第４回（１２月１４日）
出席議員	菱沼和幸議長、勝村孝行副議長、鈴木康仁議員、飯村一夫議員、新田茜議員、川井幸一議員、櫻井茂議員、石橋保卓議員、岡野孝雄議員、玉造由美議員、谷田川泰議員、小松豊正議員、山本進議員、村上泰道議員、関口忠男議員、池田正文議員、岡野孝男議員、徳増千尋議員、高野要議員
市執行部	市長（谷島洋司）、副市長（田所和弘）、市長公室長（門脇孝）、財務部長（佐谷戸美紀）、生活環境部長（鶴井重則）、都市建設部長（櫻井正洋）
議会事務局	局長（神谷一美）、次長兼政策調査担当（中山善正）、庶務議事課長（木﨑憲一）

菱沼議長）ただいまから、全員協議会を開会いたします。
　なお、会議中の議員並びに説明員の発言について、マスクを着用して発言することを許可いたします。
　本日の議題は、お手元に配付いたしました協議案件書のとおりであります。
　本件説明のため、市長・谷島君、副市長・田所君、市長公室長・門脇君、財務部長・佐谷戸君、生活環境部長・鶴井君、都市建設部長・櫻井君が出席しております。
　それでは、これより案件に入ります。「合併特例債活用事業について」を議題といたします。本件について、執行部に説明を求めます。

市長）本日はお忙しいところ、全員協議会の開催をいただき、ありがとうございます。
　合併特例債の活用事業についてでございますが、完了前の事業に関しまして、合併特例債を充てる対象範囲など事業内容の変更や、それに伴う執行見込み額の修正につきまして、ご説明をさせていただきます。
　具体的な内容につきましては、各担当部長から説明させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

市長公室長）私からは、最初に合併特例債活用事業の事業計画につきましてご説明申し上げます。お配りしております合併特例債活用事業一覧をご覧いただければと思います。
　現行の新市建設計画は、令和７年度までを計画期間といたしまして事業を推進しているところでございます。令和４年12月時点で、新市建設計画に位置付けがない事業の追加や計画期間等の変更は発生していないものの、完了前の一部事業につきまして、事業内容の変更やそれに伴う執行見込み額の修正が生じておりまして、令和５年度予算編成にも影響がございますため、本日ご説明させていただく機会をいただいた次第でございます。
　なお、完了前の事業全般に対しまして、物価高騰などの経済情勢の影響などが生じてございます。資料につきましては、これまでの全員協議会の例にならいまして、前回開催の令和２年２月の全員協議会資料との比較ができる形で資料を作成してございます。
　資料の中段、下半分に記載しておりますとおり、現在、10番から17番の事業につきまして活用継続または予定としてございます。この中で、今回、事業内容の変更やそれに伴う執行見込み額の修正が必要となった事業は、13番上林・上曽線整備事業と15番広域ごみ処理施設建設事業（負担金）でございます。詳細につきましては、各担当部長よりご説明させていただきます。また、複合文化施設整備事業につきましては、合併特例債の活用額として当初計画額の18億8,100万円を計上してございます。
　以上、全体の整理結果により、資料右下に記載のとおり、現時点の合併特例債総活用見込額は170億8,659万8,000円となってございまして、残りの活用可能額は31億1,370万2,000円となっております。残額の活用方針につきましては、今後の複合文化施設整備事業の事業内容や、そのほか合併特例債を活用することが適切な事業の整理、また、財政状況等を総合的に踏まえまして、改めて全員協議会にてご説明を申し上げたいと思ってございます。説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。

生活環境部長）私からは、生活環境部の合併特例債活用事業についてご説明いたします。お配りしております、合併特例債事業一覧の15番広域ごみ処理施設建設事業（負担金）をご覧ください。
　現在、霞台厚生施設組合におきまして広域ごみ処理に伴う工事を実施しているところでございます。平成29年度から令和３年度までにおきまして広域ごみ処理施設の建設等を実施いたしまして、それらの事業費の確定により、現時点での総事業費といたしまして50億2,771万6,000円。合併特例債につきましては６億6,230万円、一般財源等につきましては43億6,541万6,000円を見込んでいるところでございます。一般財源等の43億6,541万6,000円のうち、震災復興特別交付税としまして、事業費の確定に伴い36億2,452万2,000円を予定しているところでございます。令和４年度から令和７年度におきまして、旧施設の解体・跡地利用のための工事を実施していくところでございます。
　なお、地域還元施設の整備分につきましては、令和３年度から公共施設等適正管理推進事業債を繋いでいるため、今回の総事業費等からは除いているところでございます。私からは以上でございます。よろしくお願いいたします。

都市建設部長）都市建設部からは、事業内容の変更があった事業としまして、資料番号13番の上林・上曽線整備事業につきましてご説明申し上げます。
　上林・上曽線でございますが、１工区といたしまして広域農道フルーツラインから主要地方道土浦笠間線までの2.5キロメートルを優先整備区間としまして事業を進めてきたところでございます。この度、完成の目途がたったことから、柿岡下宿交差点までの約1.4キロメートルを本年度より現道拡幅とする暫定整備としまして、令和７年度完了を目指し暫定区間に着手したところでございます。
　なお、追加となります暫定区間の事業費でございますが、概算で約15億6,000万円を見込んでおります。合併特例債を活用した場合の内訳といたしましては、国庫補助金が約８億6,000万円、合併特例債が約６億6,000万円、一般財源が約4,000万円となっております。全体では、資料のとおり総事業費が27億2,725万4,000円、合併特例債が12億2,020万円を見込んでいるところでございます。説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

菱沼議長）以上で説明は終わりました。
　本件に関しまして、ご質問等がございましたらお願いいたします。なお、質問にあたっては、従前の申し合わせのとおり、質問のみ１人５分までとさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

村上議員）資料を見て単純に疑問に思ったのでお伺いします。今、説明いただかなかったんですが、14番の駅前・東ノ辻線整備事業なんですけれども、総事業費が、前回、令和２年の２月の資料との比較で37億から25億になっているんですが、それにあたって、県支出金も増えてですね、特例債が減って、一般財源の支出が減る予定になっているんですけれども、これは事業のある程度見込みがついて総事業費が確定してきたので、このような数字が出てきたという理解でいいのでしょうか。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。議員おっしゃるとおりでございまして、事業を進めるにあたりまして、詳細な設計等を行いまして事業の見直し等を行ったところ、結果的に事業費が減少しているところでございます。
　また、国県の支出金でございますが、当初見込んでいた額より多くなってるというところでございます。以上でございます

村上議員）単純に総事業費が下がったのに、県の支出金が上がっているので、通常というか、規模が下がって同じように下がっていくのかなと思ったんですが、ここは逆転しているので、何か特別有利な財源があったのかなとか、事業が減っているのか、逆に事業の見込みが全く立たなくなってしまったのか、ちょっとその辺どういう事情だったのかなというふうに思ったので。何かこう特別有利な、県や国の財源が見つかったという理解でよろしいですか。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。国県の財源でございますが、当初に見込んでいたものが低かったということで、当初より変わりない財源なんですが、多くいただけるというか、そういう形になってございます。以上でございます。

高野議員）上林・上曽線の道路、暫定というようなことで進めるということでございますけれども、これがちょっと今聞き逃したんですけれども、金額ですね、工事費はどのぐらいなのかをお伺いします。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。工事費でございますが、概算で約15億6,000万円を見込んでございます。

高野議員）そうするとですね、これは暫定ということで、上林・上曽線、設計ですか、本線ですね、できるかと思うんですけれども、暫定ということになると、この道路15億ということでね、大変大きなお金なんですけれども、どの程度のですね、道路ができるのかをお伺いいたします。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。片側１車線の、片側歩道付きの路線を考えてございます。以上でございます。

高野議員）そうすると、やはり暫定ということで、一般的な道路と考えてよろしいわけですね。それとですね、暫定でない道路ですね、本設計ですか、そちらの上林・上曽線。これもちょっと金額は出ているかと思うんですけれども、もしよろしければ、どのぐらいの費用がかかるのかをお伺いします。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。こちらも概算ではございますが、計画路線のほうでございますと、約25億円を見込んでございます。以上でございます。

高野議員）トンネルですか、上曽トンネル自体がやはり85億ぐらいのね、工事かと思いまして。幹線にいくらですか、40億ぐらいのお金がかかるということね。半分ぐらいかかるわけでございましてね。私がちょっと一番懸念したのは暫定道路ですね。これがですね、15億ですか。暫定であれば、あくまでも言葉どおり暫定の道路でいいのではないかなと。隅切り等々をしっかりやりましてね。結局、本線がですね、今度２本あるような感じにもなってきますので、そのあとの計画、本線がですね、いつごろまでに完了できる、はっきり言えば７年ですよね。その辺に、７年に完成するんであれば、暫定はですね、本当に暫定の道路でね、私はいいのではないかなと。結局85億でね、そこで40億もね、使う必要はあるんですけど、その辺のところ、本線はいつごろ予定ですか、お伺いします。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。まず、暫定区間でございますが、トンネルが令和７年度に開通する予定でございますので、それに間に合わせるように暫定の路線を進めていきたいと考えてございます。
　その後、本路線のほうでございますが、財源の確保とか県との協議を進めながら、事業化に向けて取り組んでいきたいと考えてございます。以上でございます。

高野議員）はい。わかりました。ただ、大きなお金なんでね、できるだけ無駄、無理のないように。それとですね、１つお願いしたいことは、交差点ですね、あそこの、なんていうんですか、丁字路ですか、そういったところはですね、十分支障のないように。暫定だからそれでいいというのではなくてですね、安全対策というのをしっかりと対応していただければと思います。私のほうからは、以上でございます。

石橋議員）１点だけ。同じく13番の上林・上曽線ですけれども、今回２工区の事業化ということでのご説明だったと思うんですけれど、当初の合併特例債活用事業の中で上林・上曽線、２工区の分は含まれていなかったっていう理解でいいんですかね。お伺いします。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。当初4,200メートルで合併特例債を使用しまして計画していたわけでございますけれども、平成21年度の時にですね、社会情勢とかを鑑みまして、優先区間ということで１工区2,500メートルになりますが、そちらを優先区間ということで事業を進めてまいりました。したがって、その残りの区間については、まだ事業化になってないというふうに考えてございます。以上でございます。

石橋議員）はい。了解しました。

飯村議員）13番の上林・上曽線についてお伺いします。暫定で拡幅というようなお話ですが、これについては、同時進行、暫定の部分とあって、かつ重なる部分があるわけですが、それについての実際の計画の道路に同時進行という考えにはなりませんかね。そのことをちょっとお伺いしたい。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。当初路線の整備によりさらなる費用負担が見込まれることと、同時施工した場合には、財政面での負担も膨大になってしまうということから、暫定路線の整備を先行して進めていきたいと考えてございます。以上でございます。

飯村議員）今、この1.4キロ、実際暫定でやるということで、現道の県道７号に接続するわけですが、これ接続する部分については以前から冠水するというようなお話で、土木ともどういう形で打ち合わせしているのか、その辺をお聞きしたいと思います。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。土木事務所とは令和３年度のときに協議を行ってございます。その中で様々な意見は頂戴しているところでございますが、今、交差点のほうの交通量調査を行ってございます。その結果が出ましたら、また再度土木事務所のほうと協議を行って、その後、交差点の設計に入っていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

飯村議員）そういう打ち合わせがあるということですが、今のこの災害については想定外の災害も含まれる。想定外の冠水になるんではないかということも想定されるわけで、そういう場合に、やっぱり県に報告してある上林・上曽線、実際、事業化されていません。1.7キロについては県に報告してありますので、その辺のところは、どういうふうな感じで特例債事業とこの暫定は組み合わせするような形になるのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。暫定路線で事業を進めるということは、もう県のほうにも連絡してあるというところでございます。以上でございます。

飯村議員）最後のほうがちょっと聞こえなかったので。暫定路線としてどういう形で、ちょっともう１回答弁お願いします。

都市建設部長）申し訳ありません。暫定路線で進めていくということで、県のほうには報告をしてございます。以上でございます。

飯村議員）いつ頃、それ県に報告されたのか、ちょっとご説明いただきたいと思います。

都市建設部長）令和３年の９月の協議のときだったと考えてございます。以上でございます。

飯村議員）令和３年の９月、その辺のところ、よく打ち合わせされて了承をとっているんであれば、そのような計画で暫定というようなお話になっていくのかなと思いますが、この事業については地域の方の要望…。

菱沼議長）飯村議員に申し上げます。あくまでも合併特例債なので、事業については控えていただきたいと思います。

飯村議員）計画に沿ってやっていただきたいというようなお話で、この２工区については、地域の方から出されているのはご存知かなと思いますが、その辺のところはどう、この計画にあたって考えるべきか、ちょっとお話を聞きたい。

都市建設部長）ご答弁申し上げます。地区からの要望は重く受けとめているところでございます。しかしながら、上曽トンネルの開通が目の前にきてございますので、まずは暫定のほうで整備を進めさせていただきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

飯村議員）いや、最後のところがちょっと聞こえないので、最後をもう１回言ってもらっていいですか。

菱沼議長）飯村議員に申し上げます。一般質問にならないようにお願いいたします。

都市建設部長）申し訳ありません。暫定で進めさせていただきたいと考えてございます。以上でございます。

飯村議員）暫定で進めていただくような形を取るんであれば、この事業が終わったら、1.7キロについては、現道についてセブンイレブンに取りつけるというような形で考えていただけるのか、その辺のところをちょっとお聞きしたいと思います。

〔私語あり〕

菱沼議長）飯村議員に申し上げます。特例債と全く関係ありませんので、よろしくお願いします。

飯村議員）それでは、わかりました。一応、そういう形で進めてあるんでは、また計画の変更があれば、またお聞きしたいと思います。以上です。

櫻井議員）表の一番下のところですね、活用可能残高ということで31億1,370万2,000円が、今後、合併特例債として発行可能ですよっていうことでお示しをいただいておりますけども、17番の複合文化施設整備事業のほうで18億8,100万円ということで、以前ご説明の際には、複合文化施設は合併特例債増やしませんなんて話もありましたけれども、この残高の31億については、どのような方向性を考えているのか、もうこれ以上発行はしないのか。完了したものについては当然、もうそこに投資はないでしょうけれども、10番から17番の事業に投資する可能性があるのか、お尋ねしたいと思います。

市長公室長）ご答弁申し上げます。現在令和７年度までがですね、新市建設計画の計画期間となってございます。それに基づきまして実施する合併特例債事業につきましては、現時点では変更するような予定はございませんけれども、他の公共施設の関係でありますとか、複合文化施設でありますとか、そういったものをですね、また、変更が必要な場合はですね、全庁で打ち合わせをいたしまして、まちづくりの基本方針に基づいて各種取組が変更になる場合などがあると思いますので、その際にはまた改めて全員協議会などでご説明をさせていただいて、新市建設計画の変更が必要な場合は、議案としてご提出して審議いただくような形であろうかと思っております。以上でございます。

櫻井議員）はい。了解しました。合併特例債も借金であるというような側面で指摘される方もおりますが、一方で交付税算入の率が非常に高いという有利な財源でもありますので、今後ですね、公共施設の老朽化や、また新たに造る公共施設もあると思いますけれども、十分に検討されましてですね、その残っている31億、これを有効に活用されるということで、ご検討いただきたいと思います。
　また、今、答弁にもありましたように、そうした新たな考え、変更がありましたら、議会に丁寧な説明、そして資料の提出ということはお願いしたいと思います。以上です。

菱沼議長）ほかにご質問等はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

菱沼議長）ないようですので、本件については以上で終結いたします。
　以上を持ちまして、全員協議会を閉会いたします。