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議会中継
  


平成26年度 総務委員会

 第10回委員会 (1月16日)
出席委員 池田正文委員長,岡野孝男副委員長,徳増千尋委員,関昭委員,小松豊正委員
市執行部 【市長公室】
市長公室長(久保田克己),次長兼政策企画課長(加藤乃利明)
【消防本部】
消防長(色川利男),消防次長兼通信指令課長(小松﨑政次),消防次長(消防署担当)兼石岡消防署長(足立芳一)
議会事務局 庶務議事課主任(塚本志保)



池田委員長)ただいまから,ただいまから,総務委員会を開会いたします。本日の議題は,お手元の協議案件書に示すとおり所管事務の調査,以上であります。次に,本日説明員として出席を求めた者の職・氏名は,お手元に配布いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより,議事に入ります。所管事務の調査として,行財政改革大綱についてを議題といたします。本件について,執行部から説明を求めます。

市長公室次長兼政策企画課長)石岡市行財政改革大綱(案)についてご説明させていただきます。資料の1ページをお開きください。この大綱(案)につきましては,昨年の11月21日に外部組織である石岡市行財政改革懇談会を開催いたしまして,おおむね了承され,その中でいただきましたご意見につきまして,1月7日に内部組織である石岡市行財政改革推進本部で協議を行いまして,素案の修正を行ったところでございます。別添の資料1は,修正後の大綱(案)でございます。その修正個所をまとめたものが,資料2となります。それでは,資料1を参考に見ていただきながら,資料2に基づきましてご説明させていただきたいと思います。はじめに,資料2の左,ページと書いてあるところで3ページですけれど,イ)人的制約の増加でございます。正規職員数の表現で,修正前,「平成17年合併時の744人から634人と大きく減少し」という部分について,基準年月を挿入いたしまして,文末の「図りました」という表現に合わせて「大きく減少した」という言葉を削除し,客観的な数字のみの表現といたしました。次にその下の4ページ,取組項目の2の歳入の確保についてで,主な取組を「市税等の収納率の向上」から「石岡市ふるさとづくり寄附金の推進」に変更してございます。これは,新規財源の確保について積極的に進めてほしいとのご意見に基づきまして,同事業を加えたものでございます。次に裏面にまいりまして5ページ,取組項目1,人材の育成について,文中に「職員の意識改革」を挿入いたしました。これは,行財政改革を進めるためには職員の意識改革が必要であるという意見を反映したものでございます。次に6ページ,取組方針3,協働によるまちづくりの推進の記述の中で,「タウンミーティング」についての注釈を下記の通り加えたものでございます。修正点についての説明は以上ですが,今後の予定についてご説明させていただきます。パブリックコメントを2月2日から16日に実施し,市民の皆さまのご意見をお聞きしたいと考えております。意見募集は,広報いしおか2月1日号及び石岡市ホームページにて行う予定でございます。また,パブリックコメントの前に,この大綱(案)について全員協議会でご説明させていただきますよう,事務局と現在調整をしております。説明は以上です。

池田委員長)以上で,説明は終わりました。ただいまの件について質問等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

関委員)石岡市の現状というところで,財政的制約の増大及び人的制約の増加と書いてありますけれど,本当はもっと広く,他市と比べて石岡市がどういう面においてマイナスであるのかプラスであるのかということまで考えたほうがいいのではないかと感じがするんです。これは端的に,確かに財政的制約であるとか,あるいは人的制約というのは確かにその通りだと思うのですけれど。文化的な遅れといいますか,そういうものが私は大きいのではないかと。例えば,図書館ですけれど,もうずっと前から,合併時から問題になっている話なんですが,何ら改善されてはいない。そういう文化的なマイナス要因というか,そういうことも本来石岡市としては真剣に検討されるべき事項ではないのかなという感じは持ったんですけれど。確かに先ほどから申している財政的制約や人的制約が現実にあり得ることなんですけれど,ずっと合併時から見ていると,文化的な面におけるマイナスといいますか,よそに比較して大変遅れている面が石岡市にあるんではないかと。だからそういうことも含めて石岡市の現状というのはみられるべきではないかという感じがする。要するに,その次につながる問題として,今後のテーマとしてどうするんだという議論の中で出てくるものが,財政的制約があって人的制約があるからじゃあこうしましょうよという話に,あまり繋がってないんですよ,この後ろが。現状に対して,ではこうしましょうという基本的な考え方が,あまり繋がりがないのではないのかなという感じを受けます。思うことはいろいろありますけれど,まず第一番目にそういうことで,ご検討されるべきではないのかと思います。以上です。

市長公室次長兼政策企画課長)今後策定を進める実施計画の中で,ご意見をいただいたことを肝に銘じて進めてまいりたいと考えておりまして,具体的に,文化的な遅れという話がございました。行革と言いますと,どちらかというと削減するというイメージですけれど,質の向上というのも行財政改革の一面かと思います。今回のテーマでも,行政資産の強化とともに公共サービスの最適化と表現させていただいておりますので,そちらも十分肝に銘じて進めてまいりたいと考えております。

関委員)私の言いたかったのは,石岡市の現状がこうだからこうしましょうという繋がりとしておかないと。これと、今言われた行政サービスの向上は、直接繋がらないわけですよね。そういう繋がりというのを石岡市の現状の中にもっと入れるべきではないか。石岡市がこうだから,現実的にはこういうことをやらなければならないんですよと。では,行政サービスの向上という話は,何が原因で。行政サービスが基本的に欠けているから向上しなければいけませんねという話が,繋がりとしてないような気がするんですよね。

市長公室次長兼政策企画課長)大綱(案)を作成した中で,本市の現状として財政的な面と人的な面の制約を申し上げておりまして,基本的に私どもとしましては,こちらの現状を踏まえてテーマを設定して,取組項目を決めていったということで考えております。

関委員)今後,よろしくご検討をお願いします。

岡野副委員長)修正した部分について,収納率の向上からふるさとづくり寄附金の推進に変えたということです。この冒頭,石岡市行財政改革懇談会でおおむね了承されたと。内部組織である石岡市行財政改革推進本部で修正されたと。ふるさと納税というのは,収納率とは金額が全然違うわけですよ。なぜ大きい自主財源である収納率向上を軽くして,せいぜい2億円ぐらいのふるさと納税を自主財源として挙げたのか。これは,やる気がない感じがするんですよね。内部組織の職員が,やる気がないんではないですか。これを挙げると容易ではないから,だから下げたんではないですか。

市長公室次長兼政策企画課長)特に市税等の収納率の向上をやりたくないからと差し替えたわけでは決してございませんで,行財政改革懇談会で新規財源についてもっと前面に出してほしいというご意見がございまして,反映させた修正案ということでございますけれど,もともと受益者負担の見直しと市税等の収納率の向上の2つがありまして,結果として受益者負担も以前の懇談会で見直すべきだというご意見がございましたものですから,この2つになったところでございます。各項目の代表的なものを2つ上げる形で並べてございますので,市税等の収納率の向上をやらないということではなくて,もちろん大事な項目の,実施計画の一つとして挙がってくることと思っておりますので,ご理解いただければと思います。以上です。

岡野副委員長)答弁は,そう言わざるを得ないでしょうよ。だけれど,内部でこういう形で変えると,どうしても私はやる気がないというふうに見ざるを得ないんですよ。決してそういう気はないと言っているかもしれないけれど,そういうふうには見えないですよね。石岡は収納率が低いわけですから。他市町村と比べて,収納率が低いんです。とりわけ過年度分の収納率は低いんですよ。自主財源を確保する上においては,市税はもとよりそれ以外の料金等についてもやはり低いんですよ。それを全体で上げていこうという意欲というものを,私は期待したんですけれど,またここで部長など内部で諮って,これは挙げられると困るよな,やらなくちゃならないからな,と。こういうことでは,いくら立派なものを作ろうとしたって,推して知るべしですよ。やる気が低くなっているんだから。

市長公室長)ただいま委員よりご指摘のあった件ですが,先ほど担当から説明させていただきましたけれど,収納率の向上,これは基本中の基本で,自主財源を確保するうえでは重要なものと考えております。そういった中で,それはこれまでの努力を維持しながら,近年効果を上げている新たな自主財源の一つであるふるさとづくり寄附金を表に出してはどうかという提案があったものですから,そのような表記に修正を加えたということで,ご理解いただきたいと思います。

岡野副委員長)それは安易すぎますよ。下げたくてしょうがないからそういうことを言っただけの話で。これは平行線だから言いませんが,過年度分の収納率が一桁台,税金でも料金でも同じですけれど,これはほとんどやっていないと私は見ますからね。収納状況をアップさせるということをやっていないということですよ、過年度分が10パーセントを下回るというところでは。これが基準だと思っていますので。とにかく頑張ってやっていただきたいと思います。もう1つ,この行財政改革大綱(案)について参与はどんなかかわりをしているのか,お尋ねをいたします。

市長公室次長兼政策企画課長)参与に関しましては,行財政改革推進本部では要綱の第5条第2項,関係者の出席ということで出席していただき,意見等を述べていただくというかかわりでございます。懇談会に関しましても,懇談会の要綱に基づきまして,関係者としての出席,第7条で意見を聞くことができるということで,ご意見をいただいております。

岡野副委員長)その意見により,どういうふうにこの大綱に反映されているのか,お聞きします。

市長公室次長兼政策企画課長)具体的には,素案をまとめました時期が参与が委嘱される前の段階ですので,委嘱されたのち,原案を作っておりますということで見ていただきまして,そのまま了承されたという形でございます。各会議の中では,表現であるとか,そういったものの参考事案をお話しいただくという形でございます。

岡野副委員長)では,今回修正された箇所は何か所かありますけれど,参与の意見によって文言とか中身は変わったところはないのですか。

市長公室次長兼政策企画課長)はい。あくまでも推進本部の協議の中で変更されたものでございます。

岡野副委員長)参与の意見によって変わったことというのはないんですか。

市長公室次長兼政策企画課長)大きく変更されたところはございません。

岡野副委員長)どうも歯切れが悪いんですよね。前に決まったことだと。さっきはないと。よく聞いたら,大きく変わったところはないと。変わったところはどこなんですか。

市長公室次長兼政策企画課長)この中で4ページの中段,取組項目の下の1,公共施設配置等の最適化という項目がございますけれど,ファシリティマネジメントの導入,この説明であるとか,そういった部分で参考意見をいただいたところでございます。

岡野副委員長)わかりました。以上です。

徳増委員)岡野委員の質問の答弁の中で,原案ができていて,その後参与に見せて了承をされたということでしたね。部長たちが作ったもので,私はいいと思うんですよ。それをなぜ了承してもらうんですか。了承してもらうのであれば,副市長や市長ではないのですか。だいたい,行財政改革の中で参与という役職があるということ自体が行財政改革に反しているんですよ。その人にいちいち見せて了承してもらうって,どういうことなんですか。

市長公室次長兼政策企画課長)ライン職としての了承という意味ではなくて,見ていただいて,このような項目でいいでしょうという話をいただいたところで,了承という言葉は訂正させていただければと思います。

徳増委員)表現が違っただけで,いいでしょうも了承も内容は同じですよね。私は、何も決裁権のない,決定権のない人に何で了承してもらわなければいけないのか,そういうことをするから各部長がやる気をなくすんですよ。部長たちで十分にできること,十二分にできること,何で見せなければならないのか。次長に言ってもどうにもならないことですけれど,委員会として出席を求めても,私どもの議長がだらしなくて引っこんでしまったからしょうがないのですけれど,こういう所に本人が出て来ていれば明確な答弁ができるはずなんですよね。それもなぜかみんなでガードしてしまって,出席しないように,しないようにさせているという。本当におかしな組織になりつつありますよ。これで行財政改革をしていく,そして職員の意識改革を。これは職員に意識改革しろと言うほうが無理。職員は意識改革,十分にできていますよ,できているにも関わらず,行財政改革の中でああいう役職を作ったということが,できていた意識改革の意識を削ぐような結果になっているんですからね。全くおかしなことで。その点についてはこの程度で留めておきますけれど。ファシリティマネジメントの導入を参与のほうからと。こうやってカタカナ文字を入れればいいというものではないんですよ。市民の方が,行政用語が分かりにくいとよくおっしゃいますよね。市民だけでない,私たちだってわかりにくい。こういうふうにカタカナ文字を入れると頭がいいかのように,物事を知っているかのように思われますけれど,逆でしょう。やさしい言葉で説明できるのが,物事を知っている人の説明ですよ。こんなことでごまかされるようでは困りますね。もうちょっとわかりやすい言葉で書いていただきたいですね。それと,歳入の確保。これも岡野委員と同じ考えなんですが,なぜふるさとづくり寄附金の推進,こんな後ろ向きな政策を書き込むのか。これは努力してやったわけではないじゃないですか。来るのを待っているだけでしょう。しかも,今回,農産物をお礼に出すにあたって,観光課はイノシシ被害のために非常に大変な思いをしていますよね。みかんを出したいと思っても出せない。だから,これはもう少し考えたほうがいいですよ。何もこんなところに明文化しなくても,もっと積極的なことを書くべきではないですか。これを加えたことによって,大変後ろ向きになったと思います。もう少し再考を願いたいと思います。あくまでも自主財源の確保を図ります,と書いてあるわけですから。自主財源というカテゴリの中に入るでしょうけれど,努力をして手にしたものではないですよね,来るのを待っているだけで。飽きればだんだん少なくなりますよ。もう少し前向きなことを書いていただきたい。岡野委員が言っていたように,一番低くなっている部分,それは不用額で処理しなければならなくなっているものもあります。やはりもう少し厳しく,前に雇っていたように専門家の方に夜でも行ってもらうようにして,過年度分を。取り立てるという言い方は適切ではないかもしれませんけれど,払える状態でも払わない人もいるわけですから,取り立てを厳しくしていくべきだと思います。それと,取組の5ページの人材の育成ですが,いつも人材の育成だの何だのと書いてあるんですけれど,職員の数をこれだけ減らしてしまったら育成したって力の発揮しようがないですよね。物理的に無理でしょう,こんなに減らしてサービスの向上を図ると言っても。サービスが低下したのは,これは職員の能力がなくなったわけではないですよ,人数が減ったからできない。悲しいかな,やりたくてもできないんですよ。確かに人材の育成で教育というのは必要ですよね。リスクを回避するための事ですから。リスク回避のための投資ですから,人材育成に対しては必要だと思います。ただ,予算を見ますと,裏腹なんです。人材育成とか計画とか,言葉ではいいことを羅列しているんですけれど。これは財政にもお願いしたいのですけれど,旧態然として予算が出ない,中だけで職員に頼ってやっていこうという,それではもう一歩上に進めないのではないかなと思います。前段には,地方分権,地方主権という言葉が書かれていながら,中でやっていたって。やはり国から人を派遣していただいて勉強会を開くとか,そういうことにも財源を使っていかなければならないと思うんです。今までの定型化のような全然増えない職員の教育費ではできないと思います。いくらいい計画を立てても絵に描いた餅になりますので,財務部長にもお願いしたいのですけれど,人材育成に対する予算は増やしていただきたい,そして計画を着実に進めていっていただきたいと思います。以上です。

小松委員)記憶が不確かなのですが,行財政改革大綱(案)は総務委員会でも提案されて議論しましたよね。あれはいつでしたか。

市長公室次長兼政策企画課長)昨年の11月10日,12月8日です。

小松委員)行財政改革大綱は,国が音頭をとってやっているもので,すべての市町村に作れということでやってきている性格のものだと認識しているのですけれど,私たちの立場は,行財政改革というのは効率的でしかも住民に沿ったものの必要性は認めておりますけれど,認めている立場でいろいろと批判的な見解で見ております。11月10日と12月8日,ここでいう石岡市行財政改革懇談会の前にやっているわけですよね。私もいろいろ意見を述べました。そのことによってこの大綱の素案が変更されたり,修正されたり,そういうことはあるんですか。我々が議論したことがどういうふうにこの大綱(案)に反映されているのか,まずそれをお聞きしたい。

市長公室次長兼政策企画課長)11月10日に最初にお示しして,委員からいろいろな意見をいただいたところでございまして,住民福祉の増進であるとか,利潤追求ばかりでないことを明確にしてやることが必要であるとか,経営的な視点で運営していくということでお答えさせていただいております。また,受益者負担の見直しについてご質問を受けたところでございまして,見直しというのは負担を軽減するということも入るのかということでございますけれど,適切に評価しなおすとお答えさせていただきまして,その他諸々ご意見をいただきましたけれど,大綱の趣旨に沿ったものであるということと,実施計画の策定の際に参考意見とさせていただくということで,特に直接的に素案を修正した部分はございません。

小松委員)そういう意見を私が言っております。受益者負担の見直しというと,普通,役人の言葉で言うと受益者負担というのは,これまでだと受益者負担を増やすということに意味があって言われていることが多かったです。そういう理屈もあるのだけれど,そのことによって住民負担がどんどん増えるというのが実際の姿なので,これは非常にまずいのではないかということで言っております。しかし,この素案が変わらないと。それは全く,あまり反映されていないということにしかならないのではないでしょうか。例えば外部組織である懇談会で,そういう意見があったということを懇談会の皆さんにも言うのですか。それとも全く無視ですか。

市長公室次長兼政策企画課長)無視してはございませんで,お話は伝えております。

小松委員)そのことがもっと反映してもらいたいという立場で、私は言っております。それから,今日のこの総務委員会の開会にあたって,これまでだと事前に資料が私のところに郵送で来たり手渡しで来たりして,それは非常にいいことだったと思うのだけれど,今回はなかったので。今日言われて今日考えるということなので,これからはできるだけ事前に委員に送ってほしいと思うのです。これはどうでしょうか。

市長公室次長兼政策企画課長)承知いたしました。

小松委員)次の問題としては,参与という位置付けが非常に不明確なところからいろいろな問題が出てきていると思うのですが,私は参与というものは必要ないという立場で意見を言いました。その文面を読んでも,市長がこういうことについてはどうなんだろうかと訊ねたときに、参与は調査をして答えるというように理解していたのだけれど,今の参与の動き方だと,さまざまなところに出歩くと。それで意見を言うと。意見を言ったことは,非常に影響を与えていると思うんですよ。参与の行動の在り方というのは,言葉は悪いかもしれないですけれど,非常に野放しになっているのではないかと。規制がないというか。市長から許可を得て,行ってくださいというふうにやるんですか。市長がこうしてくださいと言うことで,行っているのか。そういうことではなくて,市長が,これはよくわからないから調べて教えてくださいと言えば教えると,そういうことだと思っていたのだけれど,ずいぶん違ってきていると思うのだけれど,どうなんですか。

市長公室長)参与の行動面についてでございますけれど,最初にもご説明しましたように,市長からは行財政改革の推進,さらには公共施設の適正配置,そういったものがメインとして指示が出されておりまして,それに関連して独自に動く場合でございますけれど,すべて副市長に相談して,副市長の了解のもとに行動をしているというふうな現状でございます。

小松委員)そのようなことになってくると,かなり野放しになってくると恐れますけれど,それがいらぬプラスではない影響を与えることもあるということなので。私はもっと,ある意味規制すべきではないかと思うのですけれど。そういう位置付けであれば,私の意見としては,こういう場に来て意見を言うというのは差し控えるべきだと。そういう人の任務から言って、もっと限定すべきだと。そうしないと,更にそれが拡大するということなので,こういう場に呼ぶことは,私は反対ですね。そういう役割の参与を呼ぶことは反対します。私の意見として言っておきたいと思います。それから,パブリックコメントという市民の意見を聞く窓口は作ってあるのだけれど,あまりこないよね。これまでは来なかったと思うんです。そういう点で,もっと市民の意見を聞く手当というのは考えたほうがいいと思うのですが,どうでしょうか。

市長公室次長兼政策企画課長)パブリックコメントは,ご説明の通り,指針に基づきまして実施しているところでございますけれど,実際,いろいろな方のご意見をお聞きする場面というのは,いろいろな方々にお聞きする機会はたくさんあったほうがよろしいかと思いますので,パブリックコメントの制度にこだわることなく検討してみたいと思っています。

小松委員)今後のスケジュールが書いてありますが,パブリックコメントをして,その後はどうなりますか。

市長公室次長兼政策企画課長)先ほども申し上げましたが,パブリックコメントの前に全員協議会でご説明して,パブリックコメントを行いまして,コメントでいただいた意見を、素案に反映させるものは反映させて,もし修正がございましたら再度必要に応じて内部組織で検討するであるとか,総務委員会にご説明するなりいたしまして,最終的には市長までの決裁という形で大綱を完成させたいと考えております。

小松委員)段取りはわかりました。さらに私の立場としては,これを研究して,さまざまな意見を述べ,また賛否も明らかにすることになるだろうと思っております。

市長公室長)さまざまなご意見,ありがとうございました。そういった中で,今回の大綱はあくまでも方針ということでご理解をいただいて,今日の意見の中で修正なり加えていきたいものもあれば,それは検討してまいりたいと思います。また,個別の事案等については,今後の実施計画の中で委員からいただいた意見を十分反映できるように,計画づくりに邁進してまいりたいと思いますので,今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

池田委員長)ほかに発言はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長)ないようですので,この件は以上で終結いたします。
次に,その他の件として市長公室より発言を求められておりますので,これを許します。

市長公室次長兼政策企画課長)続きまして,資料の2ページをご覧いただきたいと思います。市民憲章についてということで,平成27年度に開催を予定している合併10周年記念事業の一環として,市民憲章の策定を進めております。市民憲章につきましては,一度総務委員会でご説明させていただきましたが,本日,途中経過につきましてご説明させていただきます。市民憲章の策定につきましては,石岡市の明日を担う若い世代の力とともに策定していくものとして進めております。実際の策定作業に当たっては,市内全中学生を対象としてアンケートを実施し,市民憲章に取り入れるキーワードを募集いたしました。また,市内各中学校より選出された12名の中学生に,地域連携協定を結んでいる茨城大学の学生6名を加えまして,同大学今村准教授をオブザーバーとして石岡市市民憲章懇談会を開催し,検討を進めてまいりました。懇談会の開催でございますが,第1回懇談会を8月24日に開催し,アンケート結果をもとにワークショップ形式で,市民憲章に入れるキーワードを検討いたしました。さらに,第2回懇談会を10月26日に開催し,第1回で選出されたキーワードをもとに市民憲章の文言について検討をいたしました。現在は,懇談会で検討された意見をもとに茨城大学と協議しまして,市民憲章(案)の策定を進めております。今後は,市議会への説明を行いながらパブリックコメント等を実施しまして,市議会に諮ってまいりたいと思います。もし議決をいただきまして,市民憲章制定のあかつきには,10月に予定しております合併記念式典で発表してまいりたいと考えております。

池田委員長)以上で,報告は終わりました。ただいまの件について意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

徳増委員)一番下に,合併10周年記念式典とありますが,市民憲章からちょっと外れるのですけれど,この記念式典はいいのですけれど,そういうふうに浮足立っていていいんですか。合併10周年の検証はしているのですか。私は,検証のほうが大切だと思いますよ。式典は,合併の結果が良くても悪くてもいいでしょう。ただ,行政としてどういうことであったかという検証は必要だと思いますよ。市民に合併の是非を問うアンケートの時に言った言葉の検証も必要でしょう。それによって賛成,反対があったわけですから。合併した後どうなったかという。スケールメリットなどという言葉に踊らされてやったわけですから。そのスケールメリットがいかに働いているのか,また働いていないのかということも必要だと思います。この式典をすることは,やればいいでしょう。ただ,委員会としても,議会としても,行政側としても,合併したという事実に対する検証は必要だと思います。以上です。

市長公室次長兼政策企画課長)27年度は合併10周年ということで,両地域の一体感をさらに進める意味でも一つの契機であると思います。そこにはもちろん10年間の検証というのは必然的に入ってくるものと考えております。

徳増委員)私の言った検証というのは,一体感を求めているわけではないんですね。一体感というのは心の問題ですから。現実を知らなければいけないということ,また,行政としても現実を知らせる義務があるし,市民にとっては現実を知る権利がありますから。だから,一体感を醸成させようと思うようにやるのであれば,ある種の仕掛けをしなければそうはなりませんので。現実を知らせるということが必要だということで,検証が必要だと申し上げているんです。

市長公室次長兼政策企画課長)合併当時,合併協定書の取り交わしがございまして,新市建設計画が作られたわけでございますけれど,そういった計画等の記述も検証してまいりたいと思います。

岡野副委員長)検証するということになれば,合併協定書あるいは取り決めたことについて,10年経ってどうなっているのかという検証をすると。それをするということになれば,しっかり文章化して私どもにも送付をして,検証結果についての送付といいますか,内容について明らかにしてということになると思うのですけれど。

市長公室長)検証の具体的な対応についてご質問があったわけでございますけれど,委員おっしゃられた点も含めて,今後考えさせていただきたいと思います。

小松委員)検証というと,大変な作業になりますよね。私は検証という言葉を,つまり合併による功罪を,10年経って合併協定書に照らして見直しが必要だと,考えるということでしょう。大変な作業になると思うのだけれど,それはやるということは決まっていないよね。そういうことは初めて聞いたのだけれど,これは迂闊には言えないことだと思うのだけれど。検討するということですか。やることになっているんですか。

   〔「やるとは言っていないではないか」と呼ぶ者あり〕

市長公室次長兼政策企画課長)検証作業の方法であるとか,それはやり方によりますけれど,10周年ということで,もう一度,これまでの歩みを再考してみるということは必要であろうということで。検証という言葉がかなり重く捉えられてしまったかもしれないですけれど,必要性はあると考えております。

徳増委員)10周年だからやれということではなくて,あまりにイベントで浮足立っていると。私は、いついつまでにということではなくて,また,見直しをしろと言っているわけではないんです。現実を見なければいけないということ。それは検証という言葉に当てはまるのではないですか。やってしまって,それでいいというわけではないでしょう。だから,検証しなければいけないという。10年という一区切りだから,今年いっぱいにやれと言っているわけでもないし,また,やりたくなければやらなくても結構なんです。ただ,区切りとしてやるべきではないかと意見を述べただけですので,やらなくても結構でございます。これは,総務委員会の総意ではありませんから。単なる個人の意見ですから。

市長公室次長兼政策企画課長)委員のご意見として,承っていきたいと思います。

池田委員長)ほかに質問等はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長)ないようですので,この件は以上で終結いたします。
 次に,その他の件として消防本部より発言を求められておりますので,これを許します。

消防次長兼通信指令課長)石岡市の消防活動波基地局3か所の整備について,ご説明をさせていただきます。電波法関係審査基準の改正に伴いまして,平成28年5月31日までにアナログ無線方式からデジタル無線方式に移行が義務付けられ,消防救急無線のデジタル化及び消防指令業務の共同整備・共同運用に向けて, 21消防本部34市町により, 整備工事を,平成25年度から平成27年度までの3か年での整備を現在進めているところでございます。今回は,平成24年度第4回総務企画委員会でご説明いたしました消防活動波基地局3か所の整備について, 茨城消防救急無線指令センター運営協議会より,平成26年12月26日に整備工事日程が示されましたので説明させていただきます。1か所目の消防本部に設置いたします活動波基地局につきましては,既存パンザマストを使用いたしまして,平成27年1月21日から平成27年3月23日までの日程で整備工事が計画されております。2か所目の八郷総合支所に設置いたします活動波基地局につきましては、八郷総合支所に設置してあります既存パンザマストを使用いたしまして,平成27年3月24日から平成27年5月26日までの日程で整備工事が予定されております。3か所目の朝日里山学校脇,朝日スポーツ交流施設南側駐車場内に設置いたします新設のパンザマストの整備工事につきまして,資料をもとに説明させていただきます。場所でございますが,朝日里山学校脇朝日スポーツ交流施設南側駐車場内でございます。工事名でございますが,茨城消防救急デジタル無線及び高機能消防共同指令センター整備工事でございます。無線局名でございますが,消防朝日里山でございます。工事期間は,平成27年1月26日から平成27年3月20日まででございます。土曜日曜日は整備工事を実施しない予定となってございます。作業時間ですが,午前9時から午後5時までございます。朝日里山学校では,工事期間中にイベント開催がありますので,教育委員会,経済部,朝日里山学校,それぞれとの調整は済んでおります。2ページをお開きください。パンザマストの高さ,地上22.56メートルの鋼管柱, 色は,メッキ,シルバーでございます。その他の器材としましては,無線機器,非常用発電機,燃料油庫等も整備されます。次に,27年5月までのデジタル無線指令センター整備工事の予定でございますが,別に資料を添付しております。平成27年5月までに整備工事が終了することになっております。整備工事等につきましては,現在,順調に進んでいるところでございます。平成27年6月から平成27年11月までの間,単体・結合・総合テストを行いまして,平成27年11月から28年2月までの4ヶ月間で119番を受ける職員の習熟運用を行うことになっております。平成28年1月から平成28年5月末日まで,119番の切り替え作業を行いまして, 平成28年6月1日に運用開始の予定となっております。以上でございます。よろしくお願いいたします。

池田委員長)以上で,報告は終わりました。ただいまの件について,意見等がございましたら,挙手によりお願いいたします。

関委員)朝日スポーツ交流施設駐車場消防デジタル無線工事というのは,整備工事の中の一環なのだろうと思います。もちろん前に,アンテナをどこにつけるという話も出てきたのかなという感じはするのですが,全体計画の中でどういう工事がありますよと。例えば今はたまたま朝日スポーツ交流施設の工事の話が出てきたのですけれど,それ以外のところもあるわけでしょう。それらについて,前に説明されたのですか。一枚でもいいから,どこに何をつけるよという説明をしていただくと,システム全体の動きがわかりやすい。これだと単に朝日スポーツ交流施設にアンテナをつけるという話であって,全体の話がないと分かりにくいのですが。

消防次長兼通信指令課長)今回は,外観的に見えるもの,無線工事の鉄柱,アンテナ部分に対しての説明ということで,させていただきました。そのほかの施設につきましては,各消防署,出張所のほうに署端末装置というものが入りまして,外からは分からないものでございますので,今回,こういう形で示させていただきました。また,八郷総合支所のパンザマスト,外から見えるアンテナでございますが,それに伴いまして,八郷総合支所の3階部分に無線基地局設備を,旧電算室に入れさせていただくような形となっております。消防本部では,既存のパンザマストを使用することによって,現在使っている指令設備がデジタルになると使えませんので,3階部分に新しく署端末装置を導入して整備をして,運用する形となりますので,外からの部分と言いますと,今回申し上げましたようにアンテナ部分が主でございますので,今回こういう形で説明させていただきました。

関委員)パンザマストをつくるのは,消防本部と朝日里山の2か所ですか。

消防次長兼通信指令課長)石岡市のパンザマストを使うものは,既存のパンザマストは消防本部のパンザマスト,それから八郷総合支所にあるパンザマストを使用させていただきます。今回,新設ということで,朝日里山脇の朝日スポーツ交流施設駐車場に設置しますので,それに伴っての工事の日程説明ということでございます。

関委員)パンザマストを新設するのは,朝日里山のものだけで,あとは従来のパンザマストにアンテナをつけるというだけですね。わかりました。

池田委員長)ほかに発言はございませんか。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長)ないようですので,この件は以上で終結いたします。
 次に,その他として発言がございましたらお願いいたします。

   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

池田委員長)ないようですので,以上で,本日の総務委員会を閉会いたします。




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