第１３回委員会　（１１月３０日）
出席委員	谷田川泰委員長，大和田寛樹副委員長，高野　要委員，村上泰道委員，山本　進委員，石橋保卓委員
その他の出席者	池田正文議長，菱沼和幸副議長，小松豊正議員
市執行部	なし
議会事務局	局長（武石　誠），庶務議事課長（中山善正），課長補佐（木﨑憲一）

谷田川委員長）ただいまから，議会運営委員会を開会いたします。
　本日の議題は，お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
　これより議事に入ります。なお，審査上の発言は，挙手によりこれを許します。
　会派持ち帰りの案件として，代表質問の導入についてを議題といたします。
　本件については，前回の委員会において，詳細についてさらに会派持ち帰りで協議することとしていたものでございます。本日は，これまで議論になってきた10項目を中心に，協議してまいりたいと思います。
　暫時休憩いたします。

－休憩－

谷田川委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　それでは，各会派の検討結果をご報告いただきたいと思います。

高野委員）今，メモ書きということでもらったんですけども，よく見るともうメモというよりはある程度まとめたものなのかなと。便宜を図ってやってくれたと思うんですけど，私たちの発言を入れる前に，事務局のほうで今までまとまったやつの説明を，もう一度大変ですが話していただければ，より進みやすいのかなと思うんですね。発言に対しては協議してきてるんですけど，その辺のところ，できればこれまでに出た意見というところですかね。この辺をちょっと話をしていただければありがたいんですが。

庶務議事課長）それでは代表質問の実施方法につきまして，あらかじめご協議いただいたほうがいいんではないかという項目，あるいはこれまで委員さん方からそれぞれご意見が出た項目について，概ね10項目程度ではないかということで，今まで出た意見を中心に項目をわかりやすいようにまとめた資料をお配りしたところでございます。
　検討事項「１　質問を行う時期」につきましては，これまで出た意見といたしましては，当初予算を審議する定例会並びに市長が初当選した直近の定例会という意見。それから第１回定例会，あるいは年１回とする，というような意見がこれまで出されてきたところでございます。
　「２　通告の時期」でございますが，一般質問通告締切日と同じとしてはどうかという意見が出ております。なお，それにあたりましては施政方針の告示日配付を前提としてはどうかというものでございます。
　次に「３　質問を行う会派」につきましては，３名以上の会派とするもの。それから，１人会派も可能とする，というような意見が出ているところでございます。
　それから「４　質問者」につきましては，こちらはその前の時には意見は出ていなかったところでありますけれども，前回については会派の代表者ということではなくて，質問の通告の際に会派から選ばれた人が質問を行うものというふうなことが意見として出ているものでございます。
　それから「５　質問の順位」でございますが，所属人数順，ただし同数の場合は抽選という意見が出ております。
　それから「６　質問方式」でございますが，一括方式という意見が出ております。
　それから「７　質問回数」でございますが，３回までというふうな意見でございます。
　それから「８　質問時間」につきましては，これまで20分を基本としながらも，会派の人数に応じて５分を加えるという意見の時もございました。直近では，会派の人数にこだわらず30分にしてはどうかという意見が出ているところでございます。なお，これについては答弁を含むかどうかという議論も必要かと思います。
　それから「９　質問内容」でございますけれども，代表質問は施政方針のみを質問内容とするかどうかということについては，特に制限しないという意見が出ているところでございます。
　それから「10　一般質問とのすみ分け」ですが，これは代表質問を行った場合，一般質問のほうを何かしら制限がかかるものかどうか，その辺のすみ分けをするかどうかということでございますが，こちらは制限をしないという意見や，代表質問を行った議員は一般質問を行わないようにしたらどうか。あるいは一般質問の人数を制限してはどうか。それから一般質問の時間を短縮してはどうか，というような意見がこれまでには出ていたというようなところがございます。
　これらのことを整理していただきますと，速やかに実施が可能となるのかなというところで，あらかじめ項目立てをして取りまとめたところでございます。以上でございます。

谷田川委員長）ただいま事務局から説明のあったとおり，これまで代表質問の実施についてということで，10項目にわたり協議をしてまいったところでございます。
　続いてご報告をお願いしたいと思います。

山本委員）私どもの会派はですね，そもそも代表質問を実施することについて極めて消極的といいますか，反対でした。目的がわからないということなんですけれど，いろいろ委員会で討議したこと，伺ったこと，発言された意見を会派のメンバーに伝えましたが，最終的に理解は得られませんでした。ただ，議会運営委員会全会一致の原則の妨げにならないように，最終的に多数意見に従って決めてもらってよろしいということです。以上です。

石橋委員）私どもの会派については，代表質問については実施していくべきだというのがこれまでの会派の中での意思でございます。先ほど事務局のほうからご説明をいただきましたこれまで出た意見の中で，多少揉まなければならないところが幾つかあるのかなという感じはしますけども，概ねこれまでの議論を踏まえた中で，実施をしていくべきだということであります。ただ９番目の質問内容の部分なんですけども，会派を代表しての質問ということでありますので，内容について制限をしないという，一般質問と同じような内容であると，代表質問としての意味も薄れてくるのかなという感じがしますので，ある程度施政方針に絡んだ質問に制約をしたほうがよろしいのではないかなと。いずれにしろ１年間に臨む市長の考え方について質疑を行うわけですから，そういった部分での制限というのが必要ではないかなというふうに感じております。以上です。

村上委員）内容につきましては，私の会派については前回まで述べさせていただきましたとおりであります。ただ，今事務局より説明もありました９番， 10番に関しては，質問内容についてはやはり制限しないが，申し合わせとして原則施政方針に関連したもの。また一般質問とのすみ分けについても，原則制限はしない。ただ会派内で質問の重複を避けるように，やはりこれも申し合わせをするべきということで，原則については今までの一般質問を，議員の質問の権利を制限することがないように，プラスの代表質問の制度としての考えを持っております。先ほど来，この代表質問の意義についてでありますけれども，私たちとしては，議会として一般質問とは別に代表質問を行うことによって，質問時間がより一層増えること。また，重複した内容を削ることによって議会運営をスムーズにすること，というふうに認識しております。以上です。

大和田副委員長）うちの会派も前回報告させていただいたとおりです。９番，10番で話が上がってますけれども，原則として制限しない形で，会派代表質問で所信について触れた会派の一般質問については，重複するような質問を避けるというようなことが，申し合わせとして必要かなと思います。１番から８番までは前回同様で，１番の質問を行う時期が，当初予算を審議する定例会並びに市長が初当選した直近の定例会。２の通告の時期が記載のとおり。３番が３名以上の会派。４番の質問者が，会派代表者に限らない。５番の質問順位は記載の順位のとおり。６番，質問方式は一括方式。７番，質問回数は３回。８番が30分ということで，前回同様です。

高野委員）うちのほうも今皆さんのお話聞いてよく話してみまして，その中で必要性がないと言ってはないのかもしれない。だけれども皆さんでこれだけ慎重に審議して，そういった中で進めてきたものだから，これがあって悪いんでは，やはりやる必要がない。やることによって，少しでも発言時間が増えるだけでもプラス思考になっていくんじゃないかということで，賛成です。それで４番ですが，この質問者は，これは会派の代表でなくて，再確認しますけど，皆さんの考えなんですが，これは３人いれば３人の中から選ばれた人ということでいいんですよね。あとは一括方式ですね。それと30分。あとは施政方針に限るというようなことで，一般質問と公私混同してもいけないので。それと皆さんが言っていたのは，代表で質問するとその施政方針について聞けなくなっちゃうのかなというようなこともありましたんで。その辺のところもそういうことではないということでよろしいんですよね。そういうことであれば，先ほど山本さんが言われたように，全会一致でまとまれば一番いいことですから。そういうことでうちのほうの会派も賛成でございます。

谷田川委員長）それでは，各会派のご意見が出揃ったようでございます。代表質問については，各会派の皆様方，これは年１回の市長に対する当初予算であるとか，そういうものがきちんと出た中で，会派から選ばれたものが質問するということであります。それでは，１番から確認だけちょっとさせていただきます。まず，質問を行う時期でありますが，当初予算を審議する定例会並びに市長が初当選をした直近の定例会ということになります。
　続いて質問通告の時期でありますが，これは記載のとおりであります。
　質問の会派は，３名以上の会派。
　質問者を会派代表に限定するかどうかでありますが，その都度会派から報告をいただいた上で，会派の代表として責任を持って質問をしていただく。
　質問順位，ここに書かれているとおりであります。
　質問方式，これもそのとおり。
　質問回数も同じであります。
　質問時間，30分ということであります。
　質問内容は，原則として施政方針，原則であります。
　次に一般質問とのすみ分けについてでありますが，原則として制限はしないが，会派内で重複を避けるとの申し合わせでお願いしたいということであります。
　先ほどの質問時間でありますが，これは質問のみ30分で答弁は含まないということであります。
　以上が皆様方からいただいた代表質問の実施についてであります。この代表質問の実施ということについて，全会一致で決定していきたいと思いますが，これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　ただいま代表質問については，令和３年第１回定例会から実施することに決定したわけでありますが，執行部との調整や，通告書の様式等，運用の詳細については，議長に一任してはどうかと考えております。
　お諮りいたします。実施にあたっての詳細な調整について，議長に一任することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　次に，その他として何か発言はございませんか。
　
山本委員）前回11月13日だと思いますが，この議会運営委員会で，新型コロナウイルス感染症が市内で拡大傾向にある中で，議会の運営をどうするかということで，今日は前回取り決めどおりに開会して１日目日程消化したわけですが，今後このことについて，再度当委員会で慎重に対応を議論してはどうかという意見が，私たちの会派からありましたので，皆さんに協議していただければと思います。結論的には，本委員会での決定に従う。議長の意向を最優先しながら，委員会の決定に従うということでありますが，会派の構成議員のほうから，そういう意見，相談がありましたので，発言させていただきました。

谷田川委員長）ただいま山本委員のほうから，第４回定例会についてのコロナ対策に対する運営方法は，第３回定例会とはまた若干違った内容になってると思います。その点は，コロナ対策の１番から５番までの対応の中で決定していくということであります。ただ，ここにきてだいぶコロナの感染も広がっているようにも思います。その運営方法について，議長からあらためてご意見を頂戴したいと思います。

池田議長）直近の市内の感染状況でございますけども，断続的に感染者が発生している状況は確認できます。しかし，クラスターと呼ばれるような集団感染や，オーバーシュートと言われるような爆発的な感染者の増加は，今のところ石岡市では起こっていない。感染の連鎖性というのは薄いと認識しておりますので，前回決定をいただいたレベル２での実施を考えてまいりたいと思っております。ただし，この後１週間，一般質問までにあるわけでございますので，その感染状況については，また適宜，適切な判断をしてまいりたいと，そのように考えているところでございます。

谷田川委員長）ただいま議長から，感染状況によっては考えなければならないということでありますが，前回決定したとおりレベル２の段階で，今回の質問を行うということで進めたいと思います。
　そのことについて，ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　ほかにご意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

谷田川委員長）ないようですので，以上で議会運営委員会を閉会いたします。
　なお，本日決定いたしました事項については，各会派の皆様にご周知いただきますようよろしくお願いいたします。お疲れ様でした。