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令和2年度 全員協議会

 第1回(6月2日)
出席議員 池田正文議長,菱沼和幸副議長,鈴木康仁議員,飯村一夫議員,新田茜議員,大和田寛樹議員,川井幸一議員,櫻井茂議員,石橋保卓議員,岡野孝雄議員,玉造由美議員,勝村孝行議員,谷田川泰議員,小松豊正議員,山本進議員,村上泰道議員,関口忠男議員,櫻井信幸議員,岡野孝男議員,徳増千尋議員,高野要議員,鈴木行雄議員
市執行部 市長(谷島洋司),市長公室長(加藤乃利明)
議会事務局 局長(武石誠),庶務議事課長(中山善正),課長補佐(木﨑憲一)


池田議長)ただ今から,全員協議会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。本件説明のため,市長・谷島君,市長公室長・加藤君が出席しております。
 それでは,これより案件に入ります。「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について」を議題といたします。本件について,執行部に説明を求めます。

市長)本日は,大変お忙しいところお集まりいただきまして,誠にありがとうございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてご説明いたします。
この臨時交付金につきましては,国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として新型コロナウイルスの感染拡大を防止するとともに,地域経済や住民生活を支援するため,地方公共団体が地域の実情に応じて,きめ細かに必要な事業を実施できるよう創設されたものでございます。
 現在,申請に向けた作業を進めておりますので,進捗等についてご説明申し上げるものです。なお,詳細につきましては,担当部長からご説明させていただきますので,よろしくお願いいたします。

市長公室長)それでは,ご説明させていただきます。資料に基づきまして進めてまいります。「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について」ということで,初めに「交付金について」でございます。新型コロナウイルス感染拡大を防止するとともに,感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活を支援し地方創生を図るため,緊急経済対策の全ての事項についての対応として,地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるよう,「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金~脱コロナに向けた協生支援金~」が創設されたところでございます。
 次に,2番目の「交付限度額について」でございます。自治体の人口,財政力,コロナウイルス感染拡大状況により算出されまして,石岡市においては第一次分地方単独事業を対象として,交付限度額2億7,586万6,000円となってございます。また,国庫補助事業の市負担分を対象とした第二次分につきましては,別途示される予定でございます。
 次に,3番「実施事業」についてでございます。実施事業につきましては,令和2年度補正予算から,地方単独事業を取りまとめるとともに,効果的な単独事業を検討し申請をしてまいりたいと思います。(1)から(3)までの表に取りまとめてございますけれども,(1)感染拡大防止策と医療提供体制の整備及び治療薬の開発分野として,ご覧の8事業。次ページに移りまして,(2)雇用の維持と事業の継続分野として5事業。(3)官民を挙げた経済活動の回復分野として,ご覧の3事業を実施してまいりたいと考えております。表中の補正号数についてでございますが,1号補正は既に専決された補正予算で,5月臨時会で承認されたものでございます。3号補正は5月臨時会で補正予算として既に議決されたものでございます。4号,5号補正につきましては,この6月議会定例会に補正予算として計上されているものでございます。また,(2)の表中にございます5番目,小中学校の給食費の3か月間免除につきましては,歳出の補正予算は伴わないものとなりますが,臨時交付金を財源に実施をしてまいりたいと考えております。続いて(3)の表中にございます2番目,石岡特産品応援クーポン事業及び3番目, 石岡魅力発信オンラインツアー事業につきましては,今後補正予算案として提案してまいりたいと考えてございます。
 次に,4番「地方創生臨時交付金のスケジュールについて」でございます。
5月22日に茨城県へ実施計画書を提出いたしまして,6月中に実施計画の結果通知がある予定となってございます。また,交付金につきましては,6月中に各省庁に予算を移管されまして,交付金の内示,交付申請,決定等がなされる予定でございます。国庫補助の地方自治体負担分を中心に配分される第2次実施計画につきましては,時期はまだ未定となってございます。
 資料の説明につきましては以上でございますが,地域経済や住民生活を支援する緊急経済対策として実施されることとなりますので,市民および事業者の皆様への速やかな情報提供と迅速な実施を心がけてまいりたいと考えております。説明は以上でございます。

池田議長)以上で「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について」の説明は終わりました。
この件に関しまして,ご質問等がございましたらお願いいたします。なお,質問時間は1人5分以内といたします。また,今回示されました各事業の詳細については,既に議決したもの又は今後改めて議案となるものも含まれておりますので,この場でのご質問は交付金の制度内容等,全体にかかるものとしていただきますよう,お願い申し上げます。

高野議員)今,ちょっとお話を聞いた訳でございますけれども,このいただけるお金ですか,これは,市全体,万民に使うためのものなのか,それとも,特化したところに使っていく。この中で障がい者とか色々あります。小中学校の給食費免除,それは当然なことであります。しかしながら,プレミアム付商品券発行補助金。商品券買わない人,買えない人,この人たちにはどうなのか。特産品応援クーポン事業。特産品とは何を指しているのか。農業なのか,色々ございます。そういった中で特産品だけ。じゃあこれが農業としたら,農業だけでいいのか。やはりこういった国の施策の中で,万民に潤いをという形の中できているのであれば,当然誰もが潤うべき。それは使途をしなくてはならない。ですから,逆に言えば,生まれた子どもからすべての人たちに,500円でも1,000円でもいいでしょう。皆さんに潤いを与えますということであればいいですけれども,学校の給食費とかこういうことはもうやらなくちゃならない。それは,当然。ただ,だけれどもこの事業,商品券に補助金つけます。じゃあこのプレミアム商品券,石岡市,市民の中で何人の方が購入するんですか。買いたくても買えない人もいる。やはりそういったね,末端まで。市民はね,本当に1人までですよね。市長が言われている。そういったことを考えた中でも事業計画をしなくてはいけないのではないか。あまりにも事業計画がこういった中で特化したところにお金をつぎこんでいくというのは,私は問題があるなというふうには思っております。事業にケチをつけている訳ではない。市長がいいというのであれば,それは意味があることでしょうから。しかしながら私は,石岡市民全部を考えた場合,公明党さんの山口さんという方が30万じゃないよと。10万全部にやれと。潤いを。市民全員が喜んだ。国民が喜んだんです。特別な人じゃない。みんなにやるんだよ。生まれた子ども1人まで。これは大変なことですよ。今までこんなことできた人いないでしょ。ですから,石岡市においても商品券にね補助金つけたとか,そういうちゃちなことでなく,もうちょっと大同,きちっとした考えの中で事業計画は進めるべきではないのかなというふうに思っております。私の主観でございますけれども,市民,市民という言葉を出します。だったら,市民全員のことを考えなさいと,私は言いたい。このへんのところどうなのか,答弁を求めます。

市長公室長)今回の交付金ですけれども,その使途,使い方といたしましては,地域の実情に応じきめ細やかに実施するということで,基本的には感染拡大の防止策と医療提供体制の整備等がひとつ,感染の拡大の影響を受けた地域経済,住民生活の支援等の事業に充当ということで,地域経済の活性化に資するものとしてご提案させていただいたところでございますけれども,今のご意見をきちっと受け止めまして,2次分の実施計画に全ての方々が納得できるような,そういったものを考えていきたいと思います。

高野議員)ちょっと細かく入っていきますけれども,このクーポン券,このクーポン券事業というのはどういう事業ですか。

池田議長)高野議員に申し上げます。個別具体なことにつきましてはお控えいただきますよう,よろしくお願いいたします。

高野議員)やはりね,こういうクーポン券,私の考えるところによると,これはクーポン券を石岡市民に与えるのか,誰に与えるのかわかりません。私が考えるところによると,これは石岡市民でなくてね,石岡を訪れる方にあげるというようなことかなというのも聞いております。そういった中で申し上げたいことは,石岡でもらったお金は石岡の市民に。石岡で皆さん使ってください。そういう使い方を私はするべきではないかと。石岡の人もこれをいただければ,石岡の商店街でクーポン券使ってくださいね。石岡の人がもらって石岡の経済効果をあげる。それは東京の人にあげたり,そういったことをして石岡市に来てもらう。またコロナが発生するだけですよ。ですから,石岡の人にあげて石岡の人に使ってもらうような事業計画を立てなくちゃ,私はいかんと思いますよ。遊びじゃない。答弁はいりません。以上です。

小松議員)ひとつは,第一次の2億7,586万6,000円ですね。これは色々今受け取りましたけれども,ちょっとすぐに私は計算できなくて聞くんですけれども,ここに具体化された金額を足せば,これは網羅しているんですか。
 それから,第二次は,地方創生臨時交付金は,全国的に1兆円から3兆円へ2兆円増えるというのが閣議決定で第二次補正が決められている訳です。これは国会との関係の中で,いつ頃決定されるのか。それが二つ目ですね。 
 それから三つ目の問題としては,色々書いてあって,他の自治体が既にやっている,例えば小中学校の給食費の免除とかですね。こういうものは既に他ではやっている自治体もあります。こうなってきますと,今回は6月の議会での補正になるんですけれども,9月議会を待たないで,国が決定されたらただちにやはり石岡でも補正を組んで,この第二次で出てくる地方創生臨時交付金を具体化すべきだと思いますけれども,そのへんどう考えているのか,お伺いいたします。

市長公室長)まずは,総額に関しては,基本的に実際事業を実施する上で,例えば契約差金などが出ますので,少し多めに申請していただくのが望ましいということで,こちらの交付額を若干超えている金額でございます。
 次に時期でございますね,こちら先ほどご説明したように未定稿ということで承っております。
 また,三つ目ですかね,この交付金を活用した事業もそうですが,コロナ対策関連の全般ということだと思うんですけれども,一刻も早いですね,緊急的な必要性が生ずるものに対しては,9月を待たずにということも,選択肢としてはもちろんあると考えてございます。以上です。

小松議員)第二次のどれくらい石岡に来るかということもあるんですけれども,大雑把に言えばこの2倍ですね。単純に考えればね。そうすると,このままでは足りなくなると思います。ですから,そういう点では,石岡独自で考えるのも大事なんですけれども,既に他の自治体で様々にやっておりますので,そういう部分も大いに参考にしてもらいながら具体化して,できるだけ市民の手に早く渡るように,答弁にありましたように,9月議会待たないでね,やってもらうように要望いたします。以上です。

山本議員)今回の臨時交付金の性格ですけれども,今回他市町で既に実施しているように,地域経済で影響を受けた地域の中小事業者等に対して緊急の経済支援策は各自治体が独自に既に対策をしていますが,石岡市の場合は,市長不在ということもあったのかもしれませんが,この臨時交付金の目的というのは,それに加えて,追加策として,根本的に地域経済活動を回復させる。あるいは脱コロナと言いますか,アフターコロナの,あるいはいつ収束するかわかりません。コロナの感染症と戦いながら,しっかりとした足腰を支えるような構造的な構造改革,経済構造を根本から支えていくような,そういった支援事業に充当するのにということで,この臨時交付金制度が考えてますので,その辺どういう認識でこの事業を,計画を立てて提出されたのか。
 感染拡大防止策と医療提供体制,こちらについては私ちょっと発言できませんけれども,二つ目,三つ目の雇用の維持と事業の継続,官民を挙げた経済活動の回復,これはやはり緊急支援策ではなくて,先ほど市長の所信表明がありました持続可能なまちづくりのために,構造的に石岡の地域経済を支えていく,そういう計画でないとまずいんじゃないかなと思います。対処的にスポットの事業に充当するというのは,国の目的・趣旨からちょっとずれてるのではないかなという印象を受けましたが,その点,見解を伺います。

市長)皆様から本当に貴重なご意見をいただきまして,ありがとうございます。今お話しありましたけれども,今回の事業に関しましては,まずは,この1番にあります感染拡大の防止策,まずコロナを予防していく,しっかりと市民の命を守っていく。これが1点目でございまして,2点目としまして,今本当に経済的に困っている方々,そういった人たちに力を差し伸べるということで,雇用の維持と事業の継続。3点目,V字回復に向けてということで,経済活動の回復を官民を挙げて取り組むという,その段階に応じた事業を展開していくという方針に基づいて今回進めてまいりました。
 先ほど高野議員からも話がありましたように,様々な意見をいただきながら,執行部としても石岡の経済再生のために取り組んでまいりたいと思いますので,これからも議員皆さま方のご意見を賜りますよう,お願い申し上げるところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

池田議長)ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田議長)ないようですので,本件については,以上で終結いたします。
以上を持ちまして,全員協議会を閉会いたします。





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