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令和4年度 文教厚生委員会

 第5回委員会 (8月18日)
出席委員 櫻井茂委員長、小松豊正副委員長、菱沼和幸委員、池田正文委員、関口忠男委員、勝村孝行委員
市執行部 【保健福祉部】
部長(金井悟)、理事兼健康増進担当(豊崎康弘)、次長兼福祉事務所長兼新型コロナワクチン対策担当(塚本聡明)、健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当(原有平)
【教育委員会事務局】
教育長(児島裕治)、教育部長(吉澤房江)、次長(柴田健)、参事学校再編担当兼学校教育担当(朝賀隆行)、教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長(小河原修)
議会事務局 庶務議事課係長(大川知道)

櫻井委員長)ただいまから、文教厚生委員会を開会いたします。
 本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
 次に、本日の案件の説明のため出席を求めた者の職・氏名は、お手元に配付いたしました説明員名簿のとおりであります。
 これより議事に入ります。
 初めに、所管事務の調査といたしまして、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてを議題といたします。
 本件について、執行部から説明を求めます。
 なお、発言は挙手によりこれを許します。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)それでは私から、新型コロナウイルスワクチン接種事業についてご説明いたします。
 資料1をご覧願います。1、ワクチン接種状況につきましては、令和4年8月15日現在の接種状況でございますが、5歳以上の方につきましては、1回目接種済者の接種率は85.7パーセント、2回目接種済者の接種率は85パーセントとなってございます。65歳以上の高齢者の接種状況でございますが、1回目接種済者の接種率は93.9パーセント、2回目接種済者の接種率は93.7パーセントとなってございます。5歳から11歳の小児の接種状況でございますが、1回目接種済者の接種率は28パーセント、2回目接種済者の接種率は26.4パーセントとなってございます。
 次に、右から2番目の列、3回目接種済者、こちらは12歳以上でございますが、接種率は72.7パーセント、65歳以上の高齢者の接種率は89.9パーセントとなってございます。
 次に、一番右側の列、4回目接種済者、こちらは18歳以上でございますが、接種率は18.1パーセント、60歳以上の方につきましては37.9パーセントとなってございます。
 2、4回目接種の対象拡大につきましては、これまでは、(1)60歳以上で3回目の接種から5か月経過した方、(2)18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する方、重症化リスクが高いと医師が認める方となってございましたが、7月22日から、(3)医療従事者等及び高齢者施設等の従事者が追加となってございます。
 3、予防接種証明書のコンビニ交付の開始につきましては、令和4年7月19日に委員の皆様にお知らせしたところではございますが、(1)交付可能な接種証明書につきましては、ア、国内用、イ、海外用の2種類となってございます。アの国内用につきましては、個人番号カード、マイナンバーカードをお持ちの方、イの海外用につきましては、個人番号カード及びパスポートをお持ちの方で、令和4年7月21日以降、接種証明書及び新型コロナワクチン接種証明書アプリで海外用接種証明書を取得された方への交付が可能となってございます。
 (2)交付に必要なものにつきましては、個人番号カード、また、4桁の個人番号カードの券面事項入力補助用暗証番号、証明書発行料の120円となってございます。
 (3)利用場所につきましては、主に北海道等の一部の地域のコンビニ等の店舗のみで利用可能となってございましたが、株式会社セイコーマート、株式会社ハセガワストア、株式会社道南ラルズ、株式会社タイエーとなっております。石岡市内につきましては、2022年6月末現在の情報ではございますが、株式会社セイコーマートが市内に9店舗ございます。また、株式会社セブンイレブン・ジャパンにつきましては、令和4年8月17日、昨日から利用開始となっており、2022年7月末の現在の情報でございますが、市内に12店舗ございます。
 (4)利用時間につきましては、午前6時30分から午後11時まで、年中無休となっておりますが、故障対応やメンテナンス等を除く時間帯となってございます。
 次のページをご覧ください。4、オミクロン株に対応した接種体制の確保につきましては、(1)基本的な考えでございますが、令和4年8月8日に開催されました国の第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会におきまして、オミクロン株対応ワクチンが開発中であることや、諸外国の動向などを踏まえ、予防接種法に基づく予防接種に位置づけられる方向で引き続き検討していくこととされてございます。また、国からは、予防接種法に基づく予防接種に位置づけられた場合に備え、速やかかつ円滑に接種を開始するための準備を始めるよう示されている状況でございます。
 (2)接種対象者でございますが、現時点では、初回接種を完了した全ての住民を対象に実施することを想定していることとの見解が示されてございます。
 (3)接種開始時期でございますが、国では、薬事上の承認がなされれば、9月中には輸入される見込みであるため、ワクチン供給に必要な時期等を踏まえますと、今年の10月半ば以降の接種が考えられるとしています。
 (4)接種期間でございますが、現在行っております特例臨時接種の接種期間は令和3年2月17日から令和4年9月30日までとなってございますが、国ではこの接種期間につきまして、年度末までの延長を想定しているところでございます。
 (5)ワクチンの種類でございますが、国の分科会におきましては、オミクロン株BA.1と従来株に対応いたしました2価ワクチンを使用することが妥当であるとされております。
 (6)予算につきましては、地方負担が生じることがないよう、引き続き国が全額負担する方針となってございます。
 (7)今後につきましては、令和4年第3回定例会におきまして、特例臨時接種期間が延長されることを想定し、切れ目のない接種体制を維持するための経費、及びオミクロン株対応ワクチンの接種体制に要する経費といたしまして、補正予算を上程させていただきたいと考えております。また、本議案につきましては、議会開会日におきまして先議を賜りますよう、お取り計らいのほどよろしくお願いいたします。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

櫻井委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。
 ご質問等はございませんか。

小松副委員長)ちょっとお伺いいたしますが、最近ですね、私どものところにも、夏休みなんだけども、今ですね、小学生あるいは中学校の方が感染したと。コロナにね。そういう報告があるんですけども、ちょっとお伺いしたいんですけども、この小学校、つまり5歳から11歳までのことだと思うんですけども、この方々は、2回目接種が26.4パーセントで990人と。これはやっぱり強制するものでなくて、本人っていうか、家族の方が同意しなければ打たないので、なかなかこれは、打つことができるんだけども、希望者、同意が得られないという事情でこういうふうにある意味低いってことなんでしょうか。ちょっとそのことを伺いたいと思います。これ、もう少し高くなれば、もう少し小学生の感染リスクが低くなるんじゃないかと思うんですけど、その点をお伺いいたします。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)お答えいたします。
 今、委員おっしゃるように、5歳から11歳の接種ということですので、当然、接種に関しましてはご本人の同意及び保護者の同意、こちらが必要となってございます。また、国のほうでは、早ければ9月上旬くらいにですね、5歳から11歳の方、今努力義務は課されておりませんが、こちらを努力義務の方向でということで、国の分科会でも検討されてございます。しかしながら、これまで努力義務を課していなかった経緯がございますので、その努力義務を課す意義について、きちんと市民の方へお知らせするすべがあるんではないかと、こちらも国の分科会で議論されているところでございます。
 もし努力義務が課せられた場合には、我々のほうからきちんと市民の方へ、ワクチン接種の意義ですか、こちらを改めて啓発してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

小松副委員長)それ今、9月の政府の会議でって……何月と言われました。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)来月の、9月中です。

小松副委員長)分かりました。
 それでは、同じことですけど、中学生ね。つまり中学生ってことは12歳以上ということで、この表に出てるんだけども、中学生っていうことだけでは数字は分からないわけですか。つまり、こう一緒になってると思うんですけども、中学生も夏休み、いろいろ増えてるっていうか、ありますよね。同じような感じでご回答いただければと思うんですけども、中学生の場合はどんなふうな状況になってるのか。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)お答えいたします。
 中学生という、なかなか年齢の、14歳、15歳とか年齢のはざまの方いらっしゃいますので、私どものほうで把握してる12歳から14歳、こちらの方の接種率につきましては、8月16日現在の状況ではございますが、73.9パーセントが1回目の接種率、2回目の接種率は72.3パーセントとなってございます。
 以上でございます。

小松副委員長)分かりました。
 それで、ちょっとね、こういうことは今日質問していいのかどうか、適切でなければいいんですけど、今日の茨城新聞にね、載った点ですけども、県が、いわゆる医療機関の負担を減らすためにという意味があるかと思いますけども、発熱などの症状がある方に、検査キットを無料で送付すると。県がね。それから、自分でやってみて陽性反応が出た場合には、オンラインで登録して、それで適切な、どうすればいいかを受けるっていうことなんですけども、非常にこの期間が短いんですよね。この関係で、石岡市としては、この関係ではどういうふうな対応になりますか。県がやるってことは石岡市もやるってことだと思うんですけど。市が、この県の方針でいくと、市の役割はどういう役割になるんでしょうか。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)お答えいたします。
 私も今朝の新聞等で確認をしてございますが、こちらはあくまでも県の事業ということになるかと認識してございます。
 以上でございます。

小松副委員長)それでですね、あとちょっと、市民の意見ですけども、やはりある方が、私の知人が、やっぱり熱が出てせきをするっていうようなことで、市内の病院に診てくれって言ったらば、そういうことはできませんという趣旨のこと言われてですね。保健所に言ったらば、協同病院行って診てもらったらどうだって言われて、協同病院に行って診てもらったそうです。で、何ともなかった、感染してないということだったんですけども。
 つまり、現在の石岡の病院における、このコロナ感染についての切迫状況っていうのか。どんなふうに認識されてますか、石岡市として。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)保健センターのほうと連絡を取りながらの状況ではございますけれども、お盆中、最近の状況でございますが、委員おっしゃるように、市内の医療機関ですね、朝の段階、早い段階で検査の予約が埋まってしまうという状況を伺っている状況でございます。しかしながら、顔色が悪いとか、いつもの状況ではないような方につきましては、アナウンスとしましても、救急車を呼ぶなり、かかりつけの先生と相談をしていただくようなアナウンスはしている状況だと伺ってございます。
 以上でございます。

櫻井委員長)ほかにご質問等はございませんか。

関口委員)オミクロン株に対応した接種体制の確保、これについてお伺いいたします。
 4回目接種っていうのは5か月経過した人から接種になったわけですけど、このオミクロン株の接種ってのは、そういう縛りというか、あるんですか。まずお伺いをいたします。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)今の国の分科会の話でも、同じようなことがございました。その中で、まだワクチン承認されている状況ではございませんので、あくまでも想定としては、現在と同じ5か月の接種間隔を想定しての準備ということを想定してございます。
 以上でございます。

関口委員)それとですね、接種対象者について、この初回接種を完了したと。初回接種っていうのは、1回した人を言ってるんですか、これは。4回やった人を言ってるんですか。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)初回接種の考え方でございますが、1回目、2回目、こちらのセットを終えた方。ですから、2回目の接種を終えた方という形になります。
 以上でございます。

櫻井委員長)ほかにご質問等はございませんか。

菱沼委員)オミクロン株に対応した接種体制の確保についてでございますけども、同僚議員のほうからもお話ありましたけども、私のほうからはですね、今回この接種に当たりまして、今1回目、2回目セットが終わった方っていうことで、その対象者は6万2,000余、確かいると思ってますけども、その方への通知ですかね。どのような通知方法でされるのかお尋ねしたいと思います。

健康増進課副参事新型コロナワクチン対策担当)あくまでも現状の仮定の話となりますが、何らかの形で、接種対象者、5か月以上接種間隔ございますので、担当部署のほうで接種券、こちらの交付が必要となるかと存じております。ですので、その対象となる方につきましては接種券の個別送付、こちらをもちまして、現実態と同じような形で接種の促進、接種の啓発といいますか、接種券の配布、こちらを行っていきたいと考えてございます。
 以上でございます。

菱沼委員)ありがとうございます。
 そういう意味ではですね、このワクチン接種、有効だと思っておりますので、漏れのないような対応をひとつよろしくお願い申し上げます。
 以上です。

櫻井委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員長)ないようですので、以上で本件については終結いたします。
 続きまして、南小学校長寿命化改良工事についてを議題といたします。
 本件について、執行部から説明を求めます。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)私から、南小学校長寿命化改良工事についてご説明いたします。資料に沿って説明してまいります。
 入札案件1でございますが、南小学校長寿命化改良事業樹木撤去工事につきましては、6月3日に入札が行われ、6月9日に株式会社岡崎土建様と609万4,000円で契約を交わしてございます。工事期間については、契約の翌日から令和4年9月7日までとなってございます。
 入札案件2、南小学校校舎長寿命化改良建築工事につきましては、校舎全体の改修工事やエレベーターの設置工事等を行ってまいります。令和4年7月25日に条件付き一般競争入札を行い、8月9日に常磐・双葉特定建設工事共同企業体と6億3,690万円で仮契約を行ってございます。
 入札案件3、南小学校校舎長寿命化改良電気設備工事は、校舎の照明のLED化、太陽光設備工事などを予定してございます。こちらにつきましても、7月25日に条件付き一般競争入札を行い、7月28日にトミデン・狩谷特定建設工事共同企業体と1億9,459万円で仮契約を行ってございます。
 続きまして入札案件4、南小学校校舎長寿命化改良機械設備工事は、校舎の給排水設備の一新、冷暖房設備工事などを予定しております。7月25日にこちらも条件付き一般競争入札を行い、8月1日に川村・キンダイ特定建設工事共同企業体と1億5,884万円で仮契約を行ってございます。
 続きまして入札案件5、南小学校屋内運動場長寿命化改良工事は、屋根、床など、全面的に屋内運動場の工事を行ってまいります。7月25日に条件付き一般競争入札を行い、8月10日に株式会社アレスコ様と1億4,168万円で仮契約を行ってございます。
 入札案件2から5につきましては、工事予定価格が1億5,000万円以上となることから、石岡市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めてまいりたいと考えてございます。議会の議決、承認後、本契約として工事を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 今後発注を予定する案件につきましては、仮職員駐車場・進入口新設工事、バスの回転場及び来客用駐車場の整備、調整工事及び倉庫設置等工事、グラウンドの整備等を予定してございます。
 私からの説明は以上でございます。

櫻井委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。
 ご質問等はございませんか。

菱沼委員)私からですね、今後の予定する案件について、今4点ありましたけども、仮職員駐車場・進入口新設工事、バスの回転場及び来客用駐車場の整備、調整工事及び倉庫設置等工事、グラウンドの整備ということで、この4点が今後の案件とありましたけども、実際この案件として、どのくらいの費用がかかるのか、分かっていればお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)大変申し訳ございません、費用につきましては、確認次第ご答弁させていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

櫻井委員長)暫時休憩します。

−休憩−

櫻井委員長)再開いたします。

菱沼委員)次の質問というわけではございませんが、今回の入札の部分において、1から5ということで、ちょっと私が危惧する部分においてはですね、この入札案件の3なんですけども、実際今回、1企業体ということでしか今回入札がなかったんですよね。で、99.94パーセントという落札率になっています。ほかは競争されているので、予定価格をですね、下回ってる部分があるわけです。まあ今回の部分においても予定価格は下回ってますけども、99.94パーセントという部分において、実際どうなのかなっていう部分で思ったもんですから、ちょっと確認の意味で、これはどのような見解をお持ちなのかお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)電気設備工事については、1共同企業体の入札参加ということでございますけれども、事務局としても、その競争の原理を働かせるために、多くの共同企業体が参加していただきまして、費用を少しでも安くしたいところではございますけれども、現実的にその結果として、今回は1共同企業体ということでございました。
 以上です。

櫻井委員長)先ほどの残ってる答弁、まとまりましたら答弁をお願いしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)先ほどの、今後予定します工事の概算の予算額でございますけれども、(1)については473万円、(2)バスの回転場及び来客用駐車場の整備については6,966万3,000円、(3)調整工事及び倉庫設置等工事については1,276万9,000円、(4)グラウンド整備については1億2,135万円を予定してございます。
 以上です。

菱沼委員)分かりました。
 それと最後にですね、今回の入札案件の1なんですけど、樹木撤去工事ってことで記載がございまして、この部分においてのその樹木撤去、南小においてその樹木たくさんあるわけですけど、どの部分といいますか、撤去されるのか、確認の意味でお尋ねしたいと思います。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)今現在、南小学校の樹木74本を伐採、伐根してございます。主に職員の駐車場及びバスの回転場付近、これは道路側でございますけれども、そちらに駐車場とバスの回転場を整備することから、主にその周辺の樹木の伐採をしたところでございます。
 以上です。

櫻井委員長)ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員長)ないようですので、以上で本件については終結いたします。
 続きまして、石岡市小中学校統合再編計画の進捗状況についてを議題といたします。
 本件について、執行部から説明を求めます。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)小中学校統合再編計画の進捗状況についてご報告申し上げます。
 初めに、三村小・関川小・高浜小・南小の枠組みでございます。前回の文教厚生委員会で報告したとおり、5月11日の統合検討委員会において統合小学校の学校名を石岡みなみとしたことについて、地区の方から、アンケート調査結果と違っており民意を反映していない、納得のいく説明がないなどのご意見をいただきました。このような意見に対応すべく、これまで事務局及び統合検討委員長、副委員長3名で話合いを進めてまいりました。また、実際にご意見をいただいている地区の方々と、統合検討委員長、副委員長3名、事務局も含め面談を行い、地域の意見を確認してまいりました。
 8月8日、第6回統合検討委員会を開催し、情報の共有を行い、今後の対応について協議を行いました。統合検討委員会においては、学校名を変更して石岡みなみとしていきたいとしたことについて、「賛同いただける方の署名を集めるなど、民意を問う必要があるのではないか」、「アンケートの結果を尊重すべきとの考えと、統合検討委員会で校名を変更したいとなったことについて、お互いの主張が平行線となっている現状からすれば、改めて民意を問うことが必要ではないか。方法としてはアンケート等になると思う」などの意見が検討委員からありまして、具体的な対応については、次回の検討委員会において協議をしてまいります。
 今後の対応については、9月下旬頃に第7回の統合検討委員会を開催し、引き続き、客観的に説明のできる対応について、協議を進めてまいりたいと考えております。
 続きまして、北小・府中小の枠組みでございます。こちら、3月24日に統合検討委員会が立ち上がり、5月13日の第1回統合検討委員会において、令和6年4月に2校の統合の合意があり、専門部会が立ち上がりました。7月29日の統合検討委員会では、統合までのスケジュール、体操服、統合だよりについて協議が行われました。今後は専門部会において、スクールバスのルートなど、統合に関する具体的な協議を進めてまいります。
 続いて、葦穂小・吉生小・柿岡小の枠組みでございます。8月10日に統合検討委員会が立ち上がりました。今後は、葦穂小PTA、吉生小PTAにおいて意見の集約が行われ、次回、10月頃に開催する統合検討委員会において、統合の時期などについて協議してまいります。
 最後に、瓦会小・恋瀬小の枠組みでございます。6月30日に、統合検討委員会が立ち上がりました。こちらの統合検討委員会の名前ですけれども、子どもたちの教育環境を考える会としております。恋瀬小学校の意見としましては、瓦会小学校との統合は前向きに進めたい。しかしながら、瓦会小学校の意見としては、学校の統合自体は賛成するが、瓦会小と恋瀬小が統合しても単学級は解消されず、再度統合することになる。統合再編計画の見直しをする必要があるとのご意見をいただきました。恋瀬小との統合は反対であるということを暗に言っていることとなります。
 結論として、学校の統合は双方の合意と理解が必要であることから、瓦会小・恋瀬小学校の枠組みは、これ以上進めることができないとの結論に至りました。このことについては、統合検討委員全員の共通理解とし、今後、学校統合再編計画に変更等が生じた場合は、統合検討委員会、子どもたちの教育環境を考える会に報告・連絡し、その都度協議をしていくことといたしました。
 今後の対応でございますが、八郷地区全体の統合再編に今回の決定は影響があることから、石岡市小中学校統合計画審議会へ報告し、意見をいただきながら、統合再編計画の見直しについても検討してまいりたいと考えております。
 以上で説明は終わります。

櫻井委員長)以上で説明は終わりました。
 ただいまの件について、ご質問等がございましたら、挙手によりお願いいたします。
 ご質問等はございませんか。

関口委員)瓦会小と恋瀬小の統合なんですけど、この最終意見にもあるとおりですね、確かに、統合することによってメリットがなければ、統合にはいかないと思うんですよ。それで、統合することによって単学級が解消されない、そういう統合では、本当にこの最終意見というのは大事なことだと思うんですよね。
 これはやはり、今後考えてですね、恋瀬・瓦会の意見を尊重して、違う枠組みを考えるべきだと私は思うんですけども、担当の方の考えはどうですか。今後どういうふうに考えていきますか。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)今後検討していくことになろうかと思いますけれども、これはあくまでも担当レベルの考えでございますけれども、令和9年には恋瀬小学校、瓦会小学校とも、1つの学校で四十数名の学校になりまして、複式学級が当然出てくるということです。1つの案として、それら2つの学校、柿岡小という考えも可能かなというふうに考えてます。また、現在八郷中学校区の小学校8校がございますが、それらの前倒しについても、今後、当然その1つの案として検討していかなければならないと考えてございます。
 以上です。

関口委員)今、あくまでもね、担当者の考えで聞いたんですけど、ちょっと私もですね、これはもう前から子どもたちの数は分かってるんでね、将来の数も全部統計的に出てるんで、もうこういう付け焼き刃的な統合ではなくてですね、八郷地区においては、もっと大きい統合を目指したほうがいいと思うんですよ。今のお子さんのお母さん方に聞きますとね、八郷中のそばに、一体になって、統合小学校を作っていただきたいと、そういう考え方が大分多いようなんで、そういう意見もですね、今後参考にしていただいて、八郷は1つか2つぐらいに絞ってですね、統合を進めていただきたいと私は思ってるんですよ。そういう考えもありますんで、ひとつよろしくお願いいたします。
 以上です。

櫻井委員長)ほかにご質問はございませんか。

勝村委員)ありがとうございます。
 この統合に関しましては、非常に地域の住民の意見もやはり大切である事業なんですけども、意見をそのまま取り入れていくという手法も、大変なことだろうと思います。
 八郷地区の小学校の統合に関して、今関口委員からありましたように、統合は早急に進めていかなければならないと私も考えているところなんですが、だからといって、拙速な進め方というのもどういうものなのかと思うところです。近年、他市町村の状況を見ますと、小中一貫校、あるいは義務教育学校とかの進め方が盛んに行われていますけども、それがいいか悪いかということは別にいたしまして、先を見据えた統合をしていただいたほうがいいのかなと思います。
 小学校の統合をすることによって、スクールバスが運行されると思うんですよね。子どもたちの通学に関して、やはり危険というところから見れば、逆に安心な通学ができるんではないかと思うわけですね。そういった意味からしてもですね、統合は早く進めたほうがいいと思いますし、今は複式学級で行われてる小学校もあるわけですよね。これも、複式で進めているのが果たしてそのままでいいのかっていうお話もありますし、必ずしもそうではないと思うんですよね。やはり、ある程度の学級の人数で切磋琢磨っていうかね、仲間をたくさん作っていくということも、社会の中では大切なことなんではないかと思います。検討委員会というものが、まず先に立って進められていくんだろうと思いますけれども、執行部の、市の考え方として、どういうことなのかということをしっかり説明していただいて、進めていただければというふうに思います。
 それから、三村・関川・高浜・南小の枠組みについてなんですが、これも校名について盛んに議論されているということなんですが、これ、我々が口を出す時期ではないかと思うんですが、検討委員会、あるいはこの地元住民の方々でいろんな意見が、2つに分かれてきてしまっているという中で、最終的にどういう決断をするか。これ、地域住民の方々も難しいと思うんですよね。執行部の方々としても、大変難しいだろうと思ってます。果たしてまた、この学区内の方々の意見を集約していくということなんですが、そこで決められる問題なのかっていうのもありますよね。当然、このまま進めても、いやいやそっちじゃないよという意見もあるし、どこまでもそういう対応になってしまうんじゃないかということが危惧されてくるかなと思うんですね。で、アンケートの結果で、どういうふうに最終的に進めていくのかということをちょっとお聞きしたいんですが。

教育総務課副参事学校再編担当兼学校再編推進室長)統合検討委員会におきましては、アンケート調査結果を参考として、調査結果はあくまでも参考として、専門部会において石岡みなみとなったことについて、それを認めたというのが検討委員会だと思いますので、検討委員会としてはなかなか、石岡みなみを石岡市立南小学校に戻せといった場合は、それを既にもう広報として4地区に流しているので、なぜそれでは石岡市立南小学校に戻すのかっていう、そういった声も出てくるのではないかと思います。
 また、アンケート調査結果では、南小学校というふうな方々が過半数ですので、そういった方々からすれば、石岡市立南小学校に戻すべきだという意見がございまして、両方ともなかなか引かないとなると、最終的にどこかでお互いが、両方が納得するような形での落としどころというところを探っていかなければならないのかなというふうに感じてございまして、それを今探っているというような状況でございます。
 以上です。

勝村委員)ありがとうございます。
 落としどころということも出てきましたけども、なかなかこれ難しいですよね。私らもどっちとも言えないし、どっちを取ると言われても、どうしようも……多分、執行部の皆さんもそういうことだろうと思うんですがね。地域の人が納得する再説明ですね、そちらを慎重に構えていっていただきたいなと思います。これ以上は言いません。よろしくお願いします。
 終わります。

櫻井委員長)ほかにご質問はございませんか。
 暫時休憩します。

−休憩−

櫻井委員長)再開いたします。
 ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員長)ないようですので、以上で本件については終結いたします。
 次に、その他の件といたしまして、何かご発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

櫻井委員長)ないようですので、その他の件を終結いたします。
 以上で、本日の文教厚生委員会を閉会いたします。





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