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議会中継
  


平成23年度 石岡駅周辺整備対策検討委員会

 第4回委員会 (2月10日)
出席委員 山本 進委員長,鈴木行雄副委員長,前島守雅委員,鈴木米造委員,島田久雄委員,岡野孝男委員
菱沼和幸委員,池田正文委員,関口忠男委員,谷田川 泰委員,勝村孝行委員,野口伸隆委員
市執行部 企画部長(鈴木幸治),企画部次長兼企画課長(宮本秀男)
経済部長(市村 明),経済部次長兼農政課長(前沢洋一),商工観光課副参事中心市街地活性化対策室長(菊地正樹)
都市建設部長(沼田 耕),都市建設部次長兼建築住宅指導課長(前島 晃),都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長(池田 久)
議会事務局 議会事務局長伊野忠好),庶務議事課係長(神谷一美),庶務議事課係長(飯田英男)


山本委員長)ただいまから,石岡駅周辺整備対策特別委員会を開会いたします。本日の調査は,初めに,先日実施いたしました当委員会の管外調査の報告について,その後,石岡駅橋上化推進検討委員会等の検討状況の説明を受け,当委員会としての考えを協議してまいりたいと思います。次に,本日,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。これ事に入ります。初めに,石岡駅周辺整備対策特別委員会管外調査報告書についてを議題といたします。去る1月27日に実施いたしました当委員会の管外調査につきましては大変ご苦労様でした。委員の皆様方のご協力によりまして,有意義な視察ができたものと考えております。つきましては,お手元に配付いたしましたとおり,報告書を作成いたしましたので,ご覧おき願いたいと思います。それでは視察を振り返りまして,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。ご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,今回視察しました案件につきましては,今後の駅周辺整備等の参考にできればと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
 次に,石岡駅橋上化推進検討委員会等の検討状況についてを議題といたします。本件について,執行部から説明を求めます。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)それでは私のほうから,石岡駅橋上化推進検討委員会等の検討状況につきましてご説明いたします。申し訳ありませんが,着座にてご説明させていただきます。初めに,市民アンケートの回答をいただきました用紙につきまして,ご参考までにご覧いただければということで回覧いたしますので,ご覧いただければと思います。それでは,委員会資料本編の1ページをご覧ください。こちらは,前回の委員会でもご説明いたしましたが,駅舎等のデザイン検討の考え方の整理をしております。前提条件を踏まえ,検討委員会,ワークショップでの意見を整理し,基本的なデザインの方向性を,下段ウ)において整理・確認をしたところでございます。当委員会におきましても,基本的な内容につきまして,前回ご確認及びご了承をいただいたところでございます。続きまして2ページをお開き願います。こちらにつきましては前回もご説明いたしましたが,事務局案1,案2,ワークショップの提言案としまして,案3,案4ということで,デザイン案4案を提示なされております。その後,この4案をベースに,第2回の推進検討委員会で議論がなされまして,修正4案が追加されました。その修正案,この4案をベースに修正案がつくられましたが,その修正案につきましては,3ページをお開き願います。修正案の作成についてでございますが,案1につきましてはそのままとなっております。案2につきましては,「都市の床の間」に石岡のイメージを取り入れる案の作成ということで,また全体を見直しするとともに,だまし絵を取り入れた修正案としまして,案2Aを新たに修正案として追加をしてございます。案の3につきましては,案3Aとしまして,石岡において瓦を焼いた歴史があることから,国衙の屋根を瓦葺として修正してはということがございました。それを基に修正案として作ってございます。案の3Bにつきましては,ダイナミックに和モダンにしてはとのご意見がございました。そのご意見を基に,大屋根を三角屋根で表現した和モダンな案を作成したものが案3Bです。案4につきましては,現駅舎のイメージを活用した場合の修正案を作成してはとのご意見がございましたので,修正案としまして,案4Aを作成したということで,本建屋の駅舎の前に今あります駅舎をイメージしたものを修正案として付けております。これら8案を基に,昨年の暮れに第3回推進検討委員会が開催されまして,市民アンケートを行う案を絞り込むという作業がなされました。その案としまして,次の4ページのほうに4案が絞り込まれたところでございます。また,この市民アンケートに向けまして,その絞り込まれた案について,委員の方より一部修正を行うという提案がありまして,案1,4ページでいきますとB案でございますが,こちらにつきましては,ホームに降りる階段部に窓を付けてはどうかという意見がございましたので,その修正を行っております。同様に,案4Aでございますが,4ページではA案になりますが,こちらについて,現駅舎イメージ部の窓についてのデザインを駅舎本体部に合わせる修正を行いました。これらの修正を基に,アンケート調査したものが,こちらの調査案一覧でございます。市民アンケートの内容につきましてでございます。5ページをお開き願います。(ⅰ)調査概要です。調査方法につきましては,郵送により調査票の配布及び回収を行いました。調査期間は,1月13日から23日の10日間といたしたところでございます。実態としましては,1月31日までに市役所に到着したものまでを今回のデータに反映しておりますので,都合20日間弱となっております。調査対象者は,市内に在住する13歳以上の男女,71,326人としました。調査数は,統計処理をする上で95%の信頼率と5%の要求精度としまして,2,000名の方に配布し,30%以上の回収率を目指すこととしました。結果としまして,5ページ右側上にありますように,759通,37.5%の回収率となりまして,統計上の精度が確保されたところでございます。2,000人の抽出の仕方につきましては,基本的にランダム抽出を行っております。但し,抽出にあたりまして,男女別,地区別の偏りを軽減したいということでございまして,男女比は1対1に,そして,中学校区別に人口比にて,配布枚数を設定しております。その内容につきましては,表1のとおりでございます。また,抽出されました結果でございますが,地区別,年代別の配布状況につきましては,表2のとおりでございます。続きまして,5ページ右側の(ⅱ)アンケート回収状況でございます。回収数は,先ほどのとおり759通で,回収率としましては37.5%でございます。回答者の年代別,また,地区別の状況につきましては図1,図2の記載の通りで,状況的には配布割合に近い数値となってございます。また,地区ごと,年代ごとの回収率につきましては,図3,図4のとおりでございます。地区ベースで申しますと,府中中学校区の回収率が高くなっております。また,年代ベースでは,60代の方の回収率が高く,80代,90代の方につきましては,ちょっと低い数値が出てございます。次に,6ページをお開き願います。別冊になります資料編の3ページのデザイン検討案一覧も併せてご覧ください。本編の6ページですが,アンケートの回答結果でございます。(ア)全体得票結果でございますが,図5,図6のとおりで,1位がC案で32%,2位がA案で25%です。B案,D案はともに21%となっております。年代ごとの案別の得票割合状況につきましては,図7の状況です。60代を境に,案の選択に違いが出ているというようなことが見受けられてございます。次に,右側の(ウ)利用頻度別の結果でございますが,利用頻度としましては,年数回,月数回の方,頻度としましては中程度としましたが,この方が一番多く,全体の62%となっており,看板建築イメージのA,B案ともに24%,和モダンイメージのC案が30%,D案が22%となっております。利用頻度が高い年代は,10代,20代といった若い年代で,30代までを含めますと全体の54%となっておりますが,その分,C案が39%と高くなっている状況でございます。次に,(エ)地域別の結果でございます。中学校区につきましては,資料編の7ページに学校区分図を載せておりますので,併せてご覧いただければと思います。得票状況としましては,石岡駅を含むエリアないし石岡駅利用としまして想定されます石岡,府中,国府,柿岡の各中学校区において,石岡中学校区を除きますが,A案とC案の差があまりついていない状況かと判断されます。石岡中学校区については,年代別の配布数からみると,40代までのアンケートの配布数が全体からみて多いということで,若い年代の意見が強く反映された状況かと推察されております。以上が市民アンケート調査の結果につきまして,全体,年代別,利用頻度別並びに地域別の得票の結果について整理したものでございます。また,併せてデザインにつきましてご意見を伺っております。その結果につきましては,資料編の5ページをお開き願いたいと思います。こちらにA案,B案,C案,D案の各案に対するご意見を自由に伺った内容について整理をしております。意見内容については,大きく4項目に区分して,①としてはデザインの部分修正に関するものとしまして,具体的な意見を述べておられる方の意見並びにイメージ的なもので表現された「その他の意見」というものに区分したところでございます。また,②デザインの追加に関する意見というものを区分しております。③としては,特に窓・色彩・建築素材への意見を特出しした形でまとめてございます。④としましては,その他,財政的な意見も含めて整理してございます。①の部分修正につきましては,全体としまして,歴史や和を強調してはという,イメージ的な意見がどの案にも出ているということでございます。②におきましては,雨に対する対応としまして,B案,C案においては,軒や屋根の要望がございました。③では,駅に対しまして,明るい色調を望む意見が全体にわたって多く出ているということでございます。④では,デザイン選択に当たりまして,各案ともに当該案への賛成の意見というものでございます。また,看板建築系のA・B案が良いのだけれども,建築費がかかりそうなので,安くできそうなC,D案にしたというような意見がございます。選択に当たって,建築費の明示もして欲しかったとの意見もありました。このような視点で,C,D案を選択された方も,その他においてもいるのかなということは推測されているところでございます。概算建築費とメンテナンスコストにつきましては,資料編の8ページに整理しておりますので,ご説明させていただきます。資料編の一番最後になりますが,内容としましては,建築費につきましては,各案それぞれにおいても,使用します建築の素材により,幅が生じます。また案同士での比較でいきますと,看板建築系は建築素材により,1億円から2億円ほど,和モダン系の案よりは高くなるだろうとの試算がなされているところでございます。メンテナンスコストにつきましては,基本的には,建築材料に関する内容としましては,各案ともにメンテナンスフリーに近い建築材料を使用していくこととしております。そういう意味では,大きな差は生じないのかと判断しておるところでございます。一方,窓に関することでございますが,窓の清掃費用ですが,これは案により差が出てくることとなります。これまでの庁舎清掃費などから想定しますと,窓が多い案と少ない案とでは,年間数10万円前後の差は生じるのかなということは想定されております。デザインに関する意見につきましては,以上でございます。それでは,本編に戻っていただきまして,7ページをお開き願います。①デザイン方針の決定につきましてですが,こちらは,当委員会でも前回ご了解をいただきましたデザインの考え方を,決定事項としまして記載してございます。デザインコンセプト,その説明につきましては,基本的にこの方針により作業を進めてきたところでございます。②完成予想図の決定につきましては,橋上化推進検討委員会におきまして決定されました内容です。アンケート調査結果等を踏まえまして,推進検討委員会でご議論いただきましたが,看板建築,和モダンのデザインともに甲乙つけがたいということで,2案併記にての決定となってございます。提言におきましては,重み付きとしまして,アンケートのC案を第1位に,次をA案とした重み付きの提言ということがなされております。提言案の決定におきましては,案の絞り込みを,このC案,A案ということで行いましたけれども,提言に向けての一部修正が案の絞り込みの後,行われております。内容につきましては,C案につきまして,ステーションパークに接続する通路部分に屋根がありませんでしたが,ここは展示スペースに使うのには,ここが一番最適かと思います。そういう意味で雨に濡れないということと,展示スペースの確保という視点から,屋根を付けてはどうかというようなことで説明のもと,ご了解をされまして,今回の提言案1という形で,ここに屋根を付けた形の提言案を今回提言として出させていただいているということでございます。そういう一部修正を基に提言案が成り立っております。以上がデザインの検討についてでございます。それでは続きまして,本編の8ページをお開き願います。今回のアンケートにおきまして,デザインについてのアンケート,まちづくりに関するアンケートを併せて実施してございます。今後のまちづくりについて,自由にご意見を伺っているという内容でございます。質問の1つ目としましては,西口駅前広場や東西自由通路の活用についてのアイデアについて求めたものでございます。意見内容につきましては,交通系に関することとしまして,駐車スペース,駐輪場の整備・確保というようなことが,意見としてあります。2つ目として商業・観光に関することにつきましては,飲食店の立地やイベントスペースの確保が多く出されております。また,土産物屋のスペース確保も意見として多数ございました。情報発信系の意見としまして,125人の方から①から⑥まで合わせますと,各種の展示スペースを確保してはどうかとの意見がありました。環境改善に関する意見としましては,緑化や休憩施設整備の意見,また太陽光発電施設の活用などの意見も出されております。また,第4回推進検討委員会におきまして,委員の方から,身障者の方や高齢者に対して,使い勝手のいい施設づくりについても意見が出されたところでございます。次に,右側になりますが,石岡駅周辺地域のにぎわいづくりのためのアイデアということに対して,意見を求めてございます。こちらにつきまして,交通系につきましては,駐車場の整備を要望する意見がございました。商業・観光に関しましては,こちらも駅周辺におきます飲食店や買い物ができる店の立地等に対する意見が多く出ております。また,関連しますモールやアーケード,アンテナショップなどの整備・設置というような意見が出ております。環境改善に関しましては,イルミネーションの設置,クリスマスツリーなど,観光と捉えてもいい内容ですが,まちづくりのにぎわいづくりの1つとしてどうかというような意見が出されております。その他意見としましては,こちらも商業・観光と重複するところがあるかと思いますが,イベントの開催ということで出されております。別途これはその他意見として整理しておりますが,また,山車会館の建設といった内容も出ているところでございます。以上が,橋上駅舎,駅前広場等の整備を活用した駅周辺地区のまちづくりに関するアンケート調査結果でございます。続きまして,9ページをお開き願います。(3)まちづくりワークショップの結果でございます。こちらも,前回の当委員会におきまして,一部ご説明をいたしましたところですが,今回,アンケート調査結果と併せて,再度,まちづくりに関する箇所につきまして記載をさせていただきました。まちづくりワークショップでございますが,参加者11名,地元の高校から各1名ずつ3名の方,住民の方,関係機関の代表の方からなる会でございます。行政側としましては,議論にタッチしないということで,この11名の方にフリーに意見交換をしていただいて,提言をしてもらうという形式の会でございます。昨年秋に,3回開催いただきまして,この内容について提言をいただいたものでございます。1)駅舎周辺のデザインにつきましては,(ⅰ)駅前広場の整備については,タロー像などのモニュメント設置といった5つの提言がなされてございます。(ⅱ)駅前広場等の植栽整備については,市民との協働ができるのであれば,理想形の植栽をしていこうと。無理であれば,管理費がかからないものというような段階を分けた,その提言がなされております。(ⅲ)自由通路につきましては,こちらも市民アンケートにもありましたように,展示スペースとしての利用の提言,木製ベンチの設置などの提言がありました。9ページ右側ですが,(ⅳ)駅舎内のオープンスペースとして,これは先ほどちょっと修正を入れましたところでございますが,こちらにつきましてバスターミナルとの上部での繋がりの部分ですが,こちらにつきまして展示スペースとしての利用はどうかというようなご意見でございます。それと(ⅴ)イベントスペースということで,バスターミナルの2階部の利用ということで,ステーションパークの使い勝手についての意見がございます。2)新しい駅舎を活用したまちづくりについてということでのご意見・ご提言でございます。こちらは,都市基盤の整備を契機に,まちの活性化を図りましょうということで,駅周辺の街並みの形成を図ること,自由通路を活用した東西交流の促進などへの仕掛けづくりとしまして,10ページになりますが,御幸通りの活性化の必要性,更には,駅周辺の施設の立地誘導の必要性などが提示されてございます。また,駅周辺の交通環境づくりという中では,歩行空間の快適化を図ること,また市のPR拠点として駅周辺を活用することなどが提言としてなされてございます。以上が,推進検討委員会並びにまちづくりワークショップにおける検討の内容でございます。今回併せまして,2.その他としまして,前回以降の駅周辺整備事業の進捗状況につきまして,ご報告をさせていただきたいと思います。内容としましては,前回ご説明いたしましたが,JR東日本との覚書の締結を12月26日に実施してございます。また,12月27日には,石岡市都市計画審議会が開催されまして,石岡駅周辺整備事業関連の都市計画道路の変更につきまして,審議いただきました。可決答申がなされ,これを受けまして,2月1日に都市計画の告示をしております。以上,ご報告と併せてご説明をいたしました。以上でございます。よろしくお願いいたします。

山本委員長)以上で説明は終わりました。ただ今の説明を踏まえ,ご意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

菱沼委員)ただ今,石岡駅橋上化推進検討委員会においての駅舎のアンケート結果が報告されたわけでございます。私も参画しておりましたので,内容については理解しているところでございます。アンケートでは市民の皆さんは,駅舎のデザインとして,1つとして,歴史を継承する気品のある都市づくりを目指し,御幸通りからの視点を受け止める「都市の床の間」をイメージしたデザインの駅舎ということでC案でございます。またもう1つは,半円アーチやロマネスク調の軒蛇腹を取り入れた看板建築をモチーフとしたデザインと既存の駅舎のイメージを合わせた駅舎ということでA案でございますが,これらを望まれているわけであります。今回,こういう形で石岡駅橋上化推進検討委員会での駅舎デザインの方向性が出されたわけでありますが,そういう中で当委員会といたしましても,駅舎デザインについて提言していくべきであると思うところでございます。私といたしましては,石岡の顔として,当市のもつ歴史や文化を感じることのできるデザインにすべきであると考えております。今回のアンケート結果が出た中で,市民や検討委員会の意向を踏まえまして,当委員会としてもその考え方を尊重しながら,提言をしていってはどうかと考えるところであります。また今回進めている駅周辺整備事業は,石岡市の中心市街地活性化と大きく関連があるわけでございます。そういう中で,今後,西口駅前広場や駅舎などが整備される都市基盤を活用して,駅周辺地区の魅力づくり,にぎわいの再生に向けた様々な施策を展開していかれるよう,併せて提言していくべきと私は思っておりますが,いかがでしょうか。以上でございます。

山本委員長)ただいま,菱沼委員から当委員会として,駅舎のデザインや駅周辺整備事業を踏まえたまちづくりについて,当委員会として提言をしていくべきであるとの意見がございました。ただいまの提案について,ご意見等はございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)他にご意見がないようですので,それでは当委員会として,駅舎デザイン,それから駅周辺整備事業を含めたまちづくりについて提言をしてまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。ただいま,当委員会として駅舎デザイン,それからまちづくりについて提言をしていくということでございます。駅舎デザインについては,市民アンケート,そしてその結果を踏まえた検討委員会の検討結果がございますが,これを受けまして,当委員会としては,駅舎デザインについてどのような提言をしていくかについて,ご意見をいただきたいと思います。

岡野孝男委員)この中で,バリアフリーという言葉が幾つか市報いしおかのところを見ると,書いてあるんですが,バリアフリー化を進めると。このバリアフリー化について,どのような形で,これは資料編の1ページにエレベーター・エスカレーターなどの設置によるバリアフリー化,或いは,橋上駅舎化整備,バリアフリー化による利便性向上となっていますが,このバリアフリー化を進めるにあたって,どのような形で進めようとしているのか,まずお伺いいたします。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)バリアフリー化につきましては,橋上化ということで階段を設置いたしますので,エレベーターの設置をまずは西口駅前広場から自由通路に上がる,あとは,駅舎を利用するための1つとして,西口駅前広場,それと各駅舎内における各ホームへの降り口については,上り・下りと,それとBRTターミナルのところに1か所設けるというような計画をしております。それと,併せる形でエスカレーターの整備も高齢者等々に向けての整備として,やっていこうというふうに考えているところでございます。今現在につきましては,ホームにつきましては,上り専用のエスカレーターということで考えております。その辺につきまして,今度推進検討委員会においても,高齢者や障害者の方に対して,やさしい施設づくりということで提言がございましたので,駅ホームについては,ちょっと難しいかと思いますが,各広場側からのエスカレーターの上り専用,場合によっては上り・下り両方使うかということは検討の余地があるのかなというふうに考えているところでございます。一応そういう施設を整備しながら,ひとつひとつの作り方については,バリアフリー化の対応のものを,トイレ等も含めて,各施設ごとの基準等がありますので,階段を含めてですが,そういう施設についての基準に基づいた施設づくりをしていこうというようなことで考えております。

岡野孝男委員)意気込みはよく分かるんですが,設計するにあたって,或いはそのものの使いやすさ,それがバリアに支障があると。バリアの方にとって拭えないという結果,そういうものが出来上がったとすれば,バリアフリーではないわけでして,私がお尋ねしたいのは,健常者だけで,そういうものを考えてもですね,果たしてそれがバリアフリーになるのか。ノーマライゼーションとかというものになるのか。つまりユニバーサルデザインというものを追及するならば,やはりバリアの方の意見を十分に取り入れるような方法を考えるべきではないかと思っています。この点についてはどうですか。

都市建設部次長兼駅周辺整備推進室長)今現在,基本設計を出してございます。今後JR東日本に実施設計を委託して,その中で施設づくりの積み上げをして,造っていくということで考えていますので,その中で推進検討委員会の中でも,委員さんの中に,その方面にたけた方がいらっしゃいますので,基本的にはバリアフリーのための施設づくりのマニュアル的なものはあるんですが,それと併せて,参考意見を伺うようなことを今後検討させていただければと。委員さんのご意見を伺う場を設けたいというふうには考えたいとは思います。

岡野孝男委員)1つの提案として,この駅周辺整備,或いは橋上化について,本当にバリアフリーと言いますか,高齢者にやさしいまちづくりとか,そういうものを追求していく,或いは石岡市は高齢者にやさしい,完全にバリアフリー,ユニバーサルデザインの駅ですよというものも,今後高齢化が進む中において,大事ではないかと。何か売りにするものとして,他の駅とは違う部分があるんだよというような件について,私はやはりバリアフリーの徹底化,そういったものを進めたらどうかということを提案したいと思います。以上でございます。

山本委員長)私のほうから申し上げます。いずれ当委員会は執行部に対して,駅周辺整備事業についての,当委員会としての提言・提案をしていくわけですが,その中に十分に今の岡野委員のご意見を参考にしながら,素案を作っていきたいと思いますので,素案が出来ましたところで,またご検討いただきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。

菱沼委員)私としましては,橋上化検討委員会での検討結果は,市民アンケートを踏まえて検討されたものであり,市民の願いが強く反映されているものと思うわけでございます。従いまして,それを尊重し当委員会としても同様の方向性を示していくべきであると考えております。以上でございます。

山本委員長)ほかにご意見等はございませんか。

島田委員)駅の橋上化,石岡の顔というようなことで改築が予定されているわけなんですが,やはり,いろいろな情報の発信と申しますか,人の流れ,また利用客,一番市民が集まる,また他地区から来た方が通る一番の場所だと思うわけです。そうした中で,やはり市民の皆さんも石岡地区の良いところ,悪いところ,また観光にしても知らない部分が結構ございます。またほかから来る方が,こんな素晴らしいところだというような部分をイメージ的に出すのには,やはり石岡駅の中の一番人が集まるところ,目立つところに,ハイビジョンまたはモニターテレビ等で,石岡のおまつりの時期になれば,石岡のおまつりの様子を,モニターテレビで1日中,リアルタイムで流すというような施設と申しますか,そういう広告・宣伝も必要なのかなと。やはり今フラワーパークの河津桜が2月末になると咲き始まります。そんなことを知っている市民の方は,極く少数です。やはりそういう霞ヶ浦から筑波山という,広大な土地をもった石岡市のそういうものを市民にも,市民以外の方々にも知ってもらうということも,駅舎を新しくする1つの目玉かなと。また必要なのかなと思いますので,私の意見としてお願いをしたいと思います。

山本委員長)ありがとうございます。暫時休憩いたします。

― 休   憩 ―

山本委員長)休憩前に引き続き,会議を再開いたします。駅舎のデザインについて,ほかにご意見がございましたら,お願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,皆さんからの意見を集約させていただきまして,市民アンケート結果や検討委員会での方向性を尊重した提言をしていくということでございますので,よろしくお願いしたいと思います。お諮りいたします。当委員会として駅舎については,C案及びA案を提言することにご異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,駅周辺整備事業を含むまちづくりについての提言について,ご意見をいただきたいと思います。

菱沼委員)今回進められている駅周辺整備事業につきましては,中心市街地活性化基本計画に位置付けられているわけでございます。そういう観点からも,その基本計画と整合性の図れるような整備を提言していくべきではないかと思っております。そういう中で,私といたしましては,今回,駅舎や西口駅前広場などを整備することにより,新たな駅周辺地区となるわけでございます。これを機に,駅周辺のにぎわいの再生に向けた取組みが必要であると思っているわけでございます。そのためには,駅前通りでの各種イベントの開催はもとより,現在空き店舗となっている建物を活用していくことが重要であると考えております。また観光面においても,市内の文化財や八郷地区の果樹などの観光資源をつなぐ観光事業の取組みが必要であると思います。そしてまた,新しい駅舎には東西自由通路が出来るわけでございますので,この通路を利用して,絵画展などの様々なイベントを開催することにより,石岡のPRや話題づくりが出来るのではないかと考えております。また駅ということで,交通が集中するところでもあります。そういう中では,公共交通の利用促進を図っていくことも重要な部分であると考えております。さらには,今回購入した鹿島鉄道跡地をどう活用していくのか等々,様々なまちづくりの提言が考えられるわけでございますが,私はこれについて,いろいろ議論すべきだと考えております。以上でございます。

山本委員長)ただいま,菱沼委員から,まちづくりについてのご意見がございました。ほかにご意見はございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,ただいま菱沼委員からいただきました意見につきまして,またその前後に幾つかのご提案がありましたので,これらを正副委員長,事務局でたたき台として取りまとめさせていただきまして,次回の委員会で皆様にお示しし,集約してまいりたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。その他,この件について発言はございませんか。

菱沼委員)ただいま,当委員会として提言をしていくことが決まったわけでございます。今回,我々は駅周辺整備事業につきまして,特別委員会で検討をしているところですが,そういう中で,橋上化検討委員会において一定の方向性が示され,また当委員会としても提言をまとめていくこととなるわけでございます。そういたしますと,今後,市当局とJRが当該事業について,ルールやJRとの覚書に沿って粛々と進めていかれることとなるわけでございます。そういうことからも,当委員会といたしまして,今回まとめている提言を含めて,平成24年3月の第1回定例会に最終報告をしてはどうかと考えておりますが,いかがでしょうか。以上でございます。

山本委員長)ただいま,菱沼委員から,委員会としての提言を含め,3月定例会において最終報告をしていってはどうかとの意見がございましたが,この件について各委員のご意見はいかがでしょうか。ご意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,3月定例会に向けて,当委員会としての最終報告を取りまとめていくということであります。お諮りいたします。当委員会として,3月定例会に向け,最終報告書を取りまとめていくことといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。それでは,次回の委員会までに先ほどお諮りいたしました提言,そしてその提言を含む,最終報告書のたたき台を作成し,検討してまいりたいと思います。この際お諮りいたします。その作成については,正副委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。次回の委員会で最終報告のたたき台を検討するわけでありますが,次回の委員会は,来週2月17日に開催いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。以上で,石岡駅周辺整備対策特別委員会を閉会いたします。

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