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議会中継


令和3年度 議会運営委員会

 第17回委員会 (12月15日)
出席委員 山本進委員長,村上泰道副委員長,髙野要委員,岡野孝雄委員,櫻井茂委員,飯村一夫委員
その他の出席者 菱沼和幸議長,勝村孝行副議長,小松豊正議員
市執行部 市長(谷島洋司),副市長(田所和弘),総務部長(越渡康弘)
議会事務局 局長(武石誠),次長兼庶務議事課長(中山善正),庶務議事課副参事(木﨑憲一)


山本委員長)ただいまから,議会運営委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に,本日委員長において,説明員として出席を求めた者の職・氏名は,市長・谷島君,副市長・田所君,総務部長・越渡君,以上であります。
 これより議事に入ります。なお,審査上の発言は,挙手によりこれを許します。
 初めに,最終日に追加提出予定の議案についてを議題といたします。執行部より説明を求めます。

市長)改めましておはようございます。今期定例会における追加議案として人事案件をお願いしたいと思いますので,ご説明させていただきます。
 初めに,議案第118号,教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてでございます。本件は,本市教育委員会委員のうち1名が,令和3年12月19日をもって任期満了となるため,地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき議会の同意を求めるものでございます。新任で石岡市小倉にお住まいの平方亜弥子さん。昭和45年×月×日生まれ,現在51歳の方でございます。日英翻訳・通訳者などをされております。
 次に,議案第119号,監査委員の選任につき同意を求めることについてでございます。本件は,本市監査委員のうち,識見を有する者が令和3年12月19日をもって任期満了となるため,地方自治法に基づき議会の同意を求めるものでございます。再任でありますが,石岡市南台三丁目にお住まいの出澤純夫さん。昭和29年×月×日生まれ,現在67歳の方でございます。株式会社◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯代表取締役をされております。
 次に,議案第120号,石岡市及び事務組合公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてでございます。本件は,本市及び事務組合公平委員会委員のうち1名が,令和3年12月19日をもって任期満了となるため,石岡市及び事務組合公平委員会規約に基づき議会の同意を求めるものでございます。再任でありますが,つくば市松代五丁目にお住まいの横田由美子さん。昭和33年×月×日生まれ,現在62歳の方でございます。茨城県弁護士会所属の弁護士をされております。
 以上3件の人事案件を,明日の定例会の最終日に追加で提案させていただきますので,よろしくお願い申し上げます。

山本委員長)以上で,追加提出予定の議案の説明は終わりました。ただいまの説明について,ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,ただいま執行部から説明のありました議案が,定例会最終日に追加提案されるとのことでございますので,ご承知おき願います。
 次に,最終日に追加提出される議案の本会議における取り扱いにつきまして,議長のお考えをお示し願います。

菱沼議長)最終日に追加提出される議案につきましては,会議規則第35条第3項の規定により,質疑の後,委員会付託を省略いたしまして,討論,採決ということで進めてまいりたいと考えております。なお,その際の発言は,通告ではなく挙手により認めていきたいと考えております。

山本委員長)ただいま議長から,最終日に追加提出される議案につきましては,質疑の後,委員会付託を省略し,討論,採決を行いたいということでございました。また,その際の発言は,挙手により認めていきたいとのことでございます。追加提出されます議案につきましては,ただいま議長からありましたとおり進めることに,ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,令和4年第1回定例会についてを議題といたします。市長より,第1回定例会の告示日及び招集日についてのお考えをお示しいただきたいと思います。

市長)第1回定例会についてご説明させていただきます。令和4年第1回定例会につきましては,2月15日告示,2月22日招集といたしたいと思います。よろしくお取り計らいのほどお願い申し上げます。

山本委員長)ただいま市長から,第1回定例会につきまして,2月15日告示,2月22日招集という考えが示されました。
 ただいまの説明について,ご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,第1回定例会につきましては,2月15日告示,2月22日招集ということで進めてまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
 それでは,執行部におかれましては,ご退席いただいて結構でございます。

-執行部退席-

山本委員長)次に,第1回定例会の会期についてを議題といたします。
 ただいま,第1回定例会については,2月22日招集となったわけでございますが,その会期について,議長のお考えをお示し願いたいと思います。

菱沼議長)先ほど市長から,令和4年第1回定例会につきましては,2月22日に招集いたしたいとのことでありました。従いまして,お手元にご配付いたしました会期予定表案に示すとおり,2月22日に開会し,翌23日から27日までの5日間を議事整理のため休会とし,28日を代表質問,3月1日から3日までの3日間を一般質問といたします。翌4日を議案質疑とし,議案質疑終了後,予算特別委員会を設置のうえ,7日から10日の4日間を予算特別委員会といたします。翌日からは常任委員会の審査として,11日を文教厚生委員会,14日を総務企画委員会,15日を産業建設委員会,16日に議会運営委員会,17日を最終日といたしたいと思います。ご審議のほど,よろしくお願い申し上げます。

山本委員長)ただいま,第1回定例会の会期予定案について,議長の考えが示されたわけでございますが,本案につきまして,ご意見等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,第1回定例会の会期予定案につきましては,案のとおりとしたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,第1回定例会に関する議会運営委員会の開催日と,請願,陳情の締め切りについて,事務局から発言を求められておりますので,これを許します。

次長兼庶務議事課長)第1回定例会に関する議会運営委員会の開催日と,請願,陳情の締め切りについてでございますが,第1回定例会につきましては,2月15日告示とすることが示されました。通常,告示日の1週間前に議会運営委員会を開催しておりますので,今回につきましては2月8日となるものでございます。
 次に,請願,陳情の受付でございます。第1回定例会で審査付託される請願,陳情は,ただいまの議会運営委員会でその取り扱いが協議されるわけでございますが,その締め切り日につきましては,処理の関係から,その議運の土日を除いた2日前の午後3時とさせていただいておりまして,その例にならいますと,今回は2月4日の午後3時までとなるところでございます。
 以上,ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

山本委員長)ただいま事務局から,第1回定例会前の議会運営委員会を2月8日に開催することについて,さらに請願,陳情の受付については,2月4日の午後3時までとしたい旨の説明がございました。
 この件につきまして,何か質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,第1回定例会前の議会運営委員会を2月8日に開催することとし,請願,陳情の受付は2月4日,午後3時までといたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,新規の請願,陳情等の取り扱いについてを議題といたします。事務局より説明を求めます。

次長兼庶務議事課長)本日までに受理しておりますものは,要望書1件でございます。
 本日までに受理しておりますものは,要望書1件でございます。
 「ウイグル等の人権問題に対し国に調査を求める意見書採択のお願い」でございます。こちらは,郵送で提出された要望書でございますので,資料配付の取扱いになるものと思います。

山本委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの説明について,ご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ないようですので,ただいま事務局からありましたとおり,「ウイグル等の人権問題に対し国に調査を求める意見書採択のお願い」については,明日の最終日に資料として配付いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,任期満了に伴う石岡市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙についてを議題といたします。
 本件については,石岡市選挙管理委員会委員及び補充員が令和3年12月18日をもって任期満了となることから,議会において選挙を行うものでございます。
 選挙の進め方については,すでに先の当委員会で決定しておりまして,選挙は明日の最終日に行うこと。また,候補者については,これまでの例にならい,本日の議会運営委員会でお示しいただくこと。さらに,選挙の方法についても,これまでの例により,議長の指名推選とすること,としてございます。
 それでは,指名推選を行う石岡市選挙管理委員会委員4名及び補充員4名について,議長からお示しを願います。
 
菱沼議長)石岡市選挙管理委員会委員及び補充員につきましては,執行部から示された案に基づき,お手元に配付させていただいた名簿の方々を推選させていただきたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。
 
山本委員長)ただいま議長から,指名推選を行う石岡市選挙管理委員会委員及び補充員について説明がございました。
 本件について,ご質問等はございませんか。

髙野委員)議長推選ということで羅列され,また,候補者として上がってくるわけでございますけども,石岡7万余の市民がいるわけですけども,そういった中で,今回8名ですけども,そういった推選というのは私はどのような形でこの人達を推選するのかが,いつもこう内容が,意味がよくわからなかったんですね。ですから,地区から1名とか,八郷から3名,石岡地区が2名とか,そういったことね。なんか議長もよく8名を選べるなと思ってね。私もちょっと危惧しているんですけど,その辺のところの見解ですね。まあ執行部から,この人どうですかと議長のところに上がってくるのは,私も重々わかっているんですけれども,何かきちんと順番制とか,やりたい人がいっぱいいるんであれば,ずっと順番制にしておいて,その人達が上がっていくとか,あとどうしてもやりたいっていう人が出てきた場合には,きちんと審議するとか,そういったことも必要だと思うんですよね。何かわからないですよね。なんでこの人上がってきてんだろうみたいに,その辺のところ,答弁できないですよね。結構ですけども,この辺のところを明確に,立派な人であることは間違いないんで,その辺のところ議長,今度明確な回答ができるように執行部と詰めておいてください。よろしくお願いします。以上です。

山本委員長)ほかに質問,ご意見等ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ないようですので,石岡市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙については,明日の最終日,議長からお示しいただいた案に基づき,議長の指名推選により行うこととなりますので,よろしくご承知おき願います。
 次に,会派持ち帰りの案件についてを議題といたします。
 初めに,議会BCP(業務継続計画)の導入についてを議題といたします。
 本件については,前回,各会派の検討結果をお伺いしたわけですが,導入すべきという意見がある一方,まだ会派として意見がまとまらない。あるいは現時点における必要性が低い等の意見が出されたところでございまして,当委員会として意見の集約には至らなかったところでございます。
 それでは,前回の経過を踏まえ,各会派の検討結果について,改めてご報告いただきたいと思います。

村上副委員長)改めてこの議会BCPにつきまして,前回の委員会,また,議長から提案いただきました件について,私たちの会派については,意見がまとまりませんでしたので,そういったご報告ということでよろしくお願いいたします。

髙野委員)うちのほうは,何度かお話し合いをしたんですが,なかなか意見の集約ができなかったということでございます。

岡野委員)うちの会派では,一応この間も言いましたけれども,できれば導入していただきたいという意見でまとまっているということで,あと今後皆さんといろいろ審議して,いろいろ話し合ってどういう結果になるかということで考えております。以上です。

櫻井委員)私ども石翔会のほうでは,必要ないという結論になっております。以上です。

飯村委員)村上委員と同じであります。

山本委員長)私どもの会派も時期尚早あるいは不必要といった意見がありまして,意見の集約には至りませんでした。報告いたします。
 ただいま各会派の報告をいただいたわけでありますが,意見がまとまっていないというのが現状であります。このことについて,議長のほうから何か発言がございましたらお願いしたいと思います。

菱沼議長)ただいま委員の皆さんから,各会派での検討結果についてお伺いしたところでございますが,導入には時期尚早ということかと思います。議長として,その必要性を勘案しご提案差し上げたところではございましたが,皆さんのご意見を伺い,協議はここで一旦終了していただくことでよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 なお,今後でございますが,私としましては災害時の議員間の情報共有には,最大限の配慮をしてまいりたいと考えておりますので,災害時には正副議長と総務企画の正副委員長で本庁舎に待機し,災害対策本部からの情報確認に努めるとともに,議員への速やかな情報提供について,議長として引き続き検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。
 
山本委員長)ただいま議長から,各会派の検討結果を踏まえ,議会BCPの協議については,ここで一旦終了してはどうかとのことでございます。
 お諮りいたします。議会BCPの導入については,各会派の意見がまとまらないため,ここで協議を一旦終了いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

髙野委員)今,議長から,議長も無念さがあっての極論でのお話が出たのかなというふうにも思います。やはり時期尚早とかそういったことは,今はちょっと無理かもしれないけど,ちょっと考える時間はあってもいいんじゃないかというのが時期尚早だと思うんですね。それでなかなかこの件については,皆さん知恵は絞るんでしょうけど,そこまでに到達しない。見えない,わからない。そうだと思うんですね。ですから私は,これは私の意見でございますけども,やはり大掛かりにすることでなくても,執行部とともに議員が活動することはできると思うんですね。ですから,そういったBCPとか,1つ組織立った大きなものでなくても,それの前段として,やはり災害時には議長,副議長,あとは担当部局の委員長,副委員長とかが詰めると。それで情報の共有をしていくと。そういった,まず一段階から何か詰めることも私はいいんではないか。いい案がそれでできれば最高ですけども,ヤマタノオロチみたいに頭がいくつもになっちゃうと,またこれ大変な問題も出てくるし,執行部の中に議員が入っていくことによって,問題はないと思うんですけれども,やっぱり職員のほうは一歩も二歩も引いてくると思うんで,そういったことがないように,今のままでも十分にやられていると思うんで,それはそれとしておいて,あと1つ議会としての行動を起こすということであれば,もう小さいことから私は始めていけば,それが何年か後には,お互いに執行部と共有ができて,いいものになるんじゃないかなと。だからBCPはやっぱり時間をかけた中での結果かなというふうに私は思っておりますので,議長も,今,いいです終わりにしてくださいじゃなくて,できることを議会としては議長に考えていただいたらいいのかなと,そのように思います。これ私の意見です。

山本委員長)ほかにご意見等ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

山本委員長)それでは,改めてお諮りいたします。
 議会BCPの導入については,ここで協議を一旦終了いたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,議会基本条例の検証についてを議題といたします。
 本件については,前回議長から提案がなされ,議会基本条例第23条の規定に基づき検証を行うものでございます。この第23条について改めて申し上げますと,第1項で「議会は,この条例の目的が達成されているか否かを議会運営委員会等において検証し,その結果を市民に公表するものとする。」とされており,第2項において「議会は,前項の検証の結果,条例の見直しが必要と認められた場合,適切な措置を速やかに講じるものとする。」とされております。
 初めに,石岡市議会基本条例について,資料を配付しておりますので,事務局から説明を願います。
 
庶務議事課副参事)石岡市議会基本条例について,資料に基づきましてご説明いたします。お配りしている資料は,平成26年4月1日より施行されております,議会基本条例に逐条解説を付けたものとなりまして,一般選挙後に議員の皆様に会議規則,委員会条例とともにお渡ししているものと同じものとなります。逐条解説の内容につきましては,後ほどご確認いただければと思いますが,議会基本条例に謳われている内容に関して,これまで当市議会が行ってきた主要なものをご説明させていただきたいと思います。
 まず,「第3章 市民と議会との関係」において,第5条の「情報共有と市民意見の把握」については,これまでに全員協議会,議会広報委員会を協議の場と位置付け公開するようにしたほか,議会報告会及び意見交換会を開催し,平成28年の第1回から数え,来年1月開催予定の報告会で第6回目となります。
 次に,「第4章 議会と市長等の関係」において,第8条の「質問及び反問権」については,より充実した論戦ができるよう,これまでの一括方式に加え,新たに一問一答方式が導入され,現在は多くの方が一問一答方式を活用されております。
 次に,「第5章 議会運営」において,第13条の「議長及び副議長志願者の所信表明」については,これまで正副議長選挙の際に実施するとともに,所信表明の様子の議会中継も行ってきたところでございます。次に,第14条の「会派」については,政務活動費の透明性確保として,運用基準を定め適宜見直しを図りつつ,収支報告書,領収書の公開をホームページで行うようにいたしました。
 次に,「第6章 議会及び議会事務局の体制整備」において,第16条の「議員研修の充実強化」については,当市議会主催の議員全員参加による研修会をこれまで行ってきており,来年1月にも開催予定となっております。最後に,第20条の「広報活動の充実」については,議会広報紙をよりわかりやすく,市民に興味関心を持っていただけるような内容とすべく,今年度大幅な刷新を行ったところです。また,これまでホームページでの情報発信に加え,インターネット生中継,録画中継も新たに行っているところです。
 一部ではございますが,議会基本条例に基づきこれまでに実施してきた事項についての説明は,以上となります。
 
山本委員長)以上で説明は終わりました。
 本件についての協議の進め方ですが,私といたしましては,この石岡市議会基本条例の逐条解説をもとに各会派でご協議いただき,次回,各会派から検討結果をご報告いただいたうえで,見直し等が必要な部分がある場合には,当委員会でさらに検討を進めていってはどうかと考えております。
 本件について,ご意見があればお願いいたします。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ないようですので,次回,見直し等が必要な部分があるかどうか,各会派の検討結果をご報告いただきたいと思います。
 次に,議員間討議の導入についてを議題といたします。
 初めに,資料について,事務局から説明を願います。
 
庶務議事課副参事)議員間討議の導入について,資料に基づきましてご説明いたします。
 初めに,議員間討議の位置付けとしましては,石岡市議会基本条例に根拠がありまして,第15条第1項で「議員は,本会議及び委員会における合意形成に向けて,議員相互の議論を尽くすよう努めるものとする。」同条第2項で「議員は,市政に関する重要な政策課題に対して,議員間の共通認識及び合意形成を図るため,政策討議を行うものとする。」と定めております。
 次に,県内の議員間討議の実施状況としましては,32市中7市で実施されております。なお,議会基本条例自体は32市中18市で制定しているという状況でございます。
 次に,実施をする場合の論点についてですが,まず,実施する会議をどうするか。本会議や委員会で実施している例や,試行的に委員会で実施している例もございます。それから対象をどうするか。すべての議案及び調査案件に対し実施をするのか,重要な政策課題に対し実施するのか。また,発言時間をどうするかなど,どのようなルールで実施していくのかを決める必要がございます。
 これらは,それぞれの議会がそれぞれの議会運営のやり方に沿って,試行錯誤しながら実施しているというのが現状でございまして,こうしなければならないという決まった形がある訳ではございません。当市議会に合った手法というものを検討していく必要があると考えるところでございます。説明は以上です。
 
山本委員長)以上で説明は終わりました。
 本件については,先ほどの議会基本条例を根拠とするものでございます。本件についても,議会基本条例と並行して協議を行ってまいりたいと思いますが,各委員からご意見等ございましたらお願いいたします。

櫻井委員)事務局のほうから資料をいただいた中で,32市中7市で実施状況があると。これそれぞれやり方は,事務局からもありましたようにいろいろなやり方,考え方の中での話ということだと思います。基本条例の中では,32市中18市が制定していると。18市の中で7市が実施してるということで考えれば,実現できているのは半数以下の状況だということで,それなりの難しさといいますか,先例の少なさということがあるんだろうと思います。その下に,実施する場合の論点という形の中で,実施する会議で本会議,委員会で実施と,試行的に委員会で実施などというようなことで書かれておりまして,常任委員会の中での議員間討議が,実質行われているのではないかという議論も多分あるんだろうと思いますけども,1つのテーマについて当然賛否が分かれる場合,賛成の理由,反対の理由というのはいろいろな角度から見て,たくさんその理由があるわけですけれども,なかなか委員会の中で議論するにしても,時間の関係,あるいは発言する方が少なかったりというようなことでの多角的な議論というのはできてないというのが現状だと思います。そういった意味でいけば,あくまでも提案なんですけれども,石岡市の場合,全員協議会を協議の場としておりますので,全員協議会の中で議長の裁量権をもって全議員が議論すべき案件,重要な案件になると思いますけど,そういったものの中で議員間討議を実施していくというのが一番現実的なのかなというふうに私は考えております。皆さん,これは絶対やらなきゃいけないということでまとまるテーマというよりは,どちらかというと議論が分かれるようなものについて,賛成の議論,反対の議論,あるいはそうでない議論,いろいろなものを確認しながらそれぞれの考えをまとめていくというような場で,議員間討議が活用できればありがたいのかなと思っているところです。以上です。

山本委員長)ほかにご意見ございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ないようですので,ただいま櫻井委員から発言がありましたご意見等も踏まえ,各委員におかれましては,次回改めて各会派の検討結果をご報告いただきたいと思います。
 次に,通年議会の導入についてでございます。
 初めに,資料について,事務局から説明を願います。
 
庶務議事課副参事)通年議会は,会期を1年間とし,その間は議会の判断で必要に応じて会議を開催することができる制度であり,平成24年の自治法改正により,現行の定例会,臨時会方式に加え,選択制として通年会期制を条例により採用することができるようになりました。
 初めに,通年議会の導入状況について,資料に基づきご説明いたします。資料の「通年議会の導入について②」をご覧願います。令和元年12月末でございますが,東京23特別区を含む全国815市のうち通年議会を導入しているのは41市で,全体の5パーセントとなっております。次に,通年議会を実現するには,従来の定例会の運用に工夫を加えて実現する「定例会方式」と改正自治法の「通年の会期」を採用する方法がございまして,先ほどの41市の内,28市が定例会方式,13市が通年会期方式を採用しているところでございます。なお,県内事例で申し上げますと,守谷市が定例会方式,常総市と坂東市が通年会期方式となってございます。
 次に,現行制度と通年議会の会期の比較についてご説明いたします。初めに,現行制度では議会の招集は長が告示により行うとされております。また,定例会・臨時会の区分があり,定例会の回数は条例で定めることとされております。会期は毎会期の初めに議会の議決で定めることとされており,現行制度においては,定例会の会期中に集中的に議会を開催する運用をとっております。イメージ図のとおり,当市では年4回の定例会を設定し,それぞれ市長により招集され,開会日に会期の決定をしております。定例会・臨時会の会期中以外は議会は閉会中となり,議会活動はもとより,継続審査・調査を議決した案件以外での委員会活動ができないなど,一定の制約を受けております。
 次に,通年議会ですが大きく2パターンございます。まず,「定例会方式」による通年議会ですが,これは定例会の回数を年1回とし,会期を約1年間とする運用で通年議会を実現する方法です。1年間は長の招集によらずとも議会の判断で会議を開くことができます。現行制度をベースとしておりますので,議案審議や一般質問等に係る議事運営の大幅な変更は必要ないと思われます。
 次に,「通年会期方式」による通年議会ですが,これは定例会・臨時会の区分がなく,法に基づき会期最終日の翌日には自動的に次の会期がはじまりますので,長の招集行為も改選後以外は必要がなくなります。定期的に本会議を開く定例日以外は年間の議事予定を自由に組み立てることができますが,これまでと異なる議事予定を組んだ場合,議事運営の変更が必要になると思われます。現行制度と通年議会の会期の比較については,以上となります。
 次に,通年議会のメリット・デメリットについてご説明いたします。初めに通年議会のメリットでございますが,現行制度においては,議会の招集権が市長にあることで,突発的な事件や緊急の行政課題に議会自らが機動的に対応ができないこと,「特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」という地方自治法第179条第1項の規定に基づく専決処分の課題がございました。これを通年議会とすることで,議長権限により速やかに会議が開くことができ,災害などの緊急時にも議会として迅速に対応ができるようになること,閉会中の継続審査がなくなるため,委員会が自由に活動できるようになること,「特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認めるとき」という地方自治法第179条第1項の規定に基づく専決処分がなくなることで,議会のチェック機能が強化されることなどがメリットとして挙げられております。一方,通年議会のデメリットとしましては,会議開催回数の増加に伴いコストや事務負担が増加すること,時間的制約のある案件の専決ができないこと,常に会期中で議会に常時拘束されるため,議員が予定を立てづらかったり,議会の本会議,委員会等での活動以外で日常的に広範に行っている活動に影響がでるおそれがあること,執行部においては議会対応の増加により事務負担が増加するおそれがあること,災害時に現場対応より議会対応を優先してしまうおそれがあること,これまであった定例会という節目によるメリハリや,緊張感が失われるおそれがあることなどが,先行自治体の事例では指摘をされているところでございます。
 次に,通年議会の導入に際し検討が必要となる事項についてご説明をいたします。「定例会方式」と「通年会期方式」のどちらを採用するかという,通年議会の実施方法の検討。議長の権限が強まることによる開議・閉議ルールの検討。時間的制約のある案件の専決ができなくなることに対する,専決処分の委任事項の検討。一事不再議の長期化に対する取扱いの検討。一般質問の取扱いの検討。議員の発言取り消し,訂正の取り扱いの検討。会議録の作成などについて検討をする必要があると思われます。説明は以上となります。
 
山本委員長)以上で説明は終わりました。
 それでは,本件について各委員からご意見等ございましたらお願いいたします。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ないようですので,各委員におかれましては,次回改めて各会派の検討結果をご報告いただきたいと思います。
 次に,その他として何か発言はございませんか。
 
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ないようですので,閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。
 本委員会において閉会中もなお継続して調査を行うため,石岡市議会委員会条例第36条の規定により,お手元に配付いたしました案文に示す理由を付し,閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。
 
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
 
山本委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 以上で,議会運営委員会を閉会いたします。
 なお,本日決定いたしました事項につきましては,各会派の皆様にご周知いただけますよう,よろしくお願いいたします。お疲れ様でした。






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