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議会中継
  


 第1回委員会 (4月13日)
出席委員 池田正文委員長,菱沼和幸副委員長,塚谷重市委員,川村良一委員,村山裕委員,村上泰道委員
市執行部 【保健福祉部】
保健福祉部長(高野喜市郎),次長兼福祉事務所長(山本敬司),次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長(佐藤敏明),参事兼保険年金課長(大村義夫),社会福祉課長(小林敏夫),社会福祉課副参事人権推進担当(飯島岩夫)高齢福祉課長(黒崎輝夫),こども福祉課長(菊地庄兵衛)
【教育委員会】

教育長(石橋 凱),教育部長(土師照夫),参事教育総務担当(松崎守男),参事学校教育担当(上田仲男),参事兼教育総務課長(上曽宗則),参事兼中央図書館長(高橋 久),学校教育課長(冨田英次),生涯学習課長(菊地宏則),中央公民館長(上曽茂昭),スポーツ振興課長(立川芳男),学校給食課長(吉田敏一),学校給課副参事八郷学校給食センター(岡崎 仁)

議会事務局 庶務議事課係長(飯田英男)



池田委員長)
ただ今から,教育福祉委員会を開会いたします。本日の委員会は,平成22年度になり説明員として執行部の出席を求め,教育福祉委員並びに執行部との情報の共有化,そして円滑なる委員会審査のため開催するものでありますので,どうぞよろしくお願い申し上げます。まず,最初に当委員会委員から自己紹介をお願いいたします。

菱沼副委員長)副委員長の菱沼でございます。よろしくお願いいたします。

川村委員)川村でございます。よろしくお願いいたします。

村上委員)村上でございます。よろしくお願いいたします。

塚谷委員)塚谷でございます。よろしくお願いします。

村山委員)村山でございます。どうぞよろしくお願いします。

池田委員長)高野委員は1時間ほど遅参するということでございます。最後に池田でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 次に,本日は,お手元に配付してあります協議案件書のとおり,初めに保健福祉部,並びに教育委員会の所管事務及び平成22年度の主要事業について審査を行ない,その後,有明中学校仮設校舎整備事業に伴う現地調査を実施する予定となっておりますので,円滑なる議事運営にご協力くださいますよう,よろしくお願いいたします。
 次に,本日の審査にあたり,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。これより議事に入ります。保健福祉部,並びに教育委員会の所管事務及び平成22年度の主要事業についてを議題といたします。本件については,冒頭にも申し上げましたとおり,本日の委員会が新年度,最初の委員会でありますので,執行部においては,自己紹介と併せて各課の所管事務及び主要事業について説明願います。なお,主要事業については3月9日に開催いたしました当委員会において,その概要説明を受けておりますので,新規事業等を中心に簡潔に説明願います。それでは,初めに保健福祉部から説明願います。なお,発言は挙手によりお願いいたします。

保健福祉部長)4月1日付けで保健福祉部長に命ぜられました高野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。私からは保健福祉部の概要の1ページ,組織図についてご説明をさせていただきます。保健福祉部は,社会福祉課・高齢福祉課・こども福祉課・保険年金課・健康増進課をもって構成されております。職員数は145名でございます。次に各課の事務分掌,平成22年度の主要事業につきましては,2ページから記載してございます。事務分掌・主要事業につきましては,各担当のほうから説明させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

保健福祉部次長兼福祉事務所長)保健福祉部次長,兼ねて福祉事務所長の山本でございます。ひとつよろしくお願いいたします。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長の佐藤でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼保険年金課長)この度,保健福祉部参事兼保険年金課長を命ぜられました大村でございます。よろしくお願いいたします。

社会福祉課長)社会福祉課の小林でございます。どうぞよろしくお願いします。社会福祉課の事務分掌について説明させていただきます。資料の2ページをお願いいたします。社会福祉課の業務につきましては,大きく分けますと4つになります。1つは,民生委員,戦没者遺族等,日本赤十字,人権推進,中でも同和問題などの社会福祉に関する業務です。2つ目は生活保護法に関する業務です。3つ目は障害者支援に関する業務です。4つ目は,授産所業務です。
 続きまして平成22年度の主要事業でございます。5ページをご覧いただきたいと思います。社会福祉等援護事業につきましては,戦没者追悼式等の遺族会援護に要する経費です。本年度の戦没者追悼式は市民会館において,11月に開催を予定しております。社会福祉団体助成事業につきましては,社会福祉協議会の運営及び各種福祉活動に対する助成経費です。民生委員等経費につきましては,民生委員児童委員の活動とその活動の拠点であります民生委員・児童委員協議会連合会に対する支援経費です。住宅手当緊急特別措置事業につきましては,雇用失業情勢に対応すべく,国が決定した経済危機対策に位置付けられているもので,平成21年10月1日から実施されております。内容につきましては,離職した者で就労能力及び就労意欲のある者の内,住宅を喪失している者,又は喪失するおそれのある者に対して,住宅手当を支給することにより,安心して求職活動が行うことが出来るようにするための経費です。次に,心身障害者福祉事業につきましては,在宅重度障害者(児)に対し,共済年金の加入促進や特別障害者手当等を給付して,心身障害者の生活の安定と障害による保護者の負担軽減を図るための経費です。障害者福祉関係経費につきましては,障害者福祉全般に係る業務を行うための事務的経費であります。障害者住宅整備支援事業につきましては,重度障害者が暮らしやすい家づくりを支援するため,リフォーム費の助成や住宅を新築・増築する際に必要な資金貸付を行う経費です。認定審査関係経費につきましては,障害者自立支援法に基づき,障害者福祉サービスの利用申請に対する障害程度区分を判定するために要する経費です。続きまして6ページをお願いいたします。障害者自立支援給付事業につきましては,障害者が自立支援法による福祉サービスを受ける際の費用として,自立支援医療の給付や補装具等の支給について,補助基準に基づき扶助を行うための経費です。障害者福祉事業につきましては,国や県において制度化されていない事業として,リフトタクシー維持費補助金や障害者手帳申請時の診断料の扶助等を行うなど,市単独のサービスにより障害者福祉の充実を図るための経費です。障害者地域生活支援事業につきましては,障害者が地域で日常生活や社会生活を営むことができるよう,地域の実情に応じた事業として,日常生活用具やストーマ装具などの給付を行うことにより,障害者福祉の充実を図るための経費です。在宅心身障害者福祉作業所運営事業につきましては,福祉作業所「ひまわり」,それと「ゆり」において,在宅心身障害者の社会的知識の習得や日常生活に必要な作業訓練・生活訓練等の社会適応訓練を行う経費です。心身障害児福祉事業につきましては,在宅心身障害児の介護者等の福祉の向上を図るために福祉手当を支給する経費です。自立支援プログラム推進事業につきましては,生活保護者の被保護者に対して就労支援を行うための経費です。生活保護費につきましては,生活に困窮する市民に対し,その困窮の程度に応じ必要な保護を行い,最低限度の生活を保障し,自立を促すための経費です。続きまして,7ページをお願いいたします。生活支援給付費につきましては,生活に困窮する中国残留邦人に対し必要な保護を行い,生活を保障する経費です。精神難病福祉対策事業につきましては,原因不明や治療方法が確立していない難病患者に対して見舞金等を支給することにより,難病患者の方の負担軽減を図る経費です。授産所事業につきましては,授産所特別会計で生活保護法による授産施設の運営にあたるための経費です。以上でございます。

副参事人権推進担当)社会福祉課副参事人権推進担当の飯島でございます。よろしくお願いいたします。

高齢福祉課長)高齢福祉課長の黒崎です。よろしくお願いいたします。4月から,ふれあいの里石岡ひまわりの館が高齢福祉課の所管となりましたので,よろしくお願いいたします。それでは2ページをご覧願います。事務分掌について説明させていただきます。高齢福祉課の事務分掌は,高齢福祉施策を位置付けるために,高齢者福祉計画を策定し,高齢者福祉施設の整備をはじめとして,高齢者の生きがい対策・高齢者世帯・ひとり暮らし老人等の援護,老人クラブ等の育成・指導を展開しております。また平成18年度に設立いたしました地域包括支援センターを核といたしまして,地域支援事業・介護予防事業を推進しております。地域ケアシステム事業は,社会福祉協議会に委託しており,関係機関と必要に応じ連携しながら事業を展開しております。続きまして,介護保険室の事務分掌について説明させていただきます。概要といたしまして介護保険の3年ごとの事業計画を立て,介護保険料を設定し,事業計画に沿って業務を行っております。平成20年度に第4期の介護保険事業計画を策定いたしまして,平成21年度から23年度までが第4期の事業期間になります。介護給付費に対する国費・県費・社会保険診療支払基金の交付申請,事業状況報告と第1号被保険者の資格管理や65歳到達時,転入・転出等の資格の得喪の処理,被保険者証の交付,介護保険を利用する方の相談,認定申請受付,訪問調査,認定審査会,第1号被保険者の保険料の賦課・調定,地域密着型サービス事業所の指定・指定更新に関する業務,それと高額医療合算介護サービス費の事務になります。続きまして,ふれあいの里の事務分掌について説明させていただきます。ひまわりの館の維持管理,屋内外の施設の使用許可,入浴施設の管理運営及び娯楽・教養等の教室及び講座の開設運営に関することでございます。
 次に,平成22年度主要事業の概要の新規分についてご説明いたします。9ページをご覧願います。重点分野雇用創造事業,この事業は本年度新しく行う事業になります。明日の安心と成長のための緊急経済対策として平成21年12月8日に閣議決定され,平成21年度第2次補正予算により創設された事業になります。国からの交付金に基づき,都道府県に基金を設け,当該基金により県及び市町村において,重点分野雇用創造事業を行うものです。事業の対象分野は,介護,医療,農林水産,環境・エネルギー,観光,地域社会雇用の6つの分野になります。事業の実施主体は民間企業,NPO等を活用することとなっております。今回,市内の特別養護老人ホーム「談話館」から事業提案があり,失業者を雇用し,介護業務に従事させるにあたり,重点分野雇用創造事業活用のお話がありました。県にて採択されましたので計上したものでございます。雇用期間は,1年間以内となっております。続きまして,介護保険の地域支援事業費のほうをご覧いただきたいと思います。介護予防事業の中に,本年度介護ボランティア制度の来年度事業開始に向け検討委員会を設置し準備を行うと。この内容を地域支援事業費の中に組み込んでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

こども福祉課長)こども福祉課長の菊地でございます。どうぞよろしくお願いいたします。こども福祉課の事務分掌について,ご説明を申し上げます。3ページから4ページになります。
こども福祉課の事務分掌は1番から15番まで記載してございますが,業務は大きく分けますと2つに分かれております。1つは,こども手当の支給,並びに児童扶養手当の支給事務,それに母子等の自立支援及び家庭相談等の業務でございます。もう1つでございますが,市立保育所5か所の運営及び民間保育所に入所する児童の委託事務及び民間保育所が行う各種保育サービスに係る事業補助と運営費の支払いなど,保育事業の運営に係る業務でございます。その他,児童館,児童センター運営にかかる業務がございます。
 続きまして,主要事業についてですが,新規事業についてのみご説明を申し上げます。10ページをお開き願います。最初に保育支援関係経費の内,民間保育所低年齢児保育体制緊急整備事業につきましては,国から交付されました緊急雇用創出事業臨時特例交付金で造成した基金を活用いたしまして,民間保育所の低年齢児保育体制を緊急に整備する事業に対し,全額県が負担する補助事業でございます。従来の保育サービス支援事業が平成22年で3年が休止となるために,その代替する事業として実施するものでございます。対象経費といたしまして,民間保育所10か所に1人ずつ保育士を雇用する委託料を見込んでおります。続いて,子ども手当経費につきましては,中学校修了までの子ども1人につき,月額1万3,000円の子ども手当を父母等に支給する経費でございます。子ども手当の内,児童手当に該当しない部分であり,全額国が負担するものでございます。制度の概要として手当を市町村に簡単に寄附できる仕組みや,児童手当を既に受給されている方について申請免除等の経過措置が設けられております。また,今後のスケジュールでは手続きが必要な方に対しまして,書類を5月中旬に送付する予定となっておりますけれども,この件に関しては,広報等でお知らせをする予定でございます。次に11ページをお開き願います。保育所管理経費の内,保育所解体工事につきましては,やさと中央保育所の完成に伴いまして,閉所する5つの保育所の内,恋瀬・瓦会・林の3か所の土地が借地のため,返還にあたって建物を解体撤去する工事に要する経費でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

参事兼保険年金課長)それでは保険年金課の所掌事務についてご説明いたします。資料の4ページをお開きいただきたいと思います。保険年金課の業務につきましては,大きく分けますと4つございます。1つは事務分掌の1番から9番に記載してございます国民健康保険の給付や国民健康保険の賦課徴収業務でございます。2つ目は10番・11番に記載してございます医療福祉費の支給,いわゆるマル福の制度の業務でございます。3つ目は,12番から14番に記載してございます老人医療の給付及び後期高齢者医療制度の業務でございます。4つ目は,15番から18番に記載してございます国民年金の資格の得喪などの業務でございます。
 続きまして,平成22年度の主要事業でございますが,12ページをお開きいただきたいと思います。新規事業はございませんので,予算額の大きい事業につきましてご説明いたします。初めに特別会計繰出金でございますが,国民健康保険特別会計への繰出金で5億7,647万8,000円でございます。国民健康保険税軽減のための基盤安定繰出金が1億9,137万7,000円,職員給与費等繰出金1億7,204万円が主なものでございます。続きまして,医療福祉一般事務費でございます。3億9,932万2,000円でございます。乳児・幼児・妊産婦・母子・父子・重度心身障害者の方を対象に医療費を助成するマル福制度に係わる経費でございます。当市におきましては,県の補助制度に則って運営をしております。続きまして,後期高齢者医療経費でございます。7億6,870万9,000円でございます。茨城県後期高齢者医療広域連合への繰出金でございます。健康診査委託料1,177万2,000円,広域連合負担金5億6,543万8,000円,保険料を軽減するための保険基盤安定繰出金1億4,458万9,000円,事務費繰出金1,908万7,000円が主なものでございます。続きまして,国民健康保険特別会計でございます。特定健康診査事業経費は7,586万5,000円でございます。特定健康診査は,40歳から74歳までの方を対象に,平成20年度から義務付けられておりまして,生活習慣病の有病者やその予備群を早期に発見するものでございます。特定健診委託料が6,147万9,000円,人間ドック健診補助金が925万9,000円で主なものでございます。続きまして,後期高齢者医療特別会計でございますが,後期高齢者医療広域連合納付金は6億2,657万2,000円でございます。市が徴収いたしました保険料や保険基盤安定納付金を茨城県後期高齢者医療広域連合へ納付するものでございます。保険料納付金が4億7,781万円,保険基盤安定納付金が1億4,458万9,000円でございます。以上でございます。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)続きまして,健康増進課でございます。まず所掌事務につきましては,4ページをご覧いただきたいと思います。1番下のところでございます。市民の心身の健康維持増進に資する事業を中心とした15の業務が所管でございます。
 次に,主要事業でございます。13ページをご覧ください。新規事業がございませんので,事業費の大きいものを中心にご説明申し上げます。まず,1つ目の衛生費・保健衛生一般事務費の3,233万5,000円でございます。本事業は,市民の健康の保持・増進や保健衛生の向上を図るための経費でございまして,主な経費は,病院群輪番制運営費補助金3,097万3,000円でございます。次に3つ目の予防接種事業1億2,051万9,000円でございます。本事業は,結核予防及び高齢者のインフルエンザ,乳幼児の各種予防接種等に要する経費で,主なものとして予防接種液435万6,000円,予防接種委託料1億1,095万3,000円がございます。内訳はご覧のとおりでございます。次に5つ目の成人保健事業5,317万7,000円は,健康診査により疾病を早期に発見いたしまして,生活指導・栄養指導によって,生活習慣病の予防等を行うと共に,必要な治療に結びつけるための経費でございます。主に,医師,理学,作業療法士などの報償149万5,000円などでございます。次の段の母子保健事業7,954万4,000円は,母子の健康増進のため,妊婦から乳幼児までの一貫した保健指導を行う事業の経費でございます。主に,医師,歯科医師等の報償190万,看護師等の報償688万9,000円などでございます。次に8つ目の診療業務費2,084万8,000円でございます。本事業は,休日夜間の緊急医療確保のため,緊急診療所・在宅当番医を実施いたしまして,市民の緊急医療の充実を図る経費で,主に在宅当番医委託料377万2,000円などでございます。健康増進課所管の主要事業の内,主なものは以上です。

池田委員長)以上で,保健福祉部の所管事務及び平成22年度の主要事業についての説明は終わりました。ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

川村委員)認定審査関係経費の中で,障害者の場合の,要するに調査費委託と言うか,医者からもらってくる診断書と言うか,意見書がございますよね。あれは意見書が一部負担ですよね。確か。そうすると介護保険のほうは,全額ですよね。確か。課が跨ってしまいますが。それは,障害者のほうも出来れば一部負担ではなく,ドクターのほうと話し合いをさせていただくか,または,あれは認定医か何かですよね。特別な。ですから,その方々と話をさせていただくか何かをしていただいて,要するに給付を受ける方が,出費がないような形が出来ないのかなと思うんですが・・・。

社会福祉課長)今のご質問について,ちょっと詳しく調べさせていただいてお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

川村委員)確かに,今現在どうのこうのということではないと思うんですが,でも介護保険のほうは数が多くいるから,いくのか。それから身障者というか,障害者のほうの給付に扱う診断書等が何故高くなるのか。その辺のところかと思いますので,もしもどうしても下げられないものであるならば,多分介護保険の認定よりも障害者の認定のほうが少ないと思います。まず,因みに,年間でどれくらい申請をされている方がいるのか。まず,そこからお伺いいたします。

社会福祉課長)申し訳ありません。今の件につきましても,調べてお答えさせていだきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

川村委員)それでは,よろしくお願いしたいと思います。本当は出来ればこの質問事項も言っていただいた時に,例えば今のものでこういうふうに聞きたいんだよというのを言っていただくと,非常にリアルタイムで質問が出来るのかと思っているんですが,やはりそうじゃないとずっと言われていても,これは委員長にお願いなんですけれども,忘れてしまうというか,スムーズに通り過ぎてしまう場合があるかも知れませんので,時間はかかるかも知れませんが,その都度言ってもらったほうが非常にいいのかなと思いますので,その辺お取り計らいいただきたいと思います。
 これも社会福祉のほうなんですが,住宅手当緊急特別措置事業ということで,去年の10月から行っている934万6,000円なんですが,現実に受けられている方が何名でお幾らぐらいの予算を取られているのか。

社会福祉課長)この件も申し訳ありませんが,調べて後で答弁させていただきます。

川村委員)わかりました。確かに新しい部署に付いた方はわかりにくいかと思いますが,4月から引き継いだわけですから,やはり私どもも勉強しなければなりませんが,課長・部長さんたちもわかるようにしておいていただかないと,一般の市民の方から説明を求められた時にも困るでしょうから,その辺のところよろしくお願いいたします。これも要望で結構でございます。以上です。

村山委員)生活保護の件ですが,先般窓口へ行って,その人が感じたことを聞かされたので,お伝えしておきます。大変怖かったと。怖い思いをしましたという話がありましたので,これ当然権利なんですから,その辺の窓口の対応を,怖くないように,優しく笑顔でよろしくお願いします。以上です。

川村委員)社会福祉のほうですが,障害者福祉事業の単独の中で,リフトタクシー維持費補助金ということで24万9,000円と出ておりますが,これは多分リフトタクシーの車両に対する補助かと思いますが,問題なのは,そのリフトタクシーを利用する方に対する補助というのがあれば便利なのかなと。しかも,この間,社会福祉協議会のほうに行きましたらば,八郷地区のほうの社会福祉協議会にはリフト車というか,障害のある方が乗れるものがありながら,あまり活用されていないということだったので,それに関して,例えば今後どのようにしていけば,喜ばれるのかなと思っていますが,これも多分即答は無理かも知れませんので,リフトタクシーの維持費の補助金ばかりではなく,障害者の方がリフトタクシーを利用する時に,便利がいいように,もっと軽費になるような補助金が出たほうがいいのではないかと。利用する立場にたったらですね。そういうふうに思うんですが。これも即答ができなければ,即答できなくて構いません。

社会福祉課長)リフトタクシーの件でありますが,今お話のように,ここでの経費は車の車検等の費用の補助であります。それで,利用者の負担軽減というお話なんですが,これについては市のほうでは,初乗り運賃の助成というものをやっております。これは,リフトタクシーには限りませんが,障害のある方がタクシーを利用する場合の負担軽減ということでやっているものがございます。その他,タクシー協会のほうでやっていただいているんですが,手帳を提示すると1割引になるというようなことを協会のほうで対応していただいているところです。以上です。

川村委員)私もそのタクシー券というか,利用券があることは存じているんですが,私が申し上げているのは,要するにリフトタクシーを使わなければいけないような障害のある方が例えば遠出をした時,それから病院等で待ち時間が長いとか,それからちょっとした時に使いたい時にどうなのかなと言っているので,その初乗りの分が1回目は使えると思います。初乗りですから。ただそれだけの話ですので,出来れば,やはりもっともっと活用がうまくいくような利用方法があっていいのかなということで言わせていただいておりますので,それとは別枠でということで考えていただければ有り難いなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。

菱沼副委員長)私から部長に2点だけお尋ねしたいと存じます。まず1点は,過日にも何回か前の保健福祉部長には話をさせてもらったんですが,石岡市において「障害者」の「害」という字ですね,正式名称では厳密には「害」という漢字が正しいわけですが,最近ではいろいろな見方的な部分も平仮名にすべきであるという見解がありまして,そういう意味で正式な文書は,なかなか難しいかもわかりませんが,いろいろ協議をしなければいけないかと思いますが,石岡市で出されている文書等では,私は平仮名にすべきと考えているんですけれども,それについての見解と,あと平成22年度の予算を執行するにあたりましての部長の意気込みをお尋ねしたいと存じます。

保健福祉部長)ただ今の副委員長のほうからのご質問でございますが,障害者の「害」という字の平仮名,これにつきましては,前任の部長のほうからも引き継いでおります。今後,検討させていただきたいと思います。それと福祉事業関係でございますが,新しい市長のほうが「元気いしおか」というスローガンで信任を得ているわけでございます。そういう市長の公約等を含めて,福祉行政に対しまして市民の目線に立った行政運営をしていければと考えております。

菱沼副委員長)ひとつよろしくお願いいたします。以上です。

塚谷委員)せっかくの機会ですので,2点ほどお伺いしたいと思います。まず1つは,社会福祉等援護事業の中で,戦没者追悼式がございますよね。現在,だんだん遺族の方の人数が少なくなってきたと思いますが,今現在石岡市の遺族会は何名ぐらいで構成しているのか。その点をお伺いいたします。

社会福祉課長)現在ですと,石岡地区遺族会の会員が408名,八郷地区の遺族会の会員が625名になります。合わせて1,033名が会員となっております。

塚谷委員)もう1つは認定審査関係経費についてお尋ねしたいんですが,障害者自立支援法に伴う障害程度区分判定ということがございますが,これは何段階ぐらいの判定で,どのような審査をするのか。この点についてもお聞かせ願いたいと思います。

社会福祉課長)申し訳ありません。この件に関しても調べてお答えさせていただきます。

塚谷委員)現在困窮する中国残留邦人というものがございますけれども,石岡市では何名ぐらいですか。

社会福祉課長)現在のところ該当者は1名です。

村上委員)私のほうから2点ほどお願いいたします。まず健康増進課所管のもので,緊急医療確保のためということで,在宅当番医委託料と緊急診療所運営委託料とありますが,まずこの診療所の委託件数と,この当番医にどのくらいの方を委託の人数等で充てているのか。わかればお願いしたいと思います。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)緊急診療所の当番医の方ですけれども,手元の資料で医師の数が見当たりませんので,とりあえず日数だけでよろしいでしょうか。平成20年度ベースで外科が72日,それから歯科が13日でございます。医師1人当たりの日平均が外科が30名,歯科が6名でございました。医師の数は,確認しましてご報告させていただきます。

村上委員)そうすると,基本的にこの日数で言うと,週末は毎日必ず医師は確保されているという形ですよね。72日ということですと。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)小児科を含む内科と,それから外科・歯科で異なっております。内科が日曜・祝日の休日,それから年末年始でございます。外科・歯科の内,歯科でございますが,これはゴールデンウィーク・お盆・年末年始のみでございます。外科は内科と同様でございます。

村上委員)市内の昨年のもしわかる数字で結構なんですが,緊急搬送された方で市内で間に合わなくて,市外もしくは県外,この緊急で対処できなかった方がどれくらいいるのかというのがわかれば,今後,もしこの緊急体制を手厚くしていく必要性があるのかどうかという材料が必要かと思いますので,その辺りの人数の把握を今後してもらえればというところでお願いしたいと思います。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)私どもにお尋ねの部分は,緊急の場合の,いわゆる救急搬送を伴うものかと理解しておりますが,そのものに関しては,病院群輪番制病院診療という範疇でございます。但し,ご質問の趣旨の緊急搬送は,消防の所管しております救急車両による搬送でございます。たまたま過日消防のほうに確認いたしましたところ,この輪番制を前提とした救急搬送ではないということでございまして,私ども所管の輪番制で対応が出来たかどうかということと,その救急搬送でどこに連れていくかということとの因果関係があまりないようでございます。よって,救急搬送の対応が出来るかどうかということは,消防サイドで判断していただけるのかと理解しております。私どもの輪番制は,いわゆる2次診療ということで,3次までの部分は完全に範疇外でござまいす。以上です。

池田委員長)暫時休憩いたします。

― 休   憩 ―

池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。先ほど保留いたしました答弁について準備が整ったとのことですので,答弁を求めたいと思います。

社会福祉課長)先程の川村委員のご質問にお答えさせていただきます。まず,審査会に意見書として診断書を出しますが,その時の費用の件でございますが,これについては,自立支援法の審査会の区分判定のためのものということでありまして,在宅の新規の場合に5,000円,それと施設の新規の場合には4,000円,在宅の継続の場合は4,000円,施設の場合は,3,000円ということで,定額でありまして,この金額を医療機関に支払うということになります。それで個人負担はありません。件数としては21年度の実績で95件になります。それと,住宅手当ですが,これの件数と金額についてのご質問ですが,住宅手当は現在2件支給しております。金額的には1件が3万5,400円,もう1件が2万5,000円で,これは家賃の額であります。それで支給は,最長6か月という予定でおります。平成22年2月から,どちらも支給を始めているところです。2月,3月で12万800円を支出しております。それと,塚谷委員からのご質問でありますが,認定審査区分の段階ですが,この区分については6段階に分かれております。1から6の区分で,6が1番重くなりますが,4以上でないと施設入所が出来ないというようなサービスの利用規制がある状況です。以上です。

川村委員)私も確かなことは分からないんですが,確認の意味でということで思っていただければ有り難いと思うんですが,基本的に言うと,償還払いで,しかも私は,初回は父親の時には3,000円だったような感じがするんですが,5,000円,4,000円,3,000円で間違いはないんですか。全額補助ということで間違いはないんですね。もう一度確認だけさせてください。

社会福祉課長)今のお話の3,000円ですが,障害者手帳の申請時は3,000円の補助をしております。費用がかかった分の3,000円です。その費用については,その医療機関によって診断料に差があるものですから,その内の3,000円を支給しているということで,今のご質問の答えは,自立支援法に基づく審査というところの意見書料になります。

川村委員)私の質問の内容がちょっと違ったのかなと。要するに私が聞いているのは,介護保険と同じように介護保険を受けるために,ドクターからの意見書をもらうのと同じように,障害者手帳をもらうために意見書をもらうというような意味合いで私は言ったものですから,そこの食い違いかなと思っております。ですから,その手帳発行の申請時に付けますよね。その意見書が5,000円でありながら,3,000円の補助かと思っていたんですが,それのことを言っていたものですから,今課長がおっしゃっていた自立支援法によるものとは若干違うかも知れませんが,私はそれを言ったつもりです。と言うことで,やはり2,000円の差はあるということでよろしいんですか。

社会福祉課長)今のお話の手帳交付の際の診断書につきましては,医療機関等によって異なっているような状況がありますので,一律5,000円というのは決めておりません。各医療機関によって決めているようなところがありますので,その内の3,000円を市のほうから助成しているというような状況です。

川村委員)ですから,その3,000円一律ではなく,出来たらば医療事業所から請求を受けた金額を申請時に領収書を持ってきて,償還払いですので,金額が明示されているわけですよね。その金額を補助額に充ててみては如何ですかという,私はそういうふうに言っているんですが,医療機関が違うから一律3,000円の補助なんですよということではなく,差があった場合には,その差額も,そういうふうにやっていただければなと。逆に言えば,何で障害者手帳発行の申請をする時には,差額を支払わなければならなくて,自立支援法のほうは一律で決まっているから差額がないんだというのも,これも私は変な話かと思っておりますので,それは払う側と受け取る側の差があると思うんですね。格差というか,考え方に。ですから,私が言っているのは,出来ましたらば利用者サイドにたっていただいたときには,当然何故差額があるんだろうという形になってくると思いますので・・・。まして,誰だって障害者になりたくてなっているのではなく,やむなく体の体調が悪くてなる方が多いわけですから,その辺のところをお考えになっていただければということなんですが,これは部長のほうにも聞かなければならないと思いますが,今後そういうのは形として出てくるということになってきた場合に,それをどのようにお考えになるか。今後もこのままでいってしまうのか。少しでも補助額というか,実費にあった補助額にしていただけるのかということだと思うんですが・・・。

保健福祉部長)お答えをいたします。ご質問の件ですが,介護保険の関係につきましては,介護保険法の中で定められた金額が出ているのかなと思います。そういう中で,障害者の認定の関係,これにつきましては,やはり上位法に基づきまして,検討をさせていただければと思います。やはり,なかなか費用負担の関係等がありますので,課題として内部で協議していきたいと考えております。

川村委員)よく検討していただければ有り難いと思いますので,基本的に言いますと上位法だけで施行していくことがいいことなのかどうか。間違いではないかも知れませんが,やはり石岡市なら石岡市の独特の,それからそういうパターンがあっても問題はないのかなと思っておりますので,やはり住みやすいまちということを目指すのであれば,そういうことも考えていって,障害者・子ども・お年寄りに優しいまちというものをイメージ付けるのも1つだと思っておりますので,よろしくお願いしたいと思います。

保健福祉部次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長)先程の答弁漏れでございますが,診療業務費の中の在宅当番医と緊急診療所に関わる医師の実数でございます。まず緊急診療でございますが,これは医師会病院に設置をしておりまして,市内の開業医15名,大学から派遣を受けている医師5名,合計20名でございます。これらによる診療所の開設でございます。それから,在宅当番医制の内,外科でございますが,市内開業医10名でございます。それから,歯科は人数が11名でございます。ちょっと訂正いたします。先程の緊急診療所の医師でございます。市内ではございませんで,医師会傘下の開業医でございました。以上でございます。

池田委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,以上で,保健福祉部の所管事務,及び平成22年度の主要事業についての審査を終結いたします。
 続きまして,教育委員会の所管事務,及び平成22年度の主要事業について説明願います。それでは,教育長から順にお願いいたします。

教育長)教育長の石橋です。よろしくお願いいたします。

教育部長)教育次長から教育部長という名称に変更になりました。事務分掌等については何ら変わっておりませんので,昨年に引き続きどうぞよろしくお願いいたします。私からは教育委員会の組織につきましてご説明させていただきます。1ページ目に教育委員会事務局の機構図を載せてございます。教育委員会は,学校教育課・教育総務課・生涯学習課・中央公民館・スポーツ振興課・中央図書館・学校給食課をもって構成されております。昨年度まで,文化振興課がございましたが,今年度4月から生涯学習課にその文化事業の事務分掌が組み込まれまして,本年度は5課2館をもって執務にあたって参ります。職員数は教育長以下95名でございます。次に,各課の事務分掌及び平成22年度の主な事務事業の内容につきましては,2ページから記載してございます。事務分掌及び主要事業等につきましては,各担当から説明させていただきたいと存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

参事教育総務担当)参事教育総務担当の松崎でございます。よろしくお願い申し上げます。

参事学校教育担当)参事学校教育担当の上田仲男と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼教育総務課長)4月1日付けで,参事兼教育総務課長に命ぜられました上曽でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

参事兼中央図書館長)4月1日付けをもちまして,参事兼中央図書館長を命ぜられました高橋でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

学校教育課長)学校教育課長の冨田英次でございます。よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)生涯学習課の菊地でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

中央公民館長)中央公民館の上曽でございます。よろしくお願いします。

スポーツ振興課長)スポーツ振興課の立川です。どうぞよろしくお願いいたします。

学校給食課長)学校給食課の吉田でございます。よろしくお願いいたします。

学校給食課副参事)4月1日付けの異動により学校給食課副参事,八郷学校給食センターを命ぜられました岡崎でございます。よろしくお願いいたします。

参事兼教育総務課長)私のほうから教育総務課所管の事務分掌及び主要事業施策概要についてご説明を申し上げたいと思います。お手元の資料の2ページをご覧いただきたいと思います。こちらに教育総務課の事務分掌を記載してございます。27項目ございますが,主に教育委員会の会議に関することや,規則等の制定及び改廃などの教育委員会の庶務に関すること。それから,幼稚園・小中学校の整備及び維持補修に関することや,教材教具の整備及び管理など,幼稚園・小中学校の施設及び教育環境の整備が主な所管となってございます。
 次に,22年度の主要事業施策概要についてご説明を申し上げたいと思います。資料は5ページから7ページの中段までが,教育総務課所管となってございます。新規事業につきまして説明を申し上げたいと思います。新規事業につきましては,6ページをお開きいただきたいと思います。6ページの1番上の段でございますが,教育委員会バス運行事業でございまして,現在,5校の登下校の際に既に活用を始めてございます。また学校の教育活動での活用につきましては,今後学校への周知等を行った上で進めて参りたいというふうに思っております。次に同じページですが,次の下の段でございます。学校維持管理経費の中で,石岡小学校プール天井改修実施設計委託でございますが,地震などによるプール天井の崩落防止のため改修を目的とした実施設計を今年度は委託するものでございます。次に中段から下の学校維持管理経費の中学校でございます。こちらの有明中学校仮設校舎借上料でございますが,3年間の内,22年度分の借上料を記載してございます。仮設校舎につきましては,これから現地をご覧いただくわけでございますが,春休み中に引っ越しも終了いたしまして,6日の始業式から仮設校舎で授業が行われているという状況でございます。次に,7ページをご覧いただきたいと思います。上から4段目でございますが,柿岡中学校改築事業でございます。こちらにつきましては,既に着手をしておりますので,新規事業という形で記載はございませんが,今年度につきましては,校舎の実施設計を委託する予定で現在進めているところでございます。以上が今年度の教育総務課が所管いたします主要事業施策,新規事業が中心でございますが,概要でございます。よろしくお願いいたします。

学校教育課長)学校教育課の事務分掌と主要施策概要についてご説明申し上げます。まず学校教育課の事務分掌について,資料2ページから3ページをご覧ください。13項目ありますが,大きく3つに分けさせていただきました。1つ目は学校教育の計画・学校経営に関すること。2つ目が児童生徒の学習指導・生徒指導に関すること。3つ目が教職員の研修・研究に関することでございます。これらの業務を学校と連携を図りながら,学校教育指導の重点でございます「一人一人を生かす創意と活力に満ちた学校づくりの推進」を進めて参りたいと考えております。
 続きまして,22年度の主要施策概要についてご説明させていただきます。資料5ページをご覧ください。上から3つ目の学務一般経費から下から2つ目のTT特別配置事業までの7つの事業と7ページの上から3つ目,心の教室相談員配置事業,合わせて8つの事業を挙げさせていただいております。本年度新規の事業はございませんが,その中で5ページ中段の語学指導事業について説明いたします。本年度2名のAETを増員し,全部で8名のAETを小学校19校,中学校8校に配置いたしました。小学校5,6年生の外国語活動と中学校における英語科の学習の充実を図って参りたいと考えております。その他,7つの事業につきましては,継続事業として取り組んで参りたいと存じております。以上でございます。

生涯学習課長)4月1日から,これまでの生涯学習課と文化振興課が統合になりまして,生涯学習課となりましたので,よろしくお願いいたします。初めに生涯学習課の事務分掌でございますが,資料3ページをご覧いただきたいと思います。全部で23項目ございますが,主に生涯学習・社会教育振興に関すること。また青少年の健全育成の推進に関すること。放課後子どもプランに関すること。芸術文化の振興に関すること。それから文化財の保護保存に関することとなってございます。
 続きまして,22年度の主要施策概要についてご説明申し上げます。資料の7ページをご覧いただきたいと思います。中段からになります。社会教育振興事業,生涯学習推進事業,放課後子ども教室推進事業,それから放課後児童対策事業でございます。その中で,1番下の放課後児童対策事業の中に新規事業がございます。東小学校学童保育施設建設事業でございます。3,400万円を計上いたしております。これは学校の改築事業に伴いまして,新たに学校敷地内に学童保育施設を建設するものでございます。200平方メートルで,その中に2教室を予定してございます。次に8ページの下段をご覧いただきたいと思います。発掘調査経費,それから文化財保護保存及び普及経費,1番下の芸術・文化振興事業でございます。この中で文化財保護保存及び普及経費の中に新規事業といたしまして,指定文化財等保存事業補助金がございます。指定文化財等保存事業補助金でございますが,263万2,000円を計上してございます。これは市指定文化財の国分寺の境内にございます千手院山門の屋根茅葺き替え工事でございます。これに伴う補助金が169万1,000円。それから同じく市指定文化財の高浜神社本殿拝殿の屋根茅葺き替え工事に伴う補助金58万1,000円でございます。次に9ページをご覧いただきたいと思います。上段からになります。キャンプ場維持管理経費,青少年育成事業,子ども会育成事業,青少年ホーム施設維持管理経費,これらを生涯学習課の主要事業として所管しております。以上でございます。

中央公民館長)中央公民館についてご説明したいと思います。3ページをご覧いただきたいと思います。中央公民館の事務分掌について申し上げます。1として公民館の管理,運営に関すること。2として各種講座,研修会,講演会の実施に関すること。3として各地区公民館の連絡調整に関することでございます。続きまして,8ページをご覧願います。主な事業でございますが,中央公民館,旧石岡地区の4館,府中地区・東地区・城南地区・国府地区公民館,及び旧八郷地区の8館,柿岡地区・小幡地区・葦穂地区・恋瀬地区・瓦会地区・園部地区・林地区・小桜地区公民館の管理運営でございます。以上です。

スポーツ振興課長)それではスポーツ振興課の事務分掌につきましてご説明させていただきます。お手元の資料の3ページのほうをお願いいたします。スポーツ振興課のほうは,1項目から7項目記載されておりますけれども,大きく分けますと2項目に分かれまして,まずスポーツ振興の推進ということと,それから施設の維持管理業務という大きく2つの事務分掌に分かれるということでございます。
 続きまして,主要事業の概要につきましてご説明させていただきます。お手元の資料の9ページのほうをお願いいたします。私どものほうは社会体育一般経費から10ページの朝日スポーツ交流施設管理費までの項目で事業を推進して参るところでございますが,22年度の事業として新規事業はございません。何れも継続事業でございます。その中で9ページにございます石岡運動公園維持管理経費の中で,本年度体育館の床の改修工事を実施して参りたいと考えております。先にもご説明しておりますが,体育館の床の破損箇所,それから多少曲がったところとか,そういうところがありますので,そういう部分をサンダ−がけして,補修箇所は新たな板を張って,改修して,あと各種目のラインを引いていくというような作業を今年度実施して参りたいと考えております。体育館は年間予約をとっておりますので,1月後半から3月の初めまでに工事のほうを完了させていきたいと考えております。以上でございます。

学校給食課長)資料の4ページをお開き願います。学校教育課の事務分掌でございますが,9項目ございます。大きく分けまして,管理運営及び調理業務の2つに分けられます。職員の配置といたしましては,事務2人,調理員34人,栄養士3人,臨時事務1人ということで,計40人により対応しております。
 次に主要事業の施策の概要でございますが,10ページをお開き願います。中ほどの石岡給食センターの管理運営経費でございますが,光熱水費等維持管理経費4,170万3,000円の主なものは,電気料・水道料・施設用燃料・施設清掃管理保守保安委託料が主なものでございます。また調理業務に係る経費でございますが,2億7,308万4,000円の主なものは,賄材料費・給食配送委託料・調理用備品が主なものでございます。以上でございますが,八郷給食センターにつきましては,副参事より説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。以上でございます。

学校給食課副参事)八郷学校給食センターについてご説明いたします。職員の配置としては事務2人,調理員20人,臨時職員1人,県栄養士1人の24人で対応しております。主要事業につきましては10ページでございます。八郷給食センター管理運営費といたしまして2,218万5,000円を計上しています。主なものとしましては,電気料,水道料,施設用燃料,施設清掃管理保安委託料でございます。次に調理業務経費といたしまして,1億5,138万7,000円を計上してございます。主なものは,調理嘱託員報酬16人分,臨時事務員賃金,賄材料費,給食配送委託料,調理用備品でございます。以上でございます。

参事兼中央図書館長)中央図書館の事務分掌につきましては,資料3ページから4ページをご覧ください。事務分掌でございますが,図書館の管理,運営に関すること。図書館事業の企画,広報に関すること。3つ目が図書資料の相互貸借に関することを含めまして7つの項目を所管いたしております。
 次に,8ページをご覧ください。主要事業施策概要でございますが,新規事業のみ説明をさせていただきます。本年度の新規事業といたしましてイベント広場の改修事業2,300万円を計画しております。現在波トタンで外周のフェンスがございますが,傷みが激しく,市民から景観的側面から苦情が寄せられております。今回フェンスの改修を実施することによりまして,防塵機能の改善や景観の改善による広場のイメージアップに繋げて参りたいと考えております。以上でございます。

池田委員長)以上で,教育委員会の所管事務及び平成22年度の主要事業についての説明は終わりました。ただ今の説明について,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

村上委員)私のほうから4点ほどなんですが,まずスポーツ団体の運営について,これは前回の委員会でも補助金の出し方について,いろいろお伺いしたんですが,今スポーツの少年団体を含めて,生徒児童が減っているということで,なかなか運営が大変であるようなことを聞き及んでいますので,このスポーツの振興というものを図る上で,団体等への助成というのを,出来れば方針の中で考えていただきたいと思うんですが・・・。やはりスポーツ団体,生徒児童がいなくなればそのまま消滅ということになってしまいますと,幅広いスポーツ振興ということを考えた上で,なかなか厳しくなっていくのかなと思いますので,その辺りの方針というか,考え方をお伺いしたいと思います。

スポーツ振興課長)ただ今,村上委員からご質問がありました,スポーツ少年団の関係なんですが,補助金といたしまして,現在,本年度も予算額で63万円の予算を計上していると思います。これらにつきましては,各スポーツ団体への補助ということではなくて,そのスポーツ団体が年に事業を2回ずつやるように事業を組んでおります。そういう中で63万円の支出の中で事業を計画しているというのが現状でございまして,スポーツ団体のほうからも,その運営資金として1人400円の負担金をいただいて,年間100万円程度の事業費を組んでやっているのが現状でございます。その他,各スポーツ少年団につきましては,各団のほうですね,6種目,7種目のスポーツ団体の中に,さらに地区ごとに団を設けておりますが,そちらの運営につきましては,様々な会費をとってやっているのが現状です。今,それらに補助というような考えかとは思うんですが,なかなか財政的に厳しいという部分もございまして,現在,今年に関しては例年同様そういう事業の中で対応して参りたいと考えているのが現状でございます。

村上委員)今現在は,保護者も含めた,その運営に対して家庭の協力があって,団体というのは継続・維持出来ているのが現状かと思うんですが,事業への補助はしているということなんですが,今後そういった団体の運営の補助についても検討していただければなというふうに思います。
 続いて2点目ですが,石岡の運動公園の維持管理の部分にあたるのかどうかなんですが,やはり石岡の運動公園は,県内でも比較的施設が立派でありますので,各種大会が実施され,その会場になっておるんですが,やはりこれは以前あったことなんですが,県内各地から集まってくるものですから,例えば大会の開会時刻よりも早い段階で到着した各地の保護者が門が開かないので,あの周辺の道路に路上駐車をして,交通の妨げになるという例が過去にありまして,ちょっと保護者から開門時間を早くしてくれないかというのが,どうも公園のほうにあったようなんですが,やはり時間が決まっておりますので,開けられませんということで,その時点での返答は,そういうやり取りがあったそうなんですが,やはりそういった大会とかがあった場合の開門時間等,申請があった場合とか,周辺の交通障害にならないような対策というのを是非考えてもらいたいなと思うんですが,その辺りの現状の把握というのをまずされているのかどうか。もししているのであれば,その対策を本年度から実施してもらいたいなと思います。以上です。

スポーツ振興課長)ただ今の村上委員のほうからの大会等の開門時間ということでお話がありましたが,これらにつきましては,私ども体育館の利用時間というものが決まっておりまして,午前8時から午後10時というようなことが条例規則の中で謳われている部分でございます。ただ,大会等の運営をスムーズにするために,現在午前8時から職員が早出出勤ということで対応しております。その時の門の開門時間が午前7時30分ということで,現在職員の出勤をさせているところでございます。手当等が全然つかない状況もありますので,そういう対応をしておるんですが,それ以上の対応をする場合,その主催する団体に門の鍵を前日にお貸しするというような対策を現在とっておりまして,その交通が混むことがないように,今対応しているところでございます。ただ体育館のほうは,やはり職員が行かないと開かないという状況がありますので,その辺のところはちょっと待ってもらうということなんですが,いろいろなところから集まるということで,その主催者に対しては前日,又は前々日に鍵をお貸しして,そういう対策をとっているのが現状でございます。以上でございます。

村上委員)続いて,これも前回の委員会のほうで,確か塚谷委員よりあったかと思うんですが,瓦塚の史跡の今後のPRの仕方ということで,瓦塚・国分寺・国分尼寺等の周遊コースの策定,それらの展示物のPRをしていくということで確かご答弁があったかと思うんですが,その後1か月程度しか経っていないかと思いますが,その辺りの具体的な行動等があれば,お聞かせ願いたいんですが・・・。

生涯学習課長)瓦塚関係の調査は現在進めているところですが,調査に従って3月にも現地説明会をやりましたが,調査するに従っていろいろな遺物も出てくるというような状況でございます。現在は,調査につきましては範囲の確定ということで,年度計画で調査委員会を立ち上げまして実施しているところでございます。そういった貴重な珍しい遺物等の年間を通しての展示,あるいはそういったことも,これまで役所のロビーにもいろいろ展示したこともあるんですが,そういったことも含めて市庁舎あるいは総合支所の空きスペース,あるいは民俗資料館等がございますので,随時計画をして遺物の展示,PRに努めていきたいと考えております。

村上委員)展示物等は役所のスペースを活用するということですので,石岡に観光の方がいらっしゃった時に,じゃあ役所に行ってみようかということには,なかなかならないと思いますので,逆に言うと,そういうところにも展示物があるというようなPRも是非やっていただければと思います。
 そして,最後4点目なんですが,石岡の子育て夢づくり応援プランの後期計画の中の学校教育環境の充実という部分で,きめ細やかな学習指導の推進という学校教育課の担当になっているところがございまして,それがまずこの概要でどこにあてはまるのかお教えいただきたいんですが・・・。

学校教育課長)村上委員のご質問にお答えいたします。きめ細やかな指導体制ということで,ご質問ですが,様々な点でのきめ細やかさということを念頭に考えております。例えば,ティームティーチングによる学校における授業の個別指導,あるいは少人数指導,さらには障害をかかえている子どもたちへの介助員の配置,さらにはAETの配置,また学校において様々な課題に対しての我々指導主事の学校への指導訪問等による指導,これらを踏まえて1人1人の子どもの力を伸ばすということで対応させていただいております。

村上委員)ここの概要の中に「習熟度別学習や少人数指導等による個に沿ったきめ細やかな学習指導を推進し」というふうにあるんですが,一応全校実施ということになっているんですが,この習熟度別学習というのは,今どのような取り組みの状況になっているのか,お教えいただきたいと思います。

学校教育課長)いわゆる習熟度別と言っても,点数的に割り振りをしてクラス編成をするという形をとっているところは現在ございませんが,いわゆるクラスの中で子どもたちと教師が授業を進めながら,その中で自分がもっている課題について,その学習内容に応じたグループ分けをして,そのグループ分けの中で,それぞれがもっている課題,あるいはグループがもっている課題に対して,教師あるいはティームティーチングの形で行っている講師等が配置されて,そこで行われています。場合によっては,同じ教室の中で2つのグループ,3つのグループに分ける場合もございますし,教室で1つの学級を2つに分けて,1つは特別教室,1つは教室という形をとっている学校もございます。以上です。

村上委員)確か,私以前の一般質問時に習熟度別学習について質問させていただいたんですが,このように実際学習内容によって,実際にクラスを分けたり,1つのクラスの中で実際にグループを2つに分けるというようなことが実際にされているのであれば,例えば隣り合う複数の教室ごとに本当に習熟度別学習ということですから,習熟度別にA組も数学,B組も数学ということであれば,その2クラスの中での合計の生徒を習熟度別に分けて対応するということを実施すれば,2重に先生の手間もかかりませんし,子どもたちも実際に分かれていれば抵抗もないのかと思いますので,学校ごとの判断にもなるのかも知れませんが,そういうことも是非取り入れる検討もしていただければなと思います。これは提案というか要望ですので,これで私の質問を終わりにします。

川村委員)学校給食課で課長がおっしゃっていた石岡が10名,八郷が20名という職員数がちょっと間違いなんじゃないかということなんですが,八郷が20名で石岡が10名ということは,ちょっとあり得ないのかなと。給食数が倍近くありますので,その辺のところが引っ掛かったところでございます。

学校給食課長)大変申し訳ございませんでした。職員の配置といたしましては,事務が2名,調理員34名,栄養士が3名,臨時事務が1名の計40名により対応しております。以上です。

川村委員)それだったら分かるんですが,その中でちょっとご質問があるんですが,八郷の給食のカートというか,学校のパッケージがありますよね。専門用語で何て言うかわかりませんが,給食が入っている箱ですよね。丁度課長は,八郷も石岡もやっているからわかりますよね。そうすると中のきめ細かなほうが八郷がやってらっしゃって,石岡は意外と雑ぱくというか,例えばスプーンの数も八郷はクラスごとにやってありますよね。そうですよね。でも石岡はやっていませんよね。確か。まずこの点についてお伺いいたします。

学校給食課長)ただ今のご質問でございますが,八郷も石岡もクラスごとには分けていますが,パンとか牛乳については,石岡はクラスごとに分けていなくて,八郷のほうは分けて搬入されています。

川村委員)私も正確なと言うか,多分ということで,先程からちょっとした知識で話をさせていただいているものですから,間違っていたらお許しいただきたいんですが,基本的に言うと,八郷のほうがきめ細かい配送の仕方をしてらっしゃるのかと。石岡のほうが意外と学年ごとであれば学年ごと,全体で総数でという感じでお分けになっているのかなと。ですから,学校に来てからの仕分けが,簡単に言うと石岡のほうが大変で,八郷地区のほうの給食を受け取るほうが楽だと私は思うんですが,その辺どうお考えですか。

学校給食課長)ただ今のご質問にお答えいたします。確かに,クラスごとに分けてありますと時間的には省かれる感じがあるとは思います。以上でございます。

川村委員)基本的に言いますと,東小学校に至っては,全部終わるまでに約1時間かかります。それで廊下においてあって,野ざらしの状態になっていますので,私はあまりよい環境だとは思っていませんので,出来ましたらば石岡も簡単に分けられて,きれいなままでいられるほうがいいのかなと。これは東小学校ばかりでなくて,他のところでも同じだと思っておりますので,出来ましたら,なるべくならば何人もの人が手をかけないで,1回手をかけたらば,そのままスムーズに流せるようなシステムがいいのではなかろうかと思っておりますので,特に課長は,石岡と八郷の両方を経験なさっていると思いますので,その辺のところを上手にやっていただければなと思っておりますので,今後期待しておりますので,一言今後の抱負を言っていただければ有り難いと思います。

学校給食課長)ただ今のご意見なんですが,クラス別に分けて搬入というのは,業者のサービスに頼っているところがあるようでございますので,その辺を今後どのようにするか検討させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

川村委員)それでは,よろしくお願いしたいと思います。
 次に,東小学校の改築事業の件なんですが,これも聞いた話で恐縮なんですが,障害児用のトイレがないというお話をこの間ちらっと聞いたんですが,それは本当なんでしょうか。

参事兼教育総務課長)私も再度,きっちり確認したいんですが,障害児用のトイレについては準備していると把握していましたが,間違えるといけませんので,再度確認をさせていただきたいと思います。

川村委員)私は現場の方から聞いて,洋式トイレはあるけれども,障害児用ではないと。車イスが中に入って,車イスから便座に移ることが出来るようなシステムではないようなことを承りましたので,これは何故かと申しますと,保健福祉部で造った統合保育所には,障害児用のトイレがないんです。それで障害児は4人預かっているんです。今後もあそこは,障害児を受け入れる施設なんです。それにも関わらずないんです。それで,その時に部長にも言って,最後に「なるべく早くやります。」ということは言っていたんですが,そうしたら,今度は予算がないという話です。予算がないと言っても,この間2,200万円の減額補正をしたんですよ。それにも関わらず予算がないということで,保健福祉部困っているんですよ。だから,今だったら出来るはずですので,必ずこれ確認をしていただいて,いい施設を造ってください。しかも,オストメイトなんかもあったほうがいいですね。オストメイトのトイレもあったほうがいいと思います。実際に今府中中学校にはお1人尿道カテーテルをおもちの方がいらっしゃいますよね。それで,その方は個別のトイレを使用していると。別にそういう施設はないということで,やらせてもらっているようですが,やはり今後新しく建てる学校ですから,考えられるものはここでやるべきではないかと思っていますので,その辺のところは今後やっていただけるのかどうかお伺いをしたいと思います。

参事兼教育総務課長)今現在実際に設計に入っているかどうか確認をさせていただきまして,その結果に基づいて,今委員のご提案の件については,早急に検討させていただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

川村委員)なるべく早急に,枠の中で出来るようにやっていただければいいと思いますので,意外とこの間も言いましたように,この委員会は後手後手にまわっていまして,追認するような形になっていますので,必ず前もって言っているのであれば,それを出来るだけやっていただければ有り難いなと。それで先日お話をさせていただいた時に,これも統合保育所を例に出すといけないかも知れませんが,あそこのところではLEDが1球も使っていないんです。それで,この間上曽参事に聞いたところ,この東小学校もLEDは使わないんではないかという話をされていたんですが,その辺のところが,今からエコということを考えた場合,これは民間でもやっていますし,まずこの間私は聞いたんですが,何故LEDを使わないのか,説明をしていただければ有り難いと思います。

参事兼教育総務課長)LEDの活用につきましては,環境問題としては非常にこれからのエネルギー施策の問題もありますので,非常に重要であるという認識はしております。ただ現段階では,1つ1つの単価が非常に高くなっているという部分がございまして,特にこの東小学校の設計時については,正式な単価を存じ上げないので申し訳ないんですが,高いというふうに聞いております。今後もう少し一般的な普及がなされた中で,金額的にもある程度流通するようなものになった段階で,対応していきたいと現段階では考えている次第でございます。

川村委員)一旦普通の器具を付けてから,今度LEDに直す。そういう何故2度の手間を使うんですか。今から新築する家だったならば,ランニングコスト,要するに電球の寿命の差,それから消費電力の差を今やるべきじゃないですか。それで私,この間言いましたけれども,蛍光灯には蛍光灯の良さがある。白熱灯には白熱灯の良さがある。当然LEDにはLEDの良さがあるわけですから,全部LEDを使えと私は言っているわけではありません。但し,ここはLEDを使ったほうがいいなというものには,極力LEDを使うべきではないかと。だって今から器具を付けるんでしょ。どんな器具付けたって同じじゃないですか。電球にしても然りですよ。高い電球にはそれだけのメリットがあるわけですから。そう私は思いますが,ここに今聞いている委員の方も,今上曽参事が言われたことが,そのまま受け入れられるとは私は思っていないんですが,その理屈と言うか,言い訳というのは,一般的にはとおりにくいのかなと。まずそれはやるべきではないと。やはり新しいものは,出来るだけLED等を使用できるのであれば,それに直すべきではないかと私は思いますが,如何なんでしょうか。

参事兼教育総務課長)今のご意見につきまして,東小学校については,既に発注が済んでいるということもありますので,今後大至急そういった変更について可能かどうか。また金額的な面も含めまして早急に検討して参りたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

川村委員)今の答弁の中で,可能かどうかというお言葉をお使いになりましたが,可能じゃなければやらないのかということになってしまうんですね。考えた上で設計変更が出来ないよと。でも私に言わせればそんな馬鹿な話はないんですよ。まだ建っていないんですから。しかも配線工事が済んでいるかどうかわかりませんが,器具の配置の場所はあるかも知れませんが,器具は付いていないわけですから。器具を手当てしてあるかどうかはわかりませんよ。だけど,それは変更ぐらいであれば,私は出来るのではないかと。いつも言っているように自分の家だと思ってください。自分でお金を払うと思ってくださいよ。人のお金じゃないんですよ。自分のお金を払うつもりで,これはやってください。自分の家を建てるときには,そんな簡単には納得しないはずですから。そう思いますので,本当に強く,強く要望をさせていただきたいと思います。
 それから,柿岡中学校の改築事業ですが,これは前にちらっと聞いたときに,これは単独校であるという話をされましたよね。そうすると今日もこれから有明中学校へ行くということなんですが,有明中は3年間,そこでそのまま存続させるということになったときに,柿岡中学校が新しく出来ますよと。これは統合校として柿岡中は建てるんですよと。ですから,どことどこの中学校は,これが新築があがった場合には,ここに当然入るべきなんですよということが,やっぱり大事なんじゃないかと思います。その前振りもしなければなりませんし,それから統合校としての改築をしなければいけないんではないかと思うんですが,ご意見を聞かせていただきたいと思います。

参事兼教育総務課長)今のご質問の前に,障害児用のトイレの件について,よろしいでしょうか。車イス用のトイレは1階に1か所設置を予定しております。但し,併せてありましたオストメイトの件ですが,そちらについては対応してございませんので,この点については今後の検討課題ということでご了解いただきたいと思います。
 それから,今のご質問の柿岡中学校の改築の件でございますが,この柿岡中学校の改築につきましては,現段階では統合審議会の答申に基づきまして,当然柿岡中との統合の枠としては,八郷南中・有明中の3校ということで,保護者を含めた関係者の方にご説明をして参ったところでございます。それから,当然その時に有明中の校舎の耐震力がないと,説明会の中でもこの校舎については非常に危険度が高いということから,柿岡中学校の改築を見据えて,今後そこへ統合校として移転をしていただければということで,保護者の皆様には説明会の中でご説明を申し上げてきたところでございます。それで,統合校という考え方でございますが,先に統合という形が決まっている状態でございますれば,統合校というような改築が可能かと思うんですが,今現在今後改めて有明中・八郷南中を含めて3校の保護者の方,関係者の方と統合についての議論を進めていく段階でございますので,今現段階ではあくまで老朽化が進んでいる柿岡中学校の改築を行って,その統合に関する関係者との協議がまとまる,または熟度が進めば統合校として対応していきたいという考えで柿岡中学校の改築を考えている状態でございます。

川村委員)それでは,なかなか,今だって柿岡中に来られない,八郷高校にも来られないということで,あそこに仮校舎を建てたわけですから,それで一応3年間と言っていますが,あそこで3年間で本当にその方々が柿岡中学校に入っていただけるのかどうか。その辺だって疑問じゃないですか。それこそ,八郷南中は1番新しい中学校ですから,それが何の支障もないのに,何で八郷南中の我々は柿岡中学校へ行かなくちゃならないのかと。そういうふうになるじゃないですか。この柿岡中学校は,あなた方が入るために造るんですよと。統合するために造るんですから,是非その時に入ってくださいと,何故言えないんですか。それから統合校としての補助金の額,それから単独校として改築する場合の補助金の額が私は違うように聞いたんですが,因みにお幾らぐらい違うのか,算定があればそれをお示ししていただきたいと思います。

参事兼教育総務課長)まず,柿岡中学校へ行くという部分ですが,これにつきましては先程申し上げましたが,有明中学校,それから八郷南中学校での統合に関する懇談会においても,柿岡中学校の改築ということを前提に統合の場所は,そちらということで,案としてご説明をしているところでございます。それから統合校と単独校の改築ということでのご質問ですが,補助金の率につきましては,単独が3分の1,それから統合の場合が2分の1になります。ちょっと事業費ベースは今もっておりませんので,率としてはそういう率になります。現在柿岡中学校の改築,校舎分として考えてございますのが,15億5,600万円を建築工事の事業費として考えてございます。その中で,この事業費そのものが補助金の対象とはなりませんので,現在統合としてやった場合,4億4,100万程度の補助が統合の場合は見込めるということでございます。それが3分の1ですと,1億5,000万円ぐらいの差が出ます。但し,統合という補助事業の対象となる分につきましては,条件がございまして,統合校としての建築の補助対象となる場合には,基本的には統合という条例整備をというのが最低限の条件ということになります。例えば,今の枠で申し上げますと,有明中・八郷南中・柿岡中を統合して,何々校という設置条例を制定するレベルでないと,統合校という扱いにならないというのが補助要綱の基準でございます。正式に言いますと,その条例制定までいかなくても,それに近い状態のものでも最低限認めていただけるという部分もございますが,今現在としては統合校として認められそうな状態になっていないということから,現状としては単独校ということで建築しまして,統合を将来見据えて対応していくということで進めている状況でございます。

川村委員)要するに,私が言いたいのは,統合校として建てるんだよと。この柿岡中学校というものが建った場合には,ここの中学校とここの中学校は,ここに入ってもらわなければいけないんですよと。要するに入ってもらうために,ここに建てるんですよと。何故その意気込みができないのか。そうじゃなかったら,建ちました。それでもって,いつでもいいですから,入ってくださいと言ったら,入ってくることだって,時期的にこれは無理だと思うんですよ。やっぱり必ず反対はありますから。反対を押し切ってということではなくて,せっかくお金をかけながら,私も統合に関する2つの会議には出させていただきました。それであれだけの時間といろいろなことを考えて,やった結論がありきなのにも関わらず,何故それをやらないのか,私は不思議でならないんですが・・・。しかも金額的にも1億5,000万円ほど差があると。はっきりわかっているわけですから,その金額だけでは計れないかも知れません。人の心ですから。でもこれを無にすることは,私はおかしいのかなと。そう思っていますが,これは教育部長,教育長あたりのお考えとして,そういうことがないのか,あるのか,はっきりとしたお答えを聞かせていただきたいと思います。

教育部長)先程担当のほうより説明させていただきましたように,去年の懇談会の席でも柿岡中学校の改築を行いますという説明をさせていただいたところでございます。その際,有明地区においては,有明中学校は柿岡中学校のほうへ,八郷南中学校においても柿岡中学校へというのを,統合校としての対象ということで説明した参ったところでございますので,今委員が言われましたとおりの状況がございます。我々はこれから統合対象校3校をですね,柿岡中・有明中・八郷南中の地区の関係者,昨年度は懇談会という形でさせていただきましたが,これからこの改築を進めると同時に,そういういろいろな統合に向けた対応をしていかなければならないというふうに考えておりますので,今委員から言われましたように柿岡中学校は改築いたしましたらば,統合校として使用するという考えではおります。

川村委員)そうしたら,上曽参事,そういうことだそうですから,部長のほうから。ですから,統合校としてやるということですので,そのようなお手配をしたほうがいいのかなと思っておりますので・・・。ですから,単独校の改築ではなく,統合校としての改築でしょ。

教育部長)建ち終わった学校,柿岡中学校は統合校として使わせていただくという意味で申し上げました。ですから,現在補助金の申請とか,そういうものについては,やはり担当のほうから説明させていただいたように単独校でしか,今の文部科学省の規定の中では取り上げていただけませんので,柿岡中学校の改築という形で進めるということでございます。

川村委員)やっぱりこれは何か騙されているような感じがするんですけれどもね,要するに1億5,000万ですよ。これを無駄にするわけですね。それで有明中は,あそこで3年間ですよ。3年後にはどうするんですか。柿岡中学校はいつ出来るんですか。そういうことなんですよ。だったら,3年後を目指して造れば,そのまま入れるじゃないですか。それを統合校じゃないというのは,私はおかしいと思いますよ。

参事兼教育総務課長)確かに1億5,000万円の補助の違いがございますが,現段階で昨年から進めているところでございますが,保護者それから関係者等のご理解をいただかないと,統合そのものがなかなか進まないという部分もございますので,こちらの教育委員会としましては,今年度に入りまして,新しくPTAの役員等の改選がありました段階で,早急にそのような関係者の会議を開いて,3年後に柿岡中学校,スケジュールとしては3年後を見込んでいるわけですが,その時期に合わせた統合が出来るように,努力をしていきたいと考えているところでございます。ただ現段階としては,そういった統合が煮詰まっていない状態でございますので,一方的な統合という部分については,非常にデリケートな問題ということもございますので,あくまで関係者との協議を経た上で,そういったものを校舎の完成と合わせて進められるような形で理解をいただいていきたいというふうに考えているところでございます。

川村委員)ちょっと疑心暗鬼なんですが,先程1番最初には,統合校としての進め方をしていますと言っているじゃないですか。PTA等にも伝えていると言っているじゃないですか。それで,その協力が得られるかどうかはわかりませんが,だったら,この柿岡中学校の統合校としてやるために,1年でも2年でも遅らせたらいいじゃないですか。そうすれば,それで対応できるならば,私はするべきだと思いますよ。だってあなた1億5,000万ですよ。人のお金だから言いますけど,1億5,000万どうやってつくるんですか。とてもじゃないけど,私だったら,少しぐらいの我慢はしますね。それで努力もしますよ。まだ時間があるわけですから,これは努力すべきだと思いますよ。

教育部長)先程来,説明させていただいていますように,今日有明中学校の施設を視察していただきます。この仮校舎の契約が担当より説明いたしましたように3年間という契約に一応なっております。そこを見据えて,柿岡中学校の完成を考えまして,柿岡中学校の改築について,今年度実施設計をお願いしたいと。来年度から改築に入りたいという形で進めさせていただいておりますので,現在申請の方法としては,補助金は確かに統合校とすれば2分の1,単独校では3分の1というように担当のほうより説明していますように金額の差,補助金額で1億5,000万程度違ってくるかも知れませんが,現在はそういうことしか申請の方法がないものですから,単独校でやはり改築をさせていただきたいということでございまして,出来上がった学校につきましては,先程ご説明させていただいたように統合校として使用していきたいということでございますので,ご理解を賜りたいと思います。

川村委員)私は何としても理解は出来ないです。先程参事が言っていたのは,やり方として,きちんとした最終的な統合校としなくても,それに近いような書類で大丈夫だと言ったじゃないですか。それはどういうことなのか。

参事兼教育総務課長)基本的には条例の制定済みという部分でございますが,例えば議会の日程の都合,それから準備作業をしている状態ということで,その部分については,既に関係者の合意を得て,具体的な学校名等も決まって,条例整備の準備が出来ているような状態ということで県のほうからは言われております。

川村委員)私は何としても,これは反対しているわけじゃないですよ。要するに統合校というのは,何かの弾みがなければ,なかなか統合は出来ないと思っているんですよ。それなのに出来上がったならば統合校として使うけれども,申請は単独校だというのは,私はこれは合点がいかないですね。だったら,統合校として何とか出来る手立てがあるのかないのか,その辺もやはり模索すべきではないかなと。私はそう思います。そうでなかったら,一時期これは停止するような気持ちがあって,いいんじゃないかと。そうでなければ,すぐにでも学校の関係者,PTA,それから地域の方々と協議をどんどんやってですね,要するに何月何日と言わず,毎日のようにやっていいんじゃないかと思うんですよ。それでも出来ないというなら,私もわかりますよ。今から何回やるんですかというような,そういう細かいことになってしまうとあれですが,もっともっと突き詰めたことをやっていっていいと思うんです。それで,ここまでやって,ここまでやって,ここまでやって,それでも駄目だというならわかります。そうじゃないのに,今出来ませんと簡単には言わないで欲しいと思っています。

教育部長)統合に向けてのこれからの対応でございますが,先程担当のほうから申し上げましたように,私のほうもご説明いたしましたように,これから3校の関係者,地域の方々を含めて,そういう方々と統合に向けた説明会と言いますか,手法と言いますか,そういうものについて協議して参りたいということをこの22年度は進めさせていただきたいということでございますので,ご了承いただきたいと思います。

川村委員)ご了承,ご了承ということですが,了承してしまうと,それで終わりになってしまうから怖いんですよ。この委員会が。簡単に言いますと,だったら委員会に逐一というのは,少しあれかも知れませんので,出来るだけ子細にわたって,こういうことをやったんだと。それでこういうふうにやっていますよと。進捗状況をお教えいただいて,間に合うような術をしていただくと。それしかないと思うんですが・・・。私は,1億5,000万の問題,統合校としてやるべきだと思っていますが,他の委員の方も何か言う方もいると思いますので,私はこれで終わりにします。

菱沼副委員長)今川村委員から統合に関して,様々なご意見があったわけですけれども,私はそれに関連して何点かご質問がありますが,まず東小学校,本年度の2学期からスタート出来るという状況の中で,今現在の進捗状況について,2学期に向けて急ピッチで進められていると思うんですが,今の4月の段階で,2学期までの部分において,経過として何パーセントぐらい出来ているのかお尋ねしたいと存じます。学校関係で4点ありますので,続けて質問したいと思います。先程の小中学校の統廃合に関してですが,今後の進め方において,小中学校の統廃合に関して,教育委員会としてどのように進めていかれるのかお尋ねします。それから,あと2点は,先程参事から説明があったようにスクールバス5台が運行されております。今まだ数日しか運行されていませんが,そういう中で問題点や課題点,また地域の皆さんから課題点や問題点があるのかお尋ねしたいと存じます。それから今年度の小中学校の耐震補強について,どのような考えをもって進められていくのか。学校関係については,この4点についてお尋ねしたいと存じます。

参事兼教育総務課長)まず東小学校の進捗状況でございますが,いよいよ中の施設等の設備・電気工事等は若干入ってきております。それから外構につきましては,窓枠が1階の部分に入ってきている状態で,これからは主に内側の工事ということになると思います。基本的に全体的なスケジュールとしましては,これまでの当初のスケジュール通り,夏休みに引越しということで,スケジュールどおり進んでいるというふうに把握しております。次に統合につきましてでございますが,昨年度実施いたしました懇談会の際にもご説明したところでございますが,今度は枠ごとに,協議会・懇談会,名称につきましては,いろいろあろうかと思うんですが,PTA関係者,それから地元の関係者,代表者の方にお集まりいただきまして,全体ではなく,お示しをしている枠ごとにそういった方々にお集まりいただいて,まず基本的に今の現状を把握していただく。それから,統合に向けた考え方をご説明し,場所によってはそこで行き詰る可能性もないわけではございませんが,全ての枠ごとに呼びかけをいたしまして,まずは顔合わせをして話をしていただくと。そういう中である程度の醸成が出来て,ある程度方向性が出てきた段階で,あらためて正式な会を発足させまして,具体的な統合の内容についてお話し合いをいただきたいというようなスケジュールを考えてります。但し,集まっていただいた方のご意見等もありますので,考えているスケジュールどおり進むかどうかはわかりませんが,こちらとしては,あくまで適正配置・適正規模ということでお示しをしておりますので,その点についてこちらから十分ご理解をいただけるような説明をして,それに対してのご意見をいただいて進めて参りたいと考えております。それから教育バス5台の件でございますが,現在は柿岡小学校のところでですね,これまで停車位置がカーブのところがございました。非常に交通上危険かなということで,若干場所を移動させたんですが,この点について地元から要望がありまして,もう一度安全性について,その辺をバス会社に確認した上で,それから利用者の保護者等,学校も含めて,今現在そういった意見を取りまとめていただいている状況です。その他の4校については,今のところ学校サイド,それから利用者からも問題・苦情等はいただいていないというのが現状でございます。それから耐震補強でございますが,出来れば5月中には発注をしていきたいと考えておりまして,そういった入札の準備を今契約検査課のほうにお願いをしている状況でございます。特に石岡小学校の補強分につきましては,夏場に国指定史跡の申請をして,指定になる可能性が非常に高いと言われておりますので,その前に何とか工事を終わらせて対応したいと。これは文化財関係の県のほうとも調整をしてきた経緯がございまして,石岡小学校の部分のみは,他の7校とは別に早めて発注をしたいということで,現在1校のみ先行して進めているところでございます。それ以外の7校につきましては,夏休み中に音の出る工事を中心にやって,学校のほうともそのスケジュールの調整,それでも間に合わない場合は,出来るだけ夏休み中に終わりたいという考えはございますが,万が一の場合は,土日,学校の休校日を活用しながら,工事については進めて参りたいと考えております。

菱沼副委員長)まず東小学校に関して,今のところ順調に進んでいるということでありますので,そういう意味において,先程川村委員からありましたようにLEDやオストメイトとか,様々なご意見があったわけですが,出来る状況であればお願い出来ればと思います。それから小中学校の統廃合に関しては,先程答弁があったとおり,今後小学校・中学校においては,様々な意見の食い違いとか見解の相違が出てくると思います。そういう中で集約していくことは,物凄く時間もかかるし,大変だと思いますが,それをしっかりと乗り越えて行かないと統廃合は出来ないと思いますので,しっかりと舵取りをしながらお願いしたいと存じます。次に,教育バスですが,先程柿岡小学校についてカーブの部分の乗降が移動になったということで,私にもPTAの方からお話があって,そういうことがあったということでお伺いしたわけですが,その他にも乗降にかかわらず,様々なご意見について学校や利用者から連絡がないということではなく,随時こちらから聞き取り調査と言いますか,そういうことをしていくことがやはり大事なことになってくるかと思いますので,お願いしたいと存じます。それから耐震補強については,今回8校をされるわけですが,そういう中で先程答弁があったとおり,史跡の指定の関係で石岡小については極力先行してやっていきたいということですので,私もこの文化財の保護の部分においては,大事な遺産でありますので,そういう意味において早急にやっていただきたいと思います。それとまた,学校のスケジュール等々もあるかと思うんですが,極力夏休みの期間で工事が出来ればいいのかなと思います。やはり様々な安心・安全な観点からすれば,延びれば延びるほど,いつくるかわからない地震でありますので,そういう意味においては,夏休み期間中に終わればですね,子どもたちも安心して勉学に勤しんでくれるのかと思いますので,そこら辺を鑑みまして,極力夏休み期間中に終われるようなスケジュールでお願いしたいと存じます。学校関係は以上です。
 次に,生涯学習関係で2点ございます。1点目は,イベント広場フェンス改修工事が今回あるわけですが,前回の予算のときにも質問させていただいたんですが,どのようなパースと言いますか,どのようになるのか。私も要望したんですが,実際館長のほうで,パースが出来ているのであればお示しいただきたいと思います。それから今後の茨城廃寺に対する取り組みについて,今現在どのような考えをお持ちなのかお尋ねいたします。以上です。

参事兼中央図書館長)ただ今のイベント広場のフェンス工事の件ですが,これから設計に入って参ります。実は,先程申し上げましたが,防塵と申しますか,風で砂が飛ばないような,目隠しができるようなものがいいのではないかと考えております。以上です。

菱沼副委員長)目隠しフェンスということですが,パースが出来た段階でお示しをしていただきたいと存じます。

参事兼中央図書館長)そのようにして参りたいと思います。

菱沼副委員長)よろしくお願いいたします。何故かと言いますと,先程言われたとおり市民の皆さんがあそこをかなり利用する方が多いものですから,そういう中で今のトタンは外観的にも景観的にもよくないということで,今回整備されるんだということを市民の方にお話をしたら,どのようなものが出来るのか楽しみにしている部分もあるんですね。そういう意味においては,環境に相応しいフェンスにしていただかなければいけないのかなと思ったものですから,質問させてもらいましたので,よろしくお願いいたします。

生涯学習課長)茨城廃寺の進め方についてお答え申し上げます。茨城廃寺につきましては,県内・全国でもかなり古くて貴重な遺跡であるということで,認識をして実施しているところでございます。菱沼副委員長さんの地元でありまして,いろいろとご協力をいただきまして進めているところでございます。生涯学習課としましても,今ご存知のように住宅が増えているという状況ではありますが,早く範囲の確定,あるいはその中でも少しずつ指定が出来るところから,順次指定をお願いして,最終的には県までいける史跡なので,とにかく地元の方のご理解・協力がなければ,私ども進められませんので,積極的に進めて参りたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

菱沼副委員長)そういうことで,茨城廃寺は大事な遺産でございます。そういう中で,まだ石岡市の指定文化財にもなっていませんし,また県の指定にもなっていないという状況でありますので,市また県の指定に出来るようにご尽力いただければと存じます。また地域住民の方々にも,今後こういうような事業として進めていくんだという部分において,事業の説明会を開いて,ご理解をいただくのも1つの手かなと思いますので,そういう意味においては,22年度のいつ頃になるのか,聞いておりませんのでわかりませんが,早めに説明会を開いていただければと思います。要望して終わります。

塚谷委員)中央公民館長にお尋ねをしたいんですが,公民館の貸館ですが,八郷公民館については年間どのくらいの生涯学習の事業があるのか。また人数はどれくらい入っているのか。それで時間帯によって使用料が違うと思いますが,その使用料についてもお尋ねいたします。八郷公民館ですが,年間でどれくらいの使用料があがっているのか。

中央公民館長)現在手元に資料がありませんので,確認してお答えさせていただきます。

塚谷委員)公民館を1つの団体で借りた場合の使用料というのは幾らなんですか。

池田委員長)執行部には,ただいまの質疑に対する答弁に一定の時間を要するとのことであります。よって,委員には次の質疑を行っていただき,答弁の準備が整い次第,再度,ただいまの事項に対する質疑を継続していただきたいと思います。

塚谷委員)それでは,中学校の維持管理経費になるわけですけれども,八郷南中学校の運動場の排水問題ですが,教育委員会では現場を見て,現状を把握しているのかお尋ねいたします。運動環境が非常に悪い。その点をちょっとお聞かせ願いたいと思います。

参事兼教育総務課長)八郷南中のバックネット側にどうしても雨水が溜まってしまうという現状につきましては,担当のほうが以前と言いますか,それほど前ではありませんが,確認をしております。ただ,あそこのグラウンドを造成した段階で,暗渠排水をしているんですが,車が入ったりする関係もあるかと思いますが,若干詰まった状態になっているというのが現状かと,担当のほうでは見ております。今後の対応としては,早速委員のほうで入学式の時にご覧になったかと思いますが,その次の日に学校の教頭先生にもお話をさせていただきまして,その対応については,検討していきたいということで学校側とも話しをしている状況でございます。

塚谷委員)私は運が悪いのか,よく雨が降った後に,あの中学校へ行くものですから,運動会とか運動するのに2,3日経たなければ運動場が使えないという状況だよね。これやはり今後運動環境が良くなるようにひとつよろしくお願いいたします。
 もう1つ給食センターについてお尋ねをしていきたいと思いますが,この施設清掃保守保安委託料というのが,石岡と八郷では違うようなんですが,この違いというのは,どういうわけだかお尋ねいたします。

学校給食課長)ただ今のご質問でございますが,石岡の場合は,浄化槽,あるいは浄化槽の汚泥の引き抜きがございます。それから,石岡のセンターにはエレベータが付いておりまして,それらも委託の中に入っています。八郷の場合には,エレベータがございませんので,その分
が特に違っていると思います。

池田委員長)先に保留いたしました答弁について,その準備が整ったとのことでございますので,ここでその答弁を求めたいと思います。

中央公民館長)先程の塚谷委員のご質問にお答えいたします。利用状況につきましては,年間におきまして昨年度でございますが5万675人の利用がなされております。午前・午後・夜間としましては,午前が2万3,385人,午後が1万8,098人,夜間が9,192人でございます。使用料でございますが,使用料につきましては,3区分に分かれておりまして,9時から12時,13時から17時,18時から22時でございます。調理実習室につきましては,18時からが2,630円で,9時から17時の間が2,100円,大会議室につきましては,18時からが3,680円で,17時までが3,150円,小会議室につきましては,18時からが740円で,17時までが530円です。学習室は和室と洋室があるわけなんですが,和室につきましては,2,100円で17時まで,18時からが2,630円,洋室につきましては1,050円で17時までとなっておりまして,18時からが1,580円となっております。工作室につきましては,2,100円で17時までとなっておりまして,18時からが2,630円です。講堂につきましては,17時までが3,150円で,18時からが3,680円というような使用料になっております。あと,講座につきましては,前期と後期に分かれておりまして,そのような中で,エコクラフト・着付け入門・健康づくりウォーキング・気功・パソコン入門・歴史を学ぶ・書道・歴史探訪などを実施しているところでございます。本年度につきましても,今現在前期の講座につきまして4月14日まで受付を実施しているところでございます。

塚谷委員)細かくご説明いただき,どうもありがとうございました。全体的に幾らぐらい公民館であがっているのかという,実際一般の人から聞きますと,公民館を借りると高いというのがあって,そういう形で,誰でも使えるような形でいけばいいですが,今細かく言うと安いんですが,これ使うとなると結構高いです。そういうことで,ちょっとお聞きしたんですが結構です。

村山委員)お伺いしたいのは,久保田市長になってから,「元気いしおか」ということでやっておりまして,この生涯学習関係ですが,石岡は県から歴史の里ということで,認定を受けているわけですね。「元気いしおか」に「歴史の里いしおか」をどのように組み込んでいくのか。今,石岡は全く元気がありません。中心市街地活性化基本計画が内閣府から受けて22年度に実施されるわけですが,その歴史の里をどのように反映していくのか。今回みていますと,従来の石岡の歴史が今度は生涯学習課のほうに組み込んでありますよね。これどういう理由でやったのか。人事について言うつもりはありませんが,これ国の認定・県の認定を受けていることなので,もう少し表に出るようなアピールをしてやっていくべきかなと思います。そのことについて見解をお伺いしたいと思います。

生涯学習課長)ただ今のご質問にお答えいたします。新年度から生涯学習課につきましては,今までの文化振興課の所管でありました歴史関係を統合いたしまして,生涯学習課の事務分掌ということで,今スタートしたところでございます。歴史の里の指定は昭和48,49年頃に指定されたと思いますが,それからかなり年数が経っております。今委員さんがおっしゃられましたように「元気いしおか」ということで,石岡の場合には歴史を前面に出すよう,我々もいろいろ調査をしたり,PRしているところでございます。今後もそういうことで,少しでも人が集まるような方策をみんなで考えていきたいと思っております。

村山委員)歴史というのは,非常に大事で目に見えないので,私たちも粗末にはしていなかったけれども,教材を子どもたちにということでいろいろ調べてみたら,なかなか学校の先生方もその辺のところが,一般の教育の時間の中に入っていないような感じを受けたので,何ともとにかく石岡を大好きになってもらわないと石岡の再生はあり得ないと感じているところです。その辺をどのように組み込んでいくのかというのがありまして,私も中心市街地にいるものですから,土着して,歴史があって,この大事な歴史をきちんと教育の中に,織り込めるような方法がないのか,教育長にお伺いいたします。

教育長)小学校で言いますと,郷土学習は3年,4年で,特に4年生が中心になるかと思いますが,この前も「石岡の風土」を各学校に配付したところですが,そういう中で歴史的なものも入っていますので,子どもたちが郷土に関心をもつように配慮していきたいと思います。中学校では,1年生あたりで総合的な学習でもいろいろ体験的な学習をするわけですが,私自身も村山委員の話を聞いていながら,舟塚山古墳なんかももう少しアピールしていく必要があるのかなと。幾つか周った状況の中でそう思います。看板とか,県外にもアピールする必要があると思います。今回,市長も市の施設の中で文化的なものもアピールしたいと。昨日もNHKの水戸放送局の人とあるところで行き会いましたが,経済部所管の中でPRの番組の調査に入ったようなんですが,歴史についても,そういう機会を取り入れながら,市民あるいは小中学生に啓蒙していきたいと思います。以上です。

村山委員)これは多岐にわたってしまうので,範囲を狭くしても話が長くなってしまいます。石岡市の中心市街地活性化基本計画が,動き出したところなので,是非ともこの教育の観点から,ご協力をいただきたいということを要望して終わります。よろしくお願いいたします。

中央公民館長)先程の公民館の使用料でございますが,誤って使用料についてご説明いたしましたので,再度ご説明させていただきます。中央公民館と各地区公民館があるわけですが,先程石岡地区の公民館で説明してしまいましたので,訂正させていただきます。中央公民館の使用料につきましては,午前9時から正午まで,午後1時から午後5時まで,午後6時から午後10時までとなっております。大別しまして,大講堂・会議室第2講座室・その他ということになっております。大講堂につきましては,正午までが2万1,000円,午後1時から午後5時までが2万7,300円,午後6時からが2万7,300円,会議室につきましては,第2講座室のほうで正午までが4,720円,午後5時までが6,300円,午後6時から午後10時までが6,300円ということで,小会議室は午前9時から正午までが2,620円,午後1時から午後5時までが3,150円,午後6時から午後10時までが3,150円ということで訂正させていただきます。

塚谷委員)館長そういうわけですよ。全体的に1つの公民館を利用する場合に,和室を借りた,諸々を借りていく場合に,10万近くなってしまいます。感じとして。そういう感じだから,なかなか借りられないという状況もありますので,今後はそういうことも加味していただいて,やっていいだきないという思いがします。先程の使用料は誤りということでわかりました。

学校給食課長)先程の私の発言の中で「エレベータ」と申し上げましたが,エレベータそのものには人は乗れませんので,正式名称は「ダムウェーター」という名称だそうでございます。

川村委員)1つだけ,学校教育課の関係で,学校を例えば今後ゆとり教育から詰め込みとは言わなくても,今度いろいろな教科・内容も順次増えてくるはずですよね。25%前後増えるんではなかろうかと言われているんですが,その中で要するに学校間格差があると思います。石岡の中でも1番多いのは石岡中学校に関しては,南小学校と東小学校から来る学校間格差があると言われているわけですね。それに関して,先日私は学校教育課に個人的に行ったんですが,点数差とかそういうものを教えていただきたいと言ったんですが,教えられないと。公開しないと言われたわけなんですが,私は,その公開ということが,どういうことなのか。誰に対して公開ができないのか。我々にも公開できないということになると,簡単に言うと,学校を良くしようとか,学校改革,それから教育とはこういうふうにやったほうがいいですよとか,ここの学校の特色はこうですよとか,論ずることが出来ないと思うんですよ。まず,どこの学校は今こういうふうになっていますよと。それで学校間格差については,こちらが高い,あちらが低いと。その低いほうをどのように上げようかと。そういうことが論ずることが出来ないと思いますが,如何でしょうか。

学校教育課長)川村委員のご質問にお答えいたします。1つは学力の問題に関してですが,いわゆる学力というものに対しては,文部科学省・国・我々のほうでも確かな学力ということでありまして,いわゆる知識・技能ばかりでなく,思考力・判断力,さらには学習意欲まで含めて学力ということになっております。ですから,学力を一概に点数だけでは計れないということを,まずご了解いただきたいと思います。ただ,確かに学校のおかれている状況,さらには様々な環境によって学校には,それぞれ差があるという捉え方も出来るとは思うんですが,我々としては,各学校が抱えている課題に対して,各学校がどのような形で子どもを育成するかということの校長の意を解しまして,我々と共に,健やかな子どもの学力向上,さらには心身ともに健康な子どもの育成のために,我々としても頑張っている状況でございます。ですから,学校間格差があるからどうのこうのということではなく,石岡市全体のレベルアップということで我々も頑張っていきたいと思いますので,この学力の点数的なものについての公表,あるいは公開については,ご了解いただきたいと思います。

川村委員)私は確かにこの間は学力という形の点数を言いましたけれども,私は今,学校間格差ということで言っているのであって,要するに点数も1つであろうし,今課長が言われたようにその学力だけが学校のあれではないとはっきり言っているじゃないですか。それもトータル的に,これは何,あれは何ということで,学校間格差があって然るべきですから,ここの学校を今後どういうふうにしたらいい学校になるということが,私は論じることが出来ないだろうということを言っているんです。そのためには,その学校の特性ではありませんけれども,この学校は例えば学力が落ちる,何々がいい,学力がいいということでもいいですが,それがわかってなければ,私は石岡市全体が上がればいいですと言っていますが,石岡市の全体をどのように上げるんですかと。下を上げないで,どうやって全体を上げるんですかということなんですよ。一般論だけ言って,各論に関しては全く無視するというのは,私は違うと思いますよ。学校によって,いろいろ様々なんですから。と思いますが,それでもなおかつ,それを公表しないというのは,そこから先はわからない。いろいろなことで学校教育に関する改善点とかを見ることが出来ないんだろうということを言っているんですが・・・。

学校教育課長)失礼いたしました。私の答弁の不足がございまして,各学校におきましては,各学校長のリーダーシップのもとに,学校要覧というパンフレットのようなものがありまして,校長がリーダーシップを取りながら,例えばAという学校にはAという学校の子どもたちの実態がございます。それに対して,この1年でこの子どもたちをどのような形で教育していくか。教育の目標的なものを今パンフレットとしてまとめている状況です。これにつきましては,幼稚園含めて28校のパンフレットは,5月までには全て集まってきて,毎年私のほうから各方面に配付させていただいております。また「石岡の教育」ということで,各学校の校長の考えを基にまとめました学校教育の方針について,これは教育委員会の中で印刷製本をした「石岡の教育」というものの中に,学校の計画的なものを加味しております。これについても毎年発行しておりますので,出来次第,委員の皆様のほうに提出させていただきたいと思います。

川村委員)わかりました。そうするとその中に,学校間の格差というか,例えばこの学校は,これが苦手ですよ,これが得意ですよということが明確に分かるということですね。

学校教育課長)それにつきましては,各学校が抱えている課題を基にして,教育の方向を示しておりますので,それも加味して書いてございます。

川村委員)私が言っているのは,要するに各学校が抱えている課題と言っても,具体的のもので,どういうふうに例えば今年なら今年のものでこういうふうにやっていきたいんだよと。それに関して,終わりのときにここまでいったよとか,何かの指数みたいなものがなければわからないじゃないですか。簡単に言うと。それが基本的にはある程度,学力も1つなんではないかなと思うんです。学力が全てではないと思いますよ。だけれどもその中で学校間格差,こちらがいいとか,悪いとかという区別をするのではなくて,どうしたらあそこの学校はいい点数の学校になっているんでろうかとか,何故こっちがこうなっているんだろうと。原因を見つけることが可能になってくるんではないかと思います。要するにいいところと悪いところが全部混じっていますよね。でもその中でトータルだけをわかっているのではなくて,個別にわかるようにしておいて,Aという小学校はここを重点的に入れたほうがいいんじゃないですかとか。TTに関しても私のほうでは何故そこに入れているのか。ただ単に教育委員会さんがそこにいれているみたいな。それを追従しているだけのような気がするので,簡単に言うと。Aという中学校には均等じゃなくてもいいから,AETの先生を1時間でも増やしたほうがいいとか。例えばの話ですよ。そういうことがあっていいのかなと思うんですが・・・。そのためにもまず学校の特性というか,性格というか,そのおかれている学校間の格差を是正するためには,そういうものがなければ我々はわかることが出来ないじゃないですか。漠然としかわからないじゃないですか。逆に言うと,石岡の小学校・中学校は,Aという市には負けたくないとか。みんなで頑張ろうよということがあってもいいのかなと思うんですが,何故それが,先程言ったように公開というものに関しては,点数だけじゃないですよ。それ全体的なものも考えた上で出していってもらったほうがいいのかなということを言っているわけです。

学校教育課長)各学校が抱えている課題で,例えば学校の数値目標を決めて,例えば子どもたちの年間読書冊数を何冊突破するんだということを目指した学校は,学校概要にそのようなことを挙げている学校もあります。あるいは家庭学習の時間が十分に取れていないという学校におきましては,家庭学習の手引きを作って,全児童にそれを配り,学校でこういうような形でパンフレットを配りますので,お家の方々の協力を得ながら,家庭学習の習慣付けを図ってくださいというパンフレットを作ったり,あとは保護者への説明などを行ったりしています。各学校においては,各学校の課題を少しでも改善すべき改善プランを立てながら,今進めている状況でございますので,細かい数字,例えば算数・国語が何点伸びたとかということだけではございませんが,数値的なものとしても我々は目指すもの,出来る数値的なものについては公開している状況でございます。

川村委員)今課長は細かい数値ということをおっしゃいましたが,細かい数値が凄く大事になってくるわけですよ。簡単に言うと。例えばAという学校とBという学校で,はっきり優劣が決まっていたら,誰だって優のほうに入れたがるのが当たり前ですもん。だから,出来れば劣のほうの学校を底上げするということが大事なんじゃないかと。私が言っているのは優劣があった場合に,劣の学校をそのままにしておいて,優をそのまま増やしなさいよということではないですよ。だから劣の学校に入っていても優秀な方はいるわけですから,出来ればそれだって,変な話,向こうに移りたいという人だって出るかも知れない。だったら,それに関して保護者の方々の指針はどこにあるのかなと。別に学校長が決めたことだけが,その学校の方針ではないと思うんですが,要するにPTAの方々だって,自分の子どもの学力を上げたいと願わない親はいないと思っているんですよ。だから,それが基本的には全部に回らなくてもいいですが,せめて教育福祉委員会のほうにだけでも,A,B,Cでもいいですから,どれくらいの格差があるんだとか,現況をわからせて欲しいということを言っているんですよ。ランク付けというのは,1つのランク付けじゃなくていいですよ。いろいろなAという項目があって,Bという項目があって,Cという項目があって,それでトータルでDというのがあるのかも知れませんが,それでもいいと思うし。ただ単に形だけではなくて,私は,ソフト面でも学校をもう少しいい学校にしてあげたいなと思っていますので,ただ今回はハード面で言いましたが,ソフトの面も大事だと思っていますので・・・。教育長はどうお考えですか。

教育長)学校間格差は,私はあるとは思っていません。どこの学校もそれぞれの特色を生かして,学校長の経営方針の中でやっている状況がございます。その学校間格差,点数的なもので言っているかと思うんですが,実は全国で学力調査が始まった段階で,その結果を市町村の中で公開しないということでスタートしました。県内の状況をみますと,教育長会議の中で公開した場合には,学校そのものがいろいろある中で,点数主義で学校が評価されてしまうと。従って学校の先生も指摘されてしまうと。それぞれの学校の子どもたちの能力的なものもありますので,そういった中で,今まで議会答弁でも公開の部分については,しないということで答弁してきたわけですが,笠間市・牛久市・つくば市とか,その辺の状況の中では,形を変えた,全面的な公開ではなくて,公開の仕方を工夫しながら苦慮してきた状況がございます。それぞれの学校の子どもたちの実態と,それから,先生方の指導面,いろいろ考慮した中で対応してきたのではないかと思っていますが,本市の場合には,各学校あるいは個人にもデータを流しながら,教育委員会でその状況について,学校と共通理解のもとで,県では算数的なものを取り上げ,今年度は国語になりますが,そういった中で茨城県として,あるいは各市としてどのような実情なのかということで,改善策を図って,学力向上ということで取り上げて,今年は国語でやっていく状況です。そういった状況の中で,学校と教育委員会の中では連絡を取り合っていますが,出来るだけ学校経営上,あるいは子どもたちのそれぞれの状況が,どの子どもが出来る,どの子どもが出来ないという,この学校が出来る,この学校が出来ないという話題が点数主義の中で先行してはいけないということにも配慮しながらやっている状況ですので,ご理解を賜りたいと思います。

川村委員)ご理解を賜りたいということですが,私は理解したくないと思っているんですが,今教育長がおっしゃっていたのは,学校間格差はないと思っていますと,はっきり言っているわけですから,だったら,別に言ったっていいじゃないですか。例えば,それが全てではないということでおっしゃればいいわけであって,やっぱり人間,凄く親切な子もいれば,親切じゃなくても点数のいい子もいらっしゃる。それで,どっちがどういうふうな形の評価をするかというと,これは評価の面で分かれていくわけですから,これは当然あっていいはずなんですよ。ただ我々が言っているのは,私だけが言っているのかどうかわかりませんが,簡単に言うと,ハード面に関しては言えるけれども,ソフト面に関しては言えないじゃないですか。そうでしょ。TTにしても然り,この間のAETにしてもそうですよね。何でこういう体制でやっているんですかと言っても,向こうから言われたものを,派遣会社のものを信用しているということですよね,基本的には。前の介助員に関しても短大卒・教員資格同等と入れていたはずなんですけれども,抜けてしまった。抜けてしまったから,今度はLDがみられない。それだって,我々に関しては一切ないわけですから。全部追認ですよね。ですから,ハード面に関しては出るかも知れないけど,ソフト面に関しては,学校教育課のほうに全て任せている。そして我々の口が出せないような状況になっている。それは,もちろん私のほうも委員になって,先生方からみれば凄く未熟者だと思いますよ。ただ未熟者だけれども,普通の一般的なあれを持っていると思っておりますので,学校の先生は30年もやっていても,教育に関してはいいかも知れませんが,一般的には,欠如している方もいらっしゃるのかなと思いますよ。我々も一般的にはわかるだけの学習はしていると思いますよ。だからこそ,いろいろなことを言ったり,いろいろなことがそこで発見されるんじゃないですか。だから変な話,ソフト面に関しては,一切私は言っていなかったんですが,やはりこれを直そうということになれば,私どもも一言,二言,言わせていただきたいなと。そのためには,今の現況として,例えばAという小学校,Bという中学校がどうなっているのか。それがわからなければ言えるわけがないじゃないですかというのが,私の論です。

教育長)それでは,ソフト面について非常に川村委員に御礼を申し上げたいことは,AETについてネイティブスピーカーを要請したらということがあったもので,雇用する側とも相談しながら,4月6日に私自身も久しぶりに午前中,英語を使いながら,4人の方と面接をしました。アメリカの方4人を招聘して,非常にキャラクターもやっぱり素晴らしくて,学校でも早速喜ばれている状況もございます。そういった意味で,貴重なアドバイスを参考にしながら,ソフト面でも配慮していければと思っております。以上です。

池田委員長)他に発言はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,以上で,教育委員会の所管事務,及び平成22年度の主要事業についての審査を終結いたします。
 次に,その他の件で発言がありましたら,挙手によりお願いいたします。

参事兼保険年金課長)石岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分についてご報告いたします。このたび,地方税法の一部改正が3月31日に公布されましたので,国民健康保険税条例の一部改正につきまして,同日,専決処分させていただきましたのでご報告いたします。内容につきましては,厳しい経済情勢が続く中,中間所得層の負担に配慮しながら,低所得層の負担軽減を図るため,医療分の基礎課税額の課税限度額を,現行の「47万円」から「50万円」に,後期高齢者支援金等課税額の課税限度額を,現行の「12万円」から「13万円」に改めるものでございます。また,倒産や解雇等の事業主都合により離職した非自発的失業者に係わる給与所得金額を,在職中の保険料負担と比較して過重とならないよう100分の30に相当する金額によるものとし,非自発的失業者の国民健康保険税の負担軽減を図るものでございます。よろしくお願いいたします。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。

社会福祉課長)先日3月16日の教育福祉委員会におきまして,村上委員のほうからご質問がありました件で障害者グループホームの入居について,相談・就労支援の利用に対して,市としてどの程度状況を理解して,把握しているのかということについてお答えしたいと思います。現在市内には11か所のグループホームがあります。社会福祉法人白銀会が7施設,同じく陽山会が2施設,医療法人瀧田会が1施設,聖和会が1施設運営をされております。多くは民間のアパートを借りるなどをして運営しているため,入居できる定員は,現在のところ市内全体で66名です。グループホームは,障害者自立支援法の居住系サービスに位置付けられており,サービス名は,共同生活援助,給付の種類は,訓練等給付となります。サービス内容は,日中に就労,または就労継続支援等のサービスを利用している知的障害者または精神障害者に対し,地域の共同生活の場において,相談や日常生活上の援助を行います。グループホームを利用する場合は,自立支援給付となるため,必ず社会福祉課に利用申請をしていただくことになります。但し各ホームとも入居定員に限りがあるため,事業所に空き状況の確認等の連絡調整が必要となり,必ずしもすぐに入居できるとは限らない状況であります。またグループホームを利用する理由の多くは,それまで自宅から各就労施設等へ通っていた方が,家族等の疾病などで自宅での生活が難しくなった場合などで,それらの方の多くは,日中は既にグループホームの系列施設等で授産作業など就労継続支援のサービスを受けているため,市への入居相談の前に,各法人の相談支援担当者へ事前相談を行っているケースがほとんどで,その後に市への利用申請となる状況です。平成21年度の利用相談に関しましては4件でありまして,1件は病院に入院していた方が退院に伴って自宅へ戻ることが難しいことから,同病院の系列グループホームへ入所したケース,その他には,障害者施設に入所していた2人がグループホームに空きが出来たために入居したケースです。最近のケースでは障害者通所施設を利用中の方が,親の疾病により自宅での生活が難しくなるため,グループホームの利用を希望し,4月から体験利用を通し,適応可能であれば,正式に利用となるケースであります。グループホームの空き状況は,3施設に4名分が空いているような状況です。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。

こども福祉課長)2点ご報告いたします。まず,先程村上委員さんのほうより,内容のご質問がありましたが,いしおか子育て夢づくり応援プラン,これは次世代育成支援地域行動計画ですが,今回平成22年度から5年間の後期計画を策定いたしました。この計画は,少子化の流れを変えるために,集中的・計画的な取り組みを促進することを目的とした時限立法,次世代育成支援対策法に基づいた自治体に義務付けられた計画でございます。内容につきましては,お配りいたしました冊子のほうをよくご覧いいだければと思います。 
 それからもう1点は,みなみ保育所におきまして,感染症ですね,ノロウイルスが発生をいたしました。4月8日ぐらいから,園内にて嘔吐する子どもが出始めまして,休む子どもが9日に6名ぐらいになりまして,保健所のほうに通報しまして,検体検査をしたころ12日に2名の園児がノロウイルスと判明をしたところです。対応としまして保護者への感染性異状についてのお知らせの配付,園内の消毒,それから園児の手洗いの徹底に努めていきたいと考えております。今日の状況では,新たな発生は見られてない状況にございます。以上ご報告申し上げます。

池田委員長)ただ今の件につきまして,ご質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,本件については以上で終結いたします。
 その他の件といたしまして,ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声あり〕

池田委員長)ないようですので,その他の件を終結いたします。暫時休憩いたします。

― 休   憩 ―

池田委員長)休憩前に引き続き会議を開きます。
 本日,有明中学校仮設校舎整備事業に伴う現地調査を予定していたところでございますが,現地調査については,後日委員会を開催し,実施いたしたいと思います。詳細につきましては,後日連絡をさせていただきたいと思います。
 説明員におかれましては,退席いただいて結構でございます。長時間ご苦労様でした。
 
― 執行部退席 ―
 
池田委員長)次に,1点,私のほうからご報告申し上げます。過日の当委員会におきまして教育委員会から説明がなされました教育バスの件でございますが,中型バス3台・マイクロバス2台が3月31日に納車となりました。年度末ということでもありましたので,私と菱沼副委員長で確認をして参りました。なお,各バスの外観等につきましては,お手元に配付いたしました写真のとおりでありますので,ご確認の程よろしくお願いいたします。
 次に,所管事務に関する管外調査の件を議題といたします。当市では,教育行政に関する諸施策,福祉行政に関する諸施策等について検討がなされており,この件に関しては,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施してはどうかと考えているところでございます。そこで,この際お諮りいたします。これらの案件の先進事例等につきまして,今後の当委員会の調査活動に資するため,管外調査を実施いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声あり〕
 
池田委員長)ご異議なしと認めます。
 それでは,調査都市,調査案件及び実施期日について,案を作成しておりますので,その内容についてご協議いただきたいと思います。

― 行政視察地(案)の配付 ―

池田委員長)それでは,調査都市,調査案件及び実施期日等につきましては,ただいま配付いたしました案をもとに調整いたしまして,委員長において委員会条例第32条に基づく,委員派遣承認要求を行いたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声あり〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 さらにお諮りいたします。当該管外調査については,調査の充実を図るため,執行部職員の派遣を求めることといたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」との声あり〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 それでは,派遣職員についてご協議いただきたいと思います。

― 派遣職員について協議 ―

池田委員長)それでは,保健福祉部長 高野君,並びに教育部長 土師君に対して派遣依頼をしたいと思います。これにご異議ございませんか。
 
〔「なし」との声あり〕
 
池田委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,本日の教育福祉委員会を閉会いたします。





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