第１０回委員会　（３月１１日，１６日）
出席委員	池田正文委員長，菱沼和幸副委員長，髙野要委員，塚谷重市委員，川村良一委員，村山裕委員，村上泰道委員
市執行部	３月１１日【保健福祉部】保健福祉部長（高野喜市郎），次長兼福祉事務所長（山本敬司），次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長（佐藤敏明），参事兼保険年金課長（大村義夫），社会福祉課長（小林敏夫），高齢福課長（武熊俊夫），こども福祉課長（菊地庄兵衛）【教育委員会】教育長（石橋　凱），教育部長（土師照夫），参事教育総務担当（松崎守男），参事学校教育担当（上田仲男），参事兼中央図書館長（高橋　久），生涯学習課長（菊地宏則），教育総務課長補佐（櫻井俊充），教育総務課長補佐（瀧　清教）【都市建設部】参事兼建築住宅指導課長（中川尚也）３月１６日【保健福祉部】保健福祉部長（高野喜市郎），次長兼健康増進課長兼石岡保健センター所長（佐藤敏明），参事兼保険年金課長（大村義夫），こども福祉課長（菊地庄兵衛）【教育委員会】教育長（石橋　凱），教育部長（土師照夫），参事兼教育総務課長（上曽宗則），参事兼中央図書館長（高橋　久），生涯学習課長（菊地宏則）
議会事務局	庶務議事課係長（飯田英男）

【平成２３年３月１１日】
池田委員長）ただ今から，教育福祉委員会を開会いたします。本日の審査につきましては，お手元に配付しております協議案件書の順に進めて参りたいと思いますので，よろしくお願いいたします。次に，付託案件説明のため，出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。なお，参事兼教育総務課長上曽君におかれましては，あらかじめ本日の会議を欠席したい旨の申し出がありましたのでご報告いたします。これより議事に入ります。議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）のうち，当委員会所管に係る部分，議案第14号・平成22年度石岡市授産所特別会計補正予算（第２号），議案第15号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算（第４号），議案第18号・平成22年度石岡市老人保健特別会計補正予算（第２号），議案第20号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算（第４号），議案第21号・平成22年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）の計６件を一括して議題といたします。本案について，執行部より説明を求めます。なお，保健福祉部所管，教育委員会所管の順に説明願います。また，説明は担当課ごとに求め，その都度，質疑応答をして参りますので，よろしくお願いいたします。それでは，本案について執行部より順次説明願います。

社会福祉課長）それでは，議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）のうち，社会福祉課所管に係る内容をご説明申し上げます。初めに，40ページ，41ページをご覧ください。(款)２総務費，(項)１総務管理費，(目)12諸費，(節)23償還金利子及び割引料，過誤納還付金についてご説明いたします。説明欄，過誤納還付金のうち，上から４段目，生活保護費国庫負担金返還金500万6,000円です。次に上から６段目，生活保護適正実施推進事業補助金返還金17万9,000円，７段目，セーフティーネット支援対策事業費補助金返還金969万9,000円，以上３つの事務事業でありますが，平成21年度分の補助金の精算による返還金でございます。次に44，45ページをご覧ください。３段目の(款)３民生費，(項)３生活保護費，(目)１生活保護総務費についてご説明いたします。特別会計繰出金として授産所特別会計への繰出金325万9,000円でありますが，授産所特別会計において予算額の不足が見込まれるため，一般会計から繰り出しをする予算であります。詳しくは，議案第14号・平成22年度石岡市授産所特別会計補正予算（第２号）のうち，60ページ，61ページをご覧ください。まず歳入のうち，(款)１事業収入，(項)１事業収入，(目)１工料，(節)１製作工料について，授産所では作業量の減少に伴い出荷して得る製作工賃の減少があり，200万円の減額をするものです。この歳入の減額に伴い，62，63ページの歳出のほうをご覧いただきたいと思います。(款)２事業費，(項)１事業費，(目)１授産事業費，(節)７賃金について，授産事業費の７製作工賃でありますが，製品売り上げの減少に伴い，通所者に支給する工賃200万円を減額するものです。次に60ページ，61ページに戻っていただきまして，歳入の２段目，(款)２施設費収入，(項)１施設費収入，(目)１施設費収入，(節)１授産施設収入，376万4,000円については，授産所事務費として通所者１人当たり月額７万4,500円，年間の月平均16名を算出して，国庫補助金の交付を予定しておりましたが，実績としては年度当初13名でありました。また10月１日現在では11名と減少している状況から減額補正をするものです。この歳入の減分を先程の一般会計との関係から(款)４繰入金，(項)１繰入金，(目)１一般会計繰入金，(節)１一般会計繰入金，325万9,000円の増額として，(款)５繰越金，(項)１繰越金，(目)１繰越金，(節)１繰越金，50万5,000円の補正増により両方で補充をするものでございます。そういうような組み替えを予定してございます。以上です。よろしくお願いいたします。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

菱沼副委員長）ただ今課長のほうから説明があったわけでございますが，授産所特別会計ですが，総予算と言いますか，最終的に200万円の減額があって，最終的に2,472万2,000円ということで計上されているわけでありますが，そういう中で，現状いろいろな話を聞きますと，茨城県内でも授産所をもっているのは当市ぐらいかなと。そういう中で，今後授産所のあり方と言いますか，そういう部分について執行部としては，どのような見解をお持ちなのかお尋ねをしたいと思います。

社会福祉課長）今のご質問ですが，授産所という施設ですが，全国で21か所，県内では１か所という希少な施設であります。そういうところで，生活保護の方が増えているところでの，そういう方を対象とした施設ということがあります。但し，通所として考えられるのは，身体上若しくは精神上の理由から，世帯の事情により就労能力が限られた要保護者に対するもの，または就労または技能の習得のために必要と判断されるもの。こういう方を対象として，今11名の方が通われている状況です。また一方でハローワークにおける求人の雇用情勢は引き続き厳しい状況があるようです。そういうところでの授産所の役割は，大変大きな役割があり，今後も出来れば運営を行っていきたいというところでありますが，施設の老朽化等の事情もあります。そういうところで，今後については直営以外の方策の場合，国・県の補助金等の対応について，県に確認をしている状況で，それによってまた方策を，どのようなものが適当かということの検討に入ったところであります。

菱沼副委員長）全国でも20数か所と。また，茨城県でも１か所という状況の中では，確かに授産所的な部分においても，現在11名の方が今仕事をされているという状況においては，生活保護の方がされる仕事の場所がないということになると厳しい状況もあるのかなと思いますが，建物も，この前見てきましたが，かなり老朽化も激しくて，あのような建物ですと，基本的に耐震という部分では，もし地震がきたときには，大変な状況になるのかなという感じはするんですね。課長が言われるように，今後県の動向とか，いろいろ見て判断していきたいということがありますので，私もその部分においては，なくせばいいというものではないと思うんですが，ただ今後，いろいろな国・県の動向をしっかりと見据えた上で，本当に石岡市として，この授産所を残すべきなのか，そこら辺をしっかりと精査をしていただいて，今後の方向性をつくってもらいたいと思いますので，ひとつよろしくお願い申し上げます。要望とさせていただきます。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，引き続き，次の担当課の説明を求めます。

高齢福祉課長）それでは，高齢福祉課所管の一般会計補正予算についてご説明申し上げます。補正予算書は42ページ，43ページでございます。１番下の欄でございます。(款)３民生費，(項)１社会福祉費，(目)３老人福祉費の老人保護事務費115万9,000円でございますが，国の平成22年度補正予算におきまして，地域活性化交付金の１つとして，きめ細かな交付金が創設されまして，この交付金の充当事業として高齢福祉課所管の平成６年に登録いたしました公用車１台を更新するものでございます。予算の内容でございますが，自動車保険料２万3,000円，新車登録手数料４万2,000円，次のページに移りまして，自動車任意保険料１万8,000円，自動車105万8,000円，自動車リサイクル費用負担金１万円，自動車重量税8,000円でございます。これらの経費につきましては更新車両の年度内登録が難しいことから，次年度への繰り越しを予定するものでございます。繰越明許費につきましては，補正予算書の４ページのほうをご覧いただきたいと思います。上から６番目でございます。(款)３民生費，(項)１社会福祉費，事業名・老人保護事務費115万9,000円，こちらを次年度に繰り越すものでございます。一般会計補正予算については以上でございます。続きまして，議案第20号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算（第４号）についてご説明申し上げます。補正予算書の27ページをご覧願います。歳入歳出予算の補正でございます。事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,234万9,000円を追加し，歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ53億7,189万7,000円とするものでございます。事項別明細につきましては，補正予算書の112ページから113ページをご覧願います。初めに，歳出でございます。(款)６諸支出金，(項)１償還金及び還付加算金，(目)２償還金の中の償還金でございます。介護給付費県負担金返還金120万5,000円，この補正増につきましては，平成21年度介護給付費県負担金の精算に伴いまして返還金が発生することとなったため，補正するものでございます。次に，地域支援事業国交付金返還金742万9,000円，地域支援事業県交付金返還金371万5,000円の補正増でございますが，平成21年度地域支援事業交付金の精算に伴いまして，各々返還金が発生することとなったため補正するものでございます。次に歳入についてご説明申し上げます。補正予算書は110ページから111ページでございます。(款)７繰入金，(項)２基金繰入金，(目)１基金繰入金，(節)１介護給付費支払準備基金繰入金1,234万9,000円の補正増でございます。ただ今歳出でご説明いたしました国並びに県に対します返還金の財源といたしまして，介護給付費支払準備基金から繰り入れを行うものでございます。高齢福祉課所管の補正予算につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

川村委員）補正予算書45ページの自動車の購入ですが，どのような自動車を購入するつもりなんでしょうか。

高齢福祉課長）軽自動車を予定してございます。国のきめ細かな交付金を充当することもございまして，企画課のほうからはエコカーを導入するように言われてございます。

川村委員）使用目的についてお伺いいたします。

高齢福祉課長）現在高齢福祉担当のほうで公用車１台を所管してございまして，主に，特に敬老会とか，その他の業務時に使用してございます。その公用車のほうが16年ほど経過してございまして，走行距離も16万kmを超えている状態でございます。乗っていますとオートマチック車でございますが，オートマチックの切り替えに支障をきたしている状態でございまして，当初は新年度に更新，車検が本年の６月の予定でございましたので，車検にあわせて更新を予定してございました。それが交付金の充当ができるということで，今回の補正の運びとなってございます。

川村委員）社協のほうで，今福祉車両の貸し出しをやっているんですよ。ご存知かどうかわかりませんが，要するに，それは無償で福祉車両の貸し出しをやっているんですね。ガソリン満タン返しということで。１台なんですけれども，今結構評判で動いています。本当は，あと１台ぐらいあったほうがいいのかなと私は思っていますので，出来ましたらば，こういうのもそれに充当できるというか，その特殊というようなことではなくても，お年寄りが乗れるような車両を購入したほうがいいんではないかなと。そのほうが使い勝手があるんではないかなと思うんですが，如何なんでしょうか。

高齢福祉課長）現在緊急通報システムの取り外しとか，その他にうちのほうで安否確認もしていますので，どうしても公用車が必要ということで，公務に支障がないように更新を予定してございますので，１台の公用車，現段階ではちょっと貸すのには厳しい状況かなと考えてございます。

川村委員）それじゃちょっと外れるかも知れませんが，保健福祉部では使える公用車というのは何台ぐらい保有されているんですか。高齢福祉ばかりでなく，例えば流用できるという，可能性のある公用車・・・。

保健福祉部長）現在17台を保健福祉部として管理しております。

川村委員）その17台の中で，流用は不可能なんですか。例えば私が今申し上げている福祉車両ですと，要するに他にはないから，他で凄く流用が結構いけるかなと。他の部署というか，使い勝手がいいんではなかろうかと思うんですが。普通の例えば軽乗用車でしたらば，そんなにかわりはないはずですから。同じお求めになるんでしたら，市民のためになるようなものをお求めになったほうがいいのかなと私は思うんですが。ただもちろん値段は違ってきてしまうと思いますよ。ですから，これは繰り越しになるんでしょうから，もうちょっとお考えになってもらっても，これはこれでお認めしても構わないんですが，再度その辺を確認させていただければ有り難いなと思います。

保健福祉部長）現在保健福祉部のほうで所管しております車につきましては，社会福祉課で言いますと，生活保護世帯の訪問調査，あるいは高齢福祉課で言いますと介護保険の認定調査，それに健康増進課での保健指導ということで，それぞれ最小限の台数と言いますか，そういうものは配置しなければならないという状況にございます。その福祉車両の件につきましては，社会福祉協議会のほうで現在貸し出しをしているというような状況から，その社会福祉協議会との調整，そういうものも図って検討をしていきたいと，このように考えております。

川村委員）ちょっと勘違いされても困るんですが，私が申し上げているのは，貸し出すための車両ではなく，福祉車両等があったほうが便利であろうと。そうすれば高齢福祉の方が行って，ちょっと用を足すのでも，大丈夫でしょうし，普通の一般の軽乗用車よりは，遥かにいいのかなと。使い勝手が良いほうが，私はいいんではなかろうかなと。普通のところでは，大体そういう車両はもっていませんから。だから，その中で高齢福祉の車両が１台ぐらい，そういうのがあったとしても，全然問題がなくて，多分，ちょっと移動する時でも，喜ばれるんではないかなと私は思うんですが・・・。ですから，それを常に貸し出すとは言っていないんですよ。ただ貸し出している福祉車両が今非常にうけていると。ですから，それだけ需要があるんではないかと。であれば，そういうものがもう１台，自分たちが使って，使い勝手がいいような感じがあってもいいのかなと思っていたんです。それは如何なんですか。ですから，ただ単に人・物を運ぶのではなく，老人を搬送するのにも使えると思いますし，いろいろ使い勝手がいいのかなと。だから，私は是非そういうのを，同じ購入するのであれば，そういう車種を選定していただきたいということを申し上げているんです。

保健福祉部長）今回購入を予定しております車につきましては，それぞれの担当課，特に高齢福祉課，そこでの事務処理用ということのみで考えておりまして，今回の予算の中では，そういう福祉車両的な目的は考慮してございません。

川村委員）わかりました。これは言っていても仕方がないんですが，ただ同じなら付加価値の高い，要するに，利用者に喜ばれるようなものを求めていただければなと。ですから，また補助金があるかも知れませんが，その時には，そういうものを是非，頭の片隅にでも入れておいていただいて，こういうのがあったらいいんじゃないかということで，お勧めをしておきたいと思います。それに関してはよろしいですか。　　

保健福祉部長）川村委員の提案のような，もし車両購入の，そういうものがあれば，検討はしていきたいと，このように考えております。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，引き続き，次の担当課の説明を求めます。

こども福祉課長）それでは，こども福祉課所管部分についてご説明申し上げます。事項別明細ですが，まず歳出になります。40ページ，41ページになりますので，ご覧いただきたいと思います。(款)２総務費，(項)１総務管理費，(目)12諸費，(節)23償還金利子及び割引料，過誤納還付金の次世代育成支援対策交付金返還金180万3,000円でございますが，平成21年度分次世代育成支援対策交付金について実績に基づく精算により返還するものでございます。次に，44，45ページをご覧いただきたいと思います。(款)３民生費，(項)２児童福祉費，(目)１児童福祉総務費，(節)13委託料，保育支援関係経費の民間保育所低年齢児保育体制緊急整備事業委託料721万7,000円の減額でございますが，緊急雇用創出事業臨時特例交付金を活用し，失業者を雇用して低年齢児の保育士を増員し，保育の質を高める県の補助事業により行い，市は市内民間保育所と当該事業の委託契約を締結し，民間保育所は失業者を雇用して保育士を増員し，保育の充実を図るというものでございます。雇用の期間は６か月以内，更新は１回のみ可能，最長１年間の雇用となります。市は委託料として，雇用に要する経費，給料・通勤手当・社会保険料を支払うということになります。減額の理由でございますが，当初民間保育園10か所を予定しておりましたが，短期間の雇用条件や条件に見合う保育士が見つからない等の理由によりまして，７か所に減ったことにより減額するものです。次に歳入になります。36，37ページをご覧いただきたいと思います。(款)15県支出金，(項)２県補助金，(目)２民生費県補助金，(節)３児童福祉費補助金721万7,000円の減額ですが，歳出のほうでご説明いたしましたが，民間保育所低年齢保育体制緊急整備事業費の県補助金でございます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

川村委員）10か所予定していたものが７か所になってしまったというお話だったんですか，意外とどこでもすぐに事業を始めようと思っても，なかなか１年間なら１年間だけ雇用して，またその次の年が雇用できないということになれば，やはり二の足を踏んでしまうのかなと思うんですね。だから，出来たらば，例えば少し前からわかっていて，こういうふうになりますよということだったら如何ですかということと，それから，それが終わった時点で，この次は違う形のものを見つけてあげて，繋ぎをとってあげるとか，要するにフォローをしないとプツン，プツンでは，多分難しいと思うんですよね。この補助金制度も国・県も絡むから，こちらだけではないんでしょうけれども，金額が他の人が払ってくれるからといって，間に合わせでやるわけではないですので，その辺がちょっと困るんではないかと思うんですが，今後もこういうことが起こり得るわけですか。

こども福祉課長）この補助金につきましては，緊急雇用ということで，現在失業者とか，そういう方に一時的な雇用の機会をつくるというのが，大きな理由であるかと思います。そういう１年間という短い期間，保育所のほうとしては，この対象とする保育士につきましては，保育基準に当てはめることが出来ない，通常の保育の必要以外の部分での保育士ということでの採用ということもありまして，そういう意味でなかなか継続的な部分では難しいのかなというふうに考えております。

川村委員）ちょっと説明がわかりにくいんですが，要するにその人は，そういう雇用がなくても構わない人を雇っているという，そういう事業なんですか。

こども福祉課長）そうでございます。

川村委員）ちょっとひどいですね，これは。その時だけで，場当たり的で，その次が何もないというのは。普通の場合には，俗に言う，ニートとかフリーターとかと言われている方々を，例えば救い上げると言うと大げさかも知れませんが，臨時雇用でやって，１年なら１年で，そこから先はないんだよということではなくて，やっぱりそれを次に繋げてあげるようなシステムじゃないと，これはやっぱりひどいでしょ。同じようなことが，例えば課長のところで，これは個人的なことですけれども，要するに娘さんとか息子さんに，もしもこういうものが当てはまったとしても，そんなのやるなよと。他のところで，ちゃんとしたものを探しなさいよと言われてしまうような気がするんですよね。ですから，これ自体が間違っているような気がしますので，もう少しこれをうまく活かす方法というのはないんですかね。活かす方法があれば，多分同じような補助金があったときに，活きてくるんではないかなと思うんですが・・・。

こども福祉課長）この事業につきましては，先程申し上げましたように緊急雇用創出事業特例交付金ということで，事業年度としましては，22年度・23年度までの２か年の事業でございます。これは，緊急雇用創出事業という国の事業を利用した県の事業であるわけですけれども，この事業が終わった後に，従来の保育サービス支援事業が，それの代替事業として実施しているところですけれども，今回の22年度・23年度の緊急雇用につきましては，こういう目的での事業ということで，今後そういう事業を活用できれば，そういうふうにしていきたいと考えております。

川村委員）わかりました。課長の一存では出来ない話ですが，ただ出来れば市の事業にうまくジョイントさせるとか，要するに県が駄目だったら，国のほうの事業と，アンテナを高くしながら，次にどんなものにうまく移行させるとか，そういう形をもっていっていかないと，ただ半年間，１年間だけ雇ってあげて，それで終わりなんだでは，その人に責任もてないような感じがするんですよね。ですから，それでは絶対に，まして，この保育士だったら投げちゃいますよね，逆に言えば。もっと仕事を親密に，対象者というか，幼児たちと信頼関係を結びながら仕事をやらなければならない仕事だから，やっぱりもっともっと必要なんじゃないかと思いますので，今後のときには，ちょっと，その次あたりもこういう形があるのかなと。ニュアンスの問題なんですが，出来るだけ探してあげて，次に繋げてあげればいいかなという気はいたしますが，如何でしょうか。

こども福祉課長）委員がおっしゃるとおり，確かに雇用といった場合には，継続性というのは非常に大事だと思います。そういう視点でもって，そういうものに目を向けていきたいと思います。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，引き続き，次の担当課の説明を求めます。

参事兼保険年金課長）保険年金課所管に係わる内容についてご説明いたします。初めに，議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）についてご説明いたします。歳入は36ページからでございます。上から２段目，(款)14国庫支出金，(項)１国庫負担金，(目)１民生費国庫負担金，国民健康保険基盤安定負担金790万7,000円につきましては，今年度の見込み額が決定をいたしましたので，補正増をお願いするものでございます。続きまして，上から４段目，(款)15県支出金，(項)１県負担金，(目)１民生費県負担金，国民健康保険基盤安定負担金3,048万6,000円につきましては，今年度の見込み額が決定いたしましたので，補正増をお願いするものでございます。その下の後期高齢者医療保険基盤安定対策費負担金609万8,000円の減につきましては，今年度の見込み額が決定しましたので，補正をお願いするものでございます。続きまして，(款)15県支出金，(項)２県補助金，(目)２民生費県補助金，(節)２医療福祉費補助金682万3,000円の減につきましては，乳幼児等補助金が296万9,000円の減，妊産婦補助金が385万4,000円の減で，今年度の見込み額が決定をいたしましたので，補正をお願いするものでございます。続きまして，38ページの上から２段目(款)18繰入金，(項)１特別会計繰入金，(目)２老人保健特別会計繰入金，360万7,000円につきましては，今年度限りで老人保健特別会計が廃止される予定でございますので，残金の見込み額を繰り入れるものでございます。続きまして，下から２段目(款)20諸収入，(項)５雑入，(目)５雑入，(節)２医療福祉費雑入の2,470万円の増につきましては，高額療養費返納金及び高額医療・高額介護合算費返納金の見込み額の変更により補正をお願いするものでございます。次に歳出は42ページからでございます。下の段，(款)３民生費，(項)１社会福祉費，(目)１社会福祉総務費，特別会計繰出金5,119万3,000円につきましては，国民健康保険特別会計基盤安定繰出金の保険税軽減分が3,537万7,000円，保険者支援分が1,581万6,000円につきまして，今年度の見込み額が決定いたしましたので，補正をお願いするものでございます。続きまして，(目)２医療福祉費，医療福祉一般事務費1,440万2,000円につきましては，医療費等審査手数料で111万円，扶助費の医療福祉費で1,329万2,000円につきまして，見込み額の変更により補正増をお願いするものでございます。続きまして，44，45ページになります。(目)６老人医療給付費，812万9,000円の減につきましては，後期高齢者医療経費の後期高齢者医療特別会計保険基盤安定繰出金につきまして，今年度の見込み額が決定いたしましたので，補正減をお願いするものでございます。続きまして，議案第15号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算（第４号）についてご説明いたします。10ページをお開きいただきたいと思います。平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算（第４号）につきましては，予算の総額から歳入歳出それぞれ２億8,813万7,000円を減額し，予算の総額を87億7,597万6,000円とするものでございます。内容について事項別明細書でご説明いたします。歳入は68，69ページでございます。(款)４国庫支出金，(項)１国庫負担金，(目)１療養給付費等負担金，現年度分４億1,724万3,000円の減につきましては，療養給付費分３億8,828万1,000円の減，介護納付金分60万円の減，後期高齢者支援金分2,836万2,000円の減でございます。またその下の(目)２高額医療費共同事業負担金110万3,000円の増でございますが，それぞれ今年度分の見込み額が決定いたしましたので，補正をお願いするものでございます。下の段の(項)２国庫補助金，(目)１財政調整交付金，(節)１普通調整交付金１億527万2,000円につきましては，普通調整交付金2,056万1,000円の増，介護納付金財政調整交付金1,430万5,000円の増，後期高齢者支援金財政調整交付金7,040万6,000円の増でございまして，今年度の見込み額が決定いたしましたので，補正をお願いするものでございます。(節)２特別調整交付金28万9,000円の増につきましては，高齢受給者証の負担割合の変更の凍結に伴います再交付に要する経費が交付対象となるため補正するものでございます。(款)７県支出金，(項)１県負担金，(目)１高額医療費共同事業負担金110万3,000円につきましても，今年度の見込み額が決定いたしましたので補正をお願いするものでございます。(款)８共同事業交付金，(項)１共同事業交付金，(目)１高額医療費共同事業交付金2,345万4,000円の増，(目)２保険財政共同安定化事業交付金5,363万6,000円の減につきましては，今年度の交付見込み額が決定いたしましたので補正をお願いするものでございます。(款)10繰入金，(項)１他会計繰入金，(目)１一般会計繰入金5,119万3,000円につきましては，保険基盤安定繰入金の保険税軽減分3,537万7,000円，保険基盤安定繰入金の保険者支援分1,581万6,000円でございます。今年度の国保税の見込み額に合わせて繰り入り所要額を補正するものでございます。(款)11繰越金，(項)１繰越金，(目)２その他繰越金につきましては32万8,000円の補正増をお願いするものでございます。次に歳出は70，71ページでございます。(款)１総務費，(項)１総務管理費，(目)１一般管理費の国民健康保険一般事務費28万9,000円の増につきましては，高齢者の自己負担割合の変更の凍結に伴います高齢受給者証の再交付に要する経費を補正するものでございます。(款)２保険給付費，(項)１療養諸費，(目)１一般被保険者療養給付費，療養給付事業の療養給付費１億7,000万円の減につきましては，医療費が予定を下回って推移しておりますので，補正減をお願いするものでございます。(款)２保険給付費，(項)２高額療養費，(目)１一般被保険者高額療養費8,700万円の減につきましても，今年度の支給額が予定を下回って推移しておりますので補正減をお願いするものでございます。(目)３一般被保険者高額介護合算療養費から(款)６介護納付金，(項)１介護納付金，(目)１介護納付金までにつきましては，国県支出金の財源充当によりまして，補正額の財源内訳の一般財源の額がそれぞれ減となっております。(款)７共同事業拠出金，(項)１共同事業拠出金，(目)１高額医療費共同事業拠出金440万4,000円の増につきましては，高額な医療費１件当たり80万円を超えたレセプトに対し，超えた部分について県内保険者間の財源調整を行ない，財政負担の緩和を図る拠出金が決定したため，補正をお願いするものでございます。(目)２保険財政共同安定化事業拠出金5,360万6,000円の減につきましては，医療費１件当たり30万以上80万未満のレセプトに対し，30万円を超えた部分につきまして，県内保険者間の財源調整を行ない，財政負担の緩和を図る拠出金が決定したため，補正減をお願いするものでございます。(款)11諸支出金，(項)１償還金及び還付加算金，(目)３償還金の国庫負担金返還金の1,777万6,000円につきましては，平成21年度療養給付費等負担金等の精算に基づく返還金でございます。続きまして，議案第18号・平成22年度石岡市老人保健特別会計補正予算（第２号）についご説明申し上げます。20ページをお開きいただきたいと思います。平成22年度石岡市老人保健特別会計補正予算（第２号）につきましては，予算の総額に歳入歳出それぞれ284万8,000円を追加し，予算の総額を689万4,000円とするものでございます。内容につきまして，事項別明細書でご説明いたします。歳入は94，95ページでございます。(款)５繰越金284万8,000円につきましては，平成21年度からの繰越金387万8,000円の残額を全て計上したものでございます。次に歳出は，96，97ページでございます。(款)１医療諸費，(項)１医療諸費，(目)１医療給付費132万4,000円の減につきましては，決算見込み額に合わせて補正減をするものでございます。続きまして，議案第21号・平成22年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）についてご説明いたします。30ページをお開きいただきたいと思います。平成22年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）につきましては，予算の総額から歳入歳出それぞれ4,110万円を減額し，予算総額を６億628万6,000円とするものでございます。内容につきまして，事項別明細書でご説明いたします。歳入は118，119ページでございます。(款)１後期高齢者医療保険料，現年度分3,297万1,000円の減につきましては，決算見込額４億4,893万円に合わせて補正減をお願いするものでございます。(款)３繰入金，(項)１一般会計繰入金，(目)２保険基盤安定繰入金812万9,000円の減につきましては，保険料の負担能力の低い低所得者に対する軽減相当額を公費で補填するもので，平成22年度の見込み額が決定されましたので，補正減をお願いするものでございます。次に歳出は120，121ページでございます。(款)２後期高齢者医療広域連合納付金4,110万円の減につきましては，歳入の保険料と後期高齢者医療保険基盤安定繰入金の減額に伴いまして納付金を減額するものでございます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。
　質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で保健福祉部所管の補正予算の質疑を終結いたします。
引き続き，教育委員会所管の補正予算について，説明を求めます。

参事教育総務担当）それでは，本日上曽参事兼教育総務課長が欠席となっておりますので，代りまして私のほうから教育総務課所管の補正予算についてご説明申し上げます。まず歳出でございますが，補正予算書の48ページ，49ページをご覧いただきたいと思います。１番下の段の(款)10教育費，(項)２小学校費，(目)１学校管理費，(節)15工事請負費といたしまして1,843万8,000円の増額補正の計上とさせていただいております。これにつきましては，地域活性化きめ細かな臨時交付金事業といたしまして，学校施設の照明を省エネ型の蛍光灯に交換をする工事でございます。予定といたしましては，約1,800本ほど交換を予定してございます。次にその下の(目)２教育振興費でございます。(節)18備品購入費でございますが，こちらにつきましては，地域活性化住民生活に光をそそぐ交付金事業といたしまして，学校図書の整備費用といたしまして1,260万円を増額補正といたしております。これにつきましては，小学校19校ございますが，各クラス当たり約６万円ほどの配分を予定してございます。次にその下の(目)３学校建設費の東小学校改築事業でございます。こちらは，屋内運動場の建設及び現屋内運動場の解体工事費の費用でございまして，この事業につきましては，ご案内のとおり平成23年度に予定しておりましたけれども，国の円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策によりまして，前倒しをして予算を計上させていただいております。その理由といたしましては，通常の補助事業では補助対象となる建築基準額が平成22年度の場合，15万200円でございますが，補正対応によりまして，基準額よりも補助対象となる額が増えるというようなことで，今回取り組んだものでございます。その内容といたしましては，建築確認の手数料といたしまして37万円，工事監理委託料としまして1,134万円，屋内運動場建設工事といたしまして４億5,563万7,000円，更に既存の屋内運動場の解体工事といたしまして1,806万円，合計いたしまして４億8,540万7,000円の補正増とさせていただいております。工事のスケジュールにつきましては，平成23年６月から建設工事等を開始いたしまして，完了は約６か月，来年の１月頃までというようなことで予定しておりますが，完成したあとで引越しを行いまして，既存施設の解体を２月から３月にかけまして実施をしていく予定でございます。なお，その東小学校の体育館等の図面につきましては，先程委員さん方々にお配りをしてございますので，後ほどご覧おきいただきたいと思います。次に50ページ，51ページをお開きいただきたいと思います。上から２段目になりますが，(款)10教育費，(項)３中学校費，(目)１学校管理費，(節)15工事請負費でございます。こちらも先程の小学校費と同様に国の交付金事業を活用する事業でございまして，学校施設の照明，いわゆる省エネルギー型の蛍光灯に交換をするための工事費用でございます。921万9,000円を計上させていただいております。蛍光灯につきましては，約900本程度交換を予定しているところでございます。次に，その下の(目)２教育振興費，(節)18備品購入費といたしまして760万円を増額させていただいております。こちらも先程の小学校費と同様に交付金の事業を活用いたしまして，学校図書の購入費としております。中学校の場合には，１クラス当たり約９万円を各学校に配分をして参りたいと考えております。次に，その下になりますが，(節)20扶助費の教育振興支援事業でございます。196万8,000円の補正増でございます。その内訳でございますが，就学援助費扶助といたしまして105万7,000円，給食費扶助といたしまして91万1,000円でございます。これは当初見込んでおりました支援対象となる生徒数，当初385人で見込んでおりましたが，その後，約23名ほど申請がございまして，今回増額補正をいたしたいということで計上させていただいているものでございます。続きまして若干ページが戻りますが，５ページをご覧いただきたいと思います。第２表の繰越明許費でございます。先程来からご説明しておりますように，国の補正予算に伴います事業，学校維持管理経費といたしまして省エネ型の蛍光灯交換工事，あるいは教育活動振興経費としまして学校図書の整備，さらには東小学校改築事業につきましては，全額，こちらにつきましては23年度へ繰り越しをいたしまして事業を実施するといったことで予定してございます。最後になりますが，歳入につきましてご説明させていただきます。36，37ページをご覧いただきたいと思います。このページの上から３段目になりますが，(款)14国庫支出金，(項)２国庫補助金，(目)５教育費国庫補助金，(節)１小学校費補助金，東小学校改築事業補助金といたしまして先程申し上げました屋内運動場の建設に伴います補助金ということで，8,006万5,000円の増額を見込んでおります。以上が教育総務課所管の補正予算でございます。よろしくお願いいたします。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

村上委員）補正予算書48，49ページの東小学校改築事業ですが，ちょっと説明を細かく聞き取れなかったものですから，前倒しをした理由をもう一度お願いいたします。

参事教育総務担当）先程申し上げましたように，国のほうの緊急経済対策に伴いまして，本年度22年度の補正で対応いたしますと補助基準額が先程言いました12万500円から上乗せをして補助がいただけるということで今回対応をしたわけでございます。

村上委員）その12万500円が15万円になるということですか。

参事教育総務担当）15万200円になるというようなことで，取り組んだということでございます。

村上委員）この金額の単位は何になるのでしょうか。

参事教育総務担当）失礼いたしました。先程の基準は平米単価になりますが，22年度までに補助申請と言いますか，補正をしますと，先程の金額を訂正させていただきますが，金額15万200円の基準額が18万5,000円になるということで，繰り上げて補正のほうを取り組んだということでございます。

村上委員）今手元にいただきました屋内運動場建築工事の図面を拝見させていただいておるんですが，こちらの機能として今現存のものを残した状態で新しいものを建てて，もちろん校舎からの出入りをきちんとした後，解体をするという手順になるんでしょうね。その時に，建物周り，進入口に関して，建物周りの安全性についてどのような取り組みを予定されておるのかお伺いいたします。

教育総務課長補佐）東小の新しい屋内運動場につきましては，既存の体育館を使用しながら，建築しまして，建築が済んでから取り壊すということになっていますが，現在校舎から既存体育館のほうに仮通路を設けまして，体育館のほうに入っております。新しい体育館のほうと校舎からの連絡通路を完成させてから，新しい体育館のほうに使用を移すということとしております。

村上委員）そうすると今旧体育館に行くための通路が新しい体育館のところから通っているんですが，新しい建物が出来たときに，旧体育館には行ける通路にはなっているんでしょうけれども，そこの部分の安全性は，大変近く，スペースもそんなにないようですけれども，その辺の安全性というのは，もちろん確保されているのか，一応確認の意味でお願いいたします。

教育総務課長補佐）安全性の確保につきましては，十分注意をしながら工事のほうを進めていきたいと思います。

川村委員）先程の48ページ，49ページの学校維持管理経費の中の学校施設整備工事，蛍光灯を1,800本交換で1,843万8,000円ということなんですが，工事をする学校を教えてください。

教育総務課長補佐）蛍光灯については，省エネタイプの蛍光灯をつける予定になっておりますが，対象校としまして，中学校につきましては，石岡中学校・府中中学校・城南中学校の３校を予定しております。小学校につきましては，石岡小学校・府中小学校・高浜小学校・三村小学校・関川小学校・北小学校・南小学校・杉並小学校・東成井小学校を予定しております。

川村委員）中学校のほうは，この３校ですから，900本のほうでよろしいんですか。それで小学校のほうは1,800本のほうでいいんですか。

教育総務課長補佐）小学校については約1,800本，中学校については約900本を予定しております。

川村委員）そうするとこれは，ほぼ蛍光灯に関しては，これで全てがエコの蛍光灯になるということでよろしいんですか。

教育総務課長補佐）現在予定しております交換については，他の学校もございまして，今回については，約省エネ効果７％，学校の蛍光灯を交換するとＣＯ２の排出量の削減が出来るということになっておりまして，今回については約50％程度と考えております。

川村委員）要するに今の対象校の約半分近くがこれに変わるということでよろしいんですか。

教育総務課長補佐）学校の50％が変わる予定ではなくて，省エネ効果を７％上げるために，今回職員室と普通教室を予定していまして，その内の50％が終わるということです。

川村委員）だから，その学校の蛍光灯が例えば100本あったとすれば50本を交換するということで，認識してよろしいんですか。要するに半分交換するんでしょ。半分の蛍光灯の量を。私が言ったのは蛍光灯の本数を言っているの。言い方を代えれば，1,800本交換しますよね。古い蛍光灯は何本残りますか。

教育総務課長補佐）学校については，普通教室以外に特別教室・廊下等がありまして，特別教室と廊下等は交換しませんので・・・。小学校については，合計で職員室と普通教室で3,143本を予定しています。今回取り替えるのが，1,756本です。

川村委員）だから50％ぐらいでしょ。さっきそういうふうに言ってもらえれば，それで済む話なのに。ということは，あとＣＯ２云々と今言いましたけど，基本的にはエコということで考えた場合に，電気料も安くなると思うんですが，どのくらいの削減を見込んでいるんですか。

教育総務課長補佐）電気料についてお答えいたします。一般蛍光灯については，現在40ワットの蛍光灯を使っていまして，200本換算ですが，63万3,000円，今回省エネタイプの蛍光灯をつけることによりまして約35万6,000円，約40％の電気料削減を見込んでおります。

川村委員）要するに40％ぐらいは，電気料が安くなるということでよろしいんですね。わかりました。

菱沼副委員長）今川村委員からも話がありましたが，今回ですね，エコ関係で省エネタイプの蛍光灯で電気料が40％削減されると。これは，私はいいことだと思いますが，その反面，普通教室また職員室の部分において，朝から夕方まで電気が付いているわけですけれども，その電気は眼に優しい電気かとは思いますが，そういう部分においては，きちんと検証されているのかとは思いますが，そこら辺はどのような見解でしょうか。

教育総務課長補佐）蛍光灯のタイプは蛍光管の中にインバーターが入っているタイプを予定しておりまして，現在環境対策課前に１基設置しておりまして，検証しております。

菱沼副委員長）そうすると検証した結果，眼にも優しいという状況になっているわけですね。そこら辺はどのような見解でしょうか。もう一度お伺いいたします。

教育総務課長補佐）現在，環境対策課前についている蛍光灯については現在より明るくて，眼にもちらつき等がなくて優しいです。

菱沼副委員長）そういう意味において，今回約半分近くが交換されて，また継続的に交換されると思いますが，そういう中で眼にも優しくてＣＯ２削減の観点からも，また電気代の削減においても全てにいい蛍光灯になっていくと思います。そういう意味においては，子どもたちのためにもなると思いますので，１日も早い交換を要望いたしまして，私の質問を終わります。

川村委員）今，補佐から普通の蛍光灯よりも明るいという話が出ていまいましたので，私はあまり言いたくはなかったんですが，照度は確認されていますか。

教育総務課長補佐）メーカーのデータによりますと，一般の蛍光灯については，１ｍ直下のところで照度を測った結果，320ルクス。今回イーク－ルというメーカーを使っていまして，370ルクスの照度があると言われています。

川村委員）別に蛍光灯から１ｍ下で作業をするわけじゃないからね。約大体３ｍぐらいは，天井は高いはずですから，基本的に言うと２ｍ50cmぐらいのところで，照度を測らなければいけないのかと。それでこれはイークールという台湾のメーカーかと思いますが，これ東電が勧めているものですよね。しかもこれはインバーターがいらいなということは蛍光灯の中にそれと同じようなものがあるから，基本的に言うと，蛍光管が高いと。取り替えるときに，ランニングコストがどれくらいなのかなと。その辺もちょっとお考えになっていただいて，よくよく検討なさっていただきたいと思っております。

教育総務課長補佐）照明器具については，現在予算のところでイークールというところを出しておりますが，より良いものがあれば，また検討していきたいと思います。以上です。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）暫時休憩いたします。

〔東北地方太平洋沖地震発生により中断〕

【平成２３年３月１６日】
池田委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　本日の審査につきましては，３月11日の当委員会におきまして，議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）のうち，教育総務課所管部分の質疑まで終了しておりますので，それ以降の議案審査及び所管事務の調査について，お手元に配付しております協議案件書の順に進めて参りたいと思いますので，よろしくお願いいたします。なお本日，付託案件説明のため，出席を求めた者の職・氏名は，お手元に配付いたしました説明員出席者名簿のとおりであります。それでは，議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）のうち，生涯学習課所管部分の説明を求めます。

生涯学習課長）それでは生涯学習課所管部分の補正予算の内容についてご説明申し上げます。補正予算書の50，51ページをご覧いただきたいと思います。中ほどの教育費の中で社会教育総務費，報償費，放課後子ども教室推進事業の55万2,000円の減でございます。当初予算におきまして，放課後子ども教室の指導員，それからコーディネーターの勤務時間を１日3.5時間と組んでおりましたが，実際の実施時間は１日３時間程度で終了いたしました。お迎えの時間に遅れる人がいなかったという理由で，早くスムーズに出来たことによるものです。それから年間事業日数を70日間と予定しておりましたが，これも実際には65日間であったため，謝礼金55万2,000円を減額するものでございます。これに伴いまして，前へ戻りますが，36，37ページをご覧いただきたいと思います。下から２段目の教育費県補助金でございます。これに伴います補助金42万2,000円を減額するものでございます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

川村委員）先程の件で50ページ，51ページの説明のところで謝礼金となっていますが，謝礼金というのは，どういうあれなんですか。

生涯学習課長）放課後子ども教室の指導員というようなことで，県の要綱におきましても呼び方がコーディネーターあるいは安全管理員ということで採用しております。その方たちにおいては謝礼金ということで取り扱っているので，そのようにしております。

川村委員）要するに，これは賃金ではなく謝礼金という言い方でよろしいんですか。

生涯学習課長）謝礼金ということでございます。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，引き続き，次の担当課の説明を求めます。

参事兼中央図書館長）それでは51ページをご覧いただきたいと思います。平成22年度一般会計補正予算（第６号）についてご説明申し上げます。私ども中央図書館に関係いたすものは，(款)10教育費，(項)５社会教育費，(目)３図書館費，中央図書館管理運営経費でございます。補正予算の内容でございますが，国の平成22年度地域活性化交付金の住民に光をそそぐ交付金の活用によりまして，中央図書館の充実を図るものでございます。内容でございますが，図書資料の保管場所の確保を図るとともに，書架等の増設を図りまして，蔵書の充実を図り，サービスの向上を目指すものでございます。主な内容でございますが，手動式の書架，紙芝居の書架，雑誌等の書架の導入，それから図書の購入，視聴覚関係のＣＤ・ＤＶＤでございます。それからこれに伴いましてファイルの作成委託料等として合わせて1,490万6,000円の補正増をするものでございます。次に同じく(目)３でございます。その下にございますが，イベント広場管理経費でございます。国の平成22年度地域活性化交付金のきめ細かな交付金の活用によりまして，イベント広場内の施設の整備・改修を実施するものでございます。イベント広場に既存のトイレがございますが，トイレ・収納庫がございますが，簡易なうえ，傷みが激しいなど不具合が多くなっております。現在のトイレ・倉庫の老朽化が進んでおりますことから，これに代わる男女別の多目的トイレを備えた新たなトイレを設置すると共に，収納倉庫は当時守衛所であったものをそのまま使用していることから，収納に適していないということから撤去し，新たな倉庫を設置しようとするものでございます。事業内容は，トイレ・倉庫設置工事に1,583万9,000円，これにかかります委託料170万2,000円，工事監理委託料83万円，合わせまして1,837万1,000円を計上いたしたものでございます。中央図書館管理運営経費1,490万6,000円，イベント広場管理経費1,837万1,000円の合計3,327万7,000円の補正増をするものでございます。財源については，全額交付金で賄うものでございます。本補正につきましては，年度内の完成が不可能となることから，繰越明許をお願いいたしまして23年度に事業を実施することになります。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の説明について，質疑を行います。質疑は挙手により，これを許します。

菱沼副委員長）イベント広場管理経費1,837万1,000円についてお伺いいたしたいと存じます。この部分においては議案質疑もされておりますので，概ねは理解しているわけでありますが，その中で，このイベント広場のトイレ設置工事を繰越明許でやるわけでございますが，時期的にはいつ頃を考えているのか。予算が通ったあとになりますが，まず１点お尋ねしたいと存じます。

参事兼中央図書館長）工期でございますが，今の予定では新年度に入りましたら，早速実施設計を組みまして，すぐに建設にかかわって参りたいと考えております。

菱沼副委員長）そうするとトイレは多目的トイレを整備していきたいということですが，以前の議案質疑で，その設置場所は今の場所に設置をするということですが，その場合仮設トイレについてはどのようにお考えになっているのでしょうか。実際壊すとなると仮設トイレが必要になってくると思いますが，その辺はどのようになっているのでしょうか。

参事兼中央図書館長）その辺は，大変私どものほうでも心配しているところでございますが，現在地のトイレを最終的に繋げればよいというような考えを持っているところでございます。隣接につくりまして，最終的にそこに繋げることが出来れば，ベターかなというふうに考えております。

菱沼副委員長）そういう中で，今回イベント広場の管理経費に1,837万1,000円が計上されているわけでございますので，先程答弁がありましたとおり，４月に入って新年度に入ってから，早々に実施設計を委託して，工事を進めていきたいということでありますので，１日も早く，より一層良いものが出来て，市民の方に安全・安心なトイレが提供できるように，1日も早く整備を進めてもらいたいと思いますので，ひとつよろしくお願い申し上げます。

川村委員）この1,583万9,000円というのは，この根拠なんですが，これは草案か何かで，簡単な設計図があるとか，見取り図があるとか，そういうものは如何なんでしょうか。

参事兼中央図書館長）これは予算を計上するうえで，見積書を取っております。それで具体的な数字を申し上げますと，トイレの設置工事，請負工事費が1,583万円，トイレが約でございますが1,030万円，それから倉庫が470万円，それから植栽を考えております。

川村委員）今の金額を足したら幾らになるんですか。合わないんじゃないんですか。

参事兼中央図書館長）失礼いたしました。トイレが1,000万円，約でございます。それから倉庫が500万円，それから植栽に80万円，倉庫は470万ですが，そのような計画をしております。

川村委員）わかりました。ただこの査定というか，見積もりをやる時に，どれくらいの大きさで，こういうものをつくりたいというのは，もちろん言っていると思うんですね。それに関してのある程度の見取り図と言いますか，そういうものがありましたらば，お示しいただきたいんですが・・・。

参事兼中央図書館長）見取り図についてはございますが，坪数にいたしますとトイレが７坪，それから倉庫が８坪です。

川村委員）今の話ですと７坪で1,000万円ですよね。うちは30坪ぐらいありますが，そんなにかかっていないような気がしますが，これはどういう建て方の見積もりを・・・。７坪で1,000万円と。それでやりましょうと言うんですか。その辺は市民感覚からするとちょっとわかりにくいんですが・・・。教えてください。

参事兼中央図書館長）概略を申し上げます。建築工事で約310万円でございます。電気工事が100万円，機械設備工事が250万円，直接工事費が659万円でございます。諸経費が240万円，それで工事価格として899万円でございます。その他外構工事とか消費税が入りまして，外構工事が85万円，消費税が約50万円，それで合わせて1,033万6,000円という数字になります。

川村委員）いろいろかかるのはわかりますが，ちょっと７坪で1,000万円というのは，私は高すぎるのかなと。これは私の感覚ですよ。あなたの感覚とは違うかも知れませんが，自分のところに照らし合わせてみても，７坪で1,000万円のトイレをつくることになったとき，市民は本当にこれで納得なさるのかなと。自分の家は幾らの家に住んでいるんだよと。それが1,000万円で７坪のトイレをそこに建てていいものかどうか，これはよくよく考えていただかないと，石岡市のお金を一銭も使わないとしても，やはり市民感情としては，私は納得いかないかなと。やはりこれはちょっと相見積ではなくて，きちんとした競争でやっていただいて，もっとたたけるものであれば・・・。この設計見積もりは１か所からしか取っていないんですか。

池田委員長）暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

池田委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。

参事兼中央図書館長）見積もりは設計事務所１社でございます。

川村委員）それは石岡の市内なのかどうなのか，よくわかりませんけれども，やはり私はいくらなんでも，先程から言っていますように７坪で1,000万円のトイレをつくるというのは，市民感覚からすると，トイレとしては私はもちあわせていないと。その見積もりを１社だけから取って1,000万なのかと。それをそのまま予算に計上してきた感覚がちょっとずれているのかなと。私からみれば，ちょっとずれているんではないかと思うんですが，ほかの業者から見積書を取る気はなかったんですか。

参事兼中央図書館長）これまでこのようなトイレを建設した例を参考にしながら，これを検討して参ったところでございます。よって１社から取ったところでございます。

川村委員）わかりました。ちなみに，その１社というのは，石岡市内ですか。それと，出来れば名前を教えていただければ有り難いなと思います。

参事兼中央図書館長）石岡市内の業者でございます。

〔｢名前は公表できないんですか。｣と呼ぶ者あり〕

参事兼中央図書館長）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊でございます。

川村委員）この件は，私は終わりにしますが，本当によくよく考えていただいて，もう少し練っていただければと私は思いますので，よろしくお願いしたいと思います。

菱沼副委員長）中央図書館管理運営経費の1,490万6,000円ですが，今回691万3,000円の図書が増冊されると思うんですが，これは中央図書館として整備するのか，あとは各図書館と言いますか，石岡地区の図書館にもっていくのか，この辺はどのようになっているのでしょうか。

参事兼中央図書館長）基本的には中央図書館を主として整備をいたします。これは，現在の中央図書館の空いている駐車場のところに古い本を納めるために，そういう書架をつくったり，新たな本を入れるために書架をつくったりしております。それから，一部県内では雑誌類がワースト１位ぐらいに，図書の中で雑誌類が少ない状況です。この部分について若干，中央公民館の図書室にも，増冊をすると言いますか，可能な限り多少多めに入れましょうという，もくろみをいましているところでございます。大方は中央図書館のものでございます。

菱沼副委員長）細かい話で大変恐縮ですが，図書としてこれだけの金額をかけるわけですから，いろいろな分野で多岐にわたって，書籍を購入すると思うんですが，総数では何冊ぐらいになりますでしょうか。

参事兼中央図書館長）細かい金額になりますが，申し上げます。紙芝居用の書架等が19万5,000円，雑誌用書架が90万円，その他回転書架が20万円，今まで使っていた暖房機の部屋の周りにある書架がございますが，そこを取り外しまして，そこを書架にしますので，そういうもので65万5,000円，ＤＶＤの収納が21万円，ディスクの研磨機が14万7,000円，視聴覚用の備品として，貸し出し用ＣＤが18万9,000円，ＤＶＤが67万4,000円，図書の購入が691万3,000円でございます。

菱沼副委員長）私がお伺いしたのは，図書の冊数ですが・・・。

参事兼中央図書館長）図書の総数で5,530冊，691万3,000円を予定しております。

菱沼副委員長）ひとつよろしくお願いいたします。以上です。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で教育委員会所管の補正予算の質疑を終結いたします。
　次に討論に入ります。討論は，挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，討論を終結いたします。
　これより採決に入ります。議案第13号・平成22年度石岡市一般会計補正予算（第６号）のうち当委員会所管に係る部分，議案第14号・平成22年度石岡市授産所特別会計補正予算（第２号），議案第15号・平成22年度石岡市国民健康保険特別会計補正予算（第４号），議案第18号・平成22年度石岡市老人保健特別会計補正予算（第２号），議案第20号・平成22年度石岡市介護保険特別会計補正予算（第４号），議案第21号・平成22年度石岡市後期高齢者医療特別会計補正予算（第１号）の計６件を一括して採決いたします。お諮りいたします。本案は，いずれも原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　次に，議案第26号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について，執行部より説明を求めます。

参事兼教育総務課長）議案第26号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてご説明を申し上げます。今回石岡市奨学金基金について，奨学金事業に充てるときは，当該基金を取り崩すことができるようにするため，石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定するものでございます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により，これを許します。

菱沼副委員長）議案第26号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについて，今提案理由の説明があったわけですが，この中で奨学金事業に充てるときは，ということで充てるときというのは，今までの状況を鑑みまして，充てるときというのは，例えばどういう状況のときでしょうか。

参事兼教育総務課長）これまで利息が非常に低くなったということで，これまで基金の利息を運用していた時期もございましたが，ここ数年と言いますか，一般財源からの持ち出しということで，奨学金事業を実施して参りました。しかし，給付ということで事業として行っておりますので，今後は基金を取り崩して，その全てを奨学金に充てるということで，｢充てるとき｣というのは，奨学金の事業をするために，奨学金基金を取り崩すということで，奨学金事業を続ける際には，この基金を取り崩して，それに充てるということでご説明申し上げました。

菱沼副委員長）そうしますと奨学金の基金ということで5,208万9,000円ということで，これが現在の基金額かと思います。そういう中で基金を取り崩すだけであって，基金には積み立てはしないのでしょうか。

参事兼教育総務課長）基本的には，新規の寄附等がない場合には，利息を計上しているという状態になろうかと思います。23年度予算におきましても，歳入として利息分８万5,000円程度を計上しております。今後は，これまでの寄附をいただいた他に，新たに教育関係の寄附をしていただけるような呼びかけをしていかなければならないというふうに思っておりますが，現段階では，それを積み立てるような部分については，対応が出来ないという状況でございます。

菱沼副委員長）私も石岡市奨学金という部分においては，子どもの教育にとって大切な観点かと思います。奨学金事業を活用することによって，大変な不況の中で，なかなか大学とかに行けないということがあって，奨学金を使うことによって，あらゆる意味で世界に飛び出して行くことが出来るということになってくると，大きく教育が変わってくると思います。そういう中で，いろいろな意味で今回の当初予算でも８万5,000円の予算が利子ということで計上されているわけですが，そういう中でしっかりと，確かになかなかこの呼びかけは難しい部分があるかと思いますが，どんどん呼びかけをしていただいて，ある程度基金がたまっていくように努力してもらいたいと思いますので，要望としておきます。よろしくお願いいたします。

川村委員）多分奨学金というものは，今も勿論毎年奨学金が出ているわけなんですが，このまま取り崩しながらいった場合，この奨学金がどれくらいでなくなるというか，いつまでもつのかということなんですが，それもできましたらば，奨学金も種類があると思いますが，1人当たり金額が幾らぐらいで，何人受けていて，これを累積していくと何年後になくなるという計算が成り立つと思いますが，教えていただければ有り難いと思います。

参事兼教育総務課長）23年度の奨学金の予算につきましては，一般会計で計上させていただいております。１人年額８万円で９名分を予算計上させていただいております。そういうことから72万円が毎年減っていくわけです。それで，利息のほうは今後見通しが明確ではありませんが，８万円を超える程度ですので，約64，65万円の状況になりますので，それを単純に5,200万円で割りますと，80年ぐらいは，今回計上しております額で，そのまま推移するという前提でございますが，人数も同じということで計算いたしますと，年間65万円の差し引きを考えますと，基金額が5,200万円ございますので，約70年から80年ぐらいのスパンで考えられるというふうに思っております。

菱沼副委員長）そうしますと，実際奨学金の制度自体を知らない方もまだいると思うんですね。今回９名の方の予算を計上しておりますが，そういう中で，今後こういう厳しい状況の中で，奨学金制度の枠を広げていくことが必要であると思いますが，そこら辺については，どのような見解をお持ちでしょうか。

参事兼教育総務課長）この枠ということについては，昨年度一度この給付事業については，中断いたしました。その中で，これまで一般財源から支出していた部分を基金の取り崩しをお願いいたしまして，そこから支出していくということの基本を大きく変えてございますので，今後対象となる人数，それから金額についても検討をしながら，委員おっしゃるように時代の状況もございますので，その辺を見極めながら予算の中で計上させていただければと思っております。

菱沼副委員長）よろしくお願いいたします。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。
　次に討論に入ります。討論は，挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，討論を終結いたします。
　これより採決に入ります。議案第26号・石岡市基金条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。お諮りいたします。本案は，原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　次に，議案第28号・石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について，執行部より説明を求めます。

参事兼保険年金課長）議案第28号・石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例につきましては，県における医療費助成制度改正に伴う所要の改正及び子育て支援として，第３子以降の小学４年生から小学６年生について，外来に係る医療に要する経費についても支給対象とするための改正を行なうものでございます。改正点でございますが，１点目，第１条関係は，県医療費助成制度の改正に伴うもので，平成23年４月１日から，妊産婦及び産科医の負担軽減を図るため，妊産婦に係る受給者証の交付手続きの見直しを行うものでございます。これまで，妊娠届出のあったもののうち，条例の別表第１に掲げる対象疾病と診断されたものかどうかの診断がなされてから，受給者証が交付されておりますが，これを改めまして，妊娠の届出時に受給者証が交付されるよう手続きを簡便にするものでございます。２点目，第２条関係は，市単独事業として平成23年10月１日から第３子以降の小学４年生から６年生について入院以外の外来に係る医療に要する経費についても支給対象とするものでございます。これまで特例措置として，小学４年生から中学３年生までの入院に要する経費について助成しておりますが，第３子以降の小学４年生から６年生までにつきましては，更に充実し，外来に係る医療に要する経費についても支給対象とするため改正を行なうものでございます。第３子以降の児童の数え方につきましては，同一保護者による，監督保護を受けている児童のうち，高校生以下で出生の早い順に３人目以降の児童になります。なお，自己負担額及び所得制限につきましては，県の制度に準じたものでございます。以上です。よろしくご審議の程お願い申し上げます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により，これを許します。

川村委員）第３子以降というのは，今の現時点で大体経費は幾らぐらいになるのでしょうか。

参事兼保険年金課長）23年の10月１日から実質的には５か月分を負担することになりますが，　　250人を見込んでおりまして，240万7,000円を計上しております。

高野委員）今第３子以降ということで，250人ということで，やっぱりこのような事業は見た目はいいんですよね。しかしながら，本来の少子化というか，みんなが喜ぶ制度なのかなという感じがするんですよね。今行政がやってはいけないこと，見掛け倒しのことは，やる必要性はないと思うんですよね。私は，これがある程度の方が恩恵を受けるのであれば，私はこれが悪いと言っているわけではないですよ。250人でもこういう制度が出来たことはいいですよ。財源が許されるものであれば，第３子だけではなくて，第２子とか，そういうふうにしてくと，また違った形で，心配ごとも半減するのかなと。今子どもさんが1点何人ということで，いないわけでしょ。いないところにこういう制度をつくっても，ただ形だけの制度であるかなと。私は批判をしているわけではありませんが，これからはやはり考えて，もう少し財源的なものが許されるのであれば，第２子とかそういう形にしていったらいいのかなと思います。

参事兼保険年金課長）第３子ばかりでなく，第２子・第１子につきましても，検討してはどうかとのことでございましたが，第１子までを対象にしますと，小学校６年生までですと，およそ1,100人，第２子はおよそ800人ということで，所得制限がありますので，人数は多少減りますけれども，そういった方が対象になります。財源といたしましては，3,000万円ぐらいが必要となります。財政が厳しい折りですが，できるだけ対象が拡大できるよう財政当局と協議しながら，検討して参りたいと思います。

高野委員）財政がこういう事情ですから，財政をよく考えて，ばらまけばいいということではありませんし，また出来れば，そういう形も，今でなくても，後々考えていったらいいのかと思います。以上です。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。
　次に討論に入ります。討論は，挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，討論を終結いたします。
　これより採決に入ります。議案第28号・石岡市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。お諮りいたします。本案は，原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　次に，議案第29号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを議題といたします。本案について，執行部より説明を求めます。

参事兼保険年金課長）議案第29号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例についてご説明申し上げます。石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては，平成21年10月１日から平成23年３月31日までの経過措置でございます出産育児一時金の４万円の上乗せ給付を恒久化し，出産に係る被保険者の経済的負担を軽減するため，当該条例を改正するものでございます。改正点につきましては，石岡市国民健康保険条例の第７条に規定されております，出産育児一時金の給付額を35万円から39万円に改めるものでございます。平成21年10月１日から経過措置として，この中に平成21年10月１日から平成23年３月31日までの間に出産した時に支給する出産育児一時金については，35万円を39万円とされておりますが，これを恒久化するものでございます。なお出産した時に，何らかの理由で，重度の障害をもった赤ちゃんと，そのご家族のための補償制度として産科医療補償制度がございますが，この対象となります出産につきましては，従来どおり３万円を上乗せし，42万円の給付となります。以上でございます。ご審議の程よろしくお願いいたします。

池田委員長）以上で説明は終わりました。これより質疑に入ります。質疑は挙手により，これを許します。

菱沼副委員長）議案第29号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについて，今説明がありました。そういう中で，近年の出産数というのは，どのくらいでしょうか。

参事兼保険年金課長）支給件数を申し上げます。平成19年度が145件，平成20年度が158件，平成21年度が101件，平成23年度２月末現在で94件です。

菱沼副委員長）そうしますと，今石岡市の産婦人科という部分においては，＊＊さんと＊＊さんかと思いますが，それで間違いはないでしょうか。

参事兼保険年金課長）委員のおっしゃるとおりでございます。

菱沼副委員長）そういう中，２件の産婦人科があるわけでございますが，そういう中で数字を見てみますと，平成19年度が145件，平成20年度が158件ということで，20年のときはかなり多かったと思いますが，こういう晩婚化の時代で，なかなか結婚しなくて子どもが出来にくいという状況で，非常にあれかと思いますが，そういう中でも産科医の部分においては，いろいろな意味で私は増やすべきではないかと思いますが，そういう中で執行部の考え方としては，２医院があればいいと思っているのか，どういうふうに思っているのか。今後産科医の部分においては，医療機関に働きかけをして，対処してもらう方向性を持っているのかどうか，執行部の考えがあればお伺いしたいと思います。

保健福祉部長）ただ今，委員のほうからご提案がありましたように，産婦人科が確かに２医院ということで，石岡市内に限ってのことではないかと思いますが，県内で全体的に産科医が不足しているという状況の中で，現在何ができるかという話になりますと，医師会等への働きかけかと思います。そういう面では，地元医師会のほうへそういう話をしていきたいと。このように考えております。

菱沼副委員長）そういう中で，どうしても医師会へ働きかけをしても難しいという状況であれば，少なくとも２医院の＊＊さんと＊＊さんにはしっかりとバックアップをしていくことが大事かと思いますので，そこら辺をしっかりと協議をしていただいて，今後産み育てる環境をつくるというのは，大事な観点かと思いますので，しっかりと整備できるように努力してもらいたいと思いますので，よろしくお願いいたします。要望といたします。以上です。

川村委員）ちょっとお伺いいたしますが，そちらと外れるかも知れませんが，石岡市の住民が生まれた数というのは，そんなもんじゃないですよね。これはあくまでも国民健康保険に加入している方々が，要するに出生した数ですよね。ですから，それが大体どれくらいの比率であるのか，教えていただければ有り難いんですが・・・。

参事兼保険年金課長）国保の加入率は大体30％ぐらいになってございまして，市の全体の数でございますが，事務に関する説明書によりますと，出生が383件受理しているところです。12月末現在でそういう数字になっております。

川村委員）わかりました。先程言っていましたように，石岡ばかりではなく，意外と石岡市の方が産む場所は，土浦市とか笠間市とかが結構多いですよね。その辺なんかも出来れば受領委任払いにしていただければ，かなり少ない金額で今後はいくわけですから，その辺のところも，これはもっともっと進めていっていただければ，出産する側の負担がかなり少ないのかなと思いますので，これは今後進めていっていただければ有り難いと思います。

参事兼保険年金課長）出産育児一時金につきましては，基本的にお医者さんのほうに，出産される方が負担金する際に42万円が直接支給されますので，その差額を支給するということで，大変出産をされる方に対しましては，役立っている制度でございますが，これにつきましては，県とか国の動向によりますけれども，額の変更も，この度変更されたばかりですので，これからまた随時出産費の状況に応じて額のほうも変更されて，非常に皆さんの役立つ制度になっていくかと思います。

川村委員）多分２年か３年前のときには，石岡では受領委任払いを両方ともやっていなかったかと思いますが，今は多分やっているのかと思いますが，それから他地区でもそれが適用できるはずですから，まず入院なさった方がわかるように，例えば説明ですか，パンフレット等があればいいかなと。もちろん窓口でも，この場所とこの場所だったらという話があるのかも知れませんが，そういうパンフレット等があればいいのかなと思っておりますので，パンフレットがあるのか，ないのか。

参事兼保険年金課長）この制度につきましては，出産される際に，病院において十分周知されているようでございまして，県内においてこの制度が利用できないのは，数か所の病院で，石岡市の方はほとんどの方が該当して利用されております。

池田委員長）他に質疑はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，以上で質疑を終結いたします。
　次に討論に入ります。討論は，挙手によりこれを許します。討論はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，討論を終結いたします。
　これより採決に入ります。議案第29号・石岡市国民健康保険条例の一部を改正する条例を制定することについてを採決いたします。お諮りいたします。本案は，原案可決すべきものと決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　以上で本委員会に付託されておりました案件の審査は，終了いたしたわけでありますが，これらにかかる委員長報告の取り扱いについては，委員長にご一任願いたいと思います。
　これにご異議ございませんか。
　
〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　次に，（仮称）柿岡中学校改築事業についてを議題といたします。本件については，10月12日及び12月10日に開催いたしました当委員会において説明を受けたところですが，その後の進捗状況等について，執行部より説明を求めます。

参事兼教育総務課長）（仮称）柿岡中学校改築事業についてご説明申し上げます。お手元に配付しておりますＡ３の資料をご覧いただきたいと思います。前回のご説明の中で，変更をした点等を中心にご説明をさせていただきたいと思いますので，よろしくお願いいたします。最初の図面は，校舎，それからグラウンド等の配置図でございます。現在の校舎それから施設につきましては，破線により表示させていただいております。それから，その図面には記載してございませんが，校舎北側からの進入路につきまして，この敷地の東側を通っております市道がございます。その市道に沿いまして，都市計画道路，上林・上曽線に結んでいくということで，都市建設部のほうと協議をしながら，対応を図っているところでございます。次のページをお開きいただきたいと思います。このページは，１階部分の平面図でございます。こちらにつきましては，前回お示ししたものと，大幅な変更はされておりません。次のページは２階の部分になります。こちらの部分では，前回の報告の中で車椅子対応のトイレの部分，これがトイレの奥のほうに配置されていると，非常に車椅子が使いづらいのではないかというご指摘をいただいております。確かに，設計業者等のほうと協議をしながら，車椅子で中で回れるスペースを確保するためということを考えまして，この図面の右側の1番下，配膳室の隣りにエレベータ－ホールがございます。この隣りのスペースを車椅子対応のトイレとして，前回と変更した点で，設置するように対応してございます。それから次のページは３階でございます。こちらも変更点といたしましては，同じようにエレベーターホールの手前に車椅子対応の，車椅子で入って中で回転が出来るスペースを確保するトイレをこちらに配置をいたしました。全体としては，前から申し上げておりますが，各階に学年ごとの生徒等が集まれるような，間仕切りを可動式としながら，集まれるようなスペースを各階に確保できるような形で，全体を捉えてございます。それからその次のページでございますが，こちらは武道場の図面でございます。武道場については，最初のページの見取り図をご覧いただきますとわかるように，校舎から体育館の間のところに２階建てで建築をする予定でございます。１階の部分につきましては，駐輪場，約250台程度を確保して，その２階建ての部分で柔道場と剣道場，それから更衣室，トイレ等を予定してございます。この図面にございますように，剣道場10ｍ掛ける10ｍ，それから柔道場も同じような形で２つに分けまして，柔剣道が出来る武道場ということで設計をしております。それからこの渡り廊下につきましては，本校舎の２階部分から直接武道場へ行けるような渡り廊下としてございます。それがそのまま玄関のほうへ向かいまして，体育館で１階へ降りるというような構造で考えております。この基本設計を基に，現在年度末ということで実施設計を基本的に進めておりますが，設計の中でも細かな点については，今後変更していく必要があろうかと思いますが，概ねの建物の考え方としては，この図面のような形で進めさせていただければというふうに考えております。それから，その次のページにつきましては，外観を模型図にしまして，校舎の大まかな外観を想定した写真を載せてございます。以上でございます。

池田委員長）以上で説明は終わりました。ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。

川村委員）まず前回のときに，私この設計で，前の４社，前回の会議録の22ページに書いてありますように，プロポーザルでやりました。あとの４社の提案書がありますよねと。これのここが優れているから採用したんだよという理由付けをさせていただいてくださいよと。そして，そういうものを見させてくださいということを言ったわけなんですが，後日，そちらのほうからきた資料は，ただ単に全部で５つですが，５つの設計図がきただけで，今回プロポーザルの，何て言うんですかね，審査講評と言われている審査総括が今日配付されているわけです。これですとわかりにくいんですよ。ですから，私が言ったのは，この前の設計図に，ここが良くて採用されたとか，ここが要するに劣っている部分であるとかということを教えてくださいと，私は言って，残っているはずなんですが，それが欠落していますので，私は専門家ではないので良くわからないんですよ。どういうところを，審査した方が，ここが良くて，これが悪かったんだという，その優劣のつけ方がないということなんですね。今言ったって，すぐというわけにはいかないでしょうから，伝えておきますので，それを是非いただければなと思っております。

参事兼教育総務課長）プロポーザルの講評，それから審査につきましては，委員のご指摘のとおり前回の委員会のときにご指摘をいただきまして，まず応募した図面等をお送りさせていただきました。講評の内容につきましては，そのプロポーザルの会社が決まった際に，この委員会においてもご説明申し上げて参りました。今回改めて，この審査講評ということで，公表しております委員長名として，この内容を，こういうところが他の内容と比べて評価が高いということで，総括的に講評として，審査総括としてホームページ等でも公表してきたところでございます。ただ，選定委員会の中の部分につきましては，非公開ということもございまして，この委員会の席でも，どういう意見が出たかという点で，ある程度こういう意見が出ましたということはご説明差し上げて参りましたが，ここが悪いということではなくて，審査の仕方としては，この案がこういうところで優れているというような考え方の中で，この＊＊＊＊＊＊＊の提案が，こちらの審査総括にも記載してございますように，建物の配置，それから工期の問題，それからいろいろなプラン，そういったものを含めて，この業者がいいのではないかということで，この選定委員会の中で決定したものとして，私どものほうは，ご説明を差し上げる以外，具体的な中身について，ここが悪いというところについては，ご説明が出来ないというのが現状でございますので，この点につきましては，この審査総括という部分でご理解をいただければと思います。

川村委員）先程から言っていますように，私は設計に関してはプロではありませんので，要するに説明を受けないとわかりませんので，ましてこの審査講評ということに関して，こんなアバウトなやり方ですと，全くもってわからないと。ただこっちがいいから，選定したから，それをそのまま受け取りなさいよと言っているようにしか聞こえないものですから，私はそのように申し上げたわけですので，本当でしたら，悪いとか悪くないではなくて，要するに先程言っているように，優劣と。要するに悪いのではなく，こっちのほうが優れていると。これが，採用されなかったという原因がここにあったんではないかというぐらいのことについて，教えていただければ，我々も住民の方に，他にも出ていたんだけど，これで採用がなされなかったということが，言えるのかなと。要するに，私どものほうでは住民の方々に対して，どういうふうな説明をしたらいいのかと。こういう説明をした場合に住民の方が果たしてわかってくれるのかどうか。保護者の方がわかってくれるのかなと。多分わかっていただけないと思っておりますので，お願いをしたわけです。その辺のところをよく考えていただいて，今後行動していただければ有り難いかなと思っております。それで先程提示されました新しいものに関して，ちょっと言わせていただきますと，この駐輪場252台の根拠についてお伺いいたします。

参事兼教育総務課長）この件については，統合の議論と併せてその中でスクールバスでの登下校という部分が前提としてございまして，そのスクールバスを利用する生徒以外，基本的には現在の柿岡中学校の生徒の利用者プラスということで，概ね250台程度で学校のほうでは対応できるのではないかということで，250台という形でとっております。

川村委員）私は，それでは甘いのかなと思っているんですが，それでは因みに今自転車通学している３校の人数はありますよね。例えば有明中なら何名，八郷南中なら何名，有明中にいたっては，ほとんどの方が自転車通学かと思いますが，そういうことでやっていきますと，何名ぐらいいらっしゃるのでしょうか。

参事兼教育総務課長）基本的には各学校とも自転通学を認めておりますので，乗る，乗らないは別にして，全生徒数が自転車通学という可能性は非常に高くなります。

川村委員）ですから，有明中に関しても，八郷南中に関してもほぼ全員かと思うんですね。柿岡中の場合には，市内の方と近隣の方は違うかも知れませんが，それ以外は，ほぼなっていくということで，多分400は超えますよね。

参事兼教育総務課長）自転車通学という前提で申し上げますと400は超えることは考えられます。

川村委員）ということで，多分私が思っているのはスクールバスもいいのかも知れませんが，本当にそれに乗っていただける方がいればいいんですが，多分時間的なもの，それから部活等によるとそれでは間に合わないと。やはり自転車のほうがいいよと言われそうな感じがするんですが，その辺のところの感覚というか，それはどのようにお考えになっているのか。

参事兼教育総務課長）今現在統合の説明を各小学校区でいろいろ行って統合を進めて，このあとご説明をする予定ですが，そういう中では，通学路の安全確保という部分も含めてスクールバスの対応を前提として，通学については，こちら側としては説明をしてございます。確かに委員おっしゃるとおり，利用するかしないかは，生徒または保護者の自由の部分もございますので，確かに想定しているよりは増える可能性はあるかも知れません。ただ，今現在統合に関して説明をしている中では，通学路の安全確保という観点からもスクールバスの利用ということを前提にお願いをしておりますので，そういう中では駐輪場の数を，スクールバスを利用するという前提で考えさせていただければということで，この台数で出させていただいているというところでございます。

川村委員）ですから，私が今言ったのはそういうことが想定されるでしょうと。最初はバスで通学しても１学期以後は，２学期からはバスではなく自転車で通学する方が増えるのではないのかなという想定がされているのか，されていないのかと。その時に250から300または350になったときに，この駐輪場では間に合わないんじゃないですかということを言っているんです。

参事兼教育総務課長）先程来申し上げておりますように，いろいろな条件は，委員ご指摘のとおりだと思います。ただ，いまの現段階では，その通学手段としてはスクールバスを大前提として，教育委員会としてはご説明申し上げておりますので，自転車通学を前提としたお話をしていないということもございますので，あくまでスクールバスを利用して，登下校をしていただくということで，考えておりますので，その先に自転車通学が増えるということについては，現段階では想定していないということで，ご了解いただきたいと思います。

川村委員）わかりました。だから想定していますか，ということを聞いているので，想定していないのなら，想定していないで構わないんですよ。そこから先は，話が全く別ですから。それからあと1つ，細かい話になってしまうんですが，私，トイレのほうでちょっと言わせていただくと，トイレのドアが全部，車椅子用以外は，ほぼ外開きになっているんですね。私はいつも言っていますように出来ましたらば，内開きの開けっ放し，これが1番目視できる1番楽な方法かなと思っております。それで前の時点で言ったときに，前のあの時は次長さんだったんですが，次長さんがおっしゃっていたのは，その中で，事故等があったときに，ドアが開かなくなるから駄目だという話をされたんですが，その時に私が，｢そういう事故が実際に過去にあったんですか｣と聞いたら，ないという話で，それでもなお且つ多分全部外開きで閉めっぱなしなんですね。ですから，これからもそこにいる方の安否確認をすることも去ることながら，やっぱり内開きの開けっ放しが1番いいんではないかなと。それは教育長，前の時点で知っていますよね。

参事兼教育総務課長）以前より，その点について安全確保ということで，委員からご指摘をいただいているところでございますので，その辺，設計のほうと，このどちらかに開くかということで，スペース的に対応できるかどうか，その点も含めて，このドアについては委員のご意見等をもう一度設計のほうにご相談をしていきたいと思いますので，よろしくお願いいたします。

川村委員）わかりました。ありがとうございます。ただ，これしつこく言ったのは，前の東小学校なんかでも，あとから言ったのがほとんど通らなかったと。｢大丈夫です｣と言っていながら，全然変更が出来なかったと。あれは何だったんだと思っていますので，ですから細かいことかも知れませんけれども申し上げましたので，よろしくお願いいたします。

池田委員長）ほかに発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。暫時休憩いたします。

―　休　　　憩　―

池田委員長）休憩前に引き続き，会議を開きます。
　次に，その他の件といたしまして，参事兼保険年金課長大村君より発言を求められておりますので，これを許します。

参事兼保険年金課長）先程，出生数についてのご質問がございましたが，先程お答えいたしましたのは戸籍上での受理の件数でございまして，実際には，他の市町村でも受理はできますので誤った人数になっておりますので，訂正したいと思います。平成23年３月１日現在で，０歳児の人数は538人です。因みに１歳の人数は576人です。２歳児の人数は589人です。続きまして，保険年金課関係についてご報告申し上げます。国民健康保険税条例の一部改正につきまして，国におきましては，今年度の３月に地方税法等の改正が予定されておりまして，国民健康保険税の賦課限度額の引き上げが予定されております。内容でございますが，基礎課税分で現行の50万円から１万円引き上げて51万円に，後期高齢者支援金等課税分で現行の13万円から１万円引き上げて14万円に，介護納付金課税分では現行の10万円から２万円引き上げて12万円になります。合計で現行の73万円から77万円に４万円引き上げられます。こちらは中間所得層の負担軽減を図るために引き上げが行われるものでございます。まだ政令が公布されておりませんので，条例の改正が提案できない状況となっております。公布されました時に，専決にて対応させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたします。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　引き続き，その他の件といたしまして，こども福祉課長菊地君より発言を求められておりますので，これを許します。

こども福祉課長）平成23年度保育料徴収基準額表の改正につきましてご説明申し上げます。お配りしております資料をご覧いただきたいと思います。１ページは，平成23年度保育料徴収金基準額表（案）でございます。２ページは22年度との比較表でございます。３ページから５ページについては国庫基準の改正内容となってございます。それでは，今回の改正ですが，平成22年度に国庫基準額表が改正となり，第１から第７までの所得に基づく階層区分から，第８階層が新たに創設されとことに伴うものでございます。現行基準額は平成17年の合併時の協議において決定された金額がベースになっておりまして，これまで見直しは国庫基準額を上回らない範囲で行い，基本的には据え置きの金額となっております。平成23年度につきましては，国庫基準額の改正に合わせまして，第８階層を新たに創設し，第１から第７階層までについては，これまでと同様の措置をするものでございます。具体的には，第１，第７階層までは基本的に据え置きになります。但し，国庫基準額で保育単価限度区分がございますが，この保育単価について平成23年度に改正が予定されております。その改正に伴いまして，４歳以上児の第５階層以上の部分が２万6,970円から２万6,850円に変更になります。次に新たに創設いたしました，第８階層の金額の設定でございますが，県内の状況を調査検討した結果，第７階層と同じ軽減率を適用することとしたところでございます。県内の状況ですが，既に平成22年度に改正を実施している12市を対象に行っております。第７階層から第８階層への上げ幅ですが，同じ軽減率を適用しているところ，これが５つの市でございました。それから上げ幅として約10％をみているところが４つの市と，大きく分けて２つに分かれておりました。そこで，第７階層と同じ軽減率を採用した場合に，１歳児以上につきましては，国庫基準額が同じなため，据え置きとなるために，０歳児のみが今回の見直しの対象となります。そして，その金額ですが６万4,370円ということになります。そしてその結果ですが，国庫基準額の上げ幅と同じ30％になると。このようなことから，第７階層と同じ軽減率を適用することとした次第でございます。それと，今回の改訂に伴う影響額ですが，22年度の所得状況を基に試算をしてございます。まず新たに創設いたしました第８階層の部分で，改訂部分は０歳児になるわけですけれども，22年度の状況でみますと対象者はいないということになります。次に，基本的に据え置きとなります第７階層までを含めた全体で見た場合，保育料の徴収額でございますが，22年度と比較しますと24万4,320円の減額となります。また，国庫基準額に対する軽減率ですけれども，76.6％という形になりまして，約１億円の金額を市が子育て支援として負担する金額となります。以上でございます。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたし
ます。

川村委員）０歳児で保育料徴収は別として，公立保育所でお預かりしている方は何名ぐらいいらっしゃるんですか。

こども福祉課長）０歳児は79名でございます。

川村委員）その中で出来ましたらば，先程説明にあった第１から第８まで，第７までかも知れませんが，大体どの辺のパーセントなのか，パーセントだけで結構ですので，教えていただければ有り難いと思います。

こども福祉課長）パーセントではなく，人数で把握していますので，人数で申し上げます。まず０歳児の中で，第１階層の人数ですが３人です。それから，第２階層は２人です。第３階層が18人です。第４階層が19人です。第５階層が22人です。第６階層が12人です。第７階層が３人です。第８階層は０人です。

川村委員）わかりました。ありがとうございます。

池田委員長）他に発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　引き続き，その他の件といたしまして，保健福祉部次長兼健康増進課長佐藤君より発言を求められておりますので，これを許します。

保健福祉部次長兼健康増進課長）お手元の資料のうち，予防接種事業についてという資料をご覧いただきたいと思います。それではご説明申し上げます。開いていただきまして，ページは下に丸を付けてございます。これは３月８日の予算特別委員会でもご質問をいただきました小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンの接種に伴いまして，死亡事例が発生したということから，接種を一時見合せということがございました。委員会の翌日の３月９日に，Ｑ＆Ａの改訂版が出ましたので，こちらをご報告いたします。まず問１で一時的に見合わせた理由を説明しております。２段落目に書いてございますが，情報を収集し専門家による因果関係の評価等を実施するまでの間，念のために接種を一時的に見合わせることとしたものです。同じページの1番下の問いでございます。問３，最近，子どもが小児用肺炎球菌ワクチン又はヒブワクチンを接種したのですが，大丈夫でしょうか。どのようなことに気をつければよいでしょうか，ということでございます。これに関しましては，下から３行目の中ほどからでございますが，現段階の情報では，直接的な明確な因果関係は認められないと考えられると評価されましたが，更に調査を行っているということで，その上にいろいろ書いてありますが，心配ないということが記されております。次のページでございます。問４でございます。両ワクチンを同時接種する場合ではなく，いずれか一方を接種することも見合わせているのでしょうか，ということですが，ワクチンとの関連を評価するまでの間は，念のため，単独での接種も見合わせることといたしました。それからその１つおいた，問６でございます。接種の見合わせはいつまで続きますかということに対しては，専門家の会議を３月８日に開催し，報告された５例について，現段階の情報では，いずれもワクチン接種との直接的な明確な因果関係は認められないと考えられると評価されました。但し，外国での状況や，同時接種に関する情報などについて早急に収集したうえで，再度検討を行うこととされました。近く改めて専門家の会議を開催することとしており，少なくともそれまでの間は接種の見合わせをお願いいたします。その後の対応は，検討結果を踏まえて速やかに決めたうえ，改めてご案内いたしますと。問７，来月，次回の接種を予定していますが，接種できますか。３月８日に専門家の会議が開催されましたが，さらに情報の収集が必要であるとされましたので，近く改めて専門家の会議を開催することとしており，その結果を速やかに公表する予定ですので，その結果をご参考にしてください。専門家会議の開催日程についても決まり次第お知らせするようにいたします，ということでＱ＆Ａを要約いたしますと，現段階では，直接の因果関係は認められないということでございますが，更に外国の事例などを含めて調査のうえ，再度検討会を開くということでございます。なお，私のほうで情報として得ておりますのは，８日から２週間程度というふうに聞いております。それですと連休明けの３月22日あたりかなというふうに思っております。それでは，ページをめくっていただきまして，４ページでございますが，これがその検討会での報告のプレス発表，国民への発表の内容でございます。特に１のアンダーラインが引かれたところ，先程私が申し上げたとおり，直接的な明確な因果関係は認められないと考えられるが，さらに入手可能な情報を次回までに収集するということでございます。それから５ページでございますが，先程のＱ＆Ａの翌日の３月10日に出たものでございます。趣旨としては，同じでございます。当分見合わせをするということでございます。それから１番最後のページでございますが，これはその前のページまでの段階で，死亡が報告されたものでございます。当初４例でございましたが，３月９日までで６例ということでございます。以上でございます。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたし
ます。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　引き続き，その他の件といたしまして，参事兼教育総務課長上曽君より発言を求められておりますので，これを許します。

参事兼教育総務課長）私からは有明中・柿岡中・八郷南中の統合についての進捗状況等につきまして，ご説明申し上げたいと思います。教育総務課という資料をご覧いただきたいと思います。２番目で（１）から（３）までございますが，一括してご説明申し上げます。まず，この３中学校の統合検討会の開催状況，それから決定事項についてご説明いたします。第２回検討会，昨年の12月16日に開催いたしました統合検討会につきまして，これまで統合の方法についてご説明していましたとおり，新設統合，それから統合の時期は平成25年４月，それから統合校の位置としては，現在の柿岡中学校の改築により統合校を建てていくと。それから通学等の手段については，スクールバス，それから通学路の確認及び道路状況の改善，それから中学校名の決定については，新たな学校名を検討するというような大きな項目について合意なり承認をいただきまして，この形で今後具体的に進めるというような形をいただきました。この中での意見等につきましては，資料に添付させていただいたとおりでございます。それから続きまして，第３回統合検討会を開催いたしました。これは，２月21日でございます。前回の決定事項に基づきまして，まず各地区の区長への説明が必要ということで，その区長への説明の状況等について報告をいたしました。それから学校名の選定につきましては，２回目の検討会の中で公募をすると。対象としては統合する学区の児童生徒及び地域住民ということで，方向性を出していただきましたので，この具体的な方法について，この第３回の検討会で確認をいただいたところでございます。この応募につきましては，学校の児童生徒につきましては，学校を通してお願いすると。それから地域住民の方につきましては，区長を通してお願いをするという形で，募集期間としては平成23年３月１日から４月10日までということで決定をしております。そのあと，主な意見として記載してございます。それからもう1点，今後いろいろな細かい項目を協議するため，専門部会の設置ということで，次の５ページをご覧いただきたいと思います。こういった検討組織，専門部会を設置いたしまして，今後具体的な方法について検討するということで確認をいただいたところでございます。それから６ページにつきましては，今後の検討課題，項目の検討スケジュールについて記載してございます。それから７ページにおきましては，１月中に実施いたしました該当する７地区の区長に対する説明の概要を記載してございます。それぞれの地区の区長さんを対象に説明をいたしました。その中で地区公民館長等も参加いただいた場所，それからＰＴＡも若干参加した場所は，地区に応じて対応をいただいたところでございます。その中での意見，また要望等につきましては，添付した資料をご覧いただければと思います。それから，16ページをご覧いただきたいと思います。こちらが，小中学生を対象といたしまして，学校に依頼しました学校名の募集の用紙でございます。次の17ページが地区の住民の方にお願いをした募集の用紙でございます。また募集期間につきまして，４月10日までといたしておりましたが，この大震災の影響もございますので，この締め切りのほうを，学校または地区の区長会長さんとご相談をして，落ち着いた段階で，また八郷地区のほうでは，まだ給水がいっていない所もあるようでございますので，その辺落ち着いた時期に，区長会長さんを通して，締切日を改めて延期するというようなことで，間に合うということであればそのままでございますが，その辺，学校また区長さんのほうと相談をして，この４月10日の締切日については，今後検討させていただきたいというふうに思っております。この応募をいただいたものについては，５点程度に数を絞りまして，統合検討会の中で最終案として決定をいただくという形で進めさせていただければということで考えております。以上でございます。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたし
ます。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　引き続き，その他の件といたしまして，生涯学習課長菊地君より発言を求められておりますので，これを許します。

生涯学習課長）私からは県指定史跡瓦塚窯跡の今年度の調査結果についてご報告申し上げます。平成20年度から今年度までの３年間の調査で，窯跡の数が17基発見されました。従来の確認されたもの７基と合わせますと，24基ということになります。本年度の調査で，初めて遺跡内に住居跡を確認いたしまして，その中から瓦が確認されたことから，窯跡がわかりました。今後は，こういった工房跡などの調査を引き続き行って参りたいと考えております。窯跡の調査につきましては，平成23年度まで行ないまして，現地での遺跡範囲の確定，それから24年度には出土品などの洗浄と整理や台帳を作成いたします。そして平成25年度には報告書を刊行する予定で進めて参りたいと考えております。報告書の刊行後につきましては，これらの成果を瓦塚窯跡保存整備計画検討委員会等に諮りながら将来に向けた整備計画等について策定にあたって参りたいと考えております。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたし
ます。ご質問等はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。
　その他の件といたしまして，他に発言はございませんか。

教育長）それではご報告申し上げます。学校の休校の件ですが，先週３月11日に臨時校長会を開催いたしまして，とりあえず様子を見ながら16日まで休校にしようということだったんですが，状況を見た場合に，今日は午前９時から第２回の臨時校長会を開催いたしましたが，まだちょっとスタートするには無理があると。いろいろ水道のこととか，あるいは体育館のガラスの破損状態とか，昨日私大体見てきたんですが，そういうことを判断して，今週は18日まで休みにして，子どもたちとの連絡をとにかく取ろうということ。それで22日に授業を再開いたしまして３時間程度，23日が卒業式，それから24日が終業式ということで，給食なしで午前中対応でやっていこうと。歩いた中で1つ印象に残っているのは，東成井とか園部小とか回ったんですが，教室の机がきれいに整理されていて，そこに子どもたちの鞄が全部のっていた姿を見て大変感銘を受けました。以上です。

池田委員長）ただ今の件につきまして，ご質問等がございましたら，挙手によりお願いいたし
ます。

川村委員）それはわかりましたけれども，先日の15，16日の休校の件ですが，これはメールマガジンで総務のほうから防災等の連絡で出ていましたが，教育委員会のほうから出るのか，どちらからメールマガジンのほうに出るんですか。

教育部長）引き続き防災関係から出させていただきたいと考えております。

川村委員）わかりました。私はどちらからでも出していただければいいですが，ただ本当に今回メールマガジンというのは非常に有効だということがつくづくわかりましたので，やっぱり数多くどんどん出してあげるべきだと思っておりますので，その辺よろしくお願いしたいと思います。

教育部長）今川村委員のほうからメールマガジンによる広報ということもございましたが，さらにホームページへ掲載すると共に，八郷地区につきましては防災無線を利用しまして，この休校について広報して参りたいと。石岡地区については，過日行いましたように広報車によって，この休校について説明していきたいと考えております。

保健福祉部長）保健福祉部関係で，今回の震災関係で，保育所の開所状況でございますが，石岡地区につきましては14日の月曜日のみ休所，八郷地区においては園部・みなみ・中央保育所は，今日まで休所ということで対応してございます。水が出ないということで，給食，あるいはトイレの問題がございますので，とりあえず今日まで様子を見るということで対応しております。

高野委員）今教育長から18日まで休みと。それで22日が３時間，23日が卒業式というようなお話でありましたが，23日は確定ということですか。そうすると体育館の安全性等はきちんと調査をして，対応されているということですか。

教育部長）教育長からも説明がありましたように一部の体育館で，今回の地震により被害を受けております。そういうものについては，現在改修工事を業者に依頼しておりますので，出来る限り23日までに対応して参りたいと。また対応できない部分もございます。これにつきましては，安全の確保を図って卒業式を挙行して参りたいと考えております。

菱沼副委員長）今回の震災の部分において，独居老人の方がいると思いますが，そういう方の対応というのはどのようになっているのでしょうか。

保健福祉部長）独居老人あるいは要援護者の方につきましては，11日の夜から次の12日にかけまして，市の職員はもちろん民生委員の方たちで安否確認をいたしました。要援護者等の人数が確か944世帯だったと思いますが，人数が多いので，やはり時間がかかりました。一応私どものほうで今つかんでいる中では，異状は全員なかったということで把握しております。

池田委員長）他に発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，本件については以上で終結いたします。なお，震災の被害関係につきましては，ただいま調査取りまとめ中でございますので，後程全員協議会にて報告する旨，議会事務局へ連絡がありましたので，よろしくお願いいたします。
　その他の件といたしまして，他に発言はございませんか。

〔「なし」との声〕

池田委員長）ないようですので，その他の件を終結いたします。
　次に，閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため，石岡市議会委員会条例第36条の規定により，お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し，閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」との声〕

池田委員長）ご異議なしと認め，さよう決しました。
　以上で本日の議事は全て終了いたしましたので，当委員会を閉会いたすところではございますが，私のほうから一言ご挨拶を申し上げます。委員長就任以来，１年９か月間にわたりまして，副委員長，また委員各位をはじめ，執行部の皆様方におかれましては，格別なるご協力を賜り，本席をお借りいたしまして厚く御礼申し上げます。これまで当委員会所管の案件について，執行部の方々に説明員としてご出席をいただき，縷々協議をしてまいりました。重要な案件が山積する中，執行部におかれましても，いろいろなご苦労がおありになったことと存じますが，おかげさまで，今日まで大過なく委員会運営を円滑に進めることが出来ました。これもひとえに委員各位をはじめ執行部の皆様のご協力によるものと心から深く感謝を申し上げます。今般の東北関東大震災において，市内全域でも大きな被害がございました。市長を本部長とする災害対策本部を立ち上げ，不眠不休での復旧作業をしている真っ只中ではありますが，急を要する案件がない限り，本日をもって当委員会は終結いたします。本当に１年９か月間，委員各位並びに執行部の皆様方におかれましては，ありがとうございました。委員長として厚く御礼を申し上げまして一言ごあいさつとさせていただきます。
　以上で，本日の教育福祉委員会を閉会いたします。