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議会中継
  


議会改革推進特別委員会

 第32回委員会 (11月21日)
出席委員 勝村孝行委員長,石橋保卓副委員長,菱沼和幸委員,村上泰道委員,櫻井茂委員,新田茜委員
市執行部 なし
議会事務局 庶務議事課長(中山善正),庶務議事課長補佐(木﨑憲一)


勝村委員長)ただ今から,議会改革推進特別委員会を開会いたします。
 本日の議題は,お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 はじめに,議会報告会についてを議題といたします。過日開催されました第3回議会報告会につきましては,委員の皆さまをはじめ,議員各位のご協力によりまして,円滑な運営ができたものと思っております。ありがとうございました。
 本日,協議する内容でございますが,はじめに議会報告会の報告書について,次に課題や今後の改善点などについて,最後に議会広報紙への掲載について協議してまいりますので,よろしくお願いいたします。
 それでは議会報告会の報告書について協議いたします。
 報告書については,以前の会議において櫻井委員に取りまとめていただくこととしていたかと思います。現在の状況について,櫻井委員からご報告があればお願いしたいと思います。

櫻井委員)議会報告会につきましては,今回報告の内容,あるいはこれまで2回開催してきた経過を踏まえて,評価していただいた声も市民の方から複数いただいております。それにつきましては,他の議会の比べて非常に報告書が素晴らしいと,細かい内容でホームページに載せているというようなご意見もございましたので,今回も報告書については報告会でいただいたご意見を踏まえて取りまとめて掲載していければと思っております。報告書の作成についてでありますけれども,前回は31ページ構成で作っておりまして,報告会の概要,これは報告会の発表資料をまとめたもの。それと配布資料と質疑応答と意見交換,こちらにつきましては,録音テープをとっているのをテープ起こしして,それを抜粋してまとめております。それと報告会の内容についてのアンケート調査,それと会場の様子の写真,総括ということで31ページ構成で作っておりまして,前回の似た構成でまとめられればと思っておりますけれども,一応質疑応答のテープ起こしの部分につきましては,長時間にわたる記録が残っておりまして,皆さんと分担してご協力いただければと思っています。その取りまとめができました後に全体の構成を皆さんにお諮りをして,取りまとめていければと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。ただ今のご意見等を踏まえて,報告書案について、ご意見等があれば伺ってまいります。

菱沼委員)10月25,26日の議会報告会は大変お疲れさまでした。そういう中で,今櫻井委員の方から報告書のまとめの部分において,説明がございました。そういう中で,我々で協力できることは協力し合って,1日でも早く作成していければいいかと思っております。そういう中で目途として,いつごろ作成すべきなのか,委員長として目途の部分を,いつごろまでに作成という部分があれば聞きたいんですけれども。

勝村委員長)今,菱沼委員からご意見がございました。報告書の提出の時期については,私の考えといたしましては,広報紙の載せるタイミング,こちらについては,1月1日の新年号に載せたらいいのかなと考えております。それにつきましては,この後に取りまとめていただきますけれども,その内容についても協議してまいりたいと思いますが,とりあえずそういったことで進めてまいりたいと考えております。それから,櫻井委員からありましたように,この報告書については,30ページを超えるかなということでありますけれども,前回,前々回というようなことで,取りまとめておりますので,ある程度の承知はできているのかなと思います。そこで,今回の報告会の内容,テープ起こし等も含めて皆さんで進めていきたいというふうに考えておりますので,ご協力をお願いしたいと思っております。

菱沼委員)新年号を発行するにあたって,いつまでであれば新年号に間に合うのか事務局にお伺いしたいと思います。

庶務議事課長)議会広報紙への掲載につきまして,スケジュールについてご説明をさせていただきたいと思います。これからの市議会だよりにつきましては,1月1日新年号,そのあとが2月15日あるいは3月1日号かと思いますが,12月の議会の内容を掲載した市議会だよりが発行予定でございます。1月1日新年号につきましては,原稿の取りまとめが11月26日を目途として今作成を進めているところでございます。本日,お配りした資料に,昨年の第2回議会報告会の内容を,12月1日号の市議会だよりに載せたものをお配りしております。第1回,第2回目ともに同様な内容で結果についてお知らせしている経過がございます。1月1日号につきましても,同様の分量を確保できるというふうに見込んでおりますので,よろしければ1月1日号で入れることは可能かと考えております。

勝村委員長)ただ今事務局から説明がございました。議会広報紙の掲載については,原稿の締め切りが11月26日ということで,迫っておりますので,前回の内容をお配りしておりますが,これに沿って主な質疑・意見,常任委員会の報告内容でよろしいのかなというふうに考えております。
 これについて,皆さんからご意見をいただきたいと思います。

菱沼委員)新年号に載せる議会報告会についてでございますが,前回と同じような内容で載せるべきかなと思っておりますけれども,一番問題になってくるのは,主な質疑・意見のとりまとめだと思っているんですね。今日が11月21日。26日までにテープ起こしをし,抽出しなくちゃならないという状況なわけですけれども,その辺が我々協力してやっていくのかどうか,その辺を決めていただければいいのかなと思っておりますが,委員長としてはいかがでしょうか。

勝村委員長)暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 1月1日新年号に掲載する内容について,主な質疑・意見については,本日終了後,テープ起こしをして早急に進めたいと考えておりますので,ご協力よろしくお願いいたします。
 次に、今回の議会報告会について,課題や改善点がございましたら,ご意見をいただきたいと思います。

櫻井委員)改善点でありますけれども,今回3回目ということでありまして,発表の取りまとめなどこれまでの経験値を生かして順調にやってきましたけれども,一方で私どもの方でも慢心といいますか,油断がありまして,原稿の一部が間違っていたり,細かいところの詰めを怠ってしまって,当日になって慌てて対応するというようなこともありましたので,今後につきましてはチェックシートのようなものを用意しまして,チェックシートの中でこれについては確認しているのか,だれが担当するのかというものを確認しながら,漏れのないような形で進めたほうがいいのかなと思います。それと,もう1点は,ただ今の広報紙掲載の情報の部分にも関係してきますけれども,どのようなやり取りがあったというようなところのものが,テープだけではなく書記を設けて,記録で残してそれをあとで参考に議論を深めていくということも必要なのかなと思います。

村上委員)この議会報告会で作成した資料なんですが,各委員会に作成者を依頼すると言いながらも,結局はこの議会改革のメンバーでどうしても時間的な観点で作成してきてしまっていたので,そのあたり,やはり議員全体で参加意識を高める,タイムスケジュール的な余裕であったりとか,年間通しての事業計画のような形で発信できれば,各委員会としてもその指標に則ってできていくのかなというふうに思いますので,そういった観点を次回への引き継ぎ事項として残しておくのがいいかなと思います。
 あともう1つ,参加動員に関してなんですけれども,今回は区長会の開催の市民懇談会と時期が重なってしまったというのもありますけれども,そのあたり,日程とかについてはほかの団体の類似行事とかと重ならないような日程等を配慮した設定が必要なのかなと感じました。

新田委員)個人的な意見としては,この議会報告会が,我々議会改革推進特別委員が主体となってやっていますけれども,実際は全議員の方が参加するわけなので,こういった改善とか課題点についてもほかの議員さんからの意見というか,聞ける場があるとなおいいのかなというふうに感じました。

菱沼委員)各常任委員会の部分においても,1回きちんと前回の議会報告会の内容を踏まえて,総括的な部分を各常任委員会において行われるといいのかなと思います。あと,先ほど各委員から様々な意見がございました。それについては来年の改選後,新たな体制を含めて,今後の議会改革のあり方というのを見据えて立ち上げていければいいのかなと思っております。そういう中で今まで3回までやってきたメリットデメリットを踏まえて,しっかりとその部分を文章化して引き継いでいければいいのかなと思っておりますので,その辺大変でもまとめていただいて,次回のメンバーに引き継いていければいいのかなと思っております。

勝村委員長)ただ今,皆様から様々な意見がございました。今回の議会報告会を顧みましては,まず確かに資料に誤字とかがありましたし,市民の皆様からチェックされるというようなこともありましたので,それから,全体的にいって,当委員会が主体になって進めているということ,それは今後改善していくというか,方法も変えていかなければならないな思っていますし,全国的な例を見ますとやはりもっと個別な地区の対応で,数人の議員が担当してやっているというような座談会方式でやっているというのもありますし,今後そういうのも参考にしながら進めていかなければならないのかなと私も思っております。ただ今いただいたご意見等も踏まえまして,今後より良い議会報告会になるよう次回に引き継いでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に,先ほど議会広報紙への掲載について,皆様からご意見をいただいたところでありますけれども,議会報告書についてはさらに詰めてまいりたいと思いますし,次回の当委員会の開催が定例会の中で予定されておりますので,その時にまたご意見をいただきたいと思います。
 議会広報紙への掲載につきましては,ただ今のご意見等を踏まえ,議会広報紙へ掲載していただくよう議長にお取り計らいをお願いしたいと思います。 
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認めます。
 さらにお諮りいたします。本件の議長への申し入れにつきましては、委員長にご一任願いたいと思います。これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは、近日中に、私のほうで議長に記事の掲載をお願いしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 次に,提案事項の協議として,全員協議会のあり方についてを議題といたします。本件については,前回の協議において,全員協議会を,議案の審査又は議会の運営に関し協議又は調整を行うための場として位置付けるにあたり,協議を行う内容について,今後検討していくこととしていたものであります。
 それでは,協議に先立ち,事務局より発言を求められておりますので,これを許します。

庶務議事課長)前回の協議におきまして,全員協議会を正式な協議の場として位置付けるにあたり,それにおきましては,会議規則にそれを謳っていく必要がございます。その際には,どういう内容で全員協議会を実施していくのかということを明記しなければならないと,そういうところから,あらためてどういう内容を全員協議会においてやっていくか,そういうところで今後協議していくということになったかと思います。その中で,前回私の説明の中で,費用弁償について,説明が不確かなところがございました。今回改めてそこを説明させていただければというふうに思ったところでございます。前回,説明の中で,正式な会議として位置付けることによって,公務災害の対象になるものであると,それから費用弁償の支給の対象になるということでご紹介をさせていただきました。それが自動的になるものであるかのような説明になってしまったかと捉えておりまして,あらためて説明をさせていただくわけですけれども,自動的に費用弁償の対象になるものではございませんで,なり得るものであるというようなことでご理解いただきたいと思います。費用弁償につきましては,あくまで条例にどういう会議を費用弁償の対象とするかというのを謳う必要がございます。現在は,本会議,常任委員会,特別委員会をそこに謳っておりますので,それ以外の会議は,仮に会議規則に謳ったとしても,条例の方も併せて改正しない限りは,費用弁償の支給には自動的にはならないというふうになってございます。
 お手元に参考資料として,お配りさせていただいた資料をご紹介させていただきたいと思います。「会議出席費用弁償について」という資料でございまして,前回資料としてお示しした平成29年度に行われました茨城県市議会議長会の県内32市に調査をした時の調査の1つでございます。これは,どういう会議を費用弁償の対象としているかが示されております。会議の種類の欄に記載がございますけれども,一番右側の欄は私の方で,今回資料として加えさせていただいたものでございます。これは,全員協議会を協議の場に位置付けている自治体でございます。◎が,会議規則に協議の場として位置付けており,さらに費用弁償の条例で全員協議会も費用弁償の対象として謳っているものでございます。○については,協議の場として位置付けてはいるけれども,費用弁償は支払われてはいないというものでございます。無印はどちらも法的に位置付けられていないというものでございます。石岡市がこれにあたるわけでございます。そうしますと,全員協議会を正式な会議として位置付け,さらに費用弁償が支払われているものが12市ございました。正式な会議に位置付けていても費用弁償が支払われていないというものは9市ございました。どちらも位置付けていないものが11市ございました。以上のような状況となってございます。全員協議会をどのような目的で,どのような会議として開いていくかというふうに協議されるにあたっては,例えば連絡だけの数分程度の会議というものでも,費用弁償が発生してくるということもございます。そういう意味では市民への説明ということも出てこようかと思いますので,どういう内容の会議とすべきかというのはやはりご協議いただいたうえで,費用弁償についても併せてご協議に入れていく必要があるのかなと思いまして,資料としてお配りさせていただいたところでございます。

勝村委員長)以上で,説明は終わりました。それでは,本件につきまして,皆様よりご意見を頂きたいと思います。
 暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

菱沼委員)この全員協議会のあり方については,会議規則に位置付けることが重要だと思っておりますので,この点を議長または議運の方で諮っていただければと思いますので,よろしくお願い申し上げます。

石橋副委員長)その際に,全員協議会を正式な会議に位置付ける部分について,位置付けた後の全員協議会の中での協議事項という部分については,議運の方で決めていただくということになるんでしょうけれども,これまで執行部からの一方的な説明で終わっていた部分,それから将来的な部分になるかと思うですけれども,議員間討議の場に活用することが可能かどうか,それから一部事務組合等の報告,そういった部分を正式な会議として全員協議会の中で協議案件として盛り込んでもらうような付帯意見を議長に対して付けることが可能であればお願いしたいなと思います。

勝村委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは,本件について皆様から頂いたご意見によりますと,全協のあり方としては,正式な会議として位置付けていくということであります。それから,全協の中での質疑応答,こちらもしていくということ。それから議員間討議などもできるような場とすると,それから石橋副委員長からもありましたように一部事務組合からの報告もいただくと。それから公務災害が適用され,また,費用弁償についてもできれば適用すると。さらにこれらについては,新年度から適用とすることがよろしいかと思います。よって,全協の位置付けときっちりとしてもらいたいと,それで先ほど申し上げたことを盛り込みまして,議長に報告してまいりたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,政務活動費についてを議題といたします。本件については,前回の協議において,領収書についてもホームページにて公開していくことに決したところであります。そこで,本日は,公開にあたって石岡市議会政務活動費の交付に関する条例の改正について,ご協議いただきたいと思います。お手元に,当該条例をお配りしておりますが,第10条に,収支報告書の公開についての条文がございます。考えられる改正としましては,第7条第1項で,「収入及び支出の報告書(以下「収支報告書」という。)を作成し,その支出を証する書類とともに議長に提出しなければならない。」とありますので,第10条の「収支報告書」の次に,「及びその支出を証する書類」を加えることが考えられます。
 本件につきまして,皆様よりご意見をいただきたいと思います。

勝村委員長)暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。

石橋副委員長)政務活動費の収支報告書に添付する領収書等についても,ホームページに公開することについて,皆さん異議がなく決定を見るわけですけれども,その結果を議長に報告する際に,関連条文等の改正が必要になってくるかと思いますので,そういうことをよく精査したうえで議長に報告をお願いしたいと思います。

勝村委員長)ほかにございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは,本件については,ただ今のご意見等を踏まえ,条文の整合性を整理し,次回改めてご確認いただくようにしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,石岡市政治倫理条例についてを議題といたします。
 本件については,先の委員会において,石橋副委員長より提案がなされたものであります。それでは,本件の提案理由について,石橋副委員長から説明をお願いいたします。

石橋副委員長)これが制定されて以降,約11年経つわけです。この政治倫理条例を制定した段階で想定できなかったような部分も,現在起こっているというような状況を鑑みまして,可能か不可能かまだ確信が持てるものはないんですけれども,可能であれば政治倫理条例の中に,罰則的な意味合いも含めた条文を盛り込みたいなと考えておりますので,そういうところを踏まえて皆様方のご意見をお伺いしたいという思いで今回取り上げさせていただきました。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 それでは,本件につきまして,皆様からご意見をいただきたいと思います。

村上委員)事務局にお尋ねしたいんですが,この政治倫理条例で罰則等を設けているほかの自治体等は例があるんでしょうか。

庶務議事課長)現在のところ把握していない状況でございますので,調査してまいりたいと思います。

勝村委員長)暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 本件については,村上委員からもご意見がございましたが,倫理条例に関する事項で,他市に関する事例等を踏まえ,事務局に参考資料等があればお示しをいただくこととして,今回皆様にお配りしました政治倫理条例がございます。こちらを持ち帰っていただきまして,次回の委員会で再度協議をしてまいりたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他として,タブレット端末の運用につきまして,事務局から発言を求められておりますので,これを許します。

庶務議事課長)今年度議会におきまして,タブレット端末を導入し,電子会議システムやグループウェアの運用を行っているところでございます。現在,電子会議システムにつきましては,来年度市議会議員改選後からのペーパーレス化に向けた試行期間と位置付けておりまして,本格的なペーパーレス化に向けた運用について,ご協議をお願いしたいと考えております。また,グループウェアやタブレットの機能等につきましても,改善すべき点がございましたら,来年度に向けご協議をいただきたいと考えております。特に,予算措置の必要があるものについては,予算要求との関係もございますので,年内のなるべく早い時期に,ご意見として頂戴したいと考えております。
 なお,現時点で,改善を図りたい点として考えておりますのは,電子会議システムにつきましては,全体でデータを保持できる容量を増やしたいと考えております。さらに,機能面におきましては資料を見比べることができるよう2画面で表示できる機能を追加したいと考えております。また,タブレット自体におきましては,ワードやエクセルなど,マイクロソフトオフィスを入れてはどうかと考えているところでございます。
 また,最初に申し上げましたが,来年度に向けどういったものをペーパーレス化していくか,あらためて運用として明確化を来年度までにはしていきたいと考えております。それについては,順次ご協議をいただきたいと考えております。取り急ぎ,全体の案として予算措置等が必要なものがあろうかと思いますので,ご意見として賜りたいと考えているところでございます。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 それでは,本件につきまして,皆様からご意見をいただきたいと思います。

櫻井委員)決算特別委員会のときに気付いた点を1つ申し上げたいと思います。決算書をPDF化していただいて見させていただいているわけですけれども,実際の決算書の余白部分についてはPDF化しないで,ページを飛ばして集約しているという関係上,画面上のページと書類上のページが違うということで,質問者の方は決算書の何ページと言ったときに実際のPDF化された方のページとは一致しないんですね。ですからその辺を何らかの形で考慮していただけると,質疑のときによりわかりやすいのかなと思います。

菱沼委員)先ほど事務局から話があったようにオフィスは重要だと思います。そういう中で,来年予算化できるようにワード,エスセル,パワーポイントまで整備できれば,各議員も議会報告するうえでも,そういうものを使っていければいいのかなと思いますので,予算化できるようによろしくお願いしたいと思います。それからあと1点は,櫻井委員の方から来年の改選後からはペーパーレス化という中で,各議員のすべてがペーパーレス化になっていければいいんですけれども,現状として難しい部分もあると思うんですけれども,その辺をどういうふうにしていかなければいけないかという部分もしっかりと議論していかなければいけない部分もあろうかと思っております。それも来年に向けての協議として進めていかなくちゃいけないかなと思っておりますので,それも今後議論をしていただければと思います。

櫻井委員)今回,議会報告会の際に,タブレットを使ってパワーポイントの方もスクリーンに投影できるというところまで事務局で準備していただきました。実際にはノートパソコンで実施したんですけれども,先ほどオフィスの方もタブレットに入れていただきたいということでありました。オフィスもいろいろな契約形態があり,また,予算も絡みますので,果たして財政機関の方で予算が通るかどうかわかりませんけれども,事務局の図書室にあるパソコン,あれを是非新しいのに替えてください。それとPDFファイルの編集ソフト,あれが今回うまく動かなかったというのもありますので,最低でもその部分は替えていただいて,議会機能の強化ということで我々の活動をバックアップしていただきたいと思います。

勝村委員長)暫時休憩いたします。

-休憩-

勝村委員長)休憩前に引き続き,会議を開きます。
 タブレット端末の運用につきましては,皆様からいただいたご意見を踏まえまして,次年度に向けて予算等を含めまして,事務局の方にお願いをいたしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,インターネット中継につきまして,事務局から発言を求められておりますので,これを許します。
 
庶務議事課長)インターネット中継につきましては,新議場において導入予定で進めているところでございます。先の議会運営委員会におきまして,内容についてご了解をいただいき,現在契約に向け準備を進めている状況でございます。今後,機能面など,より利用しやすいものにしてまいりたいと考えておりますので,あらためて議会改革推進特別委員会におきまして,ご意見など頂戴してまいりたいと考えております。現在進めている概要につきまして,本日資料の方をお配りさせていただきましたので,ご説明をさせていただきたいと思います。
 インターネット中継の運用についてと,導入についてという資料がございます。運用については,基本的にどういうものを中継していくのか,ホームページなどでどういう形になるのかをお示ししてございます。導入については,仕様的な部分を記載しているところでございます。運用についてでございますけれども,「①インターネット中継をする会議」でございます。こちらについては,今現在,議会中継をしている会議になります。定例会,臨時会,予算特別委員会,決算特別委員会ということで,議会中継をしている会議が,引き続きインターネット中継として見られる会議として考えているところでございます。「②録画データの公開年数」でございます。生中継で中継するほかに,録画中継ということでインターネットで振り返って見ることができるものですけれども,その保持する年数は今のところ5年間を保持したいというふうに考えております。これについては,システムにおける限界として,そのような仕様ということでございますので,概ねどの自治体でも5年間という形で保持しているのが最長という状況でございます。「③録画データの分割」で,録画データをどのように公開するかということですけれども,例えば1日ごと1ファイルという見せ方もできるところでございます。開会日には1日分通して見ていていただけますけれども,一般質問については,議員さんごとに分割して表示し,クリックすれば議員さんごとに見られるというような表示の仕方が可能でございます。今のところ,開会日や閉会日は1日分を1ファイル,一般質問や議案質疑は議員ごとにファイルを分けて表示したいというふうに考えております。それから,機能として,録画中継の場合は,議員さんの質問を見ながら会議録を合わせて表示するということも可能でございます。それから,導入についてという資料については,基本条件としては,クラウド型のシステムであることや,現在の会議録の検索システムとの連携など,条件を考えておりまして,主な機能としては,ライブ中継や録画中継,それから先ほど言いましたように録画中継に合わせて表示される機能を設けたいと考えております。導入するにあたっては,現在2つのシステムが各自治体で入れられておりまして,「J‐Fit」というシステムと「Discuss Vision」というシステムでございます。今回,情報政策担当と協議をしまして,技術的な支援を受けながら機能を比較してみたところでございます。その結果「J‐Fit」の方が機能面で優れているのではないかというような結論に至ったところでございます。次のページには,コストの比較がございます。これにつきましても「J‐Fit」の方が安くなっていると,そういったところも踏まえて,システムとしましては,「J‐Fit」の方を選定したいと結論付けたところでございます。前回,議会運営委員会におきまして,これを説明させていただきまして,ご了解をいただきまして,現在契約に向けて進んでいるというような状況でございます。今後,追加機能やさらに何かお気付きの点等ございましたら,ICT化の推進を議会改革推進特別委員会におきましていろいろご議論されている中で,そういう部分でご指摘をいただきながら,よりよいものにしていきたいと考えておりますので,ご意見等がございましたら逐次伺ってまいりたいと考えております。現在,進めております状況についてご報告させていただきました。

勝村委員長)以上で説明は終わりました。
 それでは,本件につきまして,皆様からご意見をいただきたいと思います。

櫻井委員)資料の方,細かく書いていただきましてありがとうございます。確認なんですけれども,機能比較のところで,「J‐Fit」と「Discuss Vision」を比較されてまして,有利な点とそうでない点を付けていただいているんですけれども,導入費用の方が「J‐Fit」の方が安いということで,メリットがあるということでこちらを選ばれたと説明をいただきましたけれども,「J‐Fit」が特に劣っている点というのはなかったんですか。

庶務議事課長)中継の映像の部分では大きく違いはございません。他市の例などを見ますと,どちらも会議録を見ることはできるんですが,「Discuss Vision」の場合は,1つの画面で映像と会議録とフレームで切り分けて表示されている状況で確認しておりまして,「J‐Fit」の方は,会議録のボタンをクリックしますと,別のウィンドウが立ち上がって会議録を見ることができると,そういうふうな違いがあるようでございます。そうしますと若干操作性に違いが出てくるかと思います。それ以外,会議録との連携も取れておりますし,使用感の違いかと思います。

櫻井委員)情報センターの中継については,NTT回線を使っていて,その回線料がそれなりの値段がするという,これまで何年かにわたって,情報政策課においてその点を苦慮しながらデータを送っていたという状況があるんですけれども,今回においてはその辺はどういう仕組みになるのか,例えばインターネットでの中継に全部切り替えちゃうのか,大きなスクリーンで相変わらず見ていただく仕組みなのか,確認させていただきたいと思っております。

庶務議事課長)まちかど情報センターにつきましては,担当であるまちづくり協働課と協議を進めたところでございます。現在のところ,インターネット中継を少し大きなモニターにてご覧いただくように担当の方では考えているとのことでございますので,そのような考えで進めていると伺っております。

櫻井委員)機能比較のところで,「J‐Fit」は会議録終了後5日以内の録画データの公開というのができますよということなんですが,これはリアルタイムで流して録画したデータを,例えば議員単位で切り分けるといった作業は「J‐Fit」さんの方でやるということですよね。他の議会では,職員の方で編集して掲載するといったところもあったようですから,職員の方ではその分負担はないということでよろしいですか。

庶務議事課長)会議終了後の作業については,会社の方で作業をしていただいて掲載していただくことを考えております。ただ会議終了後最短5日以内で公開はできるんですけれども,公開時期については,現在内部で協議をしているところでございます。機能として会議録との連携というものもありますので,会議録ができた時点で,例えば発言の取り消し等があった場合,録画をご覧になるタイミングでは,取り消しが可決されているわけですけれども,そのときに会議録と同じタイミングで載せたほうがよいか,それだけ整い次第載せるのかというのを,現在内部で調整をしているところでございます。そこについては,まだ確定してはおりませんけれども,作業につきましては,業者の方にやっていただく方向で考えております。

櫻井委員)発言の訂正等があった場合,当然5日後には仕上がってませんので,仕組み上,画面に合わせて会議録が表示できる仕組みでありますから,そこの運用が難しいということで,提供が難しいというのはよくわかりますけど,せっかく5日以内にアップしていただけるんであれば,画像だけでも何らかの形で,要するに会議録は決定したものではないというような表示で,何らかの形で提供していただきたいというのが正直なところですね。仕組み上,どういった質問が議員の方からされていて,議会でこんなことがあったんだというのが,今の流れですと,2か月後,3か月後になってしまいますので,せっかく仕組み上は1週間程度で見られるというのであれば,発言の訂正というのは,そんなに数多いわけじゃありませんから,その分については,コメントか何か入れていただいて,これは会議録としては確定したものではありませんというような表示を入れて,画面上は提供いただけるよう議論していただけたらありがたいなと思います。

石橋副委員長)先ほどのやり取りを聞いていますと,会議録終了後5日以内なのか,会議終了後5日以内なのか,そこをちょっと確認させていただきたいと思います。

庶務議事課長)技術的には,会議が終了し5日程度あれば掲載することは可能だとは確認しております。ただ,会議録終了後といたしましたのは,会議録ができた後にチェック作業ということを事務局としてさせていただきたいと思っております。そこがきちんと修正されたかどうか,確認したうえで,放送したいという,そこを勘案した表現でございます。ですから,現在は会議録での決定をきちんと反映していただくうえでの5日間というふうなところで考えております。

石橋副委員長)私の個人的な部分なんですけれども,生中継で映像を流すんであれば,その日の夜からでも録画データの公開というのは,未編集のまま流しても何ら問題はないのかなというふうには考えてはいるんです。いろいろな事務局からの意見も確かにその通りだなという部分もありますけれども,一人ひとりの切り分け,編集という部分で,5日以内に終わるんであれば,あえて会議録とリンクをさせなくても,なるべく早い段階で公開することが必要ではないかなと,これは私一個人としての意見ですけれども,そういった部分を今後踏まえて,可能な範囲でなるべく早い時期での公開ということをお願いしたいと思います。

勝村委員長)ほかにご意見はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)それでは,本件については,皆さんからいろいろとご意見いただきました。事務局にお願いして,これを踏まえて進めていただきたいと思いますが,これにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ご異議なしと認め,さよう決しました。
 次に,その他として,発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

勝村委員長)ないようですので,以上で本日の議会改革推進特別委員会を閉会いたします。




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