でということで,法人の方というか,いわゆる営業でご利用になられる皆さん,そういった問い合わせについて市としてお断りを申し上げているというふうな状況と聞いております。以上でございます。

小松委員)だいぶ多くの方が利用していたんだけど,確保できないから会館の方でお断りしていると。これちょっとあそこらへんの常識の考えだと,あのへんの駐車場が空いているとか,こういう所が活用できるとか,そういうふうに市の方ではそういう方々が使えるような努力とか手立てとか,そういうことはやられたわけですか。

参事兼まちづくり協働課長)駐車場用地につきまして,近隣で駐車場として活用可能な土地について,私どもでも当たってはございます。20台分程度お借りした場合ということで,土地を仲介しておられる不動産業者さんに折衝等いたしましたけれど,現在の借地料よりは,やはり4倍程度,年間でかかってきてしまうということで,にわかにはお借りするという判断には至ってございません。以上でございます。

小松委員)残念ですけれど,そのことは理解しました。

勝村委員長)ほかに発言は,ございませんか。

〔「なし」との声〕

勝村委員長)ないようですので,この際、当委員会の管外調査についてを議題といたします。
 当市における重要な課題といたしまして,教育改革施策,健康,福祉施策,環境,協働施策といった案件がございます。
 こういった件につきまして,今後の当委員会の調査活動に資するため,委員派遣による管外調査を実施したいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは調査都市,実施期日について正副委員長にご一任いただき,決定しだい各委員にご連絡したいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,閉会中の継続調査,審査の申し出についてを議題といたします。

池田委員)先ほどもですね,健康増進課から本市の地域医療の現状についてご説明がなされました。まさに本市の地域医療対策は待ったなしの状況であり,明確に継続調査項目に追加して,本委員会といたしましても強力に取り組んでいく必要があろうかと思います。そこで,継続調査の申し出の中に地域医療対策についてを追加して,本委員会でも取り組む必要があろうかと思いますので,委員長におかれましてはお取り計らいのほどよろしくお願いいたします。

勝村委員長)暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 改めまして当委員会において,閉会中も,なお継続して調査,審査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配布いたしました案文に,先ほど継続審査すべきものと決した石岡市立東幼稚園の廃園に伴う施設利用に関する陳情,それから,継続調査すべきものとして,地域医療対策についてを加え,閉会中の継続調査,審査を申し出たいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で、本日の教育福祉環境委員会を閉会いたします。






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